【No.063】第35回日本呼吸療法医学会学術総会に参加しました!
こんにちは、理学療法学科の教員の有薗です。
今回は教員の学術情報を提供します。
7月20日21日、第35回日本呼吸療法医学会学術総会が、東京都新宿区の京王プラザホテルで開催され、参加してきました。
この学会は、日本の呼吸療法に携わる医療従事者(医師、看護師、理学療法士、臨床工学技士など)が集まる学会です。
今回の学会のメインテーマは「Ideas and Development」です。
呼吸療法とは生命を維持するために必要な呼吸に関わる治療方法や管理方法です。
呼吸障害に関わる理学療法士にとって、呼吸療法の新しいトピックスを見ることができ、非常に興味深い演題や講演が行われます。
ECMOやHFOなどの先進的な医療や、呼吸サポートチームといった呼吸療法に関わる医療チームなど、医療の現場における人工呼吸管理や呼吸療法などの発表がされていました。
学会での機器展示も、呼吸療法医学会なので人工呼吸器だらけです。
私自身も「ウイニング」というセッションで「呼吸療法サポートチームが関わった病棟での人工呼吸器離脱トレーニングの成績」という演題名で、発表してきました。
発表内容は、集中治療室で救命できたが、どうしても人工呼吸器が離脱できない患者さん達を、時間をかけ、如何にうまく人工呼吸器から離脱して、患者さんが自分の呼吸で生活をしていくといった内容です。
発表時間内でも多くの質問を受けたのですが、発表終了後も何人もの先生方(医師など)から質問を受けました。
全国どこの病院でも、人工呼吸器を離脱していくのには、苦労があるみたいです。
私の研究に多くの先生方から興味を持ってもらうことは、うれしい事です。
理学療法士も様々な職種が関わる学会で研究報告をしていく事は重要だなと思います。
非常に多くの人が、ポスター発表に参加されていました。
かなりあつかった。討議も室温も...
写真の真ん中で、顎に手を置いている人は、全国で有名な某大学病院のカリスマPTです(笑)