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2016年7月

2016年7月29日 (金)

聖隷クリストファー高校 放送部とのコラボレーション

みなさんこんにちは。

本日は聖隷クリストファー高校 放送部 の練習にお邪魔してきました。

私たち、言語聴覚学科では人が話すことばを科学的に分析することができます。私たちの専門知識と技術を放送部のみなさんに役立てていただこうというプログラムです。

 

・聞きやすい話し方とは?

・発声と発音のメカニズムを知って練習しよう

・よい声を出す方法とは?

・苦手な発音を克服する方法とは?

・鼻濁音のうまい使い方とは?

・大きな声・通る声…その違いと出し方は?

・声を痛めない練習法とは?

 

などなど。実技を取りいれながら楽しく練習しました。

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また機械を使って、ことばを可視化(見える形にすること)して自身の声や発音を見てみました。

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よい声のキーワードは、『声道共鳴』でしたね!!

 

放送部のみなさんとはこれからも一緒に練習して、夢を追い求めたいと思います。

 

他の高校のみなさま、放送部・合唱部・演劇部・音楽部 など、声やことばを使う部活にはどこにでも応援に駆けつけます。本学の知識・技能とみなさんの能力のコラボレーション…。

楽しみにしています。

ご希望の部活は、入試広報センター職員(053-439-1401)までご連絡くださいませ。


Texas A&M International University 来校

アメリカのテキサスA&M国際大学が、去年に引き続き来校されました!!

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【テキサスA&M国際大学の皆さんと集合写真】

 

テキサスA&M大学は、アメリカの中で3番目に規模の大きい大学なのです!!

もちろんテキサス州ではNO.1の規模で、州の中に11のキャンパスを持つとても規模の

大きい大学です。そのキャンパスの1つが、テキサスA&M国際大学で、学生数は8000人!

メキシコとの国境近くにキャンパスがあるため96%の学生は英語とスペイン語を話す

バイリンガルだそうです。

 

今回はスマライ先生の特別講義、講義の見学、学生交流、聖隷関連施設の見学など盛り

沢山です。国際化が進む日本で、このように海外の大学と交流できることは素晴らしい機会

ですので、1人でも多くの学生に関わって欲しいと思います。学生からの交流レポートも

ありますのでお楽しみに!! 

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【テキサスA&M国際大学の先生方とお食事会】

2016年7月28日 (木)

高校生部活動応援プログラム

7月16日(土)に行われた高校生対象講座の様子をお届けします。

ST学科では、3組の生徒さんと保護者の方にご参加頂きました。「ことばを視る~あなた自身の声紋を見てみよう~」というテーマのもとで、実際にソナグラフを操作する体験型の講座を実施しました。

 

ソナグラフ(サウンドスペクトログラム)とは、人の声を周波数分析する装置で、声紋鑑定にも使用されることがあります。ソナグラフで分析された声を画像化することで、視覚的に3次元表記することができるのです。

 

そこで、自分自身の声紋を見て、他の人との違いや日本人共通の特徴を学んだり、Richard MacLean先生の英語の発音と自分たちの発音の音響的違いを視覚的に比較し、より英語らしく聞こえる発声法を練習しました。

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上のソナグラフでは、上がMacLean先生のfruitsと発声したもの、下は日本人(大原)が「フルーツ」と発声したものを示しています。英語では/f/と子音のみでの発声が可能なこと、日本語では/fu/と母音も合わせて発声する傾向にあることを理解し、母音を含めずに子音のみを産生する構音方法を練習しました。

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講座終了時には、皆さんソナグラフの基本的操作法と英語らしい発声方法をコツを身に付けることができました。



2016年7月27日 (水)

【3年生 教員とランチョン】

今回は、3年生とランチョンを行ないました。19名と学年の中で一番人数が少ないですが、4~5名のグループになり、ご飯を食べながらお弁当の中身の話から恋話まで色々話しました。

 

周りを見ると、2年生に比べてお弁当率が高い!

「この日の為にお弁当を作ってきました。」、「実家暮らしだけど、最近は自分で作っています。」など。女子力の高い女子もチラホラ。

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しかし、自然と話題は8月の夏休みに。

「今年はハワイに友達と行く」、「家族でベトナムに行く」、「九州でのんびりする」などなど。

3年生の夏を計画中でした。来年の夏休みは臨床実習後、卒業論文や国家試験の勉強が待っています。3年生の夏はのびのび満喫して欲しいですね。

2016年7月21日 (木)

実習地訪問の様子

7月7日に長寿医療センターの実習地訪問に行って参りました。
卒業生の増田悠斗さん(2015年度卒)と実習生の堀尾沙千代さんです。
増田さんは、今年の4月に入職して急性期病棟に配属になりました。朝早めに出勤して準備をし、帰りも翌日の検査練習などして毎日自己研鑽しているようです。実習生にとっても頼もしい先輩です。

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2016年7月20日 (水)

臨床歯科学

前回、型取りした歯型の模型が届きました。

前回の様子は→ https://blg.seirei.ac.jp/st/2016/07/post-4e90.html

 

鴨田歯科医が説明し、一人ひとり手渡されました。席に戻ってから、「歯並びきれい」、「私の方がちょっと口蓋高いかも」、「ここ昔、虫歯の治療したとこだ」など、お互いの模型を見せ合っていました。

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普段、自分の口腔内をじっくり観察することはありません。でも、模型になっていると歯列や歯肉だけでなく上顎、下顎、口蓋、上唇小帯、下唇小帯なども観察できますね。

 

構音障害学で学んだ構音点や3年生で学ぶ摂食・嚥下障害学でも口腔内をイメージしやすくなりますね。なかなか、作成できないものですからね。大切に使いましょう!

