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2018年5月28日 (月)

【666】教員の研究が掲載されました

こんにちは、教員の鈴木ですaries


伊藤教授の研究論文が作業療法に掲載されましたので報告します



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伊藤信寿(聖隷クリストファー大学)
石附智奈美(広島大学)

「ペアレント・トレーニングにおける母親の子どもに対する認識の変化について」
作業療法:37,57~66,2018 


概要

今回の研究は、発達障がい児の母親に対しペアレント・トレーニングを実施し、その効果を検証した。

ペアレント・トレーニングとは,親は自分の子どもに対する最良の治療者になれるという考えに基づき,親に子どもの養育技術を獲得させるトレーニングであり,行動分析の理論に基づいて,親が共同治療者として,子どもの養育技術を獲得することを目的としたプログラムである。

対象は、ペアレント・トレーニングに参加した発達障がい児の母親15名であった。その結果は、COPMにおいて、子どもの標的行動に対する母親の満足度が15名とも向上していた。

その要因として、子どもの行動が変化したこと、母親の養育に関する認識が変化したこと、子どもの問題行動に対する母親のストレスが減少したことが考えられた。また、これらの変化は、プログラムにおける記録を用いた振り返りの影響と考えられた。





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今後は、幼稚園・保育園、学校における支援に役立つように、このプログラムを保育士や教員用に修正し、実施していきたいと考えてきます

伊藤信寿




最後まで読んで下さりありがとうございました