2015年10月 7日 (水)

言語聴覚学科サブパンフレット②

今回もサブパンフレット「ST?」を紹介します。
表紙をめくるとこちらの写真が出てきます。
さて、皆さんに質問です。
『生物史上最大の進化は、…』
何でしょうか?


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我々言語聴覚学科はこのように考えます。


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生物史上最大の進化は、『人間がことばを獲得し文化を創造したこと』。

人間は進化の過程で「ことば」を獲得し、「文化」を創造する頭脳を持ちました。
ことばを覚えるのは誰も意識していません。
生物界にとってこれは決して必然ではなく、人間固有の能力に由来していると思います。
これら人間固有の能力を万一失うことになったら…。
とても不安ですし、未来に希望が持てるか分かりません。
私たち言語聴覚士は、どんな病気をしても、どんな状況で生まれても、その方がその方らしい人生を送ることを精一杯努力する。そんなことを夢見る職能集団です。

この他、サブパンフレットには多くのことが載っています。
ぜひ、こちら(クリックしてください)をご覧ください。

2015年10月 6日 (火)

言語聴覚学科サブパンフレット①

今回は、ST学科のサブパンフレット「ST?」を紹介します。
ジャーン!


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今年新たに作りました。

ぜひ、こちら(クリックしてください)をご覧ください。
デジタルパンフレットとしてご覧になれます。

中身を少し紹介します。
表紙をめくるとこちらの写真が出てきます。


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この写真をどのように撮影したかといいますと…


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このようにカメラマンが配置について細かく指示を出していました。
人と人との距離が少し違うだけで、写真を見たときの印象がすごく変わるそうです。
さすがプロのカメラマンですね。非常に勉強になりました。

皆さんに質問で~す。

先ほどの写真の撮影日は、どのような天気だったでしょうか?






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正解は『雨』でした。
写真で見ると、雨が降っている感じは全くしないですね。
雨の日の撮影は、写真に影響すると思っていましたが、撮影方法により変わるそうです。
これまた勉強になりました。

次回も『サブパンフレット』について紹介します。

2015年10月 2日 (金)

言語聴覚学科パンフレット②

今回は、パンフレットの中身を紹介します。
こちらは『学生の声』です!

St


1年次から4年次までの4名の学生さんが載っています。

1年次の山田さんは、言語聴覚士を志した理由を載せています。
言語聴覚士を目指す理由は、ことば・脳に興味を持った方や、言語聴覚士にお世話になった方など、人それぞれ異なります。
私は、身内が失語症になり、言語聴覚士という職業を知りました。
身内が言語聴覚士によるリハビリで徐々に意思の疎通ができるようになる姿は、今でも頭の中に鮮明に残っています。
そのときから私は言語聴覚士を志すようになりました。

この他、パンフレットには多くのことが載っています。
パンフレットが欲しい方は、こちら(クリックしてください)にご連絡ください。

次回は『サブパンフレット』について紹介します。

2015年10月 1日 (木)

言語聴覚学科パンフレット①


本日より、言語聴覚学科のパンフレットついて紹介します。
こちらが2015年度のST学科のパンフレットです。

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今年は、『COR(条件詮索反応聴力検査)』という聴覚障害の検査場面を表紙にしました。
左右にある黒い丸がスピーカで、スピーカの下に明かりをつけると光る視覚刺激があります。
光っている中身は、子どもが興味を示すアンパンマンです。
アンパンマンが見えると、「あっ」ととても嬉しそうな顔をします。
検査をしている言語聴覚士もつられて笑顔になります。

実際の検査は、左右どちらかのスピーカから音が聞こえてきます。
子どもが音のする方を見たときに、視覚刺激で条件付けして行う検査です。
子どもが興味を示すような検査機器を開発した人は、素晴らしいと思います。

