学内レポート Feed

2019年11月27日 (水)

【No.452】 学内レポート No.11 ~部活動応援プログラム:浜松市立高校選手サポートプログラム報告~

皆様こんにちは。

部活動応援プログラムを担当する理学療法学科教員の根地嶋です。

 

2019年11月7日,今年度2回目の講座です。

今回は,【選手サポートプログラム】「体幹トレーニング -体幹を安定させる能力を高める-」を開催しました。

体幹トレーニングは近年ブームとなり,世間の認知度も非常に高く,多くのスポーツ現場で盛んに行われるようになりました。

しかし,我々理学療法士の視点からみると,効果的に実施されているのか疑問を感じるところがあります。

つまり,形だけまねしており,本当に効果を出したいところに手が届いていないことが多い印象を抱いております。

そこで我々は,体幹トレーニングの適切で効果的な方法を身に付け,その上で各種競技の練習をしていただきパフォーマンスの向上に寄与するべく,講座を企画しました。

講座を担当したのは,浜松市立高校の卒業生である4年生3名(中野,前田,伊藤),そして4週間の臨床実習を終えたばかりの3年生8名(佐藤,髙田,冨田,保崎,藤村,仁枝,杉山,山本)です。

講座を成功させるためには,自分自身が方法を理解し実践できることが必要です。

今回の講座に対しても複数回練習会を実施し,講師役となる学生間で共通認識を持てるように心がけました。

 

なお,講座の主な内容は,

・なぜ体幹トレーニングがスポーツにおいて必要か

・体幹トレーニングは,なにをどうすれば良いか

・最も基礎となる体幹機能獲得のためのトレーニングの実際

です。

 

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(まずは体幹機能について,知識を得ます)

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(トレーニングの適切な方法を高校生に丁寧に説明し,できているかフィードバックします)

前回に引き続き,今回も高校生と楽しんで講座を実施することができました。

講座の内容も,専門的な知見を提供でき質の高いものだったと自負しております。

今後も我々は高校スポーツ選手におけるパフォーマンス向上とスポーツ傷害予防の取り組みを発展させていきます。

2019年11月26日 (火)

【No.451】 学内レポート No.10 ~部活動応援プログラム:浜松市立高校マネージャーサポートプログラム報告~

皆様こんにちは。

部活動応援プログラムを担当する理学療法学科教員の根地嶋です。

 

11月1日,浜松市立高校にて【マネージャーサポートプログラム】を実施しました。

本プログラムは,マネージャーの技能向上を目的としています。

チーム力は,主に指導者,選手,マネージャーの総力と言えます。

通常,強化策の対象は選手であり,マネージャーを対象とした取り組みは皆無と言っても過言ではありません。

チーム力の一要素であるマネージャーが強化対象になっていないことは,大きな問題点と言えます。

別の表現をすれば,マネージャーの強化は,チーム力の向上に貢献する訳です。

 

そこで我々は,マネージャーの技能向上を目的に,講座を開催しました。

今回のテーマは,「捻挫・突き指のメカニズムとテーピングおよびリハビリの仕方」としました。(実は昨年に引き続き2年目の開催です。)

 

講座を担当したのは,4年生3名(中野,前田,伊藤),2年生4名(鈴木,寺田,森畑,伊藤)です。

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本講座の特徴として,理学療法学科学生も講師となり,高校生に授業をすることがあります。

そのために,授業の合間で時間を取り,打合せ会議および勉強会,リハーサルなど事前準備を複数回行ってきました。

そのかいもあり,当日は質の高い講座を実施することができました。

講座に参加したマネージャーからも良い評価をいただきました。

 

なお,講座の主な内容は,

・捻挫や突き指は,どこがどうなってしまう怪我なのか

・どのような症状がでるのか,それに対してどう対応すれば良いのか

・アイシングの実施方法

・テーピングの実際

です。

 

マネージャーがこれらを理解し,現場で適切な対応ができるようになることは,チームにとって非常に役立つはずです。

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(講義では,骨模型も使います)

