2017年12月14日 (木)

国家試験勉強(4年生)


4年生は秋セメスターの授業も終わり、今は国家試験の勉強に専念しています。毎日、全員が朝早くから大学に来て勉強をしています。今のところ、インフルエンザに罹ったり、体調を崩すこともなく順調に勉強しています。


次は12月15日に模擬試験が行われますので、その模擬試験に向けて猛勉強中です。


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2017年12月13日 (水)

言語発達障害研修会のお知らせ


聖隷クリストファー大学 言語聴覚学科では、コミュニケーション障害を抱える方々の支援を目的に専門研修会を開催します。


今回は、言語発達障害についての内容です。関心ある皆様のご参加をお待ちしています。参加くださる方は、資料準備の関係でscust.learning@gmail.com に人数をお知らせください。


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2017年12月12日 (火)

2017年12月5日 定期勉強会(1年生)

 

Today, 5 December, we had our weekly ST 1st year Study Seminar.  It was the final session on Meta-Cognition.  The groups first studied Meta-Cognition, or the process of reflective learning.  They then spent time in small groups discussing the proposed learning scenario.  Today, the groups made "Poster Fair" presentations to the rest of the class on their thinking, opinions, and conclusions.  Once again, it was exciting to see these students tackle difficult cultural and philosophical questions.  Many of the ST faculty have also been very impressed the the quality of work and Critical Thinking skills of these students.  

 

To summarize, meta-cognition is the basis of Active Learning and the underlying principles of Critical Thinking.  If our students can understand and begin to master these topics, they will become not only excellent students and scholars, but also some of the best Speech and Language therapist Seirei can produce.  

 

Professor Ishizu has been an excellent leader of these Study Seminars and the students who participate have shown great interest in her leadership.  The students have shown very high cognitive skills and are becoming mature adults.  

 

 

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今回の勉強会の紹介は、伊賀さんと後藤さん、山中さんにお願いをしました。

 

** 伊賀さん *********************

今回は、メタ認知について2回目でした。実際にあった実習中の課題について、答えのない問題を話し合いました。自分の考えを伝え、グループで意見をまとめるのはとても難しかったです。

 

しかし、同じグループの子の意見や他のグループの意見を聞くことで、様々な視点から問題について考えることができ、とても面白かったです。また、自分のグループの意見を他のグループの人達にわかりやすく伝えることも難しく、今後の勉強会で身につけていきたい課題が見つかりました。

 

 

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** 後藤さん *********************

12月5日(火)は、なぜ、実習指導者は1年目の言語聴覚士と実習生に対して、フィードバックの対応を変えたのかという内容の元、他のグループに発表をしました。

 

私達のグループは、「実習指導者は実習生に対して、威厳を示したかった」という意見でした。しかし、他のグループの発表を聞くと、大きく違いがあり、驚くことや、感心することなど多くのことを感じました。他のグループは、実習生の立場に立って意見を述べたり、また他のグループは1年目の言語聴覚士の立場に立って述べたり、多くの視点がありました。

 

今回の勉強会で学んだことは、1つの側面に執着し物事を見るのではなく、広い視野を持った客観的な視点を持つことが大切だということを学びました。勉強会を通じて、自分自身のスキルを高めていきたいです。

 

 

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** 山中さん *********************

今回の勉強会では、メタ認知について学び、グループごとでまとめた内容を発表した。

 

メタ認知と聞いて具体的なイメージがすぐに浮かぶ人は何人いるだろうか?少なくとも私が初めて聞いた時に浮かんできたのは、漫画の登場人物が作者や地の文にツッコミを入れるメタ発言のことだった。

 

メタとは、「高次な**」「超**」等の意味を持つ接頭語だ。そのため、メタ発言であれば、発言した内容が、本来ならば発言したものが知るはずのない範囲まで言及している発言になる。

 

では、メタ認知とは何なのか?簡単に言ってしまえば、それは自分の認知を認知すること、自分自身を認識し、自分の思考や行動そのものを対象にして客観的に把握、認識することだ。

 

勉強会の発表の題材は、実習生がいる状態で、一年目STに対して先輩STが怒る原因は何かというものだった。これに対し、私のグループの回答は、実習生への間接的な指導ではないか、というものになった。メリットとしては、実習生に気を引き締めてこれからの勉強や、訓練に真剣になってもらえるかもしれないこと。デメリットとしては、実習生、一年目STどちらも嫌な気持ちになってしまうことなどが考えられた。

