【No.426】聖隷クリストファー大学理学療法学科卒業生研修会報告 Vol.2
こんにちは。
理学療法学科9期生の笹田教太郎です。
聖隷クリストファー大学では卒後教育として、また卒業生の集まる機会として、卒業生による研修会を企画し、定期的に開催しております。
現在、本学卒業生および聖隷福祉事業団の1~3年目のセラピストの方々に参加いただいております。
今年度の目的としては「セラピストの知識・技術の向上、また臨床での悩みを共有するできる機会とすること」であり、理学療法士における触診の講義・実技・ディスカッションが中心の内容となっています。
今日は6月14日に行われた研修会の内容について報告させていただきます。
今回も前回に引き続き7期生の聖隷クリストファー大学大学院の澤田将宏さんに「膝関節屈曲制限に関わる筋の触診」について講義と実技をしていただきました。
前回の内容はこちら↓をご覧ください
https://blg.seirei.ac.jp/pt/2019/05/no418vol1-284a.html
最初に膝関節の解剖の知識として、膝蓋大腿関節と脛骨大腿関節があることはみなさん、ご存じでしょうか?
膝関節の屈曲運動には膝蓋大腿関節の「膝蓋骨の下方移動」、脛骨大腿関節の「脛骨の内旋運動」が重要となります。
今回は脛骨大腿関節の内旋運動の制限となりやすい腸脛靭帯と大腿外側広筋、膝蓋骨の下方移動の制限となりやすい大腿直筋の触診を行いました。
触診の実技では、初めに講師の澤田さんとファシリテーターの川合さんにデモンストレーションを行っていただき、触診の方法について全員で共有しました。
その後、時間をかけながら、それぞれ触診の練習を行いました。
練習中でも分からないところがあれば、卒業生のスタッフや他の参加者とディスカッションをしながら触診の感覚を共有していきました。
みなさん真剣に「今、どの筋をどのように触っているか」考えながら触診をおこないました。
以上、2019年度第2回卒業生研修会の内容について報告させていただきました。
第1回、第2回と2回に分けて膝関節について講義をしてくださった澤田さん、お忙しい中参加してくださったみなさん、ありがとうございました。
次回は
7月9日(火曜日)の19:30より聖隷クリストファー大学3号館にて
「股関節の伸展制限に関わる筋の触診」
を7期生川合弘基さんに講義をしていただく予定です。
次回の参加もお待ちしております。
最後までご覧いただきありがとうございました。