« 2016年9月 | メイン | 2016年11月 »

2016年10月

2016年10月28日 (金)

【No.237】 学生レポート ~4年生(10期生) 遠州リレーマラソン完走!!・国家試験全員合格への第1歩~

こんにちは。理学療法学科4年生の河合、辻村です。

 

卒業研究,就職活動,国家試験勉強の真っ只中ではありますが…

10月9日に遠州リレーマラソンに参加してきました。

 

メンバーは

Photo

1人3キロ走り、襷を繋いで

14人で42.195キロ完走しました!

私たちの襷はこちらです。

Photo_2


辻村さんが作成してくれました。

「聖隷クリストファー大学PT10期生

    国家試験全員合格🌼」

 

私たちは、PT10期生全員の思いを

最後までつないで走りきることができました。

 

Photo_3

アンカーを務めてくれた平野くん。

 

Photo_4

また、今回は助っ人で急遽田中先生が

走ってくださいました。

当日の急なお願いにも関わらず、

素敵な走りをしてくださいました。

田中先生ありがとうございます。

 

実は、私たち10期生は1年生のときにも

この遠州リレーマラソンに出場しています。

3年前はもっと軽やかに走れたはずが、

今年はみんなヘトヘトでした。笑

 

でも走りきった後はみんな笑顔で

とてもいい思い出になったと思います。

 

Photo_5

Photo_6

Photo_7

Photo_8

 

卒業まであと4か月となりましたが、

10期生全員で協力して

国家試験を乗り越えたいと思います。

 

Photo_9


最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

 

2016年10月27日 (木)

【No.236】聖隷クリストファー大学理学療法学科卒業生研修会報告 No.6

こんにちは!

理学療法学科8期生の梁川美月です。

 

10月になり、少しずつ秋が深まってきました。

季節の変わり目で、体調を崩してはいませんか?

 

今回は10月14日に開催しました、

2016年度第6回聖隷クリストファー大学

理学療法学科卒業生研修会の報告をさせていただきます。

 

本研修会は、聖隷クリストファー大学の卒業生

および聖隷福祉事業団のセラピストの

知識・技術向上により、臨床能力を

育むことを目的として活動しております。

 

毎月1回開催しており、第6回となる今回は、

「体幹の評価」というテーマで

1期生の野崎晋平さん(右奥)

講義・触診実技をしていただきました。

お忙しい中、ありがとうございました。

1

今回も司会は 7期生 佐久間俊輔さん(左奥)!

準備から進行、運営、ありがとうございます。

とても頼もしい先輩です!

 

さて、皆さんは脳血管障害の患者様の身体評価で、

「体幹筋が弱い」、「コアコントロールができていない」などと

感じること、または目にしたことはありませんか?

今回は、脳血管障害の患者様に対する、

体幹を支える筋の神経学的とらえ方や

制御システムについて、文献と経験に基づいて

ご講義いただきました。

事前にたくさんのスライドを準備してくださっており、

質疑応答を交えて理解を深めながら進行してくださいました。

私自身も、今回初めて知った知識が多く、

とても勉強になりました!

 

その後に、野崎さんが普段臨床で行っている、

座位姿勢の評価方法を実演しながら講義していただき、

体幹筋として重要な働きを持つ多裂筋に焦点を当て、

触診の実技を少人数のグループに分かれて行いました。

 

座位姿勢の評価では…私は、すぐに関節や筋に

注意を向けてしまいがちですが、

野崎さんは骨、ひとつひとつから評価していました。

鎖骨や肩甲骨、脊柱棘突起の向き、胸郭の位置、骨盤

などをみて、姿勢や筋の状態を推測(イメージ)し、

触診することでその推測(イメージ)と

状態が一致するかを確認していきました。

2

我らが一期生、野崎さん!!

後輩に普段の自分の臨床について熱く語られています!!

 

今回のグループディスカッションのファシリテータは、

金原先生(大学教員)、田中先生(大学教員)、

鈴木章紘さん(3期性)、室谷健吾さん(4期性) 

に、お願いをしました。

2-3人の少人数グループにそれぞれ

ファシリテータがついてくださり、

疑問点をすぐに質問できる環境で、

ディスカッションをしながら進めることができました!