 

その後の、他の班との意見交換では様々な意見が出たが、多くの班に共通して見られたのは、先輩STが怒ることには理由があり、正しいはずだというものだ。

 

しかし、最後のまとめの中で、担当の先生がリーダーシップに必要なものについて私たちの教えてくれたことは、怒ることが、リーダーには必要ないものということだった。怒るという行為は、親と子供の上下関係に見られるものであり、リーダーに求められるのは、協調などの対等な関係なのだという。私たちは議論の中で怒ることのデメリットには気づいても、目上の人が正しいのかということには、疑問を持っていなかった。

 

全体を俯瞰して疑問点に気づくメタ認知の技術。これからの私たちの仕事に重要な技術になるだろう。

 

 

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2017年11月30日 (木)

2017年11月28日 定期勉強会(1年生)

 

今回は、少し難しいトピックを取り扱いました。「メタ認知」です。「メタ認知」は、自分の考えについて考えることをいいます。自分自身を別の視点から、客観視して理解し、振りかえり、コントロールすること・・・を意味します。

 

これまで取り上げてきた「構造化」「クリティカル・シンキング」にも深く関与しますし、皆さんが将来、STとして働いていくうえでも大事なスキルになってきます。

 

今回は具体的な例を挙げて、前回同様、グループで様々な意見を、出し合いました。多方向から考えうる答えのないトピックだったため、非常に難しかったかもしれません。ただ、これから皆さんも、同じような課題場面に直面するかもしれませんね。

 

そのときに、今日、やったように自分や周りのことを、客観的に分析的にとえらえることができるようになっているとよいと思います。次回も、また皆で議論してみましょうね。

 

今日の勉強会の紹介は、伊熊さん、鈴木さん、そして小林さんです。

 

********* 伊熊さん *********

今週のテーマはメタ認知でした。メタ認知についての説明を受けた後に、小グループで、設定された場面での登場人物の言動の意味や原因、どうすれば良かったかについて話し合いました。

 

今回の活動にも答えはなく、考える程、様々な意見が出てきました。また、私と友人で意見が異なったり、視点を変える事で「そういう考え方もあったのか」となったり、とても新鮮な活動でした。そして、メタ認知と一言で言っても、経験してきた物事や育った環境で、意見や考え方が大きく変わってくるのだと実感しました。冷静な視点でその場を見て判断する力は、これからの実習や、その後の将来にもしっかり活かされてくると思います。来週の勉強会は今週の続きなので難しい課題ですが、スキルに繋げる為にも、自分で考えて取り組みたいです。

 

********* 鈴木さん *********

今回は、考えを深めようというメタ認知を学びました。とても難しい内容でしたが、興味深く、有意義な時間を過ごすことが出来ました。

 

私は、考えをより深めることは大切だと思い、実践したのですが、難しく、簡単に出来るものではないということを実感しました。この機会を経て、メタ認知をすることに慣れるよう、大学生活でも使うことを意識したいと思います。

 

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********* 小林さん *********

11月28日(火)の勉強会では「メタ認知」について学びました。メタ認知とは、思考を思考することで、クリティカル・シンキングと深く関連しています。

 

今回は、実習指導者が1年目STと実習生に対してフィードバックを行っている場面で、実習指導者は、実習生には肯定的なフィードバックをし、1年目STには否定的なフィードバック(怒る)をしている・・・そのような場面を想定して、なぜ怒ったのか、怒ることは教育として良いのかなどを、グループに分かれてそれぞれ議論しました。私たちの班では、怒られてもよい派と怒られたくない派に分かれ、怒られたい派の意見としては、今後の糧となるから、逆にやる気になるから、などが出ました。怒られたくない派の意見としては、怒られることを意識すると、体が委縮し失敗しやすくなるや、良い気分がしないなどがありました。それぞれ今までの経験から、異なる意見が飛び交い、とても趣のある議論になりました。

 

今回、グループで議論したり、アドバイザーや副アドバイザーの意見を聞いたりして、怒られたい、怒られてもいいという考え方は文化的な考え方であるということが分かりました。海外では怒るということをあまりしないなという意見もあり、自分がそうだから同じという固定概念に縛られてはいけないと思いました。そして、議論することにより、自分の中ではなかった新しい発見が見つかり、思考をすることのできる幅が広がると感じました。まだこの議論は終わっていないので、次回の勉強会でまた新たな視点を発見できるとよいと思います。

 

