« 2015年5月 | メイン | 2015年7月 »

2015年6月

2015年6月22日 (月)

言語発達障害学Ⅰ

2年生の講義風景を紹介します。
演習室を覗いてみると、WISC-Ⅳ (Wechsler Intelligence Scale for Children) という知能検査の講義を行っていました。この検査はIQを調べる検査です。
このWechsler知能検査には、WPPSI知能診断検査、WISC-Ⅳ知能検査、WAIS-Ⅲ成人知能検査があり、対象年齢によりどの検査を行うか変わります。
WISC-Ⅳは5歳~16歳11ヶ月を対象とした検査です。

理論の講義が終わった後、二人一組になり検査の演習を行っています。
検査項目の目的、実施方法を確認しながら行っていました。

St

St_2


分からないところは教員に確認するシステムを取っています。

St_3


実際に患者さんを相手にするときは、笑顔を取り入れることが大事ですね。
演習のときからしっかりと取り入れていました。

St_4


検査は一度では覚えられません。繰り返し練習、復習することが必要ですね。
頑張りましょう。



2015年6月19日 (金)

1年生勉強相談会

5月中旬~下旬に1年生の個人面談を行いました。
1年生から学習面で困っている、不安だという意見が多く聞かれたため、教員の方で上級生に相談できる機会を設けました。
約30名の上級生が参加してくれました。
1年生も事前に聞きたい事を考えてくるなど、熱気に満ちた勉強相談会となりました!

St_2

St_3

St_4

St_5


上級生の話を聞き逃すまいと耳を傾けながら、メモしています。


St_6



上級生の皆さん!
失語症の演習や発表の準備で忙しい中、下級生のために時間を割いてくれてありがとうございました。
1年生、来年入学する下級生が困っていたら、ぜひみんなで助けてあげましょう。
まさしく「助け合い」ですね!ぜひSTの伝統にしていきましょう。
聖隷の理念である「隣人愛」を実感し、嬉しく感じます。

1年生も短い時間でしたが、実りある時間を過ごせたのではないかと思います。
上級生からのアドバイスを今後の学習につなげられるよう工夫しましょう!

是非、今後も上級生と交流できる機会を増やしていけたらと考えています。


言語発達学の中間テスト(1年生)


早いもので春セメスターも半分が過ぎました。

1年生も休み時間に皆で楽しく話していますし、一緒に学食に行ったりもしているようです。
大学生活にも、随分慣れてきたようですね。

さて、今日は「言語発達学」という子どものことばの発達を学ぶ授業で中間テストを行いました。

St


テストの平均点は84点でした。皆さん、頑張って勉強してきてくれました。

この調子で7月末の定期テストも頑張りましょうね。


2015年6月12日 (金)

臨床実習後のホームルーム


6/1に4年生のホームルームが開かれました。
ホームルームでは、一人ずつ臨床実習Ⅱの反省点と臨床実習Ⅲへの目標を発表しました。
臨床実習Ⅱは、これまでに学んだ専門分野の知識・理論や技能を実際の患者さんを通して再確認、再統合をする実習です。
実習先の指導者からいただいた指導内容を教員と検討し、Ⅲ期に向けて具体的な対策をたてました。

St


他の人がスーパーバイザーから指導されたことは、自分が指導されたことだと思い、臨床実習Ⅲに活かして欲しいと思います。

St_2


そして、4年生のアドバイザーから臨床実習Ⅲにむけての注意点が話されました。


St_3


臨床実習Ⅲが終わりましたら、実習報告会を開催する予定です。その様子は後日報告します。


2015年6月 8日 (月)

学会参加記


5月21日、22日に東京のサボー会館で第39回日本口蓋裂学会が開催されました。
口蓋裂とは生まれつき口蓋(お口の天井で口と鼻を隔てる場所)に裂がある状態をいいます。
口蓋裂の方は、ことば、顎の発育、歯、摂食などに問題が生じるといわれています。
口蓋裂の治療には、外科医、矯正歯科医、言語聴覚士など多職種が関わっています。
今回、長年口蓋裂治療に関わってきた藤原教授の学会参加記を報告します。

