【388】地域で活躍する卒業生の特別講義
こんにちは。教員の藤田です
少し前になりますが、5月29日(金)に3年生の精神障害作業療法学で
外部講師をお招きした講義が行われました。
今回の講義は精神障害を持つ方を地域(自宅生活)で支えている
至空会グループの4つの施設から来て頂きました。
まずはじめに実際に精神疾患をもちながら至空会の支援を受けつつ
地域で趣味活動などを楽しみながらいきいきと生活されている
当事者の方の講演からはじまりました。
ほとんどの学生たちははじめて、当事者の生の話
経験を聞く機会となり、多くの事を感じ、学んだようでした。
後半は、至空会で働く作業療法士4名の講義でした。
この4名、全員が本学の卒業生です
1期生の 菅原陽一さん
2期生の 三嶋真実さん
3期生の 長谷川翔太さん
4期生の 寺田麻紀子さん
菅原さんは、精神科クリニックのデイケアでの勤務されています。
毎回、ユニークで斬新なお話をしてくださるのですが
今回は「ものづくり」をテーマのお話くださいました。
メンバーさんたちと「子供用机」を作成し
出来た子供用机が「欲しい」と思う人にもらわれたことで
メンバーさんは「社会に繋がること」
「だれかに必要とされる実感」に繋がる・・という
「ものづくり」の意味について、お話をしてくださいました。
2期生の三嶋さんは相談支援事業所に相談され地域で生活する
様々な方の多様な相談に応じ、支援されています。
その実際の活躍と作業療法士としてのやりがいについて
お聞きすることができました。
3期生の長谷川さんは、障害者の就労支援支援事業所に勤務しています
多くの障害を持つ方の企業への就職を実現されてきており
その熱い支援の実践についてのお話を伺いました、
4期生の寺田さんは、児童を対象にしたデイサービスに勤務されています。
なぜこの職場を選んだかということなど、就職時のお話から
不登校等の子供たちへの支援の実際などのお話を聞くことができました。
4人は同じ至空会に勤めてますが、勤務する職場はみんな違います。
ですので4人とも職場には作業療法士はたった1人
そんな中、作業療法士としての専門性が何かをしっかり見定め
発揮し、活躍されている姿は、これから長期の実習に臨む
3年生の学生たち達にとって、とてもよい刺激を受けたようでした。
講義後には、至空会の障害者就労支援の一環として調理・販売されている
おやきやクッキー、生キャラメル、お弁当の販売があり、大盛況でした
菅原さん、三嶋さん、長谷川さん、寺田さん
お忙しい中、ご講義本当にありがとうございました。
今後の活躍を益々期待しております
最期まで読んで下さりありがとうございました