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2017年3月

2017年3月22日 (水)

アメリカ言語聴覚研修6日目、最終日

5日間の研修を無事に終え、週末の2日間はハワイの文化交流を楽しみました。
2日間は各々ハワイならではのアクティビティを存分に楽しめたかと思います。

私はワイキキビーチを一望できる施設で伝統的なスパ(ロミロミ)を体験しました。オイルを用いた全身揉みほぐしのスパはとても気持ち良かったです。特に足のマッサージは5日間歩き続けた足にとても気持ちの良いものでした。本当にリラックスできたので皆さんもハワイに訪れた際はぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。他の学生はダイヤモンドヘッドに登ったり、パール・ハーバーに戦争の歴史を学びに行ったりしたようです。とても充実した日になったかと思います。

写真はワイキキビーチを一望できるスパと、ダイヤモンドヘッドの頂上から見下ろす絶景です。

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日曜日はハワイ大学の教授であるバーバラ先生の案内でPALI州立公園を散策しました。
PALIから一望する景色は、見るものの心を奪うかのような圧巻の景色でした。また、途中で案内していただいたカイルアビーチで少しだけ海に入りました。ハワイの海はビーチによって特徴が異なり、砂浜の色や波の色がとても綺麗でした。エメラルドグリーンの透き通った海と白い砂浜。テレビや写真を通してでしか見たことのなかった景色にとても感動しました。写真はパリ州立公園の展望台から見下ろす景色と、カイルアビーチの白い砂浜と、エメラルドグリーンの海です。

写真は、パリ州立公園の展望台から見下ろす景色とカイルアビーチの白い砂浜と、エメラルドグリーンの海です。

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今回の研修を通して、実に多くのことを学ぶことができました。医療体制の違いや制度、文化や言語の違いなど他にもまだまだたくさんあり、一言では言い表せません。現地に趣き実際に体験してみることでしか味わえない新たな発見。これは何にも変えることの出来ないかけがえのないものです。

『英語を話すのは苦手…』そう思ってるあなた。心配無用です。研修前には大学で研修に向けた英語の特別授業が設けてあります。先生方の手厚いバックアップがあるので、現地で言葉が通じず困ったことがあってもすぐに助けてくれます。ですが、最も大切なことは単語の暗記でも文章読解でもリスニング力でもありません。『この人に伝えたい』という強い意欲です。現地の方々は私の拙い英語でもちゃんと理解してもらえたので、私たちが何を言いたいのかしっかり聞き取ってくれます。たしかに英語を話せなかったどうしようという不安はありましたが、ハワイ大学の学生と交流を重ねていくうちに相手が何を言っているのか少しずつ理解することができました。英語でコミュニケーションが取れるととても嬉しいですし自分の自信にも繋がってきます。皆さんが中学高校で学んできた英語を実際に使ってみる良い機会になると思います。

アメリカ言語聴覚研修は未来の言語聴覚士として、1人の人間として成長を実感できる充実したものになります。みなさんもぜひ日本を超えて見聞を広げてみませんか。来年のアメリカ研修、みなさんの参加を心待ちにしております。

6日目、最終日blog担当 川上里奈。

ハワイ言語聴覚研修6日目


今日は、ハワイ大学マノア校のキャンパスツアーに行きました。ハワイ大学はとても広くて集合場所と違う場所にタクシーが止まってしまい、迷ってしまうアクシデントがありました。しかし、ハワイ大学の学生さんたちが優しく集合場所に案内してくださいました。ハワイの方の優しさに感動しました。

障害を持った方の支援を行っている、Center for Disability Studies (CDS)に行き、そこで研究員として働いている日本人の方から話を聞きました。その話の中では、一番印象に残ったのは地域によってそれぞれ文化や習慣、言語などに特徴があるため、それを配慮しながら支援するこちが大切であることを学びました。これからを忘れないように考えつずけて行きたいと思いました。

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午後はクリニックに戻り、最後の学生交流を行いました。日本や静岡や聖隷クリストファー大学、日本の遊びなどを紹介しました。日本の遊びでは、二人羽織とだるまさんがころんだを一緒に行いました。とても楽しんでくれてたので、私たちも嬉しかったです。


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5日間私たちの拙い英語を一生懸命汲み取って、コミュニケーションをとってくれた学生さんに感謝気持ちでいっぱいです。言語が違い、あまり話せなくてもジェスチャーや簡単な言葉で交流することが出来たことは、私にとってとても貴重な体験でした。行く前は英語が話すことができず、不安でいっぱいだったのですが、ハワイ大学の学生のおかげで有意義な時間を過ごすことができました。

明日は文化交流です。ハワイの文化や風景などに触れて楽しみたいと思います。

6日目blog担当、松永美樹。

2017年3月21日 (火)

ハワイ言語聴覚研修5日目

 

今日はハワイ大学の学生さんと一緒に失語症と嚥下障害の授業を受けました。
1年生はまだ、これらの授業を受けていないので理解することが難しかったです。しかし、実際に患者さんの映像を見比べることで、同じ失語症の中でも違いがあることに気づきました。また、嚥下障害の中でも患者さんの障害によって違う症状が現れることを知りました。
私のグループでは自閉症に見られる嚥下障害について調べました。自閉症の患者さんは偏食をする傾向があることを今回の授業で初めて知りました。

