卒業生レポート Feed

2019年10月 8日 (火)

【No.441】聖隷クリストファー大学理学療法学科卒業生研修会報告 Vol.5

こんにちは。

理学療法学科9期生の笹田教太郎です。

9月も終わり、涼しい時もあれば真夏のような不安定な気候が続く日々ですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

私事ではありますが、最近はエアコンを使い過ぎてしまい電気代が嵩んでしまいました。

これから涼しくなり電気代の節約になることを祈るばかりです!

 

話が脱線してしまいました。本題です。

9月3日に行われた聖隷クリストファー大学理学療法学科卒業生研修会の内容について報告させていただきます。

聖隷クリストファー大学では卒後教育として、また卒業生の集まる機会として、卒業生による研修会を企画し、定期的に開催しております。

現在、本学卒業生および聖隷福祉事業団の1~3年目のセラピストの方々に参加いただいております。

 

今年度の目的としては「セラピストの知識・技術の向上、また臨床での悩みを共有できる機会とすること」であり、理学療法士における触診の講義・実技・ディスカッションが中心の内容となっています。

今回は7期生の川合弘基さんに「足関節背屈制限に関わる筋の触診」について講義と実技をしていただきました。

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今回は足関節背屈運動の可動域制限の要因となりやすい腓腹筋、ヒラメ筋、後脛骨筋、長趾屈筋、長母趾屈筋、長短腓骨筋の触診を行いました。

 

触診の実技では、初めに講師の川合さんにデモンストレーションを行っていただき、触診の方法について全員で共有しました。

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今回は川合さん自らの体を使いながらデモンストレーションが行われました。

被験者として準備していた松井くんは少し残念がっていました。

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その後、時間をかけながら、それぞれ触診の練習を行いました。

屈筋支帯を通過する、後脛骨筋、長母趾屈筋、長趾屈筋を触診することに苦戦しましたが、卒業生のスタッフや他の参加者とディスカッションをしながら感覚を共有していきました。

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↑デモンストレーションと同じように自分の体で確認をしています。

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↑自分での触診を行なった後は被験者の筋の触診をしていきます。

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↑腓骨筋の触診では参加者の中に分かりやすい人がおり、第3腓骨筋の触診も行うことができました。

 

今年度の研修も5回目となります。

毎回参加してくださる方や初めて参加する方も積極的に意見を交わすことができており、自分でも感じたことをアウトプットする機会があり、気づくことが多い研修会であると感じています。

 

以上、2019年度第5回卒業生研修会の内容について報告させていただきました。

講師の川合さん、お忙しい中参加してくださったみなさん、ありがとうございました。

 

次回は

10月8日(火曜日)の19:30より聖隷クリストファー大学3号館にて

「肩関節の挙上制限に関わる筋の触診」

を7期生澤田将宏さんに講義をしていただく予定です。

次回の参加もお待ちしております。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

2019年8月 9日 (金)

【No.429】聖隷クリストファー大学理学療法学科卒業生研修会報告 Vol.4

こんにちは、理学療法学科9期生の池田圭介です。

 

聖隷クリストファー大学では卒後教育として、また卒業生の集まる機会として、卒業生による研修会を企画し、定期的に開催しております。

現在、本学卒業生および聖隷福祉事業団の1~3年目のセラピストの方々に参加いただいております。

 

今回は7期生の川合弘基さんに「股関節外転制限に関わる筋の触診」について講義と実技をしていただきました。

 

実技では股関節外転運動の可動域制限の要因となりやすい長内転筋、薄筋、大内転筋、短内転筋の触診を行いました。

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はじめに外転制限に関わる筋の見つけ方として、股関節・膝関節肢位を変化させて鑑別する方法についてデモンストレーションを行っていただきました。

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デモンストレーション後には実際に長内転筋、薄筋から触診を行っていきます。

各筋の走行を確認しながら進めていきます。

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触診方法に対する疑問点があがれば実際に実技を行っていただき、参加者全員に共有していていきます。

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大内転筋、短内転筋等の触診に自信が持てない筋については、実際に講師・アシスタントの方々と共に触診を行い、触れる感覚について共有をしていきます。

 

 

