授業 Feed

2025年1月21日 (火)

聖隷三方原病院との連携授業

1月15日に聖隷三方原病院との連携授業を行いました。

聖隷三方原病院では、以前より『どんぐり会』という失語症患者様を対象にしたグループ訓練を行っています。
今年度から言語聴覚学科の学生も一緒に参加させていただきました。

言語聴覚療法では、個別訓練だけではなく、グループ訓練を取り入れて、患者さんのコミュニケーション訓練を行っています。

学生からは、「とても勉強になった。グループ訓練だと患者さんが活き活きしている。」など、前向きなコメントが聞かれました。

学生にとっては非常に学びの多い機会だったと思います。この場をお借りして聖隷三方原病院の言語聴覚士の先生方およびどんぐり会の参加者に感謝申し上げます。

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2024年12月10日 (火)

大苦戦!!国際音声字母

国際音声字母とは、様々な言語の音声を表記するために国際音声学会が定めた記号です。
ローマ字とは違う書き方だったり、様々なルールがあるためとても難しく、みんな大苦戦しています。
ですが、読めたり書けるようになると、とても楽しいです!
ちなみにこれ読めますか?→eŋɡeɕoːɡai
嚥下障害をIPAで表現した書き方です。
見たことのない文字が含まれていますね。
ぜひ、インターネットで検索してみてください!

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2024年5月24日 (金)

音声障害学(3年生)

5/24に3年生の音声障害学がありました。
音声障害学では発声にかかわる喉頭の解剖と生理を理解し、音声障害を来す病理的メカニズムを学びます。さらに、異常な音声の評価方法を知り、評価・診断に基づく治療方針の立案方法や音声訓練の様々な手法を学びます。
 今回の写真は呼吸や発声機能の評価をしている場面です。

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2023年11月29日 (水)

盲ろう体験をしました(3年生)

3年次にある成人聴覚障害学の1コマです。

目をつぶり耳栓をして、見えづらい・聞こえづらい世界を体験しました。

支援者側と交代しながら、どう伝えたら良いのか、危険を避けるためにはどうしたらよいのかなどを試行錯誤しながら頑張っていました。

当事者の方の気持ちに寄り添える言語聴覚士に成長してくれることを願っています!

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2023年11月20日 (月)

拡大代替コミュニケーション演習①(4年生)

秋セメスターが始まり、1ヶ月半が経ちました。今回は4年生の講義場面を紹介します。

 

拡大代替コミュニケーション演習(AAC)とは、話すこと・聞くこと・読むこと・書くことなどのコミュニケーションに障害のある人が、残存能力(言語・非言語問わず)とテクノロジーの活用によって、自分の意思を相手に伝える技法のことです。 

実習を終えた4年生を対象として開講しています。

AACは道具を使わない方法と道具を使う方法に分かれます。

前者には視線やジェスチャーなどが含まれます。

後者に透明文字盤や筆談、意思伝達装置などが含まれます。

 

今回は透明文字盤を使って演習しているところです。

四肢の機能が障害されており、眼球運動が保たれている方に有効なコミュニケーション方法です。

対象者が伝えたい文字を見つめて、ST役が文字盤を動かしています。

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2023年11月17日 (金)

基礎実習報告会(1年生)

9月11日~14日に病院での見学実習がありました。

初めての実習ということもあり、皆緊張していました。

6月から事前オリエンテーションを5回行い、本実習の目的や目標、流れ、注意点、服装、個人資料の書き方など、多くのことを確認してきました。

 

10月3日に実習で学んできたことを共有する目的で報告会を開催しました。

報告会では、患者さんへの接し方、言語聴覚士の役割、訓練方針、患者さんへの説明、報連相の大切さ、他職種連携、専門用語の使い方など、実習で学んできたことが発表されていました。

患者さんへの接し方では、「患者さんの思いをくみ取ること、障害がもたらす困難さを理解すること、目線や笑顔、傾聴、相槌、前向きな声掛け、言語化、声の大きさや速さ」など、多くの大切なことが報告されていました。

