こんにちは 理学療法学科 国際理学療法学ゼミ担当の坂本です
遂に梅雨の季節が到来しましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
報告が少し遅くなってしまいましたが、先月の5月26日(木)に、中国研修に参加されたPT学科 金原一宏准教授とAustraliaのPhysiotherapist Aiden Lee Smart氏を迎え、
中国とオーストラリアのリハビリテーション、理学療法士の状況をお話しいただきました。
PT・OT学科の学生、教員の皆様、そして卒業生も参加してくださいました。
授業、お仕事でお疲れのところ、ご参加いただき誠にありがとうございました!
Some people feel the rain. Others just get wet. Bob Marley
一つの物事をどうとるかは自分次第です。たった一度の人生、いろんな視野から見てみると意外に新しい発見があり、楽しい人生に結びつくこともあります。
今回は、Another Point of Viewと題し、医療・リハビリ・PTについて中国とオーストラリアのお話から見てみました。
金原先生には、中国の近代的な文化、医療について日本と中国の相違について、貴重な経験をもとに語っていただきました。
現在の中国は、渡る前のイメージと比べ、大きく違っていたそうです。
日本よりも高いビルが多く、近代的だったようです。経済成長の勢いが伺えます。
百聞は一見にしかず=Seeing is Believing ですね!!
金原先生が訪れた西南病院は、我が大学と交流のある第三軍医大学の付属病院のうの1つです。
患者を治療する数は1日3000人ほど、入院患者は年間600人以上、外来患者は年間14000人の大きな病院です。
金原先生は、患者さんの治療に対する考え方について、医師やリハビリテーション技師、漢方医へ指導されました。その内容はStanding ovationだったようで、金原先生が中国を離れてからも、金原先生の言い伝えは、西南病院の医療の質を改善しているとのことでした!さすが!我らが金原先生!!
更に、金原先生のお話を聞き、日中の交友関係についても考えさせられました。
日本のニュースでは、日中友好関係について、悲観的な意見が多く取り上げられていますが、重慶では、メディアのいうことには耳を傾けず、日本人をとても好意的に受け入れているとのことでした。
メディアに踊らされるのではなく、自分の目でしっかり見つめ、相手を敬う気持ちを忘れず、(国が異なっても、肌の色や文化が違っても)一人の人として接することが大切なのだと改めて気づきました。
金原先生の貴重な体験談をもとに、国際交流、グローバルに対応できる人材の育成についていろいろな視点から考えていこうと思います。
Smart氏は、私がオーストラリア留学中に大変お世話になったPTです。また、同じPTとして切磋琢磨する心強い同士でもあります。Melbourne大学のDoctor of Physical Therapyを卒業され、Monash Medical InstitutionのICUとAustin Hospitalで勤務されています。
Smart氏には、オーストラリアでPTになるためにはどのような方法があるのかお話ししていただきました。また、オーストラリアでPTをめざす留学生を対象に、国際ボランティアのコーディネートや学生クリニックの運営にも関わっていました。それらについても説明していただけました。
更に、ICUで経験した1症例をもとに、ICUからどのようにPTが関わっていくのか、Dr. Ns等他のスタッフとどのように連携していくのか、その患者さんが自宅に帰るまでのCase Studyを紹介してくれました。
Coca Colaの缶からこの症例の問題点を導くとは!! 目からうろこでした!
Smart氏は、短い時間の滞在でしたが、皆さんに出会えてとても良かったと喜んでおられました。
最後に皆さんと一緒に記念写真を撮りました!
IPTTCでは、各セメスターに5回ずつゼミを行っております。“楽しく学ぶ”をモットーに、Medical EnglishやTerminology(専門用語)を学ぶだけでなく、医療問題や治療についていろいろな視点から考える場を提供しています。
英語が苦手な方でも大丈夫です。国際的な活動にご興味がある方はぜひご参加ください!
また、今後もいろいろな交流を企画していきます。ぜひご参加ください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。 理学療法学科 坂本飛鳥