2018年6月 4日 (月)

【668】援助法の体験〜経験して学んでいます〜

みなさま、こんにちは
OT学科1年の齊藤ですchick

今回は作業療法概論で
・ロービジョン(視覚障害)
・杖歩行
・起居
・移乗
・車椅子
の五つの援助法を体験したお話をさせていただきます



まずアイマスクを使用してロービジョンの体験です。
一人がロービジョンを体験しもう一人が援助者となって教室内を移動しました

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「こわいこわいこわい!」
「今、どっち向いてるのかわかんない!」
「うわッなんか踏んだ!」

などなど悲鳴があがる教室、、、、、、coldsweats02

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自分がどれだけ視覚に頼って行動しているか
どんなふうにサポートすれば不安を軽減できるか
そして目の見えるありがたみがわかったところで……confident







つぎに自分を半身麻痺の患者さんだと仮定して
杖を使った歩行の体験です。


「杖を持つのはどっちの手?」
「階段ってどうやって上がるの?」
「俺はどっちにいればいい?」
「手と足が一緒に出ちゃう」


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みんなで探り探り体験をしました。
杖を突いていると、ちょっとした段差でもとても怖いんですねsweat01






ついでペアワークで
半身麻痺の患者さん役と作業療法士役にわかれて起居と移乗です


「じゃあ足をおろしま~す」
「待って待って、私は手をどうすればいいの?」
「思ったより簡単だね」
「えぇ、大変だよ」
「重くて持ち上がらない」
「失礼だなぁ!」

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お互いのペアが終わったら
自分より体の大きい人を起こしたり
小さい人を車椅子に移したり
得た知識を実践しようとする意識高めの1年生でしたup


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最後に 実際に車いすに乗って構内での介助と実際に乗ってみて体験をしましたwheelchair




「歩いている時より速く感じるね」
「見える景色が全然違う」
「じゃ、砂利道すごく、辛い!」

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聖隷OT学科のインスタグラムをフォローして頂いている皆様には
ライブ配信で御覧いただけたと思います
ちなみに聖隷OT学科のインスタグラムはこちらcamera
https://www.instagram.com/seireiot/

または、インスタのアプリからネームタグをスキャンして下さい!

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私たちが将来リハビリを行うであろう患者さんの立場を体験することで
たくさんの気づきと発見がありましたconfident
体験したことを大切にこれからも勉強に励んでいきますsign01



これから暑くなってまいりますが
みなさま熱中症にはお気をつけてsun

最後まで読んで下さりありがとうございました

2018年6月 1日 (金)

【667】シンガポール学生とのディスカッションフォーラム

こんにちは、ここ最近日本語と英語がこんがらがっている教員の鈴木ですaries

なぜかといえば、今週はシンガポールのSIT(シンガポール工科大学)のPT学生15名とOT学生10名が本学に来学し、学内の見学や近隣の施設見学を行っています

Welcome to SCUsign03


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今回も在学生とのさまざまな交流イベントを行いました


今回は初めての取り組みとして学生同士が主体的にプレゼンテーションを行う
ディスカッションフォーラムを行いました


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この、ディスカッションフォーラムでは聖隷のOT学生、PT学生、そしてSITのOT学生とPT学生が「シンガポールと日本のPT,OT」をテーマに報告をしました


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聖隷の学生たちは英語でのプレゼンテーションに挑戦sign01


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PT学生もOT学生も入念に準備をして堂々と英語で、日本の健康に関する情報や、理学療法士、作業療法士それぞれの情報、学内の学びについて報告しました


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どちらも入念な準備の成果を発揮し、笑いありの素晴らしいプレゼンをしてましたshine
Good jobsign01 Awesomesign03


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シンガポールの学生からは、PT、OTのそれぞれの情報に加え、シンガポールのヘルスケアについて報告がありましたkaraoke

シンガポールでは日本と同じように、高齢化の問題に加え、糖尿病を有する人の増加がもんだいとなっているそうです。日本の厚生労働省のような政府が中心となり、食事中の砂糖や油の量を減らそうというプロモーション活動を行なっていることなどを報告してくれました


報告後の質疑応答も大変盛り上がり大変有意義なフォーラムとなりました



フォーラムの後は学生交流年会を行い、OT学生を中心にダンスパフォーマンスのプレゼントnote


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SIT学生もとっても盛り上がり、その後は写真を取り合ったりと交流が深まりました
これからもSITとの交流を深めていき、それぞれの国での学びや気づきから専門性を高めていきたいですね


