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2018年10月

2018年10月29日 (月)

【No.387】4年生レポート5 ~理学療法治療技術特論 終末期リハビリテーション~

こんにちは。

理学療法学科4年の土屋晶子です。

 

10月22日の理学療法治療技術特論の講義にて、聖隷三方原病院の中村和美先生に講師としてお越しいただきました。

 

中村先生には、終末期リハビリテーションについての貴重なお話をいろいろと伺うことが出来ました。

普段あまり「死」について考える機会もなく、実習でも回復される患者様を見せていただくことが多いので、この講義を通し終末期医療への理解が深まりました。

 

今後、高齢化社会の中で理学療法士が終末期医療に関わっていくために必要な知識や考え方を学ぶことが出来たと感じています。

 

また、コミュニケーションについてのお話も伺いました。

コミュニケーションスキルの実践として、クラスメイトを褒める演習を行いました。

かけた言葉や受け手によっては、自分の意図していない意味に理解されてしまうことがあると教えていただきました。

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中村先生、大変貴重な機会をいただきまして本当にありがとうございました。

今回学んだことを精一杯活かして、一人前の理学療法士になるために頑張っていきます!

2018年10月26日 (金)

【No.386】教員レポート ~パリで開催されたヨーロッパ呼吸器学会に参加してきました~

こんにちは、教員の有薗です。

 

9月15日~19日まで、フランス パリで開催されたEuropean Respiratory Society International Congress – Paris 2018 - に参加してきました。

この世界学会は、欧州呼吸器学会が主催し、呼吸器病学における医師や医療従事者を対象にした学会では世界最大級である。参加者のほとんどが医師です。

当大学から有薗と俵先生、田中真希先生が参加しました。

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長崎大学の神津教授、田中貴子助教、及川先生、畿央大学の田平教授、宮本助教と有薗、俵先生、田中真希先生です。

Image2_9有薗が“ Characteristic of four exercise tests in patients with idiopathic pulmonary fibrosis”を発表しました。

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俵先生は“Effect of expiratory muscle strength training on cough and swallowing in patients with dysphagia following stroke”を発表しました。

 

俵先生のChair manは、有名なProf. R. Gosselinkでした。

Prof. R. Gosselinkは、俵先生の嚥下機能に対する呼気筋トレーニングに大変興味を持たれたようでした。

Image4俵先生はiPadで動画など用いて、熱弁されていました。流石です!

 

また、来年のERSのトピックスは呼吸筋トレーニングがテーマになりました。

俵先生の研究テーマがトピックスです。すごいです!!

来年の発表が楽しみです。

2018年10月25日 (木)

【No.385】聖隷クリストファー大学理学療法学科卒業生研修報告 vol.5

こんにちは。理学療法学科9期生の池田圭介です。

10月18日に行いました卒後研修会の報告をさせていただきます。

 

今回は「股関節の触診」というテーマで3期生の鈴木章紘さんに講義と実技指導をしていただきました。

 

まず初めに導入として、股関節の重要性について「ヒトとサルの股関節の違い」からお話をしていただきました。

ヒトが二足歩行を行うためには股関節の自由度が重要であり、理学療法の対象となる方は本来あるべき股関節の機能が破綻していることを再確認できました。

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次にお尻上げ運動(ブリッジ運動)へと話題が展開されました。

このお尻上げ運動は理学療法士であれば誰もが指導したことのある運動であると思います。

しかし、股関節周囲を鍛えるためにお尻上げ運動を漫然と行っている事も多いと感じます。

 

そこで、お尻上げ運動を「より効果的に行うためにどのような準備が必要か」についてグループに分かれてディスカッションをしました。

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股関節・脊柱の可動性、代償運動、骨盤の形態、足部の位置などの項目について普段臨床で意識している事、意識しなければいけないことについてまとめることができました。

 

今回の触診ではお尻上げ運動時の股関節可動性に着目して股関節前面の大腿筋膜張筋、腸腰筋、大腿直筋、縫工筋等の触診を行いました。

まず、触診方法についてデモンストレーションをしていただきました。

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次に各グループに分かれて触診を行っていきます。

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立体的に解剖をイメージするため、参考資料や解剖学書を何度も見ながら行いました。

触診で各筋を確認した後は、どの筋の固さがお尻上げの時の股関節運動を阻害しているかについて評価を行いました。

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その後、お尻上げを効果的に行うためにどの筋に対して介入をすべきかについて試行錯誤しながら運動を実施していました。

 

今回の講義を通して、お尻上げ運動を行うためにも効果的に行うための下準備として触診を通して1つ1つの筋の状態を把握することの重要性について確認できました。

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終了後も時間が許すまで、実技の確認を行いました。

ディスカッションも多く取り入れることができ、とても有意義な時間を過ごせました! 