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(捻挫に対する運動療法を体験しました)

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(突き指に対するテーピングの巻き方を体験してもらいました)

このような講座を希望されるチーム・高校生のみなさん、

本学へぜひご連絡をいただければと思います。

連絡先は入試・広報センターです。

Tel:053-439-1401

E-mail:cl-entranceあっとseirei.ac.jp ※あっとを@に変えて送信してください。

2019年11月20日 (水)

【No.450】 4年生レポート No.2  ~卒業研究~

こんにちは

理学療法学科4年の鈴木大輝です。

今回は、卒業研究について報告させていただきます。

卒業研究は、3年の秋セメスターからテーマを決め、長い時間をかけて測定・解析を行ってきました。

測定ではクラスメイト間で被験者を募り、協力し合ってきました。

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また、先生に解析の方法や発表のスライドの添削をしていただくなど、苦労に苦労を重ねて完成させました。

11月15日、卒業研究発表会を行いました。

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4年間の学びの集大成として取り組んだ研究の成果を、短い時間の中で発表し、発表後には他の4年生や、後輩からの質疑応答を行いました。

それぞれが興味のある分野に関して研究を行い、そのおもしろさや研究の難しさを実感しました。

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卒業研究も無事に終わり、これからは国家試験に向けて頑張っていきます。

2019年10月29日 (火)

【No.445】国際リハビリテーション講座を開講しました

こんにちは、理学療法学科(国際コースtutor)の髙橋です。

2019年10月26日に高校生を対象に国際リハビリテーション講座を実施しました。

講座は新宮学部長の開講の挨拶から始まり、続いて小林先生から国際リハビリテーションコースについて説明をして頂きました。

「国際の重要性は何か?」、「海外に目を向けることで何が得られるのか?」といった疑問に対して丁寧に説明がなされ、チャレンジすることの大切さをプレゼンテーションして頂きました。

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学生海外研修体験談のパートでは、リハビリテーション学部のPT、OT、STの学生講師に担当して頂きました。

学生が海外研修・実習の中で体験したことを、学生それぞれの視点で発表頂き、コミュニケーション能力の必要性についてお話頂きました。

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最後に、国際リハビリテーションコースの体験授業として、実際に海外のPT、OT、STがどのような施設でどのように活躍しているかを紹介して頂きました。

海外の最先端の医療を動画で観ることで、高校生の皆さんもイメージが湧いたのではないかと思います。

国際リハビリテーションコースは現在1期生が動き始めたばかりです。

是非、参加者の中から未来の国際コース生が誕生してくれることを祈っています!

2019年9月18日 (水)

【No.437】 学内レポート No.8  ~シンガポール研修5日目~

こんにちは!理学療法学科2年の渡邉です。

ついに研修5日目最終日!

 

最初に見学させていただいた施設はSPDです。

この施設は障害を持った人たちに働ける機会を設けたり、自立できるように支援をしたりなど様々な人に対して支援をしていました。

説明や見学を一通り受けた後、SPDの職員の方々の前で研修前に準備をしていたプレゼンテーションをさせていただきました。

英語で発表するのはとても緊張しましたが、みんなで協力して発表を成功させました。

Image1_4↑発表の様子

 

 

お昼ご飯を食べたSPDの施設の近くにあるTiong Bahru MarketではSPDに通っている方がお仕事をされていました!

そこではおすすめされたお店のチキンライスを食べました。

とてもおいしかったです!

 

最後はEnabling villageを見学させていただきました。

SPDとつながりがあり、障害を持った人でも買い物がしやすいスーパーマーケット(ここで職業体験もしていました)や、障害のある人でも使いやすいATMが設置されていました!

Image2_6↑障害を持っていても使いやすくなっているATM

 

 

また最新技術を用いた福祉・医療に関わる道具も見学させていただきました。

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↑車いすに乗っている人も使いやすいように台の高さが変更できるようになっています

 

 

研修を通し、様々なことを学び、経験することができました。

この経験を活かし、よりよい医療従事者になれるように勉強を頑張っていきたいです。

見学を受け入れてくださった施設の方々、研修で関わった全ての方々、ありがとうございました!