 

3


実技に夢中になる、梁川(中央)です! 

大学教員の田中先生(右)に教わってます!!

 

4


野崎さんも、金原先生と熱く語られていました!

とても興味深いですが、各自(私も含め)実技に集中し、

夢中になっていたため聞くことができませんでした。

 

本研修会は、自分の臨床を豊かにするということを念頭に置き、

自分ならどのように考えるか、

先輩ならどう考えるか、後輩なら…

と自らの考えを表現し、よりよい治療を探求することで、

それを患者さんに還元することができるようになる、

そんな場でありたいと考えて継続しております。

 

今回も、講義や実技による学びと、

先生・先輩・同期・後輩とのディスカッションからの

学びが得られたかと思います。

これからも、参加してくださる方にとってよりよい場となるよう、

皆さんでこの研修会を作っていきたいと思っています!

今後ともよろしくお願いいたします!

 

次回は、11月9日(水)19:30~21:00

浜松市リハビリテーション病院 宮澤先生による

症例検討を行う予定です!

 

卒業生の皆さん、事業団の皆さん、

今後も多くの参加者をスタッフ一同、

心よりお持ちしております。

 

 

2016年10月26日 (水)

【No.235】教員活動レポートNo.6 ~第6回日本リハビリテーション栄養研究会学術集会で発表してきました~

こんにちは,教員の田中です。

気温の変化が激しく,紅葉の便りが届く季節となりましたが,

いかがお過ごしでしょうか。

 

先週末,私の地元,富山で開催されました

第6回日本リハビリテーション栄養研究会学術集会に参加し,

ポスター発表をしてきました。

1

 

昨年に引き続き参加させていただき,

ポスター発表もさせていただきました。

年々規模が大きくなり,発展を続けている

研究会学術集会です。(ちなみに来年は仙台の予定)

 

2

今回は,矢部先生とご一緒させていただき,

矢部先生の後輩,名古屋共立病院の

塚本さんも発表されました。

3

4

『人工膝関節全置換術後における術部周囲の

腫脹と多価不飽和脂肪酸バランスとの関連』について,

2症例で比較検討した結果について発表しました。

 

リハビリテーション栄養は「臨床(実践)・研究・教育」の

3本柱を多職種で実施することが特徴です。

Nutrition support team:NSTは

多職種で結成されるteamであります。

また,医原性サルコペニア(医療としての禁食や

安静などにより筋萎縮が進み,筋力低下をきたす)を予防し,

最高のパフォーマンスを引き出すことが

リハ栄養研究会の目的(目標)です。

 

私は,臨床でNSTに参加させていただき,

「理学療法士としてできることは何か」

「NSTの一員としてできることは何か」を

問い続けながら活動していました。

栄養に関する知識や情報収集,

他職種との情報共有やリハ科内での情報共有など

様々な課題や役割について,理学療法士として

できることを考える,自分だからできることを考える

良い機会をいただけたと感じております。

 

日本静脈経腸栄養学会(JSPEN)、日本病態栄養学会、

日本栄養療法推進協議会などがNST認定施設、

NST専門療法士などの認定を実施しています。

NST専門療法士(私は未取得ですが…)

理栄養士さんはじめ,看護師さん,薬剤師さん,

臨床検査技師さん,作業療法士,言語聴覚士,

理学療法士など多職種が取得できる資格です。

「食べること」は人間の生命活動のひとつ。大事な活動です。

『いつまでも「食べること」を諦めず,

最期までその人らしく生きる!を支える理学療法士』も

理学療法士のアイデンティティのひとつとして

理学療法士協会の専門部門に

「栄養・嚥下理学療法部門」も立ち上がりました。

興味のある方は,ぜひ登録して,活躍の場を広げてみてください。

 

 

ここで,ちょこっと富山のご紹介。

 

さて,みなさんこれは何でしょうか?

