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2016年7月19日 (火)

第1回 Bilingual Study Group

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言語聴覚学科で第1回Bilingual study groupを開催しました!

 

今では海外旅行も身近になり、中学や高校で海外研修や卒業旅行で様々な国に行き、その国の言語や文化を経験した学生も多くなっています。また、メディアを通して外国語を聞かない日はないでしょう。このように、国際化が加速する日本では200万人を越える外国人(2015年、法務省「在留外国人統計」)が生活しています。聖隷クリストファー大学がある浜松市にはブラジル人、フィリピン人、中国人、台湾人、ペルー人など77カ国、約2万人の外国籍の方が住んでいます。

 

この勉強会は、「バイリンガルって何?」このシンプルな疑問から、

・言語獲得と言語習得の違い

・バイリンガルの脳機能

・バイリンガルと失語症

・バイリンガル教育、イマージョン教育

・多文化社会・多言語社会(少数派言語、ピジン・クレール)

・異文化教育、異文化間の相互作用    等

 

など、「バイリンガル」を軸として言語の裏にある歴史や文化、宗教、価値観などにも幅広く触れていきます!

 

リハビリの現場でも少しずつ、外国籍のご家族や患者さんが見られるようになってきました。言語聴覚士は「ことば」のスペシャリストですから、将来バイリンガルの患者さんと向き合った時にこの勉強会を思い出し、言語だけでなくその背景も考慮しながら評価・訓練ができるようになって欲しいな・・・と、心の隅で思っています。

 

初回は、バイリンガルに興味を持った1年生と雑談を交えながら話した結果、60分の予定が80分に・・・! 次回は、バイリンガルの理論と脳機能について触れていきます。

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