作業療法について Feed

2013年7月 3日 (水)

【172】地域で活躍する作業療法士~卒業生のメッセージ~

こんにちはsign01教員の藤田ですclover

記事が遅くなってしまいましたが・・・
6月18日に3年生の精神科作業療法学の授業で
浜松で精神科医療の包括的なサポートを行っている
至空会グループのスタッフさんとメンバーさんが
昨年に引き続き講演に来て頂きました。

授業では学べない、地域生活の苦労や楽しみなどのお話しや
障害があっても生き生きと生活できるような
様々な実践活動を分かりやすくご講義頂きましたkaraoke

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実は、講義頂いたスタッフの内
2名は本学の1期生、2期生の卒業生でしたhappy01


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地域の中で、作業療法士の専門性を生かして
活躍している先輩達の様子に
学生たちは熱心に聞き入り、強く関心を抱いた様で
活発な質疑応答がありましたpaper

休憩時間には至空会の製品である
わらび餅や生キャラメル、クッキーの販売があり
大好評であっという間に完売していましたflair

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そんなご講義頂いた2期生の山本さんから
後日、後輩の皆さんへメッセージを頂きました。


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浜松市障害者相談支援事業所だんだんの山本と申します。
地域フィールドで働く、作業療法士の知識を持つ相談員です。

毎年、この授業にお招きいただき
地域での活動をPRさせていただいています。



今年も当事者の方の講演、PSWからのお話
そして卒業生2名の講演を聴いてくださり
学生の皆様、ありがとうございました


私達も学生の皆さんのいきいきした表情に
エネルギーをいただきました。

また、活発な質問をいただき
精神科、そして地域領域に興味を持っていただけたこと
とても嬉しく感じました。



地域フィールドで働いていると、困っている方
悩んでいる方々に対してリアルタイムで
そしてその場で介入することができます


そのため、共に悩むことができ、、、
共に悲しむことができ、、、
そして共に乗り越えられた時には
とびきりの喜びを感じることができます。


今回授業を受けて下さった皆様は
これから臨床実習を経て
作業療法士としてお仕事をしていくと思います



どの領域に行っても

「人」と関わるお仕事

という所に変わりはありません。



「人」と関わるためには
まず自分を知ることが大切と感じています



自分は何が得意で、何が苦手なのか
どういう特性があり、どういう考え方の癖があるのか等々・・・


是非いろいろな経験をして自分を知っていただけたら幸です。
きっとそれが「人」と関わる上で役に立ちます。




こんな諺を聞いたことがあります。


成功とは正しい判断の結果である。
正しい判断とは経験の結果である。
そして、経験とは多くの場合、
間違った判断の結果である。


たくさん失敗して、たくさんの経験をしてください。
当事者の方のお話の通り、無駄な経験は一つもありません。

私もまだまだ未熟なので失敗を恐れず
挑戦し続けたいと思います

晴れてOTになった皆様とお会いできる日を心待ちにしております。



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まだまだ地域には「作業療法士」を
必要としている方々がたくさんいますsign03

今回の講義をきっかけに病院や施設の就職だけでなく
地域という活躍の場も視野に入れて頂けると嬉しく思いますhappy01



最後まで読んでくださりありがとうございましたconfident

2013年5月16日 (木)

【151】学生が制作したベンチ寄贈のご案内

教員の藤田ですbud


本大学作業療法学科1年生の授業には作業技術学という
実際に様々な作業活動を体験しながら
作業の特性や障害者への提供の方法を学ぶ授業があります。


その授業の中で、昨年はベンチを制作しました。wrench
(→その時の記事はこちら
 


一昨年も制作し近隣施設に寄贈しましたが
(→その時の記事はこちら
今年もなかなか良いものが出来たので
このベンチを使ってくださる、福祉施設等に寄贈したいと考えておりますhappy01

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ベンチは全部で5台です。

できるだけ多くの方に使って頂きたいため基本的に1施設1台ですが
昨年、もらって頂いた施設でも

ぜひ2台目も使いたいsign03

という施設があれば
ぜひご連絡いただければと思います。



学生から贈呈式(そんな立派なものではありませんが・・)を行いたいので、
お手数ですが、大学まで取りに来てくださることが条件になります
どうぞよろしくお願いします。