短内転筋については人によっては触れにくい筋でもあるため、特に触りやすい被験者として9期生の松井君を触診していただいています(笑)。

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そして今回は根地嶋先生にも参加していただき、ご指導をいただけました。

 

 

今年度の研修は触診時間を多く確保しています。

参加者の方々が少しでも自信持ちながら筋の触診を行い、明日の臨床の気づきに繋がればと考えております。

 

講師の川合さん、お忙しい中参加してくださったみなさん、ありがとうございました。

 

 

次回は9月3日(火曜日)の19:30より聖隷クリストファー大学3号館にて「足関節の背屈制限に関わる筋の触診」の講義・実技を予定しています。次回の参加もお持ちしています。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

2019年8月 1日 (木)

【No.427】聖隷クリストファー大学理学療法学科卒業生研修会報告 Vol.3

こんにちは。

 

理学療法学科9期生の笹田教太郎です。

 

聖隷クリストファー大学では卒後教育として、また卒業生の集まる機会として、卒業生による研修会を企画し、定期的に開催しております。

現在、本学卒業生および聖隷福祉事業団の1~3年目のセラピストの方々に参加いただいております。

 

今年度の目的としては「セラピストの知識・技術の向上、また臨床での悩みを共有するできる機会とすること」であり、理学療法士における触診の講義・実技・ディスカッションが中心の内容となっています。

 

今日は7月9日に行われた研修会の内容について報告させていただきます。

 

今回は7期生の川合弘基さんに「股関節伸展制限に関わる筋の触診」について講義と実技をしていただきました。

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股関節伸展可動域は歩行での立脚中期から後期に必要となり制限があることで効率的な歩行動作の阻害因子となってきます。

 

今回は股関節伸展運動の可動域制限の要因となりやすい大腿直筋、大腿筋膜張筋、縫工筋、腸腰筋の触診を行いました。

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触診の実技では、初めに講師の川合さんにデモンストレーションを行っていただき、触診の方法について全員で共有しました。

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その後、時間をかけながら、それぞれ触診の練習を行いました。

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今年度の研修会では実技練習の時間を多くして行っています。

 

分からないところがあれば、卒業生のスタッフや他の参加者とディスカッションをしながら触診の感覚を共有していきます。

Image5↑講義内容や、デモンストレーションの分からなかった内容は講師の方にもう一度詳細に聞いて教えてもらえます。

Image6↑ファシリテーターと一緒に触ることで実際の触診の感覚を共有しています。

 

Image7↑実際に臨床で行う触診から筋への治療方法について話し合っています。

 

今年度の研修も3回目ということで参加している方とのディスカッションの量も増えてきており、活気のある研修会になってきていると感じています。

 

以上、2019年度第3回卒業生研修会の内容について報告させていただきました。

 

講師の川合さん、お忙しい中参加してくださったみなさん、ありがとうございました。

 

次回は

8月6日(火曜日)の19:30より聖隷クリストファー大学3号館にて

「股関節の外転制限に関わる筋の触診」

を7期生川合弘基さんに講義をしていただく予定です。

次回の参加もお待ちしております。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

2019年6月26日 (水)

【No.426】聖隷クリストファー大学理学療法学科卒業生研修会報告 Vol.2

こんにちは。

 

理学療法学科9期生の笹田教太郎です。

 

聖隷クリストファー大学では卒後教育として、また卒業生の集まる機会として、卒業生による研修会を企画し、定期的に開催しております。

現在、本学卒業生および聖隷福祉事業団の1~3年目のセラピストの方々に参加いただいております。

 

今年度の目的としては「セラピストの知識・技術の向上、また臨床での悩みを共有するできる機会とすること」であり、理学療法士における触診の講義・実技・ディスカッションが中心の内容となっています。

 

今日は6月14日に行われた研修会の内容について報告させていただきます。

 

今回も前回に引き続き7期生の聖隷クリストファー大学大学院の澤田将宏さんに「膝関節屈曲制限に関わる筋の触診」について講義と実技をしていただきました。

 

前回の内容はこちら↓をご覧ください

https://blg.seirei.ac.jp/pt/2019/05/no418vol1-284a.html 

 

 

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最初に膝関節の解剖の知識として、膝蓋大腿関節と脛骨大腿関節があることはみなさん、ご存じでしょうか?

