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2013年7月

2013年7月26日 (金)

【No.064】学生レポート:2年生(9期生)編

(今回は、いま受講している授業の様子を2年生からレポートしてもらいます。)

 

 

こんにちは、理学療法学科2年の若松聖奈です(¨)*

 

本日は運動学実習の授業風景を紹介したいと思います!!!

 

運動学実習という授業は、班ごとに分かれて

重心位置・筋力測定・歩行・重心動揺・筋電図などの計測をしていきます。

形態測定もあるので、体重が公開されたりするのでみんな必死です。笑

 

今回私が行った実習は重心動揺の測定でした。

 

自然開脚立位・脚を閉じるように立つロンベルグ姿勢・片脚立位を

開眼・閉眼それぞれの状態で、機械の上に乗って測定しました。

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(写真大好きな2年生 チームワーク良好\(^ω^)/)

グループに分かれての作業になるので、協力しながら進めています。

わからないところもグループで話し合いながら測定していきました。

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(先陣をきって説明してくれる大野くん)

 

 

測定をしてみると、開眼・閉眼では全くグラつきが違い、

特に片足立位の閉眼は動揺が大きく、機器から落ちそうになりました。

 

健常者が閉眼したときでさえ、ここまで動揺が大きくなるので

患者さんはどれほど大変か、身を持って体験することができました。

 

測定した後、結果をまとめてレポートにします。

みんなの数値を比べていくと、意外と差があるので面白いです。

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新しい発見も多く、楽しく授業を受けています♪

また機会があれば授業・生活報告します(`´)それでは

2013年7月24日 (水)

【No.063】第35回日本呼吸療法医学会学術総会に参加しました!

こんにちは、理学療法学科の教員の有薗です。

 

今回は教員の学術情報を提供します。

 

7月20日21日、第35回日本呼吸療法医学会学術総会が、東京都新宿区の京王プラザホテルで開催され、参加してきました。

 

この学会は、日本の呼吸療法に携わる医療従事者(医師、看護師、理学療法士、臨床工学技士など)が集まる学会です。

今回の学会のメインテーマは「Ideas and Development」です。

 

呼吸療法とは生命を維持するために必要な呼吸に関わる治療方法や管理方法です。

呼吸障害に関わる理学療法士にとって、呼吸療法の新しいトピックスを見ることができ、非常に興味深い演題や講演が行われます。

 

ECMOやHFOなどの先進的な医療や、呼吸サポートチームといった呼吸療法に関わる医療チームなど、医療の現場における人工呼吸管理や呼吸療法などの発表がされていました。

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学会での機器展示も、呼吸療法医学会なので人工呼吸器だらけです。

 

 

私自身も「ウイニング」というセッションで「呼吸療法サポートチームが関わった病棟での人工呼吸器離脱トレーニングの成績」という演題名で、発表してきました。

 

発表内容は、集中治療室で救命できたが、どうしても人工呼吸器が離脱できない患者さん達を、時間をかけ、如何にうまく人工呼吸器から離脱して、患者さんが自分の呼吸で生活をしていくといった内容です。

 

発表時間内でも多くの質問を受けたのですが、発表終了後も何人もの先生方(医師など)から質問を受けました。

全国どこの病院でも、人工呼吸器を離脱していくのには、苦労があるみたいです。

 

私の研究に多くの先生方から興味を持ってもらうことは、うれしい事です。

 

理学療法士も様々な職種が関わる学会で研究報告をしていく事は重要だなと思います。

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非常に多くの人が、ポスター発表に参加されていました。

かなりあつかった。討議も室温も...