 

授業の中では難しい英単語が多く出てくるので、分からない時はハワイ大学の学生さんが簡単な英語で言い換えてくれたり、ジェスチャーで分かりやすく伝えてくれました。

 

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午後の時間はスペシャルイベントがあり、英語のアクセントや発音をマンツーマンでハワイ大学の学生さんに教えていただきました。私はアメリカ住んでいたことがあるので、「あなたの発音は素晴らしいわ」と褒めて頂き、とても嬉しかったです。英語を教えていただいたお礼に簡単な日本語を教えました。アルファベットを使っているハワイ大学の学生さんにとっては、ひらがな、カタカナ、漢字を使う日本語は難しいようで、とても驚いていました。

 

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次に、臨床を見学しました。今までは、臨床を観察しても気づけた点が少なかったのですが、だんだん具体的に状況を把握することが出来たり、患者さんや学生の行動の意味を考えたりすることが出来た1日でした。最後の臨床時間では患者さんと学生でビンゴをしました。私が1番にビンゴになり、狙っていたトンボのイルミネーションをゲットすることが出来ました。とても可愛くてさっそくホテルの部屋に飾りました。

 

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5日目 blog担当 鈴木伶実

2017年3月17日 (金)

ハワイ言語聴覚研修 4日目

今日は1日クリニックで臨床を観察させて頂きました。

クリニックには小児から高齢者まで、様々な症状を持った方が来ていました。事前研修の成果もあり、症状の説明を受けると理解することができましたが、セラピストと患者さんの会話や構音障害については理解が難しかったです。

臨床が終わるたびに、臨床を行った学生が訓練の解説をしてくださり、数多くの質問をさせて頂きました。解説も英語だったので理解する事が難しい所もありましたが、初日に比べるとよく聞き取れるようになった気がします。

特別に訓練を行っている部屋に入り、間近で訓練を見させて頂きました。また、言葉が話せない人ともコミュニケーションブックを使って会話を楽しむなど、今まで体験したことのない感動を得ることができました。

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お昼はハワイ大学の先生方と一緒にハワイアンフードを食べに行きました。伝統的な料理ラウラウは、今まで味わった事のない味・食感・香りはONO(ハワイの言葉で「美味しい」)!

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明日はスペシャルイベントとして、私たちに英語のアクセントを教えてくださるそうです。非常に楽しみですね。5日目も頑張ります。

【NAKA's 豆知識】 アメリカの軍人さんは「イェッサー」というイメージがありませんか? これは、軍人さんはだけでなく偉い男の人にだけ使う表現らしいです。 皆さんが使う時にはよく気をつけてくださいね。

4日目 blog担当、仲 竜之介。

2017年3月16日 (木)

ハワイ研修3日目

今日の授業は、失語症でした。

失語症はまずタイプ分類から始まり、失語症学Ⅰの復習のようなことがほとんどでした。
私は2年生で予備知識があった為、それなりに理解することができました。しかし、
英語で話されてることもあり授業よりかなり難しく聞こえました。

次にノンバーバルコミュニケーション(ACC)の体験をしました
ここでは、ハワイ大学の学生との交流がとても多かったです。ハワイ大学の学生2人と
聖隷クリストファー大学の学生1人の3人グループでノンバーバルコミュニケーションを
体験しました。英語が上手く話せず、ハワイ大学の学生と上手く意思疎通ができない、
言いたいことが上手く伝えられないことが多くありとてももどかしい思いをしました。
この気持ちが失語症の方の気持ちなのだと感じ、もどかしい思いをしながらもいい体験が
できたと思いました。

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ランチタイムは、クリニックの近くにあるhankyというお店でホットドッグを食べました。
ホットドッグもポテトもとても美味しく、ボリュームがあり皆大満足でした。

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午後はPECSを学びました。実際にST役、患者さん役、サポート役に分かれて行いました。
私はサポート役をしました。サポート役とは、患者さんの後ろに立ち、訓練の妨げになる可能性がある患者さんの行動を止める役割です。私はサポート役でしたが、ST役も患者さん役も大変だったと思います。けれどハワイ大学の学生さんと楽しく学ぶことが出来て良かったと感じました。

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今日は昨日までと比べ、ハワイ大学の学生さんとの交流が多く、ハワイ大学の学生さんと
交流できる機会は滅多にないと思うので、この機会を大切にして明日からも学びたいと
思います。

3日目blog担当、平松史於理。

2017年3月15日 (水)

アメリカ言語聴覚研修2日目

 

本日からハワイ大学言語聴覚クリニックで、本格的に研修のプログラムが始まりました。
とてもきれいで自然豊かなところで、リラックスして学ぶことができる所だと思いました。

 

また出迎えてくれた先生から、お菓子やネームプレートをもらい大学の一員として
受け入れられたようで嬉しく思いました。

 