申し込みの締め切りは6月10日です
応募多数の場合にはこちらで抽選し決めさせていただきます



詳細につきましてはこちらをクリックしてダウンロードしてください




最後まで読んで下さりありがとうございましたconfident

【150】第26回静岡県作業療法学会のご案内

こんにちは、教員の鈴木ですaries

本日は第26回静岡県作業療法学会についてお伝えします




作業療法士は国家試験を合格した後
自己研鑽や症例報告、研究発表、意見交換を目的に
さまざまな勉強会や学会に参加します



作業療法士にも様々な団体があり
県士会と呼ばれる都道府県ごとの作業療法協会があり
静岡県にも静岡県作業療法士会が存在します



多くの作業療法士はこの二つの学会に所属し
職能団体として役割を果たしています






そして来週の5月25日(土)、26日(日)に
第26回静岡県作業療法学会が浜松で開催されます



5月25日(土)の会場はクラウンパレス浜松building
そして
5月26日(日)の会場はわが聖隷クリストファー大学ですschool





そしてなんと
今大会の学会長は
われらがshine建木健先生shine

本学会の学会長として
企画、運営など統括してます


5月25日(土)の内容はこちらdownwardleft

 

1stday

脳梗塞による高次脳機能障害を体験した医師である

「壊れる脳、生存する知」の著書で有名な山田規畝子先生と
地域で高次脳機能障害者の支援をされている片桐伯真の対談が行われます



5月26日(日)の内容はこちらdownwardleft

 

2nd_day



ワークショップや演題発表
施設紹介やワールドカフェというグループワークが行われます


ワールドカフェは参加者全員で地域生活についてアイデアを出していきます
繋がり支えあう地域生活にしていくためにはどうしたらいいか、、、
まるでカフェcafeにいるかのようなリラックスした雰囲気で参加出来ることから

「ワールドカフェ」という名前がついてます
喫茶店ではないのでご注意下さい。。。。



ワークショップでは本学教員の企画が2つ行われます



まず宮前先生の

「OTの専門性を考えるーOTの理論についてー」


というOTが用いる理論についてのワークショップbook



そして私のワークショップでは

「OT眼力アップ勉強会up

作業療法士としての観察力を高める
ワークショップを企画していますeye
 






演題発表では卒業生の発表もありますし
卒業生もたくさん参加するらしいので楽しみですhappy02



今回の学会テーマは


つなぐ・つなげる・つながる
ながく地域で元気で暮らすために

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この機会に作業療法のことをもっと知っていただき
みなさんとつながることができたらと思っていますhappy01



OT学生は1000円、一般の人は無料で参加できますので
皆様のお越しをお待ちしてますsign03


最後まで読んで下さりありがとうございましたconfident

2012年11月26日 (月)

【102】葉山靖明さんの特別講義~だから、作業療法が大好きです~

こんにちは、教員の鈴木ですaries

今回は作業療法概論Ⅱで行われた特別講義についてお伝えします



今回の特別講義では福岡県でデイサービスを運営している
葉山靖明さんにお越しいただき講義をしていただきました


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葉山さんは40歳の時に脳出血を発症し片麻痺となり
その後病院でのリハビリテーションを受けました


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それまでリハビリはとてもきついものだと思っていたそうですが
作業療法で行ったパスタ作りをきっかけに
こんな楽しいものがあるのかと
自分らしさも取り戻せたとおっしゃってました



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その時の経験談は様々な場所で講演されており
「だから、作業療法が大好きです」という本も出版されました



拡大図はこちらdownwardleft


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作業療法士、作業療法学生共に必見ですよshineeyeshine



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葉山さんが感じた作業療法士とは




心を見ながら身体も見てくれる人であり



そばいにいて人生の物語を心で聴いてくれる人であり



新たな人生の出発ガイドであり



言葉でなく作業で「自分の出来ること」を伝えてくれる人であり



第二の人生の母である

と感じたそうです



そして作業療法士として必要な姿勢として


礼儀人を敬うこと


と伝えていただきました


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講義では脳卒中の経験だけでなく作業療法を受けた経験

そして、本人にとって意味のある作業を行い


ココロが動けばカラダも動く


をキーワードとしたデイサービスの取り組みにも
学生たちは真剣に聞き入ってました


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葉山さん、ありがとうございましたsign03

2012年4月13日 (金)