写真の真ん中で、顎に手を置いている人は、全国で有名な某大学病院のカリスマPTです(笑)

2013年7月22日 (月)

【No.062】聖和会食事会の報告

こんにちは。理学療法学科の吉本です。

 

今日は7月17日(水)に行われました聖和会の食事会について報告します。

 

聖和会とは互助会のようなもので、リハビリテーション科の教員同士が助け合ってより良い職場環境をつくることを目的に構成された組織です。

 

食事会は、年に数回程度の頻度で開催されており、普段なかなか食べる機会がない高級料理を食べて、日ごろのストレスを発散しています。

今回は、グランドホテル浜松の12階にあるサンセットヒルでディナーをいただきました。

 

少し天気は曇っていましたが、最上階からみる浜松の夜景はとてもきれいで、メイン料理のオマール海老と楽しい出し物で有意義な時間を過ごすことができました。

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大学の教員と言えば、少し固い仕事のように感じる方もいると思いますが、聖隷クリストファー大学の教員は、冗談が好き、とにかくしゃべることが好きな方々が多く(飲むとさらに熱が入ります)、いつも賑やかです。

 

さて、もうすぐ春セメスターも終了し、授業も追い込みに入っていることと思います。食事会で心身ともにリフレッシュした教員が、さらに教育に力が入る(しゃべる)ことを学生の皆様も楽しみにしてください。

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2013年7月18日 (木)

【No.061】卒業生研修会を開催しました。

こんにちは。

浜松市リハビリテーション病院の野崎(1期卒業生)です。

 

 

先日、7月14日(日)に聖隷クリストファー大学リハビリテーション研究会の平成25年度第1回研修会が行われました。

本研究会は聖隷クリストファー大学理学療法学科の卒業生で運営されています。

本研究会を通して、大学卒業後も日々高いレベルでの理学療法の提供を目指し、研鑽に励んでおります。

 

 

研修会の受講者は、1期~6期までの卒業生に加え、近隣のご施設の先生方にもご参加頂き、研修会開催以来、最も多い参加者を迎えることができました。

 

 

講師に医療法人SEISEN清泉クリニック整形外科スポーツ医学センター施設長である脇元幸一先生をお招きし「脊柱機能と治療」というテーマでご講演を頂きました。

 

 

講演内容は、脊柱機能を剛性(Engine)と柔性(Buffer)に別け、二つの相反する性質の共存が必要であるとされ、脊柱弯曲構造の破綻により柔性が低下すると剛性の作用力を吸収出来ず、結果的に疼痛や筋出力抑制が起こるといった内容でした。

 

 

実際のデモンストレーションでは、柔性機能の改善により疼痛や筋出力抑制、関節可動域の改善をみせて頂きました。

しかし、効果は一時的であるため、患者様自身の生活を変えていく必要があり、リハビリテーションは患者様にやって頂くものと先生はおっしゃっていました。

 

 

先生の経験や映像を交えたとても分かり易い内容で、機能だけでなく、セラピストとして大切なことも多くご教授頂きました。

 

 

脇元先生、本当にありがとうございました。

 

 

今後も脇元先生にご講義頂く予定となっています。

卒業生の皆様、次回のご参加をお待ちしております。


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(研究会終了後、講師の脇元幸一先生を囲んで)


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(懇親会、講師の脇元幸一先生、大城昌平学部長、西田裕介学科長と一緒に)



2013年7月10日 (水)

【No.060】実習前OSCEの季節

こんにちは。PT学科教員の前野です。梅雨があっという間にあけてしまったようで、ここ浜松は36.9度とここ2、3日うだるような暑さが続いています。

 

 さて、暑さがすっかり厳しくなった中、去る7月6日(土)には、3年生(8期生)の実習前OSCEが行われました。毎年3年生が臨床実習に向かうにあたって、臨床実習Ⅰに出る前に行われている実技試験のような位置づけです。

 

とはいっても、単なる実技試験とは異なり、どれだけ学生の学習理解が進んでいるのかを評価するだけでなく、とりわけコミュニケーション能力や検査測定の正確さやオリエンテーションの能力、あるいは基本的なリスク管理能力などをみています。

 

本学では、実習の行動目標を「情意」「認知」「精神運動技能」の3領域に分けて明確に立てています。この臨床実習前OSCEでは、とりわけコミュニケーション能力を問う「情意領域」やリスク管理、検査測定の正確性を見る「精神運動技能領域」を中心に評価を行います。

 

もちろん、PT評価方法や医学的知識の理解などを問う「認知領域」とのバランスを取りながら、学生ひとりひとりの「臨床力」をアセスメントしています。

 

わかりやすく言うと、「この学生は本当に実習にでてよいのか」、を問う試験といえましょう。

 

本学科の特徴として、実習前OSCEでは、学外の臨床教授の先生方にも見ていただいて、我々学科教員では気が付かない、現場で問われる臨床的センスというか「臨床力」を、まさに現場の生の声を取りいれて評価しています。

 

ですので、臨床教授からの厳しい一言が飛ぶたびに、学生の能力が問われるとともに、実は、日頃教育を行う我々教員一人一人の能力が問われているのだということを痛感します。

 

今年度から理学療法学科では「臨床力」向上プロジェクトがスタートしました。学生の臨床力を向上させるだけでなく、教員の臨床力をも向上させていく必要性が問われています。

 

私も聖隷の名に恥じない臨床力をつけねば、と心に誓った初夏の1日でした。

 

 

(本番前、練習に余念がありません)

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2013年7月 8日 (月)

【No.059】卒業生の活躍!! 国際学会への参加報告 The 20th IAGG World Congress of Gerontology and Geriatrics(第20回国際老年学会議) に行ってきました。

こんにちは、教員の西田です。

今回は、卒業生の活躍を報告します。

以下に、1期卒業生の石井君と2期卒業生加茂君、合田君が参加した国際学会の報告をしていただきます。

 

 

以下、石井君からの報告です。―――――

 

大学院生体機能理学療法解析学研究室(指導:西田裕介教授)の博士後期課程3年の石井秀明(1期卒業生)です。

6月23日~27日に韓国のソウルで開催されたThe 20th IAGG World Congress of Gerontology and Geriatrics(第20回国際老年学会議)でポスター発表をしてきました。

The 20th IAGG World Congress of Gerontology and Geriatricsは口述発表が811演題、ポスター発表が1507演題と今までで参加した学会で最も大規模な学会でした。

私は6月24日と25日に学会に参加したので、学会会場の様子を紹介していきます。

 

 

1日目:6月24日(月)

ホテルから会場の最寄駅まで地下鉄で行きました。韓国は日本と切符の買い方が違ったり、駅名のハングル語が読めなかったりと戸惑いながら、なんとか到着できました。

 

駅を出ると写真の大きなビルがあり、このビルで学会が行われていました。

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ビルの中を歩いていくと、写真のような案内がありました。

学会では右の写真に書いてある部屋全てを使って(なんと28会場!!)、シンポジウム、口述発表やポスター発表が行われました。

会場に入ってまず驚いたのは学会にもかかわらず、スーツの方がほとんどいませんでした。日本は全員スーツで参加なので、日本人の勤勉さを改めて感じました。

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受付をすると、写真のようなバックをもらえました。その中には、学会のプログラムはもちろん、高齢者に関係する国際学会のチラシなど多くの資料が入っており、情報収集にとても役に立ちました。ちなみに、バックはしっかりとした作りで、使いやすかったです。

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受付をすませたら、1日目はポスターを貼らなければならなかったので、ポスター会場に行きました。

 

この写真がポスター会場の入り口です。この中に入ると…

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ポスターを貼るパネルがずらっと並んでいました。

また、同じ会場内ではエキシビジョンが開催されたり、業者のブースが多く並んでおり、学会の中で最も大きな会場でした。

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指定の場所にポスターを貼り終えると、基礎医学や社会学など様々な分野のシンポジウムや口述発表が行われていたので、興味のある会場に聴講しに行きました。

 

聴講した中には、読んだことのある雑誌の編集者で世界的に著明な方の講演も聴くことができ、貴重な体験をすることができました。

 

 

 

メイン会場の様子です。講演はもちろん、世界共通語の英語で行われています。しかし、ここでは同時通訳も行われており、会場に入る前にイヤホンを借りると、日本語で講演の内容を聴くことが出来ました。

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小会場の様子です。小会場になると、さすがに同時通訳は行われていませんが、スライドで内容が記載されているので、なんとか内容は理解できました。質疑応答は全く分かりませんでしたが…

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1日目は10時から19時頃まで会場で過ごし、国際学会の雰囲気を存分に楽しむことが出来ました。

ホテルに帰ってからは、韓国といえば焼肉!ということで焼肉を食べに行きました。

 

 

 

韓国で焼肉を注文すると、サラダやキムチなどの肉以外の食べ物が多く出てきて、焼肉以外でお腹いっぱいになってしまいました…焼肉の味はもちろん美味しかったです!