5

①    図書館

②    美術館

③    体育館

 

富山城も浜松城と同様にライトアップされています。

6

何だか幻想的な雰囲気

 

富山環水公園もきれいにライトアップされています。

7

8

奥には「世界一美しいスタバがあります! 

↑↑↑↑ まだ一度も行ってません…

 

先ほどの回答は ① ② でした。

富山の新名所になるべく富山ガラス美術館キラリ。

その一部はオープンスペースの図書館になっています。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

2016年10月24日 (月)

【No.234】教員活動レポートNo.5 ~第5回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会奨励賞を受賞いたしました~

教員の研究紹介です.

 

教員の有薗です

こんにちは.

 

『第5回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会奨励賞』を受賞いたしました.

 

その授賞式が,10月10-11日に開催されました

第26回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会の期間中に行われました.

大変名誉ある賞を受賞いたしました.

ご協力頂きました関係者の皆様,感謝申し上げます.

賞の詳細は,こちら

http://www.jsrcr.jp/modules/report/index.php?content_id=3

 

1


ちょっと,緊張した感じで写っています.

受賞講演直後に,かなり眩しい中での写真撮影で,

笑顔ができなかったのは,残念です.

もう少し,スマイルがいいですよね

 

 

また,少し前になりますが,7月の上旬に

Cochrane Database of Systematic Reviewsで発表されました

“Ambulatory and short-burst oxygen for interstitial lung disease”

のReviewでたちが行ってきた研究がレビューされ,

細かく分析され,エビデンスの蓄積に貢献しています.

http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/14651858.CD011716.pub2/full).

 

Cochrane Database of Systematic Reviewsに

研究がレビューされることは,研究者として大変うれしいことです.

世界の研究者に我々の研究が認められた証拠でもあります.

2

このレビューに載っています.

3

こんな感じで分析されています.

 

呼吸器疾患における診療のエビデンスの蓄積に貢献しています.

2016年10月21日 (金)

【No.233】 学内レポートNo.13 ~理学療法治療技術特論 NICU小児呼吸理学療法編+最近の授業風景~

こんにちは,教員の田中です。

4年生(10期生)は,現在卒業研究,就職活動,

国家試験対策,聖灯祭準備,卒業アルバム作成など

学生最後の時間を満喫しております!!!!

 

 

さて,秋セメスター開講科目に

「理学療法治療技術特論」があります。

本学教員以外にも,学外から臨床教授の先生方や

最先端の現場で活躍されている先生・卒業生の方々をお招きし,

ご講義いただいております。

 

 

10月20日には,

聖隷浜松病院理学療法士の背戸佑介先生にお越しいただき,

NICUにおける小児呼吸理学療法」という

テーマで,講義と実技指導をしていただきました。

1_3

2

まずは講義。

解剖,生理,呼吸・循環などの基本的な知識から,

赤ちゃんやお母さんとの関わり方,理学療法の目的,など,

背戸先生の経験に基づいたお話や

臨床現場から地域医療・福祉といった幅広いお話に

みんな興味を持って聞き入っていました。

 

続いて実技。

3_2

赤ちゃんの人形を用いて,触れ方を丁寧にご指導いただきました。

4_2

5_2

ひとりひとりに先生の触れ方を再現してくださり,

みんなも必死に模倣して,

互いに触れ合っていました。

6

最後に背戸先生を囲んで,

先生と赤ちゃん人形に感謝を込めて写真撮影。

7

8

背戸先生,お忙しい中ありがとうございました。

10期生のみなさん,臨床に出る日が待ち遠しいですね~

 

さて,

2年生(12期生)は物理療法の実践で物理療法

(写真は温熱療法をホットパックで実施中)

を実際に行い,生体反応や治療効果を

学修する授業を行っています。

9_2

みんな真剣。

 

3年生(11期生)は臨床実習が後半に入りました。

残りの1週間でできることを精一杯学んで,

経験してきてください。

 

1年生(13期生)も元気に仲良く学んでいます!!

10

11

卒業生のみなさん,115日(土)は

Homecomingdayが開催されます。

 

PT学科は有薗先生が講義を担当されます。

ぜひ,在学生や教員,また同級生や先輩・後輩に

会いに(誘い合って)遊びにきてくださいね。

今年も大町先生が来てくださいます。

教員・在学生一同,

みなさまのお越しをお待ちしております!!