膝関節の屈曲運動には膝蓋大腿関節の「膝蓋骨の下方移動」、脛骨大腿関節の「脛骨の内旋運動」が重要となります。

 

今回は脛骨大腿関節の内旋運動の制限となりやすい腸脛靭帯と大腿外側広筋、膝蓋骨の下方移動の制限となりやすい大腿直筋の触診を行いました。

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触診の実技では、初めに講師の澤田さんとファシリテーターの川合さんにデモンストレーションを行っていただき、触診の方法について全員で共有しました。

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その後、時間をかけながら、それぞれ触診の練習を行いました。

 

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練習中でも分からないところがあれば、卒業生のスタッフや他の参加者とディスカッションをしながら触診の感覚を共有していきました。

 

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みなさん真剣に「今、どの筋をどのように触っているか」考えながら触診をおこないました。

 

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以上、2019年度第2回卒業生研修会の内容について報告させていただきました。

 

第1回、第2回と2回に分けて膝関節について講義をしてくださった澤田さん、お忙しい中参加してくださったみなさん、ありがとうございました。

 

次回は

7月9日(火曜日)の19:30より聖隷クリストファー大学3号館にて

「股関節の伸展制限に関わる筋の触診」

を7期生川合弘基さんに講義をしていただく予定です。

次回の参加もお待ちしております。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

2019年5月20日 (月)

【No.418】聖隷クリストファー大学理学療法学科卒業生研修会報告 Vol.1 

 

こんにちは。理学療法学科9期生の池田圭介です。

2019年度の卒業生研修会の運営をしています。

 

5月16日に開催した第1回目の研修会の様子について報告させていただきます。

 

本研修会では聖隷クリストファー大学の卒業生および、聖隷福祉事業団の1~3年目のセラピストを対象に、技術・知識の向上を目的とした勉強会を開催しております。

 

第1回目は2018年度に本学を卒業された12期生を中心に多くの方々に参加していただきました。

 

 

今回は「膝関節伸展制限に関わる筋の触診」をテーマとして、本学7期生の澤田将宏さんに講義をしていただきました。

「膝が伸びない」ということは新人が悩む問題の1つだと思います。

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臨床で膝関節伸展を獲得することの重要性を説明していただいた上で、「膝関節の理想な伸展」について変形性膝関節症患者と健常人を運動学的に比較しながら解説していただきました。

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その後、触診の実技に移り、今回は大腿二頭筋、腓腹筋、腸脛靭帯を中心に触診を行いました。

実技の前に7期生で講師の澤田さん、ファシリテーターの川合さんによるデモンストレーションを行い、触診方法・ポイントについて説明していただきました。

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実際に筋の収縮を確認しながら触診を開始しました。

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苦戦したポイントについては、講師やファシリテーターと一緒に触診を行い、「どのような感覚が筋に触れている感じか」などの感覚的な面も含めて確認することができました。

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研修会の時間ぎりぎりまで実技の確認を行いました。

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今回の研修会を通して臨床の中でも触診を意識することに繋がればと思っています!

 

講師の澤田さんをはじめ、ファシリテーターの川合さん、参加者の皆さん、勉強会に集まっていただきありがとうございました。

今後も、皆さんと一緒に触診を中心に実技、ディスカッションを行い臨床へ活かせるような勉強会を楽しく作っていきたいと思います!

 

次回は

6月14日(金)19:30~21:00

「膝関節屈曲制限に関わる筋の触診」をテーマに勉強会を行う予定です。

次回も多くの方の参加をスタッフ一同お待ちしております。

2019年4月15日 (月)

【No.416】聖隷クリストファー大学理学療法学科卒業生研修報告 Vol.7

こんにちは、理学療法学科9期生の笹田教太郎です。

新年度になりましたが、昨年2月に開催した、第7回卒業生研修会の報告をさせていただきます。

 

2018年度最後となる今回の定期勉強会では

「臨床研究を考える新人セラピストに向けて」

というテーマを7期生の佐久間俊輔さんに講義をしていただきました。

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内容としては

臨床研究の必要性から臨床での研究の視点を持つために必要なことを実際に行っている研究を交えて講義をしていただきました。

 