次回は『パンフレットの中身』を紹介します。
言語聴覚学科のパンフレットが欲しい方は、こちら(クリックしてください)にご連絡ください。
当大学の入試広報センターから送らせていただきます。

2015年9月30日 (水)

Voice & Speechリハビリテーション入門


9月23日(水)に高校生を対象としたセミナーを開催しました。
本日は、午後に開催した“Voice & Speechリハビリテーション入門”について、紹介します。

まずはじめに、発話の仕組みについてレクチャーを行いました。
柴本教授より、なぜ聞きやすい声と聞きにくい声があるのか、なぜアナウンサーの声は聞きやすいのか、についてお話がありました。
発話は「発声」、「構音」、「共鳴」、「イントネーション」の要素から生成されています。
それぞれの要素に分解して、これらの疑問をお話していました。

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実技も行いました。

皆さんの声は鼻にぬけていませんか?
確認してみましょう。
鼻の下に鏡を置いて、「ぱ、ま、ぱ、ま、ぱ、ま」と交互に言ってください。

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「ま」のときに鼻から息がぬけていませんか?

「ま行」、「な行」は通鼻音といい、鼻腔で共鳴してつくられる音です。
皆さんぜひ鏡を取り、試してみてください。

通鼻音について実際に機器を用いて測定しました。

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実は、「ま行」、「な行」以外にも鼻にぬける音があります。
「がいこく」と「鳥が鳴いている」と話してください。
『が』は同じように発音していますか?
「がいこく」の『が』は鼻にぬけませんが、文中にある「鳥が鳴いている」の『が』は鼻にぬけていると思います。
アナウンサーはこれを使い分けています。
同じ『が』でも発音の仕方が変わるなんて、人間はとても不思議ですね。

最後に音響分析を用いて、良い声、悪い声を科学的に評価しました。

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この結果を患者さんにフィードバックして、訓練の参考にしています。


言語聴覚学科では、引き続き高校生を対象としたセミナーを開催予定です。
こちら(クリックしてください)に情報が掲載されますので、ご覧になってください。


2015年9月29日 (火)

産学連携事業


教員の柴本です。
これまでの研究成果を基に、岩手県のパタンアート研究所様と共同で構音評価訓練用アプリケーションを開発しました。スマートフォン(Androidのみ)で使用できるアプリです。
「スピトレ(評価編)」と「スピトレ(訓練編)」の2つがあります。

そもそも研究開発に至った経緯は、構音訓練をする方が十分な訓練を受けられているのか?といった疑問でした。①日本の言語聴覚士数、②医療保険制度の変革等から必要な方が必要な医療サービスが受けられていないとしたら、別の方法で補完をしたいと思った次第です。このアプリは言語聴覚学と工学との融合で完成いたしました。

少し紹介をします。「スピトレ(評価編)」です。発音の評価と発声時間がスマホでできるようになっています。発音の評価は、評価や訓練したい語を選んで、指示の通りにスマホに向かって話すと〇か×で示します。発音が合っていれば〇で、違っていれば×です。発声持続時間は、スマホに向かってなるべく長く発声をすると自動的に時間と声量を計測してくれます。そして、その結果をデータベースに残してくれます。後で自身の成長や改善の過程を見ることができます。

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「スピトレ(訓練編)」は、ボール型ロボット(Sphero2.0)の動作を単語の発音と関連づけ  音声認識が成功すれば、ロボットの運動にフィードバックされるものです。ことばでボールの動きを操るというものです。進行方向、回転速度、発光色を操作することができますので、楽しく訓練ができるように工夫されています。Sphero2.0 は,Sphero社 (旧orbotix社)が開発しており、市販されていますので容易に手に入れることができます。

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こういう活動を通じて、少しでも構音障害の方々の訓練が進み、社会貢献ができれば望外の喜びと感じています。これからも、自身の研究成果で人のお役にたてられるように研鑽をして参ります。

2015年9月24日 (木)