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今回、講義を引き受けていただいた、鈴木章紘さん、ありがとうございました。

 

次回は

11月8日(木)19:30~21:00

聖隷クリストファー大学3期生の石井裕也さんによる

「膝関節の触診」をテーマに勉強会を行う予定です。

 

次回も多くの方の参加をスタッフ一同お待ちしております。

2018年10月24日 (水)

【No.384】教員レポート ~名古屋大学内山靖教授の研究室と聖隷クリストファー大学の有薗研究室の合同ゼミ報告~

こんにちは、教員の有薗です。

 

9月2日に名古屋大学内山靖教授の研究室と聖隷クリストファー大学の有薗研究室の合同ゼミを実施しました。

 

内山ゼミ13名、有薗ゼミ12名とOBOGを合わせて総勢28名の参加で、各研究の結果報告や研究計画の進捗報告を行いました。

 

名古屋大学のゼミ生、聖隷のゼミ生ともに活発な質疑応答がり、実りある合同ゼミでした。

Image1内山研究室と有薗研究室の集合写真です

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はじめに公益社団法人日本理学療法士協会の副会長を務められている名古屋大学内山靖教授よりご挨拶いただきました。

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続いて、『集中治療領域と慢性呼吸器疾患におけるリハビリテーションのトピックス』について有薗が講演させていただきました。

 

有薗ゼミの報告は以下のゼミ生が行いました。

Image4修士課程2年生の佐久間君

Image5修士課程3年生の長江君(長期コース)

Image6博士課程4年生の大曲君

Image7修士課程1年生の福田君

Image8修士課程1年生の山本君

Image9博士課程2年生、当大学の田中助教

 

ランチョンセミナーでは指導教員から専門領域のトピックスを講演いただきました。

Image10緊張感のある空気の中、しっかり笑いをとる金原准教授

Image11今年度より大学院の指導も行っている俵准教授

 

合同ゼミの後は懇親会にて楽しく和気あいあいと親睦を深めました。

内山教授と有薗ゼミ生は、「研究や教育について」、「これからの理学療法士について」など熱く語り合っておりました!

2018年10月23日 (火)

【No.383】教員レポート ~浜松市と大学との連携事業:学生による地域高齢者対象の講座を開催します~

こんにちは、教員の田中です。

 

10月26日(金)蒲協働センター

11月30日(金)県居協働センター

12月10日(月)北部協働センター

にて、地域在住高齢者を対象にした講座を開催します!

https://www.seirei.ac.jp/event/detail.php?CN=250381

 

昨年から開催している講座で、今年も1年生(15期生)が講師を担当させていただきます。

テーマは、昨年同様

「脳トレや体操に取り組んで心も体も元気に!~健康寿命を延ばすには~」

です!

転倒予防のための脳トレや体操を参加者と学生とが一緒に体験する講座を企画しています。

 

今年の1年生の特徴は、何と言っても真面目で責任感の強いところです。

 

地域の皆様が、健康長寿で生活できるよう、

春セメの基礎演習で講座の枠組みを考えたり、プレゼンの練習をしたり、秋セメになってからは会場の下見に行ったり、参考書や文献を探したり、プレ講座を行ったり、と準備を進めています。

 

先日、4年生に参加者役になってもらい、プレ講座を行いました。

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4年生からは(高齢者を対象に行うということから)、

「スライドは文字ばかりでなくイラストなどを使って見やすくした方がよい」

「難易度を考えて、難しいものばかりでなく、簡単にできるものも入れた方がよい」

「全員に見えるようにやって見せた方がよい」

「参加者ができているかどうか、アドバイスができたらよい」

など、いろいろな視点からアドバイスをいただきました!

 

1年生同士でも

「ゆっくり話した方がよい」

「もっと笑顔で楽しい雰囲気を作った方がよい」

など、意見を出し合い、振り返りをしました。

 

 

本番に向け、改善点を修正し、良い講座ができるよう頑張ります!

 

 

なお、この浜松市と大学との連携事業は作業療法学科と言語聴覚学科も実施しており、

8月から開催しております。

その内容は、こちらをご覧ください!

<作業療法学科の活動>

和地協働センターでの活動

https://blg.seirei.ac.jp/ot/2018/08/692-2767.html

春野文化センターでの活動 

https://blg.seirei.ac.jp/ot/2018/09/694-da02.html

 

<言語聴覚学科の活動>

竜川ふれあいセンターでの活動 

https://blg.seirei.ac.jp/st/2018/10/13-5f0d.html

 

 

講座の様子は、開催後に報告させていただきます。

楽しみにしていてください!!

