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2013年6月

2013年6月26日 (水)

【No.057】6月のオープンキャンパスを行いました

こんにちは。教員の大町です。

 

先週の土曜日、6月22日はオープンキャンパスの日でした。

週の中ごろから、

台風の状況によっては開催が危ぶまれていましたが

当日はとてもよい天気になりました。

 

どんな感じか、こっそりのぞいてみましょう。

学科長の西田先生が全体の統括と司会をされています。

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理学療法学科のブースでは、

今回のオープンキャンパススタッフの学生さんたちが

看板を立てかけたり、実習室に治療機器を配置したりと

協力して準備を進めてくれていました。

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金原先生からチェック(?)が入ります。

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今回のオープンキャンパスでは、

リハビリテーション学部の学部説明と、

理学療法学科、作業療法学科、言語聴覚学科

3学科の説明・ミニレクチャー・実習室見学や

授業内容や学生生活、奨学金や下宿についてなどの

具体的な個別相談…。

というたくさんの内容が行われました。

 

2時間ほどの間にギュッと詰まった

オープンキャンパス。

スタッフの皆さん、お疲れ様でした。

 

次回のオープンキャンパスは、3時間ほどで、もう少し詳しく行われます。

8月3日(土)と8月24日(土)です。

また、7月13日(土)えんてつホール(浜松会場)、7月20日(土)静岡県教育会館(静岡会場)、

計2会場でリハビリテーション学部街中オープンキャンパスを実施します。

詳細は、こちらからご確認ください。

http://www.seirei.ac.jp/opencampus/opencampus.php


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ご興味のある方は、ぜひご参加ください。

2013年6月22日 (土)

【No.056】1年生講義 「理学療法概論」の様子です。

こんにちは、教員の西田です。

1年生も入学して2か月が経過し、そろそろ大学にも慣れてきた頃だろうと思います。

大学の講義も専門性も高まってきており、1年生の皆さんも大学の講義に魅力を感じ始めたころではないでしょうか。

 

 

本学はセメスター制を採用しており、春セメスターと秋セメスターをそれぞれ15週で構成しています。

1時限の授業は80分で構成されています。

カリキュラムの内容は多岐にわたり、特に1年生は大学ならではの教養科目が多く配置されています。

この時期は、専門職となる学生にとっては重要であり、社会人基礎力を養う大切な時期となります。

そのため、専門的な科目の配置はそれほど多くありません。

 

 

今回は、その中でも私が科目責任をしております、理学療法概論の講義を簡単に紹介します。

理学療法概論では、大きく下の2つの目標を掲げております。

 

①大学で理学療法を学ぶことの意義を知り、自身が目指す職業の輪郭を理解する、

②リハビリテーション専門職である理学療法士について、その存在意義を考える材料を提供できるようになる。

 

講義では、理学療法士を志す学生の皆さんにとって、理学療法士という職業の魅力を伝達できるよう心掛けています。

特徴としまして、講義形態にアクティブ・ラーニング(学生の能動的学習)を取り入れています。

これにより、多くのディスカッションを通して、正解だけを求めるのではなく、自分自身で考えながら思考の過程を整理していくよう講義を展開しております。

ここで、講義の中で実際にディスカッションしているテーマをご紹介いたします。

 

<ディスカッションテーマ>

1. 理学療法士になるにはどうすればいいの?

2. どのような理学療法士になりたいの?

3. 理学療法士はどこで働いているの?

4. 理学療法ってどのようにして確立してきたの?

5. 理学療法士はどのような障害と向き合うの?

6. 専門職者とはどういう人なの?

7. 障害をどのようにとらえますか?

8. 理学療法はどのように進めていけばいいの?

9. 知っておくべき疾患はなんですか? (中枢神経系疾患、神経-筋疾患、小児疾患)

10. 知っておくべき疾患はなんですか? (運動器系疾患、高齢期の疾患)

11. 知っておくべき疾患はなんですか? (内部障害系疾患、高齢期の疾患)

12. 理学療法士はどのような治療を行いますか?

13. 理学療法士は魅力的ですか?

 

 

このような内容をテーマに、キーワードを挙げながら予習と復習を十分に行い、思考過程を整理していきます。

学生の皆さんの能力は大変高く、どのテーマにおいても、驚くような素晴らしい議論を展開しており、大変頼もしく感じています。

このような学生さんたちを見ていると、今後の理学療法の将来も大変明るいものであると確信できます。

 

 

以下に、実際の講義時のグループディスカッションの様子をお伝えします。

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自分の目指すべき職業に誇りが持てるよう、これからの大学での学びを充実したものにしていきましょう。

 

 

理学療法士に興味のあるみなさん、または、今は理学療法士のことを知らないけど、何だか知ってみたくなったみなさん、オープンキャンパスに参加して、その魅力を感じてみてください。

 

 

ご質問などがありましたら、お気軽に本学までお問い合わせください!!