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最後まで読んでくださりありがとうございました








2018年5月28日 (月)

【666】教員の研究が掲載されました

こんにちは、教員の鈴木ですaries


伊藤教授の研究論文が作業療法に掲載されましたので報告します



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伊藤信寿(聖隷クリストファー大学)
石附智奈美(広島大学)

「ペアレント・トレーニングにおける母親の子どもに対する認識の変化について」
作業療法:37,57~66,2018 


概要

今回の研究は、発達障がい児の母親に対しペアレント・トレーニングを実施し、その効果を検証した。

ペアレント・トレーニングとは,親は自分の子どもに対する最良の治療者になれるという考えに基づき,親に子どもの養育技術を獲得させるトレーニングであり,行動分析の理論に基づいて,親が共同治療者として,子どもの養育技術を獲得することを目的としたプログラムである。

対象は、ペアレント・トレーニングに参加した発達障がい児の母親15名であった。その結果は、COPMにおいて、子どもの標的行動に対する母親の満足度が15名とも向上していた。

その要因として、子どもの行動が変化したこと、母親の養育に関する認識が変化したこと、子どもの問題行動に対する母親のストレスが減少したことが考えられた。また、これらの変化は、プログラムにおける記録を用いた振り返りの影響と考えられた。





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今後は、幼稚園・保育園、学校における支援に役立つように、このプログラムを保育士や教員用に修正し、実施していきたいと考えてきます

伊藤信寿




最後まで読んで下さりありがとうございました




2018年5月22日 (火)

【665】はままつフラワーパークでアクティブラーニング

こんにちは 作業療法学科2年の山田と山本ですfuji
 
先日評価学演習の授業の一環で、はままつフラワーパークに行ってきましたtuliptuliptulip
グループで、花が人間に与える影響など話し合いながら今後行う企画について考えました。


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また、フラワーパークでは講義を受けて、不登校児童サポートをするクローバー教室のお話や、ひきこもり支援活動をしているフラワーパークの活動内容を聞くことができましたconfident


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今回得たことを、次回の活動に繋げていきたいですsign03



活動の様子は新聞でも紹介されました

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最後まで読んでくださりありがとうございました


2018年5月18日 (金)

【664】海外に飛びだそう〜JICAボランティアセミナー

こんにちは、ツバメが家の玄関に巣を作ろうとして狙われているOT教員の鈴木ですaries
暖かさを通り越して、一気に暑くなってきましたねcoldsweats02
体調管理には十分にお気を付け下さい


さて、1年生の基礎演習ではPT,OT,STのリハ学部の1年生があつまり
大学生に必要なスタディースキルなどを学んでいますpencil


授業の一環で早期から国際支援や各職種の国際活動にも視野を広げるため
JICA(国際協力機構)の青年海外協力隊の経験がある方にお越し頂き講義を行って頂きました


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今回はチリでの活動を経験した言語聴覚士の石川先生にお越し頂き
JICAの活動や現地での活動内容、また海外に目を向けた動機などについてお話し頂きました



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石川先生が派遣されていたチリは日本から飛行機で30時間ほどかかる、日本から見ると地球の反対側の国airplane

言葉も文化も違う中で活動するのには大変な事もあったようで
特に日本と違うのは専門的役割とチームワークの行い方と衛生面


日本では対象者に関する情報は、対象者に関わる職種で情報共有をして、よりよい支援を考えていきますが、チリだとある専門職種が得た情報はその人だけの物になるのヶ当たり前らしく、日本とは異なるチームワークに当初苦戦しながらも改善を目指していったそうです


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また衛生面では治療ベッドなどを使う際、日本などでは感染予防のためにも
セラピストが使用した直後や使用前にベッドの消毒などを行うのは当たり前です

しかしチリでは前の人が使ったベッドを使っても誰も気にしないし、セラピストが消毒してきれいにしようとすると「それは療法士の役割ではない!」と言われてしまったこともあるそうです



そういった中でも、現地の医療の発展のため、日本で得た経験を現地に溶け込みながら実践し、関連機関と協力しながら活動を通して役割を示して伝えていった石川先生の行動力とお話に学生達はたくさんの刺激を得ていました







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英語やスペイン語は事前の研修会で学んで身に付けたとおっしゃってましたので
いま英語が話せないからと引っ込み思案のみなさんもぜひ海外に目を向けてみましょう
そして今回の講演を機にみなさんもそれぞれの専門領域の視野を広げていきましょうsign01

石川先生、講義にお越し下さりありがとうございましたconfident



最後まで読んで下さりありがとうございました