2月20日に国家試験が終わりました。
そして、3月1日に2年生、3年生を対象とした、就職活動報告会&国家試験報告会がありました。
4年生の飯田君、今泉さんが自身の体験について報告してくれました。
4年生になると、臨床実習、卒業研究、就職活動、国家試験ととても忙しいです。そこで、何月に何を行うのか、というスケジュールを提示して説明してくれました。
飯田君が後輩に最も伝えたいことは、「国家試験は早くから準備をすることが重要」とのことです。
国家試験は4年間かけて勉強したことが出題されますので、計画だてて勉強していくことが大事ですね。
2年生、3年生だけでなく、1年生も参加していました。
1年生は希望者のみでしたが、4名ほど参加していました。素晴らしい!
国家試験は1年生で勉強した内容も出てきますので、低学年からの対策が非常に重要です。
皆さん、早くから国家試験の準備を始めていきましょう。
2016年2月25日(木)~26日(金)に福岡県で第31回日本静脈経腸栄養学会学術集会が開催されました。
佐藤助教が参加してきましたので、ご報告いたします。
日本静脈経腸栄養学会とは、食・栄養管理に関する学術集団であり、約18,000名の会員を有する『世界最大』の栄養関連学会です。
医師、歯科医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、臨床検査技師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、歯科衛生士など多職種で構成されています。
今回の学会には、1万人以上参加していたようです。
すごい人数ですね。
学会では、特別講演、教育講演、シンポジウム、一般演題など多くの企画がありました。
その中でも、この学会の凄いところは、やはり企業の関わりです。
多くの栄養関連の企業が新商品を紹介していました。
やはり医療は日進月歩だなと感じました。
学会は新たな知識を学べる、とても良い機会だなと感じました。
話は変わりますが、2月29日(月)からアメリカ言語聴覚学研修が始まりました。
次回、ご報告します。
国家試験壮行会、第2弾です。
教員から4年生へのプレゼントは、合格へのメッセージが書かれたブックマークです。
各教員が合格を願いゼミ学生の名前を書き入れた、世界で1つのブックマークです!!
応援の一言と共に、手渡されたブックマークを嬉しそうに、STテキストやスケジュール帳に挿んでいました。
教員から、4年生へ応援メッセージ!!
今までの学生生活を振り返りつつ、国家試験に向けてエールを送ります。
ゼミごとに歓談です。3年生が合格祈願のお守りとプレゼントを渡していました。
ゼミごとにお守りは違い、谷ゼミは先輩のイメージカラーをしたダルマにしたようです。
こちらの大原ゼミは、国家試験に向けてだけでなく、大学4年間を過ごした仲間との絆について話されていました。
学生たちも先生の話を熱心に聞いていました。
教員一同、応援しています!
2月20日の言語聴覚士国家試験に向けて、3年生・教員からエールが送られました!
前日から3年生が力を合わせて4年生への思いを描いてくれました。
講義、演習、臨床実習と忙しい4年間でしたが、大学生活を振り返ると1年ごとに確実に成長した姿を思い起こすことが出来ます。
4年生入場! 3年生と教員でアーチをつくります。飯田君は余裕のWピース。
いよいよ、壮行会が始まりました!
3年生が中心となり、2年生、1年生に声を掛けて準備を進めてくれました。
笑いあり、涙あり、4年生への愛が詰まったメッセージが伝わってきます。
4年生の中には感動して目が赤くなる子も。。。
7名の書道ガールズが、音楽に乗せて思いを書いたメッセージ!!
