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2016年6月

2016年6月30日 (木)

言語聴覚学科のイベントのお知らせ

皆さん、こんにちは。

先日のオープンキャンパスは、とても多くの方にお越しいただきました。

誠にありがとうございました。

 

さて、今後の言語聴覚学科のイベントをお知らせします。

興味のある方はぜひお越しください。

 

1.高校生対象講座

【日時】7月16日(土)14:00~16:00(受付13:30~)

【場所】聖隷クリストファー大学 3号館

【テーマ】ことばを視る~あなた自身の声紋を見てみよう~
【内 容】Native Speakerと日本人の発話(音)の様式の違いについて音響学的に分析する科学教室。Native Speakerと日本人の英語の発話(音)の違いは何か?自身の発話(音)を科学的研究機材で分析し、Native Speakerの発話(音)方法を探ります。同時に構音障害の方に発話(音)の方法を変えることで明瞭性が高まるという言語聴覚士の業務について紹介します。

【申し込み】こちらをクリックし、7月16日の開催プログラムをお開きください。

 

2.夏のオープンキャンパス

【日時】8月6日(土)11:45~16:00

*言語聴覚学科のブース見学は14:40~16:00

(詳しい内容はこちらをクリックしてください)

【場所】聖隷クリストファー大学 3号館

【内 容】6月のオープンキャンパスでは、吃音の体験やとろみ付けの体験をしていただきました。8月は脳標本を展示します。大脳の実際の大きさをご覧いただきながら、言語聴覚士の仕事を知っていただければと思います。

【申し込み】こちらをクリックし、8月6日の開催プログラムをお開きください。

 

皆さんとお会いできることを楽しみにしております。

 

 

リンク

1.高校生対象講座の申込

http://www.seirei.ac.jp/opencampus/high_r/index.php

 

2.夏のオープンキャンパスの日時

PDFを下記に添付

86.pdfをダウンロード

 

3.夏のオープンキャンパスの申込

http://www.seirei.ac.jp/opencampus/index.php

 

2016年6月29日 (水)

*郷土料理サークル*

2年生を中心に今年も恒例行事、「郷土料理サークルでお好み焼き」を開催しました。

 

一人暮らしの学生は、慣れた手つきですね。 男子学生もテキパキと積極的にお手伝い!

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少しくらいの焦げや形の崩れはご愛敬! 美味しいお好み焼きを片手に話も弾みます。

浜松のお好み焼きには、たくあんを入れるのをご存知ですか!? 

程よい塩気と食感でクセになります!

 

ハートの形のお好み焼きにご満悦の溝渕君。

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授業について、試験について、学生生活について、恋愛について・・・

縁があって同じ大学に、言語聴覚学科にいるのですから、学生同士のつながり、

教員とのつながりは大切にしたですね。

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企画を考え、材料の買い出し、下ごしらえと頑張ってくれた2年生の皆さん

本当にお疲れ様でした!! 第2弾を楽しみにしています。

 

 

 



2016年6月23日 (木)

6月のオープンキャンパス

6月18日に今年度1回目のオープンキャンパスが行われました。

当日は天気も良く、多くの高校生・保護者の方にお越し頂き、誠にありがとうございました。

 

今年度の言語聴覚学科のブースは、毎回異なるテーマを用意しています。

6月のテーマは「吃音の謎に迫ろう」です!

 

月9でも取り上げられていることから、多くの高校生が興味を持ってくれました。

吃音について、DAF体験ブースなど吃音関連が多く展示されていました。

「吃音の症状だけでなく、脳の活動の違いまで詳しく学ぶことができた。」との声も。

 

DAF体験ブースでは、自分の声が遅れて聞こえてくる状況で、果たして正しく読むことができるのか!無心で音読する高校生、「あれ?あれ?!」と混乱する保護者の方など反応は様々でした。

 

どうしてDAFを使うと吃音を持つ人は上手に話せるのか・・・その説明を聞いて「そうなんだ~」と納得したり、「もっと脳について知りたくなった」という高校生も。

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また、水分にとろみをつけて、その粘度を測る体験も大好評でした。

とろみの量や時間で粘度が変わる・・・ 不思議ですね。

しかし、その粘度によって患者さんが安全に水分を摂取できるかが変わるので大切ですね。

 

さて、次回は8月6日(土)です。 

 

「8月のテーマは「脳」について!」 

様々な角度から脳の魅力に迫ってみましょう! お見逃しなく!!