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2017年11月28日 (火)

総合演習(2回目OSCE)の報告

 

教員の谷です。

 

11月13日の総合演習について報告します。

 

この授業では2回目のOSCEを実施しました。患者役(教員)は5名を配置し、車椅子上で身体を崩している状態で待機しました。

 

学生には、患者情報の確認→患者様への挨拶→車椅子を操作して部屋へ移動→失語症検査の実施→検査終了後の挨拶、の流れを課題としました。身だしなみ、言葉遣い、などのほか、患者役が崩した体勢を良い姿勢に直せるか、安全な車椅子操作ができるか、失語症検査を滞りなく遂行できるか、などが評価されました。

 

学生たちはこの日のために練習を重ねてきました。

 

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まず、患者情報を指定された部屋で確認しました。病歴や頭部画像などを読み込み、大まかな患者像を把握します。

 

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いよいよ、患者様と対面します、車椅子で移動する前に患者様の足をフットレストに乗せます。患者様の足をフットレストに乗せないで車椅子を動かすと、患者様の足を痛めてしまいます。車椅子操作に慣れていない学生達にとっては要注意です。

 

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部屋に入ってから失語症検査を実施しました。このときにはじめて教員から検査項目を指定され、学生は指定された検査のための準備をすぐに行い検査を実施しました。

 

失語症検査は大事な検査なのでOSCEでは重点的な課題としました。学生たちは緊張していたようですが、日頃の練習成果を発揮できたようです。

 

1人の学生のOSCEが終了すると、患者役の教員が評価基準に基づいて指導しました。学生達は、現時点での課題を発見することで、実習開始までに効果的で実りのある準備ができます。

 

3年生! 頑張れ!

2017年11月27日 (月)

嚥下障害神経筋電気刺激治療研究会講習

 

こんにちは。教員の柴本です。

 

11/23(祝)に日本嚥下障害神経筋電気刺激治療研究会主催の第3回技術講習会が、浜松市リハビリテーション病院で開催されました。海外講師のレクチャーがありましたので、私は逐次通訳でお手伝いをしました。

 

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摂食嚥下障害の治療もどんどんと発展していて、現在は神経筋電気刺激治療を行う時代となりました。

 

講習会では、神経筋電気刺激治療は新生児から実施でき、従来の治療よりも治療効果が高いことなどが発表されました。

 

本学卒業生3名が受講していました。 どんどんと新しい治療法を習得しようとする姿勢に感心しました。

 

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有効な治療効果を得るためには、電気刺激用電極を正確に貼らなければなりません。骨と筋の位置関係など解剖学の知識をフル活用して正確な位置に電極を貼ります。

 

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機器は、電気刺激と同時に表面筋電を計測できます。科学を結集させた機器を用いて、多くの患者さんを治療するのが今後のリハビリテーションの一手法ですね。

 

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浜松市リハビリテーション病院に勤務している多くの本学卒業生は、講師のアシスタント等教える側として活躍しています。

 

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受講した本学卒業生3名には、研究会から終了証が発行されました。

 

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新しい治療法を活用して多くの患者さんを治療して欲しいと願っています。技術講習会お疲れ様でした。今後もがんばってください。

20171122 授業(2年生)

 

2年生の授業風景をお届けします。

 

11月も後半となり、授業内容も、より高度で、より専門的になってきました。「言語発達障害学Ⅱ」では、グループごとに新版K式発達検査の演習を行いました。

 

各グループで検査者と被験者を交代しながら、検査手順の確認を行い、採点方法を学びました。

 

また、教員が実際に子どもに実施する様子をビデオで視聴し、学修した内容を深めました。

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2017年11月24日 (金)

高校生の訪問

学科長の柴本です。

 

11月8日(水)に高校生が言語聴覚学科を見学に来てくださいました。

 

 

実習室に行ったらたまたま3年生が勉強をしていて、急遽「子どもに実施する音の聞こえの検査」のデモンストレーションをしてくれました。

 

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高校生は、大学生が専門的に教えてくれたことに感激。

 

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また、教科書や自身が授業で使っているノートも見せてくれました。

高校生は、大学生の勉強をありのまま知ることができて、とても有意義な時間だったといってくれ、教員としてもうれしい訪問となりました。

 

高校生の皆さん。見学ありがとうございました。今後いつでも結構ですので、ぜひ言語聴覚学科にお立ち寄りください。

 

