【740】国際作業療法実習 in Thailandその③
こんにちは。
作業療法学科3年の野津幸栄です。
先日、タイで行なっていた国際作業療法実習を終えて帰国しました
今回は、タイで2週間行ってきた国際作業療法実習で学んできたことを紹介したいと思います。
過去の報告はこちら
【738】国際作業療法実習 in Thailandその②
【736】国際作業療法実習 in Thailandその①
まず、2週目には身体障害領域の病院や施設に行かせていただきました。
2週目の初日は、就労支援施設に行かせていただき、JICAボランティアでチェンマイに派遣されている日本人の作業療法士に方にもお会いすることができました
日本でお話は聞いていましたが、実際に働いているところを見させていただきとても貴重な経験でした!
この就労支援施設では、何種類かある職業にそれぞれに専門の先生がつき、技術を身に付けることができる施設を見学させていただきました。
日本では、専門的な技術を身につけられる就労支援施設は、見たことがなかったため、とても勉強になりました
日本でもこのような施設を作れれば、再就労がしやすくなるのではないのかなと考えました
この就労支援施設以外にも、地域のリハビリテーションセンターや急性期の病院などを見学させていただきました。
タイには、急性期の病院を退院すると回復期の病院がないため、自宅での介護や地域のデイケアのような施設に行きます
そのため、手指や足部が変形してしまったり、寝たきりになってしまったりする人が多いという話も聞くことができました。
そのため、タイでは回復期の病院を増やしていければ今よりも疾患を持った人たちが生活しやすくなるのではないかと考えることができました。
また、タイではSTが少ないため、OTがSTの役割である嚥下についてやっているところを見ることができました
日本では、STが段々と増えてきているため、STが嚥下について行っていますが、タイではほとんどいないためOTがやらなくてはならないために学校でも嚥下について学ぶそうです。実際に学生がICUにいる患者さんにswallowing testを行なっている様子を見ることができました
このように、私達3人は、2週間毎日見学することで、日本との違いを日々感じ、タイのOTがどのようなことをやっていることなどを学ぶことができました。
毎日、驚くことや学ぶことが多くとても充実した2週間を過ごすことができました
やはり、日本とは文化等も違うために日本とは違うところがあるのだと改めて感じることができました。
また、タイはタイ語で患者さん達は英語が話せない人たちが多かったですが、表情や声のトーンなどから患者さんの気持ちなどを読み取ることができました
言語は通じなくても、表情や仕草、声のトーンなどから気持ちは通じることができるんだなと感じたのもとても良い経験となりました
この2週間、私達にとって視野が広がり、他の文化などを知ることにより考え方も広がったのではないかと感じています。
今回の国際作業療法実習で学んだことを生かして、四月から始まる実習も頑張りたいと思います
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。