 

 

今回のオフショット:

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2016年6月17日 (金)

通級教室指導者研修会

6月8日に行なわれた浜松市教育委員会主催の通級教室指導者研修会で、「通級指導教室での言語指導について」講演を行ないました。

 

主に小学校のことばの教室を担当している先生を対象に、言語発達全般と言語発達障害、機能性構音障害、吃音、聞こえについてお話させていただきました。盛り沢山な内容でしたが、あっと言う間の3時間でした。真夏のような暑い1日でしたが、講演に参加してくださった先生方も熱心に話を聞いてくださいました。講演後も担当している子どもへの対応の仕方について相談がありました。今後も「ことばの教室」など地域と連携した活動を、大学としてどのように支援・継続できるか考えていきたいと思います。

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2016年6月16日 (木)

第17回日本言語聴覚学会 ③

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前回に引き続き、第17回日本言語聴覚学会の様子をお届けします。

 

 

伊藤朱里さん

「学会でのポスター発表は、一年前から少しずつ準備を進めていたのでじっくり研究テーマについて調べたり考えたりすることができました。ですが、初めてのことだらけだったのでゼミの先生方にサポートして頂いたり、他のゼミメンバーと支え合ったりしながら学会本番を迎えることができました。当日、会場にはたくさんのSTの先生方がおりその雰囲気に圧倒されましたが、普段聞くことのできない講演や、ポスター発表という貴重な体験ができとても勉強になりました。また、なによりゼミメンバー一丸となって取り組めたので最後は達成感で溢れました。」

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辻村舞雪さん

「学会発表は3年生でゼミが決定した時からの目標でした。研究をすること自体がはじめてであり、最初は不安も多く"本当に学会発表なんてできるのか…?"と思ってしまうこともありました。発表までの準備もとても大変でした。論文を10本以上読み、苦手な英論文を読むこともありました。学校に夜遅くまで残りゼミのメンバーと準備をすることもありました。しかし、準備期間には大変なことばかりではなく、合間にゼミのメンバーと食事に行ったりボーリングに行ったり、先生方とお話をしたりなど、楽しいことも多くありました。
発表当日は会場の雰囲気に圧倒され緊張をしました。しかし、会場で出会った方々に内容や発表の様子について誉めていただいたり、自分のポスター前に人が集まりメモをする様子をみたりして、達成感とともに、私が行った研究が今後の研究に繋がっていくのであると強く感じました。大変なことも多くありましたが、この学会発表を通して、自分自身の成長やゼミのメンバーとの絆を深められたことなど、得られたものが多くありました。この経験を今後に活かしていきたいと思います。」

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実習前の忙しい中、本当に頑張りましたね!統計が終わらない、文章がまとまらないなど、悩んでいた時期も、発表前の不安な気持ちも4人で励まし合い、支え合って乗り越えられたと思います。同じ経験を共有した仲間と得た達成感、充実感は、今後の実習や国家試験で辛くなった時の心の支えとなるでしょう。また、実習Ⅱ期でお世話になったSTの先生方も会場に応援に来て下さいました。学生も勇気付けられたと思います。本当にありがとうございました。

 

今回のオフショット:発表が無事終わり、ホッとした表情の皆さん。試行錯誤して作成したポスターと一緒に。

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2016年6月13日 (月)

第17回日本言語聴覚学会 ②

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先週末、京都で行なわれた第17回日本言語聴覚学会の様子をお届けします。

 

今回、聖隷クリストファー大学言語聴覚学科で初めて学会発表を行なった皆さんです。

(左から川村美津貴さん、坂本百合菜さん、伊藤朱里さん、辻村舞雪さん)

笑顔ですが、会場に着くと緊張はピーク!

 

各学生に学会で発表した感想を聞きました。

 

川村美津貴さん
「私たちの研究は、テーマに関する論文を読み、摂食嚥下について知識を深めるところから始まりました。その後、昨年の10月にデータを計測させて頂きました。波形の処理も、統計学的検討も初めての経験であり、難しくて逃げたくなることも多くありました。

発表当日はとても緊張していましたが、聞き手に伝わるように話そう、とだけ心に決めていました。「どんな質問がくるかな?」など不安なことも多かったですが、先生が近くにいてくれたので安心して話すことが出来ました。

大変なことも多かったですが、終わってみると寂しさを感じており、不思議な気持ちです。思い返すと、約1年かけての集大成であり、自分でも感動しています。

先生方のお力を借り、同じゼミ生の助けがあり、実験協力や励ましの言葉をくれる学科の仲間がいてこその今だと感じ、心から感謝の気持ちでいっぱいです。これからは最後の実習、国試に向けて、努力していきたいです。」

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坂本百合菜さん

「 1年前に柴本先生に学会発表の提案をしていただいてから、先生方のご指導の下、ゼミ生と準備を進めてきました。発表当日はとても緊張しましたが、座長の先生をはじめ、たくさんの先生方が温かい目で見守ってくださり、無事に発表を終えることができました。臨床実習の準備と学会発表の準備に追われ、両立することは大変でしたが、とてもいい経験をさせていただいたと思います。ありがとうございました。」

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今回のオフショット:本番前の作戦会議!