メディカルスタッフを目指すための脳科学入門


9月23日(水)に高校生を対象としたセミナーを開催しました。
午前は、“メディカルスタッフを目指すための脳科学入門”、午後は、“Voice & Speechリハビリテーション入門”の二部構成で行いました。
脳科学入門には14名、Voice & Speechリハビリテーション入門には7名の高校生が参加されました。
シルバーウィークにも関わらず、ご参加いただきありがとうございました。
人数をみると、脳に興味のある高校生が多そうですね。
脳科学は、言語聴覚学と非常に密接な分野です。
当言語聴覚学科では、脳について専門的に学んでいきます。

それでは、午前の部について紹介します。
まずはじめに、人間の脳の構造、働きについて、実技を交えてお話しました。
『皆さん、右手を頭の上にあげてください。なぜ皆さんはこの動作ができるのでしょうか?』

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「右手の自由がきくから」とお思いではないでしょうか?

実は違います。
脳から右手に神経の指令が伝わり、動けています。
つまり、脳が動作を司っています。
このように日常生活の活動は、脳によって営われています。
皆さんが今読んでいるこの文章も、脳によって営われています。
脳はとても興味深いです。

講義の他に、本物の脳標本にも触れていただきました。
「脳ってこんなに小さいんだ」、「ここが障害されるとことばが出なくなるんだ」など多くの声が聞かれました。

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この他、脳機能検査、脳機能向上のトレーニング法について体験していただきました。


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記憶検査をトレーニング法の前後で行いました。

覚えられる単語の数が増えており、皆さん記憶力が改善していました。
ぜひ受験勉強に活かして欲しいと思います。

最後に皆さんで記念撮影です。

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ぜひ当言語聴覚学科で、一緒に勉強しましょう。

皆様をお待ちしております。
次回は、午後に行われた“Voice & Speechリハビリテーション入門”について紹介します。

2015年9月17日 (木)

夏のオープンキャンパス特集⑤


今回は、教員の先生について紹介します。

オープンキャンパスの目玉1つには、教員の先生の研究成果から出来上がった製品紹介があります。
今回は谷准教授が共同開発された製品を展示しました。

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群馬県のシマダ製作所様とのコラボレーションで生まれた、失語症患者さんのための訓練機器です。

『患者さんを何としても治したい』という思いで、作られたそうです。
とても患者さん思いの先生です。

2015年9月11日 (金)

夏のオープンキャンパス特集④

今回は、臨床活動を紹介します。

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これは、「電気式人工喉頭」を使って話しているところです。

電気式人工喉頭は「でんきしきじんこうこうとう」と読みます。

病気等で声帯を失なうことになったら…。
声が出ません。口パクでもわからなくはありませんが、音声がないと確信が持てません。
この時点で社会で活動するときに必要なコミュニケーション能力を失うことになります。
こういう方々に、「電気」の振動を利用して「人工」的な「喉頭(声帯)」を得て、コミュニケーションを再獲得します。
この練習も言語聴覚士の専門です。
病気になることは悲しいことですが、それでもしっかりと社会で活躍できるように支えていく職業がリハビリテーション関連職です。


2015年9月 9日 (水)

夏のオープンキャンパス特集③

学生さんの頑張りを紹介します。

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まず、3年生です。ご父兄の前でしっかりプレゼンテーションをして、言語聴覚学の必要性を説明です。

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2年生は知識を蓄えている学年です。専門的な見方を高校生に説明です。

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1年生は、数か月前に高校を卒業したばかりで、一番高校生の気持ちがよくわかります。
生活に関する質問、学業に関する質問、本学を受験するに至る質問に丁寧に答えることで、高校生も安心でした。

こうして、各学年自身の出来るレベルの活動をしっかり行う。
また、学年を超えて助け合う。
将来社会に出てからも随分役立つことでしょう。
オープンキャンパスは、学生さんの勉強にもなる重要なイベントと捉えています。