2013年6月17日 (月)

【No.055】暑く、じめじめした時期になりました

梅雨だというのに少ししか雨が降らない今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

理学療法学科教員・根地嶋です。

 

先週は台風が近づき、湿度が高く非常にじめじめしました。

このような状況での実技の授業は、べたべたして、むしむしして大変です。

しかし、私はこのような快適ではない状況は、ときとして好ましいと考えます。

 

科学技術、工業製品の発達は人々に快適さを提供し、その場、その場での幸福度は高まったかのように感じます。例えばエアコンのように、暑く湿度が高い状況を、ものの数分で快適な温度、湿度に調節し、居心地を良くしてくれます。科学技術は環境を変えてくれるわけです。

 

一方、身体はというと、環境に適応しようとしてくれます。つまり暑ければ汗をかき体温を下げようとし、寒ければ筋をふるわせ体温を上げようとします。

 

よく言われていることですが、環境が快適になるということは、身体の機能を低下させる可能性があるということです。

常に快適に制御された環境下にいると、本来、身体に備わっている環境に適応しようとする機能は使われず、低下していきます。

 

そもそも世は無常。少々劣悪な状況でも耐えることができる。大切な事だと思います。

 

専門家として対象者と接するとき、いくら自身が快適な状況ではなくても、しっかりと役割を果たさなければなりません。

 

 

さて、本年度も小グループでの活動が活発に行われています。

とある小グループの2年生は、2日続けてROM測定の練習をしました。

 

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(この日は、2年生のみで、測定方法を11つ確認しました)

 

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(この日は、2年生が測定者、1年生を患者役として練習しました)

 

反復して練習することで、だんだんと身体にしみこんでくることを実感できたようです。

 

これからさらに暑くなっていきます。

環境に負けず、地道に学習を進めてもらえればと思います。

2013年6月 7日 (金)

【No.054】学生レポート:1年生(10期生)編

(今回、入学したての1年生に、いま受講している授業の様子をレポートしてもらいしまた。)

 

 

はじめまして、1年生の中川です。今回の理学療法学科のブログを担当させていただくことになりました。よろしくおねがいします。

 

理学療法学科は、名前の通り理学療法士を目指す学科です。

 

理学療法士になる為には、人体の仕組みを詳しく知らなければなりません。

自分たち一年生は、人体構造学の一環として、骨のスケッチを行いました。

 

担当は顧 寿智先生です。

 

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(※特別に許可を得て撮影しています)

 

 

骨格の構造を知ることは人体の構造を知るうえでも、避けて通れない勉強ですが、

細かく骨の名前を覚えるとなるとなかなか大変です。

ちなみに理学療法学科の上級生方は、骨・筋肉の名前をごく自然に日常会話の中に

混ぜてこられます。

先輩方に憧れと尊敬の念を抱きつつ、骨をスケッチしていきます。

 

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ただ、骨の名前を覚えるだけではなく、つながりを考えることも重要です。部分部分を骨格標本と照らし合わせて、しっかり頭の中でイメージできるようにしていきます。

 

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「なるほど・・・・」

 

 

一歩一歩、理学療法士に向けて着実に知識を深めていこうと思います。

教授陣、先輩方、どうぞこれからよろしくお願いします。

そして聖隷クリストファー大学の理学療法学科に行こうか迷っている方、

理学療法の勉強は楽しく、やりがいがあるので是非来てください!

 

2013年6月 5日 (水)

【No.053】7期生が臨床実習Ⅲ期を終えました。

こんにちは!! 理学療法学科教員の金原です。

 

先日の524日に、7期生の臨床実習Ⅲ期が終了しました。

7期生全員の表情は、医療人としての頼もしさを伺えました。

 

臨床実習Ⅲ期は、皆さん、どのように実習に取り組んできたのでしょうか?

 

昨年度の臨床評価実習とは異なり、患者さんとのコミュニケーションや理学療法評価からプログラムを立案し、さらにプログラムの施行と、多くの苦労や悩みもあったと思います。

ですが、患者さんや利用者さんの笑顔や実習指導者の先生方の言葉かけに救われた学生も多いのではないでしょうか?

これまで皆さんの実習を携えてくださった方々に、是非、感謝の気持ちを忘れずに持ち続けてください。

 

さて、その後に実習報告会が開催されました。この報告会では、皆さんの成長が伺えました。皆さん、大きな声で自身の行ってきた理学療法を、落ち着いた口調で発表されていました。

特に興味深かったことは、質疑応答の姿です。私は、本当に感銘を受けました。8期生、9期生の目には、今後の目標として写ったのではないかと思います。皆さん、本当にお疲れ様でした。

 

臨床実習に関してですが、今年度からは、報告会の他に口頭試問が加わりました。これは、各実習期の目標を、臨床実習のレジュメ等を通してどれだけ理解されているのかを確かめることが目的です。PT学科の教員の質問に答え、自身の行ってきた理学療法に関する事項を論理的に説明をしてもらうものです。

 

私が担当した学生は、皆、レジュメから必要な情報を取り出し、熱く答えてくれました。本当に素晴らしいですね。

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(口頭試問の様子)

 

 

皆さん、来週からは、最後の実習、臨床実習Ⅳ期が始まります。是非、自身の臨床能力を最大限高められるように、向上心、探究心をもって、臨んでください。

皆さんの成長を、理学療法学科教員は、楽しみにしております。

 

では、いってらっしゃい!!

 

金原一宏