口蓋裂治療に関わる外科医、矯正歯科医、言語聴覚士など多職種が参加し、治療の向上を目指した討議が行われました。
今回は米国オハイオ州コロンバスのNationwide Children’s Hospitalの形成外科医と言語聴覚士がチームアプローチや言語訓練の実際について特別講演をされました。
お二人とは22q11欠失症候群の治療について早朝ミーティングを開いたり、口蓋裂言語評価の標準化について意見交換したり、とても有意義な時間を過ごしました。
言語聴覚士のDr. Baylisは2歳と5歳の息子さんを育てながら臨床や研究に勤しんでおられ、とても魅力的な女性でした。お手本にしたいですね。


以上、藤原教授の報告でした。

言語聴覚士は女性が多い職種です。
育児とともに臨床、研究をされている方は多くいらっしゃいます。
Dr. Baylisのように両立されている方は、言語聴覚士として働く女性にとって、お手本になる方であると感じました。

6月25日、26日に日本言語聴覚士学会がありますので、また学会参加記を報告します。


2015年6月 4日 (木)

郷土料理研究会


6月1日に郷土料理研究会が開催されました。
これは言語聴覚学科のサークル活動です。先輩と後輩の共同活動です。
今回は1年生と2年生が参加して行われました。
5月30日にも学生交流会が行われ、交流をもつ機会が多いですね。
交流は本学の伝統です。少人数教育の特徴ですね。

さて、研究会の模様です。
本日は、お好み焼きを作りました。郷土料理とお好み焼き…?
お好み焼きは色々な地方で伝統的な作り方がありますね。
大阪、神戸、広島・・・関西が多いですね。ルーツを知りたいところです。 

キャベツを切り、卵と粉を混ぜるところには郷土性はないかな?

St


焼き方はどうでしょう。特徴ありますか?

St_2


「せーの」とみんなで声を掛け合ってひっくり返す。緊張の一瞬!!

St_3

郷土料理と交流です。

St_4

St_5


なんと学内の演習室で行っています。

St_6


シーフード入りお好み焼きの完成!

St_7


「いただきま~す」。

St_8


楽しみながら交流? 勉強? 
郷土料理研究会でした!!

St_9

St_10

St_11

St_12


片づけも大切な活動の1つです。

St_13

St_14


今回企画した2年生です。「はい、チーズ!!」

St_15


次回は○○先生秘伝の水餃子です! お楽しみに!!


2015年6月 3日 (水)

学生交流会②

学生交流会報告 第二弾!!
 
午後の様子です。

午後の最初は、しっぽ取りゲームです。これは2年生の企画です。
しっぽを取られたら負けです…。簡単にとられないように!!。
逃げる? 戦う? それぞれ性格や戦術が…。

St_2


男性は果敢に相手のしっぽを取りに行きます…。勇ましい?ですね(笑)

St_3


次は伝言ゲームです。お題はかなりの長文…。やっばー。
STの勉強のことなら得意なのだけど…(泣) ←ホント(笑)?

苦しいっす… なんだったかなー? 全部思い出せません…。
こんな時焦らず待つのもSTの卵の得意技!? 
 「ごめんなさい! せんぱ~い!」

St_4


それでもどんどん伝わっていきます。さすがSTの卵たち…。

St_5


そして回答者まで到達しました。すごいすごい…!
でも…。最初の文と全く異なる文のチームもありました。

St_6


時々休憩も挟みます。
それにしても、みんな学年を超えて仲がいい…。
同じ目標を持っているからでしょうか? 本学の伝統でしょうか?
浜松の土地がそうさせているのでしょうか? やっぱ、うなぎ力!!
それしかない…!! 誰でも浜松に来たら仲良し…。

St_7


次はジェスチャーゲーム。
一人が伝達者、他の人が回答者になります。

お題はこちら

St_8


伝達者はこちら

Photo


回答者はこちら

St_9


さあ、当ててくれ。

St_11


チーム一致団結しました。が…。答えは「…」「…」「…」
ことばがないって、やっぱ大変…。

St_12


でも楽しかったですね~!!

すべてのゲームが終わり、「閉会式」。
総合優勝チームに景品が渡されました。パンパカパーン!!

St_13


優勝チーム。おめでとうございます!!

St_14


たくさんの笑顔を引き出してくれた幹事の皆さんです。
先輩と後輩の絆が強くなったのではないかと思います。
幹事の皆様、本当にお疲れ様でした。

St_15

St14


これからどこであっても、仲間ですね!!

来年の交流会を楽しみにしています!!

