【No.236】聖隷クリストファー大学理学療法学科卒業生研修会報告 No.6
こんにちは!
理学療法学科8期生の梁川美月です。
10月になり、少しずつ秋が深まってきました。
季節の変わり目で、体調を崩してはいませんか?
今回は10月14日に開催しました、
2016年度第6回聖隷クリストファー大学
理学療法学科卒業生研修会の報告をさせていただきます。
本研修会は、聖隷クリストファー大学の卒業生
および聖隷福祉事業団のセラピストの
知識・技術向上により、臨床能力を
育むことを目的として活動しております。
毎月1回開催しており、第6回となる今回は、
「体幹の評価」というテーマで
1期生の野崎晋平さん(右奥)に
講義・触診実技をしていただきました。
お忙しい中、ありがとうございました。
今回も司会は 7期生 佐久間俊輔さん(左奥)!
準備から進行、運営、ありがとうございます。
とても頼もしい先輩です!
さて、皆さんは脳血管障害の患者様の身体評価で、
「体幹筋が弱い」、「コアコントロールができていない」などと
感じること、または目にしたことはありませんか?
今回は、脳血管障害の患者様に対する、
体幹を支える筋の神経学的とらえ方や
制御システムについて、文献と経験に基づいて
ご講義いただきました。
事前にたくさんのスライドを準備してくださっており、
質疑応答を交えて理解を深めながら進行してくださいました。
私自身も、今回初めて知った知識が多く、
とても勉強になりました!
その後に、野崎さんが普段臨床で行っている、
座位姿勢の評価方法を実演しながら講義していただき、
体幹筋として重要な働きを持つ多裂筋に焦点を当て、
触診の実技を少人数のグループに分かれて行いました。
座位姿勢の評価では…私は、すぐに関節や筋に
注意を向けてしまいがちですが、
野崎さんは骨、ひとつひとつから評価していました。
鎖骨や肩甲骨、脊柱棘突起の向き、胸郭の位置、骨盤
などをみて、姿勢や筋の状態を推測(イメージ)し、
触診することでその推測(イメージ)と
状態が一致するかを確認していきました。
我らが一期生、野崎さん!!
後輩に普段の自分の臨床について熱く語られています!!
今回のグループディスカッションのファシリテータは、
金原先生(大学教員)、田中先生(大学教員)、
鈴木章紘さん(3期性)、室谷健吾さん(4期性)
に、お願いをしました。
2-3人の少人数グループにそれぞれ
ファシリテータがついてくださり、
疑問点をすぐに質問できる環境で、
ディスカッションをしながら進めることができました!
実技に夢中になる、梁川(中央)です!
大学教員の田中先生(右)に教わってます!!
野崎さんも、金原先生と熱く語られていました!
とても興味深いですが、各自(私も含め)実技に集中し、
夢中になっていたため聞くことができませんでした。
本研修会は、自分の臨床を豊かにするということを念頭に置き、
自分ならどのように考えるか、
先輩ならどう考えるか、後輩なら…
と自らの考えを表現し、よりよい治療を探求することで、
それを患者さんに還元することができるようになる、
そんな場でありたいと考えて継続しております。
今回も、講義や実技による学びと、
先生・先輩・同期・後輩とのディスカッションからの
学びが得られたかと思います。
これからも、参加してくださる方にとってよりよい場となるよう、
皆さんでこの研修会を作っていきたいと思っています!
今後ともよろしくお願いいたします!
次回は、11月9日(水)19:30~21:00
浜松市リハビリテーション病院 宮澤先生による
症例検討を行う予定です!
卒業生の皆さん、事業団の皆さん、
今後も多くの参加者をスタッフ一同、
心よりお持ちしております。