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2023年7月20日 (木)

小児聴覚障害学演習の様子②

小児聴覚障害学演習の様子①の続きです。

今回は、地元の支援学校に通う3名の聴覚障害を持つお子さんと保護者の方にご協力いただき、演習を行いました。

 

実際に演習をやってみて、

「対象児に合わせた説明の仕方を考えることが難しかったけど、とても学びになった」

「自分がどう動いたら対象児が自分達の考えていることをやってくれるのかを考えられた」

「楽しかった」

など充実した学びになったとの感想があがりました。

 

これからも演習は続くので、計画に準備、本番が終わったあとの報告書作成まで頑張っていきましょう!

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2023年7月19日 (水)

聴力検査の練習

こんにちは!

 

2年生の「聴覚障害学」では、聴力検査の練習を行います!

初めての聴力検査にドキドキ…

みんな上手に検査の説明から実施までできていました♪

 

2年生で練習した検査が3年生の演習や実習で生かされていきます。

スムーズに検査ができるよう、頑張っていきましょう。

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2023年7月18日 (火)

小児聴覚障害学演習の様子①

暑い日が続いておりますが、体調は崩していませんか?

熱中症に気を付けてくださいね!

 

さて、3年生の前期には「小児聴覚障害学演習」という科目があります。

この科目では、地域の聴覚障害を持つお子さんと保護者の方にご協力いただき、実際に聴力検査や言語の評価を行っています。

 

計画書を考え、何度も修正し、練習をしていざ当日・・・!

 

貴重な機会でとても学び多い時間になりましたね♪

緊張しながらも、お子さんの様子をみながら対応している姿をみて、とても頼もしく思いました。

 

演習は数回に分けて行いますので、様子を適宜アップしていきます☆

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2022年12月14日 (水)

拡大代替コミュニケーション演習(4年生)

12月1日の講義は、外部の先生にお越しいただきました。

講師は北斗わかば病院の伊藤ちあき先生です。

北斗わかば病院は本学の実習先でもありますし、卒業生が多数働いています。

実習でお世話になった学生が伊藤先生にご挨拶をしていました。

 

内容は「神経変性疾患に対する拡大代替コミュニケーション訓練の実際」です。

拡大代替コミュニケーション (Augmentative and Alternative Communication ; AAC )とは、「口頭コミュニケーションが困難な人のコミュニケーションを援助、促進、代替するあらゆるアプローチ」のことです。

コミュニケーション手段を喪失した人は、動作能力も制限されることが多く、介護を一方的に受けるだけの非人間的な生活になります。

神経変性疾患のなかには、徐々に進行していく疾患があります。

コミュニケーションが徐々に取れなくなる方がいます。

言語聴覚士はそのような方に対し、コミュニケーション手段を確立する支援を行っています。

 

講義では、実際に症例に対して、どのようにAACを選択したか、どういう点に苦労したかについてお話しいただきました。

AACには、①補助器具を必要としないものと、②補助器具を必要とするものがあります。

さらに、②補助器具は、機器を用いないもの(ローテク)と用いるもの(ハイテク)に分類されます。

こちらは透明文字盤(ローテク)を行っている場面です。

目のみ動く方に用いる器具です。

言語聴覚士は目線を頼りに患者さんの伝えたいことを理解します。

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実際に現場で使用している、意思伝達装置を持ってきていただきました。

学生さんも実際に体験してみました。

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伊藤先生が「今思っていることを教えてください」と学生さんに質問をすると‥

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「おなかがすきました」と伝えていました。

本講義はお昼前でしたので、素直な気持ちですね。

やはり意思を伝えるというのは大切ですね。

 

学生からは、「実際の現場の様子を学ぶことができ、勉強になった。」、「意思伝達装置は難しかった。患者さんに導入する際は、患者さんの認知機能や運動能力に合わせて指導する必要がある。」などのコメントが聞かれました。

ぜひ、就職したときに役立てて欲しいなと思っています。

 

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