 

最初に臨床研究の必要性に関して、ガイドラインを例に出して話しをしてくださいました。

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理学療法士の治療指針として使用されているガイドラインでも、全ての患者に当てはまるということはありません。

そのため、目の前の患者に適応するのか考慮する必要があり、その判断には評価(アセスメント)する能力が重要となります。

ガイドラインは多くの患者に対して有効な治療指針ですが、必ず当てはまらない患者がいます。そうすると新たなデータが必要となってくるので、今までのエビデンスでは解決しない問題に対して臨床研究は必要であることがわかりました。

 

佐久間さんは、

「患者さんの問題点となりやすい痛みに対して運動療法が推奨されているが、運動療法による痛みが軽減するメカニズムは明らかになっておらず、そのメカニズムを解明するために日々研究を行っている」

と話してくださいました。

Pt3


 

 

次に臨床研究の導入するためのポイントとして自らの臨床疑問(クリニカルクエスチョン)を探索することが必要だと話していただきました。

病態の理解、治療効果の検証を欠かさずに行い、症例検討を行うことの積み重ねが臨床研究につながることや一人で悩まずに先輩や周囲の人に相談する臨床のコミュニケーションにより、よりよいアイデアが生まれることも理解することができました。

また、臨床疑問の探索の方法としてPI(E)COや文献のはじめに・背景の文脈を理解することの重要性についても話していただけました。

Pt4


 

最後には「百聞は一見に如かず」の熟語の本来の持つ意味から、臨床研究につながる熱いメッセージをいただきました。

Pt5


 

今回の講義から臨床研究は何か大きいことをやらなければいけないことはなく、日々の臨床の評価を丁寧に行うことが臨床研究の第一歩となることがわかりました。

 

講師の佐久間俊輔さん、本当にありがとうございました。

 

今回の研修をもちまして2018年度の卒業生による勉強会は終了となります。

聖隷クリストファー大学の先生、講師の先生、運営スタッフ、たくさんの参加者のみなさんに感謝いたします。

2019年度も多くの方と学ぶことのできる勉強会を企画していきたいと思いますので、気軽に参加していただければと思います。

 

今後ともよろしくお願い申し上げます。

Pt6

最後に研修会に参加してくださった先生方と

 

9期生 笹田 教太郎

2018年12月21日 (金)

【No.402】聖隷クリストファー大学理学療法学科卒業生研修報告 Vol.6

 

こんにちは、理学療法学科9期生の笹田教太郎です。

今回は11月8日に開催した、第6回卒業研修会の報告をさせていただきます。

 

今回は8月に「膝関節の触診」について講義を行なっていただいた3期生の石井裕也さんに「膝関節の評価」を中心に講義をしていただきました。

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理学療法の過程として病態評価、機能評価、治療があります。

そのなかでも病態評価・機能評価の考え方、評価方法について実技と講義をしていただきました。

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まず、病態評価では結果因子の追及をすることの重要性について解説していただきました。

患者さんの訴える症状に対して、どの組織が、どの程度損傷しているか、回復段階、疼痛の増減する刺激を評価することが必要であると理解できました。

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次に、病態を掴むことができたら、なぜそのような症状が現れるようになったのか、その経緯を評価するために機能評価を行ないます。

 

機能評価では原因因子を追及するため、その人の生活での動作や実際の症状が現れる動作を評価する必要があります。

問診の情報から理学評価として動作指導、筋収縮・徒手誘導で症状が緩和する刺激を見つけることが治療へ結びつける評価となることがわかりました。

 

↓の写真では実際に徒手誘導で膝蓋骨の動きの誘導を行っています。

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機能評価として徒手誘導を行った後の運動時の症状の変化を見ていくことが重要です。

病態として損傷のある部分への機械的ストレスの変化をみていくというシンプルな考え方のためとても分かりやすかったです。

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しかし、この評価は病態の評価ができていなければ行うことが難しいため、ここでも病態評価の重要性について再度確認することができました。

 

 

↓の写真は整形外科的テストとして内外反テストを行っている様子です。

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整形外科的テストは病態の評価としてどの組織の損傷かを評価するために行います。