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2019年9月17日 (火)

【No.436】 学内レポート No.7  ~シンガポール研修4日目~

こんにちは、理学療法学科2年の鈴木紅理です。
研修4日目はSITで行いました。


午前は、講義を受け、午後は、研修で学んだことの発表会を行いました。

講義では、シンガポールで取り組んでいる健康増進活動について学びました。
シンガポールは、政府や企業・会社の協力が強く、社会全体で健康への取り組みを行っていると感じました。

Image1_3↑健康的な生活を作るためのビジョン
 人(PEOPLE)…健康的な生活のための社会的の包括的なコミュニティ
 場所(PLACE)…健康的に役立つ環境
 価格(PRICE)…健康的な生活のための手ごろな価格のオプション
これらを総称して3Pといいます。3P に取り組んで、健康的な生活作りを行っているようです。

特に印象に残ったのが、報酬を使って体重管理を支援する取り組みです。
BMIが25以上の人が対象で、減量プログラムを終えると約38万円の報酬を貰えるそうです。財力のあるシンガポールならではの取り組みだなと思いました。

Image2_3↑講義を終えて昼食を取り終えた後の1枚


午後は、研修で学んだことをグループに分かれて、発表をしました。
小グループに分かれて、今までの研修を振り返りながらディスカッションをし、テーマを決めて、まとめながらホワイトボードに書き込んでいきました。

私の班は、日本との違いを1:医療制度について 2:文化 3:PT/OTの特徴 の3つのポイントに分けて発表しました。

みんな真剣に、楽しく取り組んでいました!

Image3_3↑発表会の様子


先生から質問を受け、さらに理解を深めることができました。

Image4_2↑発表会を終えた後の集合写真


次は、研修5日目「SPDとEnabiling Village」についてお伝えします。お楽しみに!!!!!

2019年9月13日 (金)

【No.435】 学内レポート No.6  ~シンガポール研修3日目~

こんにちは、理学療法学科2年の清水ひかりです。

研修3日目は施設での研修でした。

 

3日目は、先ずKwong Wai Shiu Careという高齢者施設に行きました。

そこでは高齢者の健康を維持するために様々なケアを行っており、高齢者の誰もがケアを受けられるようにしているそうです。

 

 

また、施設内では色々な言語が飛び交っていて驚きました。

施設の職員さんは中国語や英語などを瞬時に使い分けて利用者さんと話をしていて、凄かったです。

「世界に一つだけの花」を歌って、利用者さんと一緒に楽しみました。

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その他にも施設内にはモビリティーパークがありました。

そこは足場がいろいろな素材でできていて、街で使われているものと同じタクシーを使ってリハビリができるという場所でした。

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ここに置いてあるタクシーは寄付されたものだそうです。

日本ではあまり見かけないので、日本にもあるといいな、と思いました。

Image3_2↑Kwong Wai Shiu Careでの写真

 

 

午後はPlazaに行きました。

ここでは高齢者と子供が関われるようになっていて、病院、コミュニティスペースなどがありました。

 

また、車椅子を使用していても生活しやすい部屋もありました。

キッチンは車椅子のまま作業できるようになっていて、車椅子で生活する人のことを考えた設計になっていると感じました。

 

そして、いつでもリハビリができる場所があり、気軽にリハビリができていいな、と思いました。

 

Image4↑Plazaでの写真

 

 

次は、研修4日目「SITでの研修」を紹介します!!!!