3年生のみなさんも、丁寧でわかりやすい説明をありがとうございました。

みなさんが成長している姿を見られて、教員冥利に尽きる今回の高校生の訪問でした。

 

国家試験対策講義(4年生)

 

秋セメスターの4年生の授業は「言語聴覚学特別講義」という国家試験対策講義の授業と「言語聴覚障害診断学Ⅱ」という今後臨床に出ていく時に必要となる知識の総復習の授業があります。先日、言語聴覚学特別講義では30コマのすべての授業が終わりました。

 

授業の他にも、専門基礎科目については外部講師に依頼して特別に追加で講義をしていただく予定でいます。2月の国家試験まで残り3か月となりました。4年生は、毎日大学に来て国家試験の勉強に励んでいます。

 

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2017年11月20日 (月)

2017年11月16日 定期勉強会(1年生)

Again this week (16th of November), the first year ST students had their weekly study session.  This weeks event was particularly interesting. 

 

This week was a culmination of the last few weeks discussions and topics.  The students made group Poster presentations on their discussions around a topic related to using critical thinking skills.  This gave the students the opportunity to coalesce the previous discussions about presentations, structure, and critical thinking skills. 

 

It was a very mature and impressive event.  The students took control of the topic, developed a position on the topic and then, under the leadership of Prof. Ishizu, made round robin poster presentations of their group's ideas.  It was very enjoyable.

 

今回は、前回に引き続き「クリティカル・シンキング」についてのワークをしました。前回、グループで出し合った様々な意見を、再度、まとめ、それぞれ他のグループの人にプレゼンテーションをしました。これまで学んできた、プレゼンテーションの構造化、話し方についても気をつけて発表をしました。

 

グループ毎に、見事なくらい違う意見や考えが出てきていましたね!それでこそ、クリティカル・シンキング!色々なことを他方向から考え、良いディスカッションと発表ができました。

 

今日の勉強会の紹介は、荒井さん、鈴木さん、そして長谷川さんです。

 

********* 荒井さん *********

 

11月16日(木)の定期勉強会では、前回、グループディスカッションでまとめた内容の発表でした。なぜ「患者様」と「患者さん」と呼び分けることがあるのか。というお題で、一人一回、必ず発表をしました。

 

私達のグループは「答えはない、わからない」という結論が出ました。しかし、他のグループでは、「患者という言葉を使わないようにする」「名前を呼ぶようにする」「患者さんと呼んだほうがいい」という結論が出ていました。私達は、「様」と「さん」について考えていたので、名前を呼ぶという考えがとても新鮮に感じられました。

 

今回の勉強会を通して、「患者様」と「患者さん」の違いを発表しあいました。このことにより、意見をまとめ、発表するということが少しできるようになったと思います。

 

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********* 鈴木さん *********

 

11月16日の定期勉強会では、前回グループディスカッションを行った、「患者様」と「患者さん」の呼び方の違いについて分かりやすくまとめ、それぞれ発表をしました。

 

私たちのグループは、「自分たちが患者だったら、呼び方の違いをどのように感じるか」をトピックにして、内容をまとめました。

 

このテーマは考えれば考えるほど難しく、まとめるのが大変でしたが、他のグループの発表では、自分たちのグループにはない意見を聞くことができ、とても興味深い内容だと改めて感じました。

 

私は今回、他者の意見に疑問を持ち質問をすることができませんでしたが、今後はいろいろな視点で考え、疑問を持つことを大切にしていきたいです。

 

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********* 長谷川さん *********

 

第8回定期勉強会が行われました。今回は前回の続きとして、クリティカル・シンキングのもと、小グループで議論した内容を、他の人達にプレゼンテーションを行いました。私は、プレゼンテーションにおいて話す内容がわかりやすく伝わるよう、構造をしっかりまとめ、また、話す際は、聴き手の方を見ることを意識しました。

 

議論のテーマは、患者様と患者さんの呼び方の違いについてでした。そして、他のグループの意見を聴いて、とても面白いと感じました。自分達が出した答えと他のグループが出した答えが全く違いました。問題の視点を変えることで、「患者さんと呼ぶべき」や「名前で呼ぶべき」といった意見が出ました。

 

こうして、物事を懐疑的に見ることで様々な意見が出ることがわかりました。答えや結論が無いテーマで考えることは難しいことでしたが、とても内容の濃いことが話し合えたと思います。これからは、物事に対し、そのまま受け入れるのではなく、まず、疑問を持って考えていきたいと思います。

 

 

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