今は音声室の壁に飾られて、学生達を見守ってくれています。
次回は、教員から4年生へのプレゼントです。
2月12日(金)に一般入試(前期)、センタープラス入試(前期)、大学入試センター試験利用入試(前期)の合格発表がされました。
言語聴覚学科を受験してくださった多くの皆様、誠にありがとうございました。
今回どんな結果であれ、すべての方々が努力されたことと想像しています。
何か一つのことを努力しやり遂げることは、これからの人生に大きな意味をもつと思います。ぜひ、努力された日々を忘れないでください。
努力が実を結び、一つの結果を出せた合格者の皆さん、これから始まる大学生活の中でより一層成長し、輝かしい未来を自らの手で具現化できるよう教員一同祈っています。
言語聴覚士になるという強い気持ちを持ち、大学生活をお送りください。
我々教員は全力で皆さんを支え、ともに歩んでいきたいと思っています。
また、努力が実を結ばれなかった方もまだまだチャンスはあります。ぜひ継続した努力を期待しています。
本学では3月3日に一般試験(後期)を予定しています。出願時期は2/10(水)~2/23(火)です。多くの皆さんの努力が実を結び、桜の咲く頃、正門をくぐる晴れやかな皆様の姿を楽しみにしています。
言語聴覚学科の谷哲夫です。
今回は吃音のおはなしをします。はじめに私自身のことを記すことになりますがご容赦ください。
私は言語聴覚士です。言語聴覚士になった理由のひとつは、私に幼少のころから吃音があったことです。「ぼく」とひとことを言うのに「・・ぼ・・ぼ・・ぼ・・ぼーーく」と顔を歪めながらやっと話していました。幼稚園では、朝、私が教室に入ろうとすると子供たちが私の周りに集まってきました。人気者だったわけではありません。子供たちは私が「おはよう」と言うのを待っているのでした。私が「・・お・・お・・お・・」と言っていると子供たちは「お、お、お、だってー!」と言って大笑いしました。小学校では自分の言葉を気にし、ストレスが溜まりました。このころ経験した“集団の中の居心地のわるさ”は現在でも影響を受けています。勉強も嫌いになり成績はかなり下の方だったと思います。テストでたまに良い点でも取ろうものなら、担任の先生から「人のものを見ただろ!」などと追及されてしまいました。そんな日々が続き、幼少から学齢期にかけて、あまり良い思い出はありません。
吃音は上記のように、幼少時に生じることがほとんどで、言語発達の途上であることから発達性吃音と呼ばれます。吃音の大きな問題点は、言語症状のみならず心理面に影響を及ぼすことです。吃音を持った自分を肯定できず、社会不安障害になって外出できなくなる人も少なくありません。しかし、発達性吃音のなかった人が、脳卒中後に吃音を発症してしまうことがあります。これを神経原性吃音といいます。両者は似た症状なのですが異なる特徴もあり、本質的に同じものなのかどうかわかっていません。私は言語聴覚士として多くの脳卒中患者さんと関わるうちに、神経原性吃音を詳しく調べれば発達性吃音の発症原因に近づけるかもしれないと思うようになりました。以来、神経原性吃音を発症した患者さんのデータを分析して研究を続けてきました。
我々の研究では現在、次のような知見を得ています。①これまで言われていた発達性吃音と神経原性吃音の違いは、対象者の年齢の違いや、吃音の発症からの経過が異なるために観察されたことであり、これらを統制した研究が必要であること。②神経原性吃音は脳の様々な部位の損傷で生じるために責任病巣の特定が困難といわれていたが、失語症を伴わない純粋な神経原性吃音患者の損傷部位を調べてみると、大脳基底核の被殻という場所が共通した損傷部位であったこと。③被殻損傷の神経原性吃音の発話症状は発達性吃音とかなり類似していること、などです。
今後、吃音の原因究明と治療法開発に貢献できるよう、データ分析を積み重ねてまいります。
脳卒中後に失語症を伴わず吃音のみが生じた代表例2名の脳の画像です。左半球の被殻という場所の損傷が共通しています。
現在、3年生は、2週間、大学を離れて県内の様々な医療施設で臨床実習に臨んでいます。
専門の検査はもちろんのこと、実際に、患者様と関わることも初めての経験です。
実習では、スーパーバイザーの先生より指導を受けながら、患者様に検査をさせて頂き、報告書をまとめていきます。
先日、風車が美しい、海辺の町の病院を訪問しました。
担当する学生は、「臨床の現場でしか学べない多くのことを学び、大変、充実した毎日を過ごしています」と目を輝かせて話してくれました。彼女は、授業で学んだ理論が現実の症状と合致することに心が揺さぶられたそうです。
ご協力頂いた患者様や病院の先生方には、心より感謝申し上げます。
3年生の皆さん。皆さんが言語聴覚士になるために、多くの人に支えられているということを、心に刻んで、皆さんの実習を完成してください。
2週間後、成長した皆さんから、実習の話を聞くことを楽しみにしています。