2019年9月12日 (木)

【No.434】 学内レポート No.5  ~シンガポール研修2日目~

こんにちは、理学療法学科3年の佐藤花保です。

研修2日目は病院での研修でした。

 

 

午前はNg Teng Fong General Hospital へ行きました。

 

この病院はとても広く、きれいな病院でした。

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ここでは主に、病院内の見学をしました。

理学療法士にそれぞれ個室の評価する部屋があり驚きました。

また、病院内に本物のバスや電車、タクシーが置いてあり、患者さんが実際にリハビリで使っていました。

日本にはなかなか実際にバスや電車が置いてあることはありません。実際の物を使ってリハビリを行える環境はとても良いと感じました。

これらは、病院に寄付されているそうです。

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午後はInstitute of Mental Health へ行きました。

 

ここは、精神疾患を持った人の病院でした。

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日本でもシンガポールでも、同じような精神疾患が多いということを学びました。

通院している人や入院している人など様々な人がいました。

 

次は、研修3日目高齢者施設での研修について紹介します!!!

2019年6月13日 (木)

【No.421】学内レポート No.2 ~6.15オープンキャンパス開催します!~

こんにちは、教員の田中です。

 

今週土曜、オープンキャンパスを開催します!

 

昨年度の様子は↓こちらをご覧ください。

https://blg.seirei.ac.jp/pt/2018/06/no355no5616-268f.html

 

 

体験授業は俵准教授による「息切れについて考えよう」です。

 

 

ウェルカムイベントでは

「理学療法士ってどんな仕事?」「聖隷理学療法学科ではどんな学びができる?」

をテーマに学生が紹介します。

 

写真は3月のウェルカムイベントの様子です

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学科見学では

「国際コースの紹介、理学療法検査測定・評価・治療体験、個別相談」

を実施します。

 

写真は3月に行ったテーピング、物理療法、学科紹介・個別相談の様子です

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お申し込みは↓こちらから

https://www.seirei.ac.jp/opencampus/oc/form.php?CN=264975

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「理学療法士になる夢を叶えたい」高校生のみなさんの参加を待っています!

 

2019年5月20日 (月)

【No.418】聖隷クリストファー大学理学療法学科卒業生研修会報告 Vol.1 

 

こんにちは。理学療法学科9期生の池田圭介です。

2019年度の卒業生研修会の運営をしています。

 

5月16日に開催した第1回目の研修会の様子について報告させていただきます。

 

本研修会では聖隷クリストファー大学の卒業生および、聖隷福祉事業団の1~3年目のセラピストを対象に、技術・知識の向上を目的とした勉強会を開催しております。

 

第1回目は2018年度に本学を卒業された12期生を中心に多くの方々に参加していただきました。

 

 

今回は「膝関節伸展制限に関わる筋の触診」をテーマとして、本学7期生の澤田将宏さんに講義をしていただきました。

「膝が伸びない」ということは新人が悩む問題の1つだと思います。

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臨床で膝関節伸展を獲得することの重要性を説明していただいた上で、「膝関節の理想な伸展」について変形性膝関節症患者と健常人を運動学的に比較しながら解説していただきました。

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その後、触診の実技に移り、今回は大腿二頭筋、腓腹筋、腸脛靭帯を中心に触診を行いました。

実技の前に7期生で講師の澤田さん、ファシリテーターの川合さんによるデモンストレーションを行い、触診方法・ポイントについて説明していただきました。

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実際に筋の収縮を確認しながら触診を開始しました。

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苦戦したポイントについては、講師やファシリテーターと一緒に触診を行い、「どのような感覚が筋に触れている感じか」などの感覚的な面も含めて確認することができました。

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研修会の時間ぎりぎりまで実技の確認を行いました。

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今回の研修会を通して臨床の中でも触診を意識することに繋がればと思っています!

 

講師の澤田さんをはじめ、ファシリテーターの川合さん、参加者の皆さん、勉強会に集まっていただきありがとうございました。

今後も、皆さんと一緒に触診を中心に実技、ディスカッションを行い臨床へ活かせるような勉強会を楽しく作っていきたいと思います!

 

次回は

6月14日(金)19:30~21:00

「膝関節屈曲制限に関わる筋の触診」をテーマに勉強会を行う予定です。

次回も多くの方の参加をスタッフ一同お待ちしております。