2015年6月 2日 (火)

学生交流会①

5月30日に学生交流会が開催されました。
1年生、2年生、3年生の親交を深めることを目的に、3年生が主体となり企画をしてくれました。
先輩と後輩のつながりは、学生時代だけではありません。
将来言語聴覚士として働いたときに情報を交換したり、共同研究をしたりと関わる機会が多々あるかと思われます。絆は大事ですね。

皆が集合する前に幹事が準備を進めています。受付の位置を決めます。

St


受付の場所が決まった後は、参加者の氏名が分かるように、氏名を書くテープの用意です…。

St_2


そして他の幹事はソフトバレーの準備を進めていました。

St_3


準備万端。いよいよ交流会がはじまります。まずは「開会式」。

St_4


大城学科長からご挨拶を頂きました。

St_5


怪我をしないように皆でラジオ体操をしました…。
「ラジオ体操なんて何年ぶり?」なんて声が聞こえてきました…。

St_6

St_7


準備体操が終わって、いよいよゲームの開始。
ウォーミングアップを兼ねて、サイレントゲームから始まりました。
このゲームは、声を出さずにお題に沿って集まったり、並んだりするゲームです。
最初のお題は血液型です。皆ジェスチャーで伝え、何とか集合できました。
ST学科はどの血液型が多いのか、私も非常に興味がありました。

内訳をみてみると‥

A型が半数以上を占めていました。

St_8


B型は少ないですね。

St_9


A型の次に多いのがO型ですね。

St_10


AB型です。

St_11


あれっ? A型、B型、O型、AB型でもない方が数名いますね。

St_12


日本人の血液型は、A型が4割、O型が3割、B型が2割、AB型が1割と言われていますので、ST学科は若干A型の割合が多そうです…。

次のお題は誕生日です。
ことばは使わずに、ジェスチャーだけで意思の疎通を図っています。

St_13


何とか並ぶことができました。
間違っている人も何人かいました。
その間違った人は教員でした。

St_14


そして、なんと交流会の日が誕生日だった学生が2名いました!
おめでとうございま~す!!

St_15


サイレントゲームの後は、ソフトバレーボールを行いました。
ソフトバレーボールは、8チームのトーナメント制。

St_16

St_17

 

得点を決めたら皆で分かち合う、それがチームですね。
学年を超えた友情…。 青春ですな~~~!!

St_18


優勝チーム!! おめでとうございます!
バレー経験者がいたのかな???

St_19


サイレントゲーム、ソフトバレーが終わり、お昼休憩の時間です。
グループごとにカフェテリアでお昼を食べました…。

St_20

St21

23


ここまでが午前中のプログラムでした…。
午後は次回報告します!お楽しみに!



2015年6月 1日 (月)

言語聴覚障害学概論



本講義は1年次の学生さんが言語聴覚障害や摂食嚥下障害の概要を理解することを目標にしています。
言語聴覚障害学は幅広い学問ですので、色々なことを学ばないといけません。
数か月前に高校を卒業した方とは思えないほど、しっかり講義に向き合っています。
講義では、主体的に学修する姿勢を学ぶこと、他者に分かりやすく説明するスキルを習得することを目的に、部分的にグループワークを取り入れています。
3~4名でより意見を述べやすい環境を整えています。
進行が得意な人、調べるのが得意な人、自らの考えを伝えることが得意な人、いろいろなタイプの学生さんがいます。
毎回役割を交代し、学習以外にも色々な経験を積んでいます。
一生懸命学修している姿、ご家族にも見て頂きたいと思える程です。


テーマについて参考書で調べています。

St

このグループはディスカッションをしています。

St_2

皆真剣です。

Photo

このグループのホワイトボードを見ると

St_3

数週間前に音声学の講義で学習した国際音声記号をすでに用いていました。素晴らしい。
でも、間違ってないかな?
国際音声記号は、国際音声学会(International Phonetic Association)が、世界中の全ての言語音を、同じ基準で記述することを目的として制定したものです。
言語聴覚士にとって必要な知識であり、記録方法です。

次のグループは認知症について調べています。
診断名、症状、原因など調べたことをホワイトボードに書き、知識を整理しています。

St_4

教員も適宜指導します。

St_5

各グループでまとめた内容を6月19日に発表予定です。
どのような内容が発表されるか楽しみですね。


発表の様子はまたご報告します。