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2016年10月27日 (木)

【No.236】聖隷クリストファー大学理学療法学科卒業生研修会報告 No.6

こんにちは!

理学療法学科8期生の梁川美月です。

 

10月になり、少しずつ秋が深まってきました。

季節の変わり目で、体調を崩してはいませんか?

 

今回は10月14日に開催しました、

2016年度第6回聖隷クリストファー大学

理学療法学科卒業生研修会の報告をさせていただきます。

 

本研修会は、聖隷クリストファー大学の卒業生

および聖隷福祉事業団のセラピストの

知識・技術向上により、臨床能力を

育むことを目的として活動しております。

 

毎月1回開催しており、第6回となる今回は、

「体幹の評価」というテーマで

1期生の野崎晋平さん(右奥)

講義・触診実技をしていただきました。

お忙しい中、ありがとうございました。

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今回も司会は 7期生 佐久間俊輔さん(左奥)!

準備から進行、運営、ありがとうございます。

とても頼もしい先輩です!

 

さて、皆さんは脳血管障害の患者様の身体評価で、

「体幹筋が弱い」、「コアコントロールができていない」などと

感じること、または目にしたことはありませんか?

今回は、脳血管障害の患者様に対する、

体幹を支える筋の神経学的とらえ方や

制御システムについて、文献と経験に基づいて

ご講義いただきました。

事前にたくさんのスライドを準備してくださっており、

質疑応答を交えて理解を深めながら進行してくださいました。

私自身も、今回初めて知った知識が多く、

とても勉強になりました!

 

その後に、野崎さんが普段臨床で行っている、

座位姿勢の評価方法を実演しながら講義していただき、

体幹筋として重要な働きを持つ多裂筋に焦点を当て、

触診の実技を少人数のグループに分かれて行いました。

 

座位姿勢の評価では…私は、すぐに関節や筋に

注意を向けてしまいがちですが、

野崎さんは骨、ひとつひとつから評価していました。

鎖骨や肩甲骨、脊柱棘突起の向き、胸郭の位置、骨盤

などをみて、姿勢や筋の状態を推測(イメージ)し、

触診することでその推測(イメージ)と

状態が一致するかを確認していきました。

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我らが一期生、野崎さん!!

後輩に普段の自分の臨床について熱く語られています!!

 

今回のグループディスカッションのファシリテータは、

金原先生(大学教員)、田中先生(大学教員)、

鈴木章紘さん(3期性)、室谷健吾さん(4期性) 

に、お願いをしました。

2-3人の少人数グループにそれぞれ

ファシリテータがついてくださり、

疑問点をすぐに質問できる環境で、

ディスカッションをしながら進めることができました!

 

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実技に夢中になる、梁川(中央)です! 

大学教員の田中先生(右)に教わってます!!

 

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野崎さんも、金原先生と熱く語られていました!

とても興味深いですが、各自(私も含め)実技に集中し、

夢中になっていたため聞くことができませんでした。

 

本研修会は、自分の臨床を豊かにするということを念頭に置き、

自分ならどのように考えるか、

先輩ならどう考えるか、後輩なら…

と自らの考えを表現し、よりよい治療を探求することで、

それを患者さんに還元することができるようになる、

そんな場でありたいと考えて継続しております。

 

今回も、講義や実技による学びと、

先生・先輩・同期・後輩とのディスカッションからの

学びが得られたかと思います。

これからも、参加してくださる方にとってよりよい場となるよう、

皆さんでこの研修会を作っていきたいと思っています!

今後ともよろしくお願いいたします!

 

次回は、11月9日(水)19:30~21:00

浜松市リハビリテーション病院 宮澤先生による

症例検討を行う予定です!

 

卒業生の皆さん、事業団の皆さん、

今後も多くの参加者をスタッフ一同、

心よりお持ちしております。