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2013年7月 8日 (月)

【No.059】卒業生の活躍!! 国際学会への参加報告 The 20th IAGG World Congress of Gerontology and Geriatrics(第20回国際老年学会議) に行ってきました。

こんにちは、教員の西田です。

今回は、卒業生の活躍を報告します。

以下に、1期卒業生の石井君と2期卒業生加茂君、合田君が参加した国際学会の報告をしていただきます。

 

 

以下、石井君からの報告です。―――――

 

大学院生体機能理学療法解析学研究室(指導:西田裕介教授)の博士後期課程3年の石井秀明(1期卒業生)です。

6月23日~27日に韓国のソウルで開催されたThe 20th IAGG World Congress of Gerontology and Geriatrics(第20回国際老年学会議)でポスター発表をしてきました。

The 20th IAGG World Congress of Gerontology and Geriatricsは口述発表が811演題、ポスター発表が1507演題と今までで参加した学会で最も大規模な学会でした。

私は6月24日と25日に学会に参加したので、学会会場の様子を紹介していきます。

 

 

1日目:6月24日(月)

ホテルから会場の最寄駅まで地下鉄で行きました。韓国は日本と切符の買い方が違ったり、駅名のハングル語が読めなかったりと戸惑いながら、なんとか到着できました。

 

駅を出ると写真の大きなビルがあり、このビルで学会が行われていました。

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ビルの中を歩いていくと、写真のような案内がありました。

学会では右の写真に書いてある部屋全てを使って(なんと28会場!!)、シンポジウム、口述発表やポスター発表が行われました。

会場に入ってまず驚いたのは学会にもかかわらず、スーツの方がほとんどいませんでした。日本は全員スーツで参加なので、日本人の勤勉さを改めて感じました。

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受付をすると、写真のようなバックをもらえました。その中には、学会のプログラムはもちろん、高齢者に関係する国際学会のチラシなど多くの資料が入っており、情報収集にとても役に立ちました。ちなみに、バックはしっかりとした作りで、使いやすかったです。

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受付をすませたら、1日目はポスターを貼らなければならなかったので、ポスター会場に行きました。

 

この写真がポスター会場の入り口です。この中に入ると…

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ポスターを貼るパネルがずらっと並んでいました。

また、同じ会場内ではエキシビジョンが開催されたり、業者のブースが多く並んでおり、学会の中で最も大きな会場でした。

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指定の場所にポスターを貼り終えると、基礎医学や社会学など様々な分野のシンポジウムや口述発表が行われていたので、興味のある会場に聴講しに行きました。

 

聴講した中には、読んだことのある雑誌の編集者で世界的に著明な方の講演も聴くことができ、貴重な体験をすることができました。

 

 

 

メイン会場の様子です。講演はもちろん、世界共通語の英語で行われています。しかし、ここでは同時通訳も行われており、会場に入る前にイヤホンを借りると、日本語で講演の内容を聴くことが出来ました。

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小会場の様子です。小会場になると、さすがに同時通訳は行われていませんが、スライドで内容が記載されているので、なんとか内容は理解できました。質疑応答は全く分かりませんでしたが…

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1日目は10時から19時頃まで会場で過ごし、国際学会の雰囲気を存分に楽しむことが出来ました。

ホテルに帰ってからは、韓国といえば焼肉!ということで焼肉を食べに行きました。

 

 

 

韓国で焼肉を注文すると、サラダやキムチなどの肉以外の食べ物が多く出てきて、焼肉以外でお腹いっぱいになってしまいました…焼肉の味はもちろん美味しかったです!

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〔2日目:6月25日(火)〕

 

2日目は午後からポスター発表でしたので、午前中は1日目と同様に聴講していました。

2日目は会場の雰囲気も慣れたので、1日目よりもリラックスして学会に参加できました。

 

 

いよいよ、午後になり、ポスター発表の時間になりました。

発表といってもポスターの前に立って質問があれば、答える程度のものですが…

 

 

しかし、ポスター発表の時間になっても、発表者はほとんどおらず、さらにはポスターさえ貼っていないところも所々に見受けられました。

日本では考えられない風景でしたが、以前参加した他の国際学会でも同じでしたので、国際学会のポスター発表は日本の学会よりも自由だなと感じました。

 

 

話がそれましたが、発表中に質問を受けることはありませんでした…しかし、ポスターを見ている方がいたので、勇気を出して話しかけてみましたが、英語が全く通じず、「Interesting research」といって去っていきました。

改めて英語の重要性を実感できました。

 

 

また、発表時間中は待っていても人が来ないので、他の方のポスターを見に行き、質問をして交流してきました。

 

以上が学会の様子です。

最後に、同じ研究室から参加したD2の加茂君と私の感想です。

 

 

 

〔博士後期課程2年 加茂 智彦〕

IAGGの規模の大きさに衝撃を受けました。世界各国から研究者が集まり、とても刺激が多く実りのある学会でした。学会に参加して【自分自身の英語力のなさ】を実感しました。スライドにある英語等は理解ができるのですが、質疑応答になると全く理解できないことが多かったです。Discussionをするためには語学力が大事になってくると感じました。また、参加者が英語を話せる方が多く、英語が話せないのは日本人ぐらいなのではないかと感じました。今後も国際学会等に積極的に参加し、Discussionに参加できるだけの語学力を身につけていきたいと感じました。

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〔博士後期課程3年 石井 秀明〕

私も加茂君と同様に学会の規模の大きさに驚きました。また、口述発表やポスター発表の内容をみると、研究対象者の数が1000名以上の研究ばかりで私の研究はまだまだだなと痛感したと同時に、研究は共同研究者を募ってプロジェクトで動いていかなければならないと感じました。今後、学会に参加した際には共同研究者を見つけられるように、交流を図っていきたいと思います。さらに、次の国際学会で「interesting research」で終わらないためにも、英語の勉強もしていきたいと思います。

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学会に一緒に参加した理学療法開発学研究室(指導:大城昌平教授)の合田君とともに

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