 

今回は教科書にある一般的な手技とは異なり、膝関節の回旋運動を生じさせずに靭帯へのストレスをかけるため、「腋窩で下腿遠位を固定して、下腿近位を内外反方向へ動かす」といった臨床で行なっている評価方法が分かり、病態をより正確に評価するための工夫を知ることができました。

 

その他にもMC murrayu testやSquatting testなどの実技も行ない、それぞれの評価でどの組織へどのような刺激を与えるテストなのかを分かりやすく説明していただきました。

 

 

最後には、立位での全身での回旋運動による膝関節の動きとの関係性を評価する方法について教えていただきました。

実際の動作ではCKCでの運動が多く、膝関節のみでなく他の関節からの影響も受けており、視野の広い評価をすることも重要だとアドバイスをいただきました。

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今回の講義と実技を通して、前回の8月の講義を含め、より一層評価の重要性が実感できました!!

講師の石井裕也さん、ファシリテーターの皆さん、参加者の皆さん、当勉強会にお集まりいただきありがとうございました!

今後も、皆さんと一緒に実技やディスカッションを通して、臨床へ活かせる様な勉強会を企画していきたいと思います!

 

次回については、詳細が決まっていませんが2月下旬に「研究や症例などの発表」に沿ったテーマを予定しています。

次回も多くの方のご参加をスタッフ一同お待ちしております。

2018年11月27日 (火)

【No.395】卒業生レポート No.9 ~11期生の近況報告~

こんにちは

理学療法学科11期生の豊田裕規です。

 

11月9、10日の2日間にわたって行われた呼吸ケアリハビリテーション学会にて

感動の再会を果たしました田中先生から依頼されましたので、近況について書かせていただきます。

 

私は、今年の4月から東京都清瀬市の公益財団法人結核予防会複十字病院で働いています。

 

病院紹介は、9期生の大野一樹先輩が過去のブログ

https://blg.seirei.ac.jp/pt/2016/11/no2429no2-64ed.html

でしてくださっているので割愛させていただきます...

 

就職して、あっとういまに7ヶ月が経ちました。

 

自分の力不足を感じながらも患者様と接する楽しさ・やりがいを感じているところです。

 

臨床現場に立ってみると、大学の授業で先生方が与えてくださった課題の大切さをふと思い出したりして、学生時代の資料を掘り出して見返したりもしています。

 

在学生の皆さん、日々の授業の内容がいつか生きるかも知れませんよ(笑)

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さて、先日の呼吸ケアリハビリテーション学会では、複十字病院の先輩方が非結核性抗酸菌症に関する発表をされました。

 

非結核性抗酸菌症は中高年の女性を中心に世界的に増加していると言われています。

複十字病院では特に患者さんが多くいらっしゃいます。

 

今後、私達の理学療法の対象となることが増えてくる疾患の一つかもしれません。

そのため、先輩方の報告はとても大切な役割を果たしていると思います。

Image2今回、私は聴衆としての参加でしたが、来年は発表する立場として参加します!

 

最後に

遅くなりましたが、4年生は実習お疲れ様でした。

就職活動、卒業研究、国家試験などまだまだ大忙しだと思いますがもうひと踏ん張り

頑張ってください!

国家試験を乗り切ったあとの1ヶ月はすごく楽しいですよ!

また、関東に就職する予定の人はお待ちしています、食事に行きましょう!

 

1・2・3年生も4年生の在学中にいろいろ聞いておきましょう。

私達も在学中・就職後ともに先輩たちに大変お世話になっています。

聖隷の強みでもある縦のつながりを大切に学校生活を過ごしてください。

 

以上、簡単ですが11期生の卒業生レポートでした!

2018年10月25日 (木)

【No.385】聖隷クリストファー大学理学療法学科卒業生研修報告 vol.5

こんにちは。理学療法学科9期生の池田圭介です。

10月18日に行いました卒後研修会の報告をさせていただきます。

 

今回は「股関節の触診」というテーマで3期生の鈴木章紘さんに講義と実技指導をしていただきました。

 

まず初めに導入として、股関節の重要性について「ヒトとサルの股関節の違い」からお話をしていただきました。

ヒトが二足歩行を行うためには股関節の自由度が重要であり、理学療法の対象となる方は本来あるべき股関節の機能が破綻していることを再確認できました。

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次にお尻上げ運動(ブリッジ運動)へと話題が展開されました。

このお尻上げ運動は理学療法士であれば誰もが指導したことのある運動であると思います。

しかし、股関節周囲を鍛えるためにお尻上げ運動を漫然と行っている事も多いと感じます。

 

そこで、お尻上げ運動を「より効果的に行うためにどのような準備が必要か」についてグループに分かれてディスカッションをしました。

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股関節・脊柱の可動性、代償運動、骨盤の形態、足部の位置などの項目について普段臨床で意識している事、意識しなければいけないことについてまとめることができました。

 

今回の触診ではお尻上げ運動時の股関節可動性に着目して股関節前面の大腿筋膜張筋、腸腰筋、大腿直筋、縫工筋等の触診を行いました。

まず、触診方法についてデモンストレーションをしていただきました。

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次に各グループに分かれて触診を行っていきます。

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立体的に解剖をイメージするため、参考資料や解剖学書を何度も見ながら行いました。

触診で各筋を確認した後は、どの筋の固さがお尻上げの時の股関節運動を阻害しているかについて評価を行いました。

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その後、お尻上げを効果的に行うためにどの筋に対して介入をすべきかについて試行錯誤しながら運動を実施していました。

 

今回の講義を通して、お尻上げ運動を行うためにも効果的に行うための下準備として触診を通して1つ1つの筋の状態を把握することの重要性について確認できました。

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終了後も時間が許すまで、実技の確認を行いました。

ディスカッションも多く取り入れることができ、とても有意義な時間を過ごせました! 

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今回、講義を引き受けていただいた、鈴木章紘さん、ありがとうございました。

 

次回は

11月8日(木)19:30~21:00

聖隷クリストファー大学3期生の石井裕也さんによる

「膝関節の触診」をテーマに勉強会を行う予定です。

 

次回も多くの方の参加をスタッフ一同お待ちしております。

2018年10月 2日 (火)

【No.380】聖隷クリストファー大学理学療法学科卒業生研修報告 vol.4

こんにちは。理学療法学科9期生の池田圭介です。

9月26日に行いました卒後研修会の報告をさせていただきます。

今回は「触診の方法論」というテーマで、本学の金原一宏先生に講義と実技指導をしていただきました。

まず講義では、初めに触診を行うコツとして、「自分自身の手をどのように使っていくべきか」についてお話をしていただきました。

身体の組織を触り分けていく上で、「セラピストの手がセンサー」として感覚を研ぎ澄ましておくことが重要であることを再確認しました!

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次に触診の実際について、「触診をする上では皮膚、筋膜、筋、腱等の何に触れているかを明確にすることの重要性」を先生の臨床観も交えてお話していただきました。

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続いて、肩甲骨周囲筋の触診を行いました。

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体表に骨指標をマーキングしながらポイントについて説明してくださいました。

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ポイントとしては、姿勢が肩甲骨周囲筋にどのような影響を及ぼしているかについて、予測しながら触診を含めた評価や介入を行っていくことの重要性についても再確認できました。

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最後に参加者の方々にペアになっていただき、挙手するときの動きである上肢挙上運動の可動域向上を目標として、ディスカッションをしながら介入を行いました。

自分自身が先生に触っていただくことで、触診を行う際の感覚的な面についても再確認できました。

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今回の勉強会では参加者同士でディスカッションをする時間が多く、有意義な研修になりました!

この勉強会は1~3年目までの若手の方々を中心に開催しており、それぞれが日々の臨床で抱えている悩みを持ち寄ります。

今後も参加者同士での悩み・考えを共有し、少しでも解決できる場となることで、明日の臨床が待ち遠しくなるような会にしていきたいと思います!

今回、講師を引き受けてくださった金原先生に敬意を表し、感謝申し上げます。

ありがとうございました!

次回は

10月18日(木)19:30~21:00

聖隷クリストファー大学3期生の鈴木章紘さんによる「股関節の触診」をテーマに勉強会を行う予定です。

次回も多くの方の参加をスタッフ一同お待ちしております。