2018年10月18日 (木)

【No.382】2年生レポート No.8 ~硬式野球部 秋季リーグ戦結果報告~

こんにちは。理学療法学科2年の森大成です。

 

毎回ブログをご覧くださり、ありがとうございます。

 

 

先日、8月25日から始まった静岡県学生野球リーグ、秋季リーグ戦の全日程が終了しました。

 

結果は、1勝13敗で最下位に終わりました。

特に、最終戦の静岡理工科大学との試合では、序盤で得点を重ね、大差をつけて試合を優位に展開していました。

しかし、終盤徐々に得点を重ねられ、最後の最後で逆転を許してしまい、

結果8-7という屈辱的な敗北を喫してしまいました。

 

この敗北は、「点差が開いたことにより、勝利を確信してしまったことによるおごりが招いた結果だ」と試合後のミーティングで話し合いました。

 

この試合を通して、改めて「勝つことの難しさ」、「勝負事は最後の最後まで何があるかわからないので試合が終了するまで一喜一憂しないで謙虚な気持ちで臨むことの大切さ」を学ぶことができたと考えています。

今回味わった悔しさを忘れることなく、来年の春季リーグ戦では過去最高の成績が残せるように、ひたむきに努力をしていきます。

 

そして、今季リーグ戦を最後に4年生の澤井翔太さん、山下功太郎さん、そしてマネージャーの関みどりさんが引退されました。

 

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偉大で、尊敬する先輩方から教わった心構えや練習に取り組む姿勢などを忘れずに

日々の練習、勉学に励み、学生生活を過ごしていきたいと思います。

本当にありがとうございました!

 

 

最後になりますが、

ここまで支えてくださったすべての方々への感謝の気持ちを忘れずに、

来年以降、良い報告ができるよう選手はじめチーム一同、日々精進していきます。

今後とも応援の程、宜しくお願いいたします。

 

2018年10月 9日 (火)

【No.381】2年生レポート No.7 ~秋セメスター開始!~

こんにちは、理学療法学科2年の高柳光希と高田彩加です。

 

約1か月の夏休みが終わって秋セメスターが始まりました!

 

夏休みは...

友達と遊んで、勉強もして、

学科のみんなでキャンプに行ったり、サークル活動をしたり、と

とても充実したものになりました!

 

秋セメスターが始まってから2週間経過し、

遊びモードを勉強モードにスイッチを切り替えて日々頑張っています!

 

 

2年生の秋セメスターではグループワークが増え、

グループで協力しながら進めていくことが大切だと感じています。

 

みんなで勉強するとお互いに教え合うことができるので、

個々の力がさらに上がり、仲間と切磋琢磨することで全体がレベルアップすることに気が付きました!

 

この調子で秋セメスターも頑張ります!

 

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2018年10月 2日 (火)

【No.380】聖隷クリストファー大学理学療法学科卒業生研修報告 vol.4

こんにちは。理学療法学科9期生の池田圭介です。

9月26日に行いました卒後研修会の報告をさせていただきます。

今回は「触診の方法論」というテーマで、本学の金原一宏先生に講義と実技指導をしていただきました。

まず講義では、初めに触診を行うコツとして、「自分自身の手をどのように使っていくべきか」についてお話をしていただきました。

身体の組織を触り分けていく上で、「セラピストの手がセンサー」として感覚を研ぎ澄ましておくことが重要であることを再確認しました!

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次に触診の実際について、「触診をする上では皮膚、筋膜、筋、腱等の何に触れているかを明確にすることの重要性」を先生の臨床観も交えてお話していただきました。

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続いて、肩甲骨周囲筋の触診を行いました。

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体表に骨指標をマーキングしながらポイントについて説明してくださいました。

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ポイントとしては、姿勢が肩甲骨周囲筋にどのような影響を及ぼしているかについて、予測しながら触診を含めた評価や介入を行っていくことの重要性についても再確認できました。

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最後に参加者の方々にペアになっていただき、挙手するときの動きである上肢挙上運動の可動域向上を目標として、ディスカッションをしながら介入を行いました。

自分自身が先生に触っていただくことで、触診を行う際の感覚的な面についても再確認できました。

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今回の勉強会では参加者同士でディスカッションをする時間が多く、有意義な研修になりました!

この勉強会は1~3年目までの若手の方々を中心に開催しており、それぞれが日々の臨床で抱えている悩みを持ち寄ります。

今後も参加者同士での悩み・考えを共有し、少しでも解決できる場となることで、明日の臨床が待ち遠しくなるような会にしていきたいと思います!

今回、講師を引き受けてくださった金原先生に敬意を表し、感謝申し上げます。

ありがとうございました!

次回は

10月18日(木)19:30~21:00

聖隷クリストファー大学3期生の鈴木章紘さんによる「股関節の触診」をテーマに勉強会を行う予定です。

次回も多くの方の参加をスタッフ一同お待ちしております。