総合演習(2回目OSCE)の報告
教員の谷です。
11月13日の総合演習について報告します。
この授業では2回目のOSCEを実施しました。患者役(教員)は5名を配置し、車椅子上で身体を崩している状態で待機しました。
学生には、患者情報の確認→患者様への挨拶→車椅子を操作して部屋へ移動→失語症検査の実施→検査終了後の挨拶、の流れを課題としました。身だしなみ、言葉遣い、などのほか、患者役が崩した体勢を良い姿勢に直せるか、安全な車椅子操作ができるか、失語症検査を滞りなく遂行できるか、などが評価されました。
学生たちはこの日のために練習を重ねてきました。
まず、患者情報を指定された部屋で確認しました。病歴や頭部画像などを読み込み、大まかな患者像を把握します。
いよいよ、患者様と対面します、車椅子で移動する前に患者様の足をフットレストに乗せます。患者様の足をフットレストに乗せないで車椅子を動かすと、患者様の足を痛めてしまいます。車椅子操作に慣れていない学生達にとっては要注意です。
部屋に入ってから失語症検査を実施しました。このときにはじめて教員から検査項目を指定され、学生は指定された検査のための準備をすぐに行い検査を実施しました。
失語症検査は大事な検査なのでOSCEでは重点的な課題としました。学生たちは緊張していたようですが、日頃の練習成果を発揮できたようです。
1人の学生のOSCEが終了すると、患者役の教員が評価基準に基づいて指導しました。学生達は、現時点での課題を発見することで、実習開始までに効果的で実りのある準備ができます。
3年生! 頑張れ!