 

2016年10月19日 (水)

【No.232】教員活動レポートNo.4 ~静岡県理学療法士会・研究開発支援部会第2回講座を開催しました~

こんにちは,教員の田中です。

すっかり秋空になりました~,秋といえば…

食欲の秋,読書の秋,芸術の秋,スポーツの秋!!ですね,

みなさんは何をして過ごしていますか?

  

10月5日台風の影響による風雨の中,

静岡県理学療法士会研究開発支援部会

2回講座(@静岡駅前会議室)を開催いたしました。

 

講座の様子↓

1

遠くは伊豆,沼津,富士,静岡,島田から

9名の部会員にご参加いただきました。

内容は統計入門.指標の尺度・対応の有無・

パラメトリックとノンパラメトリック・T検定・相関分析など

研究を実施する際に,統計をどのように使用するのかを

模擬データを用いた解析を実践しながら学びました。

 

第1回から継続の受講生も,今回初参加の新規受講生も

現在の研究疑問に関する意見交換などしながら,

測定したデータをどのように統計解析していくのか,

について講師の金原先生がわかりやすく解説されました。

 

2

受講生からは,

「統計は苦手で頭に入って来ないことが多いですが、

笑いを交えた講義で楽しく学べました」

「検定の流れをフローチャートで示していて理解しやすかった、

全体的に分かりやすく説明して頂けた」

「統計について分かりやすく教えていただき、

苦手意識が少し減りました」

との感想をいただきました~

 

3

4

ディスカッションもしながら,和やかな雰囲気で学びを深めました!

 

次回の研究進捗報告会(@聖隷クリストファー大学)は

11月16日18:00より開催予定です。

18:20受付,18:30開始(21:30終了)です。

 

そして,

12月1日(木)に第3回講座(@聖隷クリストファー大学)

開催予定(正式決定ではありませんのでご了承ください)です。

18:20受付,18:30開始(21:30終了予定)です。

内容は,臨床研究。臨床現場で可能なデータ測定や分析,

研究進行など多数の勢いに圧倒されないようになる

(@聖隷クリストファー大学)です。

 

興味のある方は,ぜひご参加ください!!

ご連絡をお待ちしております~

2016年10月11日 (火)

【No.231】卒業生レポート(9期生) 

こんにちは。理学療法学科9期生の遠山柊介です。

 

今回、近況報告と病院紹介を兼ねて、

ブログを書かせていただきます。

 

私は4月から長崎県にあります、

「医療法人 保善会 田上病院」に

勤務をしております。田上病院は

私の恩師であります有薗教授が、

以前勤務されていた病院でもあります。

病床数は180床、地域密着型の慢性期病院です。

PT 16名、OT 4名、ST 3名、

歯科衛生士 1名が勤務しております。

1

旅行などで長崎を訪れたことがある方ならわかるかもしれませんが、

長崎は平坦地が少なく山に囲まれている地形になっています。

そのため、坂道に家が建っているという不思議な光景があります。

2

3

当院も長崎市内にあるのですが、山の上にあり、

外来で来られる患者さんは通院だけでも

負荷量の高いリハビリになっている場合もあります(笑)。

 

私がリハビリをする上でもこの地形は影響しており、

例えば入院患者さんの在宅復帰を考えるときに、

患者さんの自宅周囲の環境を入念に知る必要があります。

車の横づけができるのか(多くの患者さん宅はできません...)、

自宅前に階段は何段あるのか、

坂道は何メートルあるのか、などなど。

また坂道ばかりの地形であるため、昔から長崎に住んでいる方は

自転車に乗ったことがない方が多いです。

有酸素運動を行うために自転車エルゴメータを行ってみても、

うまくいかない方はたくさんいらっしゃり、困ります(笑)。

  

当院のリハビリ対象疾患の割合としては、

整形外科疾患が最も多く、次いで呼吸器疾患、脳血管疾患、がん、

心大血管疾患と、多種多様な患者さんのリハビリを行っております。

 