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〔2日目:6月25日(火)〕

 

2日目は午後からポスター発表でしたので、午前中は1日目と同様に聴講していました。

2日目は会場の雰囲気も慣れたので、1日目よりもリラックスして学会に参加できました。

 

 

いよいよ、午後になり、ポスター発表の時間になりました。

発表といってもポスターの前に立って質問があれば、答える程度のものですが…

 

 

しかし、ポスター発表の時間になっても、発表者はほとんどおらず、さらにはポスターさえ貼っていないところも所々に見受けられました。

日本では考えられない風景でしたが、以前参加した他の国際学会でも同じでしたので、国際学会のポスター発表は日本の学会よりも自由だなと感じました。

 

 

話がそれましたが、発表中に質問を受けることはありませんでした…しかし、ポスターを見ている方がいたので、勇気を出して話しかけてみましたが、英語が全く通じず、「Interesting research」といって去っていきました。

改めて英語の重要性を実感できました。

 

 

また、発表時間中は待っていても人が来ないので、他の方のポスターを見に行き、質問をして交流してきました。

 

以上が学会の様子です。

最後に、同じ研究室から参加したD2の加茂君と私の感想です。

 

 

 

〔博士後期課程2年 加茂 智彦〕

IAGGの規模の大きさに衝撃を受けました。世界各国から研究者が集まり、とても刺激が多く実りのある学会でした。学会に参加して【自分自身の英語力のなさ】を実感しました。スライドにある英語等は理解ができるのですが、質疑応答になると全く理解できないことが多かったです。Discussionをするためには語学力が大事になってくると感じました。また、参加者が英語を話せる方が多く、英語が話せないのは日本人ぐらいなのではないかと感じました。今後も国際学会等に積極的に参加し、Discussionに参加できるだけの語学力を身につけていきたいと感じました。

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〔博士後期課程3年 石井 秀明〕

私も加茂君と同様に学会の規模の大きさに驚きました。また、口述発表やポスター発表の内容をみると、研究対象者の数が1000名以上の研究ばかりで私の研究はまだまだだなと痛感したと同時に、研究は共同研究者を募ってプロジェクトで動いていかなければならないと感じました。今後、学会に参加した際には共同研究者を見つけられるように、交流を図っていきたいと思います。さらに、次の国際学会で「interesting research」で終わらないためにも、英語の勉強もしていきたいと思います。

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学会に一緒に参加した理学療法開発学研究室(指導:大城昌平教授)の合田君とともに

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2013年7月 3日 (水)

【No.058】理学療法学科の勉強会

こんにちは

理学療法学科の矢倉千昭です。

 

今日は、理学療法学科の勉強会について報告します。

 

理学療法学科では、

今年度から

学科会議の前に学科勉強会を月2回のペースで行っています。

 

教員がローテーションで担当し、

今のところ研究に関する発表が主ですが、

テーマは教育など興味あるテーマを選んでもかまわないことになっています。

 

今回は、4月に赴任した有薗信一先生の発表でした。

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テーマは、

『慢性呼吸不全、間質性肺炎に対する理学療法と予後』

に関する研究報告でした。

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なるほど……。

 

勉強会は30分程度なので

深いところまでディスカッションはできませんが、

専門外の臨床、研究課題がみえて勉強になります。

 

もうそろそろ私の番も近いので、準備を始めます。

 

現在、教育での課題がありますので、

その中からテーマを選びたいと思います。

 

テーマは、内緒です(笑)

 

機会がありましたら報告します。

それでは。