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2016年7月19日 (火)

第1回 Bilingual Study Group

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言語聴覚学科で第1回Bilingual study groupを開催しました!

 

今では海外旅行も身近になり、中学や高校で海外研修や卒業旅行で様々な国に行き、その国の言語や文化を経験した学生も多くなっています。また、メディアを通して外国語を聞かない日はないでしょう。このように、国際化が加速する日本では200万人を越える外国人(2015年、法務省「在留外国人統計」)が生活しています。聖隷クリストファー大学がある浜松市にはブラジル人、フィリピン人、中国人、台湾人、ペルー人など77カ国、約2万人の外国籍の方が住んでいます。

 

この勉強会は、「バイリンガルって何?」このシンプルな疑問から、

・言語獲得と言語習得の違い

・バイリンガルの脳機能

・バイリンガルと失語症

・バイリンガル教育、イマージョン教育

・多文化社会・多言語社会(少数派言語、ピジン・クレール)

・異文化教育、異文化間の相互作用    等

 

など、「バイリンガル」を軸として言語の裏にある歴史や文化、宗教、価値観などにも幅広く触れていきます!

 

リハビリの現場でも少しずつ、外国籍のご家族や患者さんが見られるようになってきました。言語聴覚士は「ことば」のスペシャリストですから、将来バイリンガルの患者さんと向き合った時にこの勉強会を思い出し、言語だけでなくその背景も考慮しながら評価・訓練ができるようになって欲しいな・・・と、心の隅で思っています。

 

初回は、バイリンガルに興味を持った1年生と雑談を交えながら話した結果、60分の予定が80分に・・・! 次回は、バイリンガルの理論と脳機能について触れていきます。

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2016年7月 8日 (金)

【2年生 教員とランチョン】

2年生と教員が一緒にご飯を食べながら、学科について、勉強について、恋愛について・・・!?

授業外で教員とゆっくり話せる時間を設けました。

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谷先生の話に聞き入る男子学生、話題が気になりますね~。楽しそうです。

 

おやっ、柴本先生のテーブルは謎のポーズ。このポーズ、知っている人は知っていますが

さて、皆さん分かるでしょうか?

 

ST学科としては第1回目の教員とランチョンでしたが、学生も教員も楽しい時間を過ご

すことができました。

 

学生からは、

「先生と普段話さないような話ができてよかった。」

「恋愛や結婚のアドバイスをもらったので実践したいと思います!」

「想像以上に盛り上がり、充実した時間だった。定期的に開催して欲しい。」

「マックリーン先生の「「日本のパンケーキはな~んだ??」」答えはお好み焼き!?

 

などの意見をいただきました。秋セメにも開催できればと思います。

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次回は3年生と教員ランチョンです。お楽しみに!

 

2016年7月 7日 (木)

臨床歯科医学

臨床歯科医学のクラスの一環で、2年生が聖隷三方原病院で歯型の型取りを行ないました。

外部講師の歯科医鴨田先生と一緒に病院へ。歯科医の梅田先生と歯科衛生士さん達が待っていてくれました。

 

手際よく歯科衛生士さんがピンク色の印象材を練ります。印象材は固まるのも1~2分と早いため、1人2回(上顎・下顎)ずつ印象材を用意します。気泡が入らないように練るのにも技術が必要なのだとか。

                      

初めての学生が多かったのかと思えば、あちらこちらから「やったことある」との声。

矯正やマウスピースを作製した時に型取りしたとか。それでも待合室の学生はちょっと

緊張気味。「次の方~」と聞こえると「いってきます!」と力強く診察室へ。

 

まずは下顎、そして上顎の型を取り・・・きれいな歯型を取ることができました!こうやって見るだけでも、口蓋の形はそれぞれ違うのが分かりますね。とても興味深いです。

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この歯型を使って今後どのような授業展開をするかは、後日お知らせしたいと思います。

鴨田先生、梅田先生、歯科衛生士の皆様、とても貴重な体験をありがとうございました。

 

2016年7月 6日 (水)

聴覚障害学Ⅲ

3年生の「聴覚障害学Ⅲ」の演習風景をお届けします。

 

授業で小児聴覚障害の評価と治療法についての理論を学んだ後、4つのグループに分かれて実際に難聴のお子さん対して聴力検査や言語検査、治療的介入をさせて頂きました。

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6月30日には、4名の幼児・学童と保護者にお越し頂きました。

各グループごとに役割を決め、保護者の方からお話を伺ったり、実際にお子さんに検査を実施したり、教科書では学べない、貴重な学修の機会となりました。この日の為に、何度も何度も検査手技を確認し、スムーズに検査が進むようシミュレーションを重ねて行なってきました。

「すぐ飽きてしまったらどうしよう」「この年齢の子達は何が好きなのかな」など、検査以外のことも悩み考えていましたが、当日は学生たちも堂々と真剣な眼差しで、演習に取り組みました。

ご協力頂いた4名のお子さんと保護者の皆様に心より感謝申し上げます。

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