また当院の特徴として、外来リハ、デイケア、

訪問リハビリテーションを行っており、

さらには訪問看護ステーションも併設しています。

病院での治療・リハビリを終えた患者さんを

自宅に帰したところで完結せず、

そこからの手厚いフォローができるような体制が整っています。

 

当院のリハビリスタッフの多くは、

長崎大学内部障害リハビリテーション研究室(通称:夢塾)に

研究生として在籍しており、呼吸器疾患についての

勉強を中心に行っています。日々の臨床だけではなく

研究活動にも力を注いでいますので、

呼吸器疾患に関して勉強できる環境が整っています。

4

最後になりますが長崎の魅力は、

なんといっても人の良さです。

患者さん、患者さんのご家族、病院のスタッフ、

見ず知らずの居酒屋の店員さんまで、本当に良い人ばかりです。

在学中に病院見学で長崎を訪れた際に、

田上病院や夢塾の先輩方にお食事に連れて行ってもらいました。

そこで先輩方の優しさ、あったかさに感動し、

就職を決めたといっても過言ではありません。

・・・・もちろん病院もしっかりと見学しました(笑)。

 

長崎は観光地としても栄えていますし、

お祭りもたくさんあります。本当に楽しく、住みやすい街で、

なんといってもご飯がおいしいです!

5

7月にリハ、看護師で参加したみなとまつり

6_2

Fotojet_collage

長崎に来てくれた友達、後輩もいます!

左から9期生大野君、10期生三嶽君、永田君

 

在学生のみなさん、観光がてら病院見学なんてどうでしょうか。

9期生のみなさん、早く遊びに来てください、

宿と車は提供しますので、待っています!

先輩のみなさん、長崎に来られるときは

ご一報ください、是非ご一緒にお食事でも!

  

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

2016年10月 6日 (木)

【No.230】2016年度リハビリテーション学部講演会を開催しました

こんにちは,教員の田中です。

 

9月30日にリハビリテーション学部講演会を開催しました。

今回の主催は理学療法学科

(作業療法学科,言語療法学科と交代で主催しています)で,

講師にダンサーの大前光市先生をお招きし,

「いかにブレイクスルーしてきたのか

~医療福祉を担う学生へのメッセージ~」

という演題でお話いただきました。

1

大前光市先生はダンサーとして世界で活躍されており,

NHKなどのメディアから取材を受けておられる方です。

磐田市の佐藤典子舞踊団の

ゲストダンサーでもいらっしゃいますので,

ご存知の方もいらっしゃると思います。

舞踊団に所属している3年生坂口さん,4年生小川さんの紹介で,

磐田市や静岡市で開催された公演に

大前先生が出演されておられるのを

私も拝見させていただいたことがありました。

(初めて拝見させていただいたときは,

義足で踊られているとは全くわかりませんでした)

 

最近の話題では,

リオパラリンピックの閉会式に出演され,

素晴らしいパフォーマンスを披露されていた義足のダンサー

です!!

2

ご自身が踊っている映像を見せながら,

どのような義足で踊っているのか紹介してくださり,

Photo

実際にはどのように踊っているか,

その要素を披露してくださいました。

 

体の動きが乗ってくると大技を披露していただけそうでしたが…

そこはプロのダンサー!「手首を痛めているので・・・」,

としっかりセーブされておりました。

治療に関しても,物理療法機器を用いてご自身でも

メンテナンスされていることをお話くださいました。

 

4

大前先生は交通事故で左下腿(膝から下)を失いましたが,

それを受け入れるまでの葛藤や

再びプロダンサーを目指すきっかけとなったこと,

支えになったご家族や医療専門職・トレーナーなどとの関わり,

障害(左下腿切断)や義足が自身の

個性や強みに変わったきっかけ,

その「自分らしさ」を活かしたダンサーとしての

活動を通して感じた日本と世界の違い,

 

など多様なメッセージを我々に伝えてくださいました。

 

5

そして,これからを担う学生達へ,

「ひとりひとりの可能性を引き出すのはみなさんです!!

諦めず最後までやり続けよう!!

と,力強く激励してくださいました。

 

最後には,学生からの質問にも丁寧に応えてくださり,

予定時間を越えてもなお,

熱くお話くださいました。

 

講演終了後の学生からの感想(PT学科4年生)には,

 

大前先生のお話をお聞きし、

様々な経験をしている大前先生だからこそ

私たちに伝わってくるものがあると感じました。

 

障害を自分の強みとしてとらえている姿がかっこよく、

大前先生の何事もポジティブにとらえる姿勢から、

短所も長所に変えることができることを知りました。

 

大前先生は貪欲にチャレンジし続けることで、

現在は障害を武器として輝いていらっしゃることがわかりました。

私たちはもっとできるのに努力していないということに気づき、

自分の生き方を見直す機会となりました。

 

大前先生の経験から、

どのような理学療法士が必要とされているのかを教えていただき、

理学療法士は元の生活に戻すだけでなく、障害をプラスにし、

その人らしく生活する支援ができることに気づきました。

 

とあり,これからの理学療法士に必要なことや

理想像を考えるきっかけとなったようです。

 

講演会については,

大城学部長の歳時記にもご紹介いただいております。

https://blg.seirei.ac.jp/columm/2016/10/

 

大前先生,

ご多忙の中,ご講演くださり,誠にありがとうございました。

今後益々のご活躍を学部生・教員一同,楽しみにしております。

 

最後なりますが,

今回のご講演にご協力くださいました,佐藤典子先生に心より感謝を申し上げます。

 

 

興味を持たれたみなさん,

大前先生のパフォーマンスはぜひ,佐藤典子舞踊団の公演でご覧になってみてください。

また,10月10日にTV放送もありますので,ご覧になってみてください。

①    NHK 総合  15:35~15:50 

東京2020 12時間スペシャル 2020「義足ダンサーの挑戦」

②    NHK Eテレ   20:00~20:30 

ハートネットTV「義足のダンサー・リオパラリンピックの大舞台に挑む」

③    NHK Eテレ   23:20~23:50

ハートネットTVブレイクスルー38「“唯一無二”になるダンサー大前光市」

2016年10月 3日 (月)

【No.229】2016年度海外研修~シンガポール研修報告vol.1~

こんにちは!

理学療法学科13期生の中野晴香です。

 

夏季休暇中に海外研修で看護学部・リハビリ学部・社会福祉学部の

計23人でシンガポールに行ってきました。

 

今回は私なりに感じたことをお伝えしたいと思います。

1

今回の研修は、初フライト・初海外・初ホームステイなど、

初めて経験することが多く、

緊張する場面の連続でした。

しかし、現地の人たちは本当に親切な方ばかりで、

私のつたない英語でもしっかり

コミュニケーションを取ることができました。

 

研修内容としては、

ナンヤン理工学院で講義を受けたり,シンガポールの

病院・施設を見学したりしてきました。

講義ではシンガポールの社会福祉制度・医療制度などを学びました。

低所得者にも配慮した制度があり、

アジア特有の助け合いの精神に感動しました。

 

病院・施設見学では規模の大きさと

最先端の設備に何度も驚かされました。

今回は見学だけでしたが、間近で充実した設備を見ることができて、

本当に貴重な経験をすることが出来たと思います。

 

今回の研修ではまだ海外の医療の

表面的なことしか触れられていないと思いますが、

少しでも知ることができてよかったと思います。

 

また日本に戻って学業に対する意欲も少し出てきた気がします。

ナンヤン理工学院の学生はたくさん勉強していました。

同じ理学療法士を目指す者として、

置いてかれてはいけないなと感じました。

 

仲良くなった学生とは、今でも連絡を取り合っています。

また、今回一緒に研修に行った他学科,

他学部の学生ともを職種の違いを超えて

仲良くなることが出来ました。

2

勉強と遊びのどちらも充実した研修でした。

 

最後に

このような経験をすることができたのは、

たくさんの人のサポートがあったからです。

ほんとうにありがとうございました。

3

最後まで読んでいただきありがとうございました。