2019年12月24日 (火)

【No.459】3年生レポート No.3 ~「地域理学療法学の実践」活動紹介1~

皆さん、こんにちは。

理学療法学科3年の森大成です。

いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。

先日「地域理学療法学の実践」という講義の一環で、身体機能と障害とパフォーマンスの関係性を調査し、今後の部活動の傷害予防とパフォーマンス向上のサポートをするという目的で、聖隷クリストファー高校男子サッカー部にご協力をいただき、身体機能の測定をさせていただきました。

この測定をするにあたって、まずはサッカーにはどのような怪我が多いのか、そしