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2014年11月

2014年11月28日 (金)

構音障害学Ⅱ(2年生)

構音障害とは、脳卒中等でことばを話す際に発音がうまくできなくなることです。
この評価を実際の症例をとおして学ぶために、対象者の方に大学まで来ていただき、評価にご協力いただいています。
対象者様は一人でも多くの言語聴覚士育成に役立つならばと、検査にご協力くださっています。
本当にありがたいことです。

Ⅰ.フリートーク
大学に到着後フリートークをさせていただきました。
緊張を解いていただくためのものですが、逆に学生は話題を見つけてお話しすることにも緊張の面持ちです。

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2.開始前
その間、検査室ではグループで作ってきた企画書を見直し、検査の手順を再確認しています。
練習通りにしっかりとやれるかなー。

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3.検査
いよいよ検査が始まりました。緊張で手が震えたり、手順を忘れたり、行っていただきたい検査をわかりやすく伝えられなかったり…。
観察室からそれを見ている教員の方がヒヤヒヤしてしまいます。皆さんそれなりにできていましたよ。

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4.終了後、一人一人、検査を実際に行ってみての反省を報告し、その後、教員から細かい指摘を受けました。

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今回の演習を踏まえて、次回に反省を活かせるようにがんばりましょう。

今日の評価結果をグループでまとめて、タイプ分類を行い、訓練プログラムを立案することが次回までの課題です。​

2014年11月26日 (水)

総合演習(3年生)

3年生は1月から病院や施設など学外へ臨床実習に行きます。
臨床実習に行くにあたって、今までの専門科目の復習、実習地でのマナー、記録の取り方など
実習に向けて必要な知識や技術を学ぶ授業が総合演習になります。
今日は発音が上手く出来なくなった患者さまの評価方法について復習をしました。
ペアになってお互いに構音検査の実施手順の確認をしています。
実際に患者さまに検査させて頂くときに慌てることがないよう、何度も練習して実習に臨みます。

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2014年11月25日 (火)

職場紹介(卒業生)

老年病研究所附属病院で言語聴覚士(ST)として勤務している眞下智子(1期生)です。

当院は、群馬県前橋市にある急性期病棟、回復期病棟、療養型病棟を持つ病院です。STは11人勤務しています。
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病院は急性期から回復期、さらには在宅医療までサポートするということを目標としているので訪問リハビリにもSTが出ています。
対象としている患者様は、脳梗塞や事故などで脳に損傷を受け、失語症(言葉がうまく話せなかったり)、
高次脳機能障害(注意機能や記憶力が低下してしまった方)や嚥下障害(口からお食事を食べることが難しくなった方)が多いです。

聖隷クリストファー大学では就職後のことも考えられた授業だったため、実践場面を想像しやすく、
就職後にすぐに活用できる知識や技術とともにリハビリテーションに関わる者としての基本となる考え方を学ぶことができました。
また少人数だったからこそ先生方や周囲の友人との結びつきが強く、些細な分からないことや困ったことも相談させて頂いていました。
今でも先生方とも連絡を取らせて頂き悩んでいる患者様についての相談にのって頂いたりしています。
また一緒に大学時代を過ごした友人とは連絡をとったり旅行に行ったり、学会などで会うことも楽しみとなっています。

言語聴覚士という仕事は楽な仕事ではないと思います。次々と新たなことが分かっていくリハビリテーションの分野の中で学び続けることが必要になってきます。
しかし患者様から「先生が担当で良かった」と言葉を頂いたり、笑顔で退院されていく姿を見るとこの仕事をしていてよかったなと感じることが何度もありました。
これからも大変なことも多くあると思いますが学生時代の友人とも切磋琢磨し支えあいながら頑張っていきたいと思います。

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2014年11月20日 (木)

卒業研究Ⅰ(3年生)

卒業研究Ⅰでは卒業論文の研究計画書を作成しています。
研究計画書の提出が11月25日(17時)ですので各ゼミ最後の追い込みです。
本日は多くのゼミが活動していました。

3号館3階の演習室では原田ゼミ。
楽しそうな雰囲気でした。

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3号館4階の観察室では石津ゼミ。
集中して取り組んでいました。

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3号館4階の音声室では足立ゼミ。
足立ゼミの卒業生も参加。写真撮影に協力してくれました。

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研究室では池田ゼミ。
前回は皆でお菓子をボリボリ食べましたが今回は食べる余裕があり
ませんでした。

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あともうひと踏ん張り。頑張ろう。

基礎ゼミⅡ(2年生)

藤原ゼミは他のゼミより進行が早く、本日はフリートーク演習を行っていました。

記録法演習でフリートークの際に気をつけることを学びましたので
フリートーク演習では学んだことを活かして教員と5分間フリートークを行い、ビデオ分析を行います。

藤原研究室を訪問すると、5分間のフリートーク撮影が終わって教員からフィードバックを受けているところでした。
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学生さんも教員も無事終了したことにホッとしたのか笑顔が見られました。
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次の学生さんの番です。
入室時から撮影しています
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身振り等ことばではないコミュニケーションも駆使して話をしています。
緊張していると思いますがとても良い表情ですね。
B3話が盛り上がっています。

藤原先生の表情を撮影するために移動。

藤原先生も楽しそうな表情でした。
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4名の撮影を終え、次はビデオ分析です。
自分の姿を見るのは「恥ずかしい」等の声が挙がったようですが、
自分自身を客観的に見るトレーニングですのでここは踏ん張って乗り越えましょう。

2014年11月18日 (火)

呼吸発声発語系の構造・機能・病態(1年生)

11月6日は発声に関わる喉頭の構造と機能を学びました。

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内喉頭筋の働きによって有声・無声を出し分けたり、
声の高低を調節することができます。

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23日には浜松医大で解剖演習に参加しましたが、
喉頭を観察できるところにST学科の1年生が集まっていたと聞き嬉しかったです。

2014年11月17日 (月)

聴覚障害学Ⅱ (2年生)

2年生は秋セメスターで、補聴機器について学修をすすめています

今日は、補聴器の特性測定について確認をしました。
補聴器を測定するのはどうやってするのか、
実際の測定装置をみながら、説明をしました。

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事前に予習してきている皆さん。
「この部位はなに?」と聞くと、「○○です」と素早く答えていました。
シッカリお家で学修していますね~すばらしい!

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実際の機器をみて、その構造に納得できたみたいです。

2014年11月14日 (金)

嚥下造影の見学

3年の「摂食嚥下障害学」の授業の一環として、
隣接する聖隷三方原病院で行われる嚥下造影検査の見学をさせていただいています。
線透視検査で患者様の摂食嚥下の状態を直接見ながら検査結果を記録する演習を行います。

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基礎ゼミⅡ(2年生)

​基礎ゼミ(小島ゼミ)では、「記録法」の演習を行いました。

教員が模擬患者になりST役の学生が問診するという先輩の映像を見て記録します。

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その後、よかった点と改善すべき点についてディスカッションしました。
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患者さんへのことばかけの難しさや気持ちを考えることjの大切さを学びました。​

学外活動(教員)

聖隷クリストファー大学は保健医療福祉の総合大学として
その特色
を生かした社会貢献(知の活用)、
地域との連携・
協働による課題解決を積極的に行うことは
教育・
研究と並んで重要な使命であると考えています。

「保健福祉実践開発研究センター」を立ち上げ、
"地域と歩む"
をキーワードに、
地域との共同事業・研究や専門職研修・
市民公開講座を実施し、
また地域に開かれた相談窓口となり、
地域の保健医療福祉の
更なる質の向上と課題解決のために積極的に
活動しています。

静岡県立浜名特別支援学校から保健福祉実践開発研究センターに
修会の講師派遣依頼をいただきましたので、11月11日に伺いました。

研修会のタイトルは「ST(言語)研修 子どものことばの発達と支援」、
75名の先生が参加してくださいました。
特別支援学校の先生方は児童・
生徒さんの様子を観察するのはお得意ですので、
今回はことばの発達(ものさし)を中心にお話しました。

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先生方がとても熱心に聞いてくださっているので、
あれも話したい、
これも話したいと気持ちが盛り上がり、
時間との格闘でした。
研修会の前後で一部の先生方とお話をする機会があり、
特別支援学校の中で言語聴覚士に対するニーズがあるという話を
度もしていただきとても嬉しく思いました。
学校の先生と言語聴覚士、専門性の違う者同士が
児童・
生徒さんの発達支援について協働作業ができることは素晴らしいですよね。
学校現場の声を聞かせていただける貴重な機会でした。