【031】中庭の癒しのスポット

こんにちは、教員の鈴木ですaries
新学期が始まって一週間が経ちましたconfident



一週間前には八分咲きだった桜cherryblossomは少しずつ散り始め、、、



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学校の周りはピンク色の絨毯が敷かれ始めています



一方で学校の中庭では、、、


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「レイズドベッド」という車いすの人でも使いやすい
花壇で育てているチューリップtulipが咲きましたhappy01



この花壇はOT学生や作業療法学科の教員が大事に育てている花壇でbud
春に行われる作業技術学の授業では近隣の施設の利用者さん達と
一緒に園芸を行うという取り組みもしていますclover




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そのためか近隣の施設の利用者さんや病院の入院患者さん達が
レイズドベッドのお花を見に来たりと憩いの場所もなっていますwink



ポカポカした陽気の中、中庭のベンチに座りながら
お弁当を食べたりriceball、お茶を飲んだりjapanesetea、お話をしたりhappy01と、、、


みなさんもいかがですかsmile

2012年3月30日 (金)

【026】第47回作業療法士国家試験の結果!!

教員の鈴木です

今日は第47回 作業療法士国家試験の結果発表日でした



本学OT学科の合格率は92.1%(全国合格率79.7%)でしたflair


全国平均を上回り、最後までみなさんほんとうによくがんばりましたcryingshine


Sakura


ちょうど大学周りの桜も咲き始めましたcherryblossomcherryblossomcherryblossom


これからはお互い同じshine「作業療法士」shineとして切磋琢磨していきましょう


そして時々成長した姿を見せに学校に来てくださいね~happy02


2012年3月 6日 (火)

【013】卒業生の活躍~作業療法事例検討会~

教員の鈴木ですhappy01

今日は卒業して作業療法士になってからの活動についてお知らせします

学校を卒業することは作業療法士としての第一歩目ですshoe

作業療法士の役割は「人の生活をサポートする」ことなので
勉強会に参加したり事例報告をしたり、学会に参加するなどして
自分にできることを増やし作業療法を必要とする方に
より良い関わりが出来るように努力をしていますpencil

先日、静岡県作業療法士会西部地区の事例報告会があり
聖隷クリストファー大学作業療法学科の卒業生が3名発表しました



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3期生の発表:「本人らしい生活獲得に向けて-地域連携に重点を置いた事例-」

「自宅に帰ってお風呂に入りたい」と希望される方に対して
入浴動作などの身の回り動作の練習を行ったり
退院後に自宅で関わる地域スタッフと連携する事で
本人の希望が実現できた事例について
本人の望みを実現する事と連携の重要性を報告しました



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4期生の発表:「ひ孫の世話をするという役割獲得に向けて介入をした一事例」

入院による生活変化から「なにもしたいことが無い」など悲観的な発言が見られた方に対して
病前に行っていた手芸が再び行えるようになることで
「もっと上手に作れるようになりたい」「ひ孫の世話をしたい」と
前向きな発言や積極的な行動が見られた事例について
ご本人にとって意味のある作業を獲得する事の重要性を報告しました



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4期生の発表:「記憶障害に対するアプローチ-生活訓練(障害者自立支援法)の枠組みの中で-」

記憶障害を持ち、以前よりも不安や心配を訴え方に対して
行動観察や詳細な評価結果から
記憶力の回復や、メモを取るなど代償的な方法を組み合わせることで
一日を落ち着いて過ごせることが出来るようになった事例について
本人だけでなく家族と連携する事や
落ち着いて過ごせる環境作りをすることの重要性を報告しました



3名とも対象者とその家族を含めたより良い生活の実現に向けて
対象者の御家族や他職種と連携して素晴らしい関わりをしていました

また、発表内容、質問への応答ともに素晴らしく
卒業してから作業療法士として着実に成長していることを感じましたup



これからもさらなるご活躍を期待していますshineshineshine