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次回は、伊藤さん、辻村さんです。

2016年6月 9日 (木)

第17回日本言語聴覚学会 ①

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6月10日・11日に、京都で第17回日本言語聴覚士学会が開催されます。

聖隷クリストファー大学では、教員6名が座長や口頭発表、ポスター発表を行ないます。

 

・柴本 勇教授

座長「摂食嚥下障害 症例」、「地域における摂食嚥下障害への対応」

講演(一部)「国際学会での発表のしかた JICA協力隊員報告」

 

・大原重洋准教授(口頭発表)

「豊田市における軽中等度難聴児の補聴器購入助成と装用支援に関する検討」

 

・谷 哲夫准教授(ポスター発表)

「右半球を中心とした多発性梗塞により吃音症状が増悪した1症例」

 

・中村哲也 助教(ポスター発表)

「/t//k//s/の母音環境における調音結合の影響 ―エレクトロパラトグラ フィ(EPG)を用いて―」

 

・佐藤豊展 助教(ポスター発表)

「一回嚥下量の変化による舌骨上筋群の筋活動量の変化」

 

・木原ひとみ 助教(ポスター発表)

「児童養護施設における児童発達特性に関する理解を促す

職員研修プログラムの効果と課題」

 

年に1度、全国から言語聴覚士が集い、普段の研究成果を発表したり、セミナーに参加して新しい知識を得たり、他の言語聴覚士の先生達と情報交換したりする場にもなっています。

 

そして、今年度はなんと4年生、4名がポスター発表します! 

 

学生(ポスター発表)

・伊藤朱里さん「水分量の違いと嚥下音の音響特性に関する検討」

・辻村舞雪さん「嚥下の随意的コントロールによる嚥下音の変化について」

・坂本百合菜さん「嚥下の随意的コントロールによる水嚥下時の舌骨上筋群筋活動の変化」

・川村美津貴さん「粘性の異なる液状食品摂取時の舌骨上筋群の表面筋電位計測」

 

この日の為に、教員と一緒に準備してきました。実験やデータ分析など始めてのことばかりでしたが、お互い励まし合いながら頑張っていました。

 

学会発表の様子は次回お伝えします。

2016年6月 7日 (火)

4年生が実習から戻ってきました

4年生が臨床実習Ⅱから戻ってきました。

実習前の挨拶はこちらをクリックしてください。

4月11日からの6週間(人によっては7週間)頑張ってきました。

実習前に比べると、皆表情が生き生きとしていました。

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臨床実習Ⅱは、これまでに学んだ専門分野の知識・理論や技能を実際の患者さんを通して再確認、再統合をする実習です。

ホームルームでは、一人ずつ臨床実習Ⅱの反省点と臨床実習Ⅲへの目標を発表しました。

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6月13日から臨床実習Ⅲが始まります。

臨床実習Ⅱで学んだことを臨床実習Ⅲに活かして欲しいと思います。

4年生の皆さん、頑張ってください。          

2016年6月 2日 (木)

第40回日本口蓋裂学会総会・学術集会

2016年5月26,27日に大阪ナレッジキャピタルコングレコンベンションセンターで開催された第40回日本口蓋裂学会総会・学術集会に参加しました。シンポジウムⅢ「口蓋裂言語評価」では「口蓋裂言語に関する情報の共有がもたらすもの」というテーマで、口蓋裂治療の質の向上を図るには多施設間・多言語間で情報を共有するために標準的言語評価法を持つ必要があることを訴えました。

また特別講演で「学際的治療の発展における内視鏡検査の意義」について話されたアイオワ大学のSpeech-Language-Pathologist (言語聴覚士)Dr. Karnellには、早朝にST meetingの時間をとっていただきました(写真)。アメリカでSLPが内視鏡を用いてスピーチや嚥下の評価をしている背景について、興味深いお話をうかがいました。

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2016年6月 1日 (水)

グループ発表会②

今回も言語聴覚障害学概論のグループ発表会について紹介します。

 

こちらのグループは記憶とその障害について発表していました。

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電話番号がなぜ7桁なのか説明してくれました。

記憶には短期記憶と長期記憶があり、短期記憶で覚えられる桁数が7桁±2桁程度だからだそうです。

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こちらのグループは、嚥下障害について発表していました。

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普段何気なく食べていますが、実際にどのように食べているのかを説明していました。食物には難易度があり、障害の程度、病態によって食べるものを決めているようです。意外と水は難しい食べ物だそうです。

 

 

こちらのグループは認知症について発表していました。

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興味深かったのは、物忘れと認知症の違いについてです。

皆真剣に聞いていました。

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質問に対しても皆で答えていました。

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真剣さもありながら

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ときに笑顔もみられていました。

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グループ学習、発表の準備、発表など主体的に行っていました。

2年生、3年生になるとグループワークが多くなってきます。

今回のように主体的に取り組む姿を楽しみにしています。