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私たちは初めにHIPPAという情報の取り扱い制度について学びました。
ここで個人情報を厳重に管理することの厳しさと大切さを学びました。
またクリニック内を見学しました。それぞれの患者さんに合った訓練ができるように、
たくさんの教材とおもちゃがありました。

 

そして次に、ハワイ大学言語聴覚クリニックに見学に来ていた現地の学生たちと共に
ハワイ大学医学部を見学しました。
図書館には人体構造を3D教材で見られるコンピューターシステムがあり
興味深かったです。施設の中にはがんセンターもありました。

 

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ウェルカムランチでは、たくさんの学生と交流ができ、ハワイならではの食事も
出てとても充実な時間を過ごしました。
その後仲良くなった学生に中庭でヨガを教えてもらいました。

 

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今日の研修を通して一番印象に残ったのは臨床見学でした。
訓練後、実際に行った臨床について教員や学生同士で話し合い
振り返りを行うことで自分たちの考えを高め合うことができると思いました。
明日は自閉症のSpecial Eventがあるので楽しみです。

 

 

研修2日目blog担当、樋口登夢。

2017年3月14日 (火)

卒業パーティー&謝恩会

 

今回は、3月8日の卒業パーティーと謝恩会を紹介します。

卒業パーティーは、卒業生・親御様をはじめ大変お世話になっている関係者に参加していただいています。

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卒業式とは異なり、女性はドレスに着替えての参加です。

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4年間支えてくれたご両親と記念撮影です。

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無事卒業できたのはご両親のお陰です。

感謝の気持ちを伝えましょうね。

 

卒業パーティーが終わったあとは、謝恩会が行われました。

10期生から教員へのプレゼントとして開かれました。

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お世話になった教員と一緒に撮影です。

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次年度の謝恩会担当の3年生も参加していました。

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教員と一緒に「はい、ST」

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最後にリハビリテーション学部全体で、「はい、チーズ!」。

 

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4年間、嬉しいこと、楽しいこと、悲しいこと、辛いことなど多くの経験をしたと思います。

今となれば、全ての出来事が良い思い出だと思います。

そしてこれからは教員と学生の立場ではありません。

同じ言語聴覚士としてともに歩んでいきましょう。

この度は誠におめでとうございます。

アメリカ言語聴覚研修 1日目

アメリカ言語聴覚研修に参加している、小笠原です。
3月12日、いよいよアメリカ言語聴覚研修が始まりました。今年は台湾経由でハワイ、ワイキキに向かうことになり、中部国際空港からみんなで飛行機に乗り出発しました。

台湾では、 英語と違い中国語は全く聞きなれない言葉なので空港や駅にいる係員の言葉が理解できずとても苦労しました。駅構内も、同じ漢字にも関わらず理解することが難しかったので目的地に着くまで右往左往してとても疲れました。ですが、その後に食べた本場の小籠包の美味しさで疲れが吹き飛びました。

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2月末に開通したMRT に乗って、国際空港に戻りホノルルに向けて出発しました。ホノルル国際空港に到着した後、ホノルルフェスティバルを見学しました。ホノルルフェスティバルでは日本のお神輿や沖縄の民謡なども披露されていて周囲は大盛り上がりでした。日本人やハワイの方々が共に参加して行ったパフォーマンスを見て、改めてここハワイは多文化であることを実感しました。

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明日はハワイ大学に行きます。ハワイ大学の生徒とうまくコミュニケーションが取れるか心配なことは多くありますが、それ以上に日本とアメリカとの言語聴覚の学びの違いや、私達がまだ知らない患者さんへの訓練方法などについて、実際に見て触れることをとても楽しみにしています。

2017年3月13日 (月)

卒業式・修了式

 

3月8日にアクトシティ浜松で卒業式・修了式がありました。

言語聴覚学科は、23名の4年生が卒業しました。

男性はスーツ、女性は袴、普段大学で見る姿と違い、とても華やかでした。

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卒業式・修了式は中ホールで行われました。

学長や

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理事長からお言葉をいただきました。

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そして、「卒業生のことば」は、言語聴覚学科の成瀬さんが卒業生を代表して読みました。

大学生活のこと、苦楽をともにした仲間のこと、そして教員やご両親への感謝が述べられていました。

手塩にかけて育てた学生のことば、とても感慨深く感じました。

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そして、柴本学科長から一人一人に卒業証書が授与されました。

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皆さん、笑顔がみられますね。

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そして、成績優秀者が発表されました。

皆ドキドキですね。

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日本言語聴覚士協会会長賞は、成瀬さんが受賞されました。

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そして、全国リハビリテーション学校協会会長賞は、山本さんが受賞されました。

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とても名誉なことですね。

二人ともおめでとうございます。

 

そして学位記を持っての記念撮影です。

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最後に卒業生と教員で「はい、チーズ!」

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4年間ともに歩んできた学生さんを見送るのは、とても感慨深かったです。

言語聴覚士を目指した同志です。

大学で知り合った友人は一生の宝物です。

大事にして欲しいです。

 

次は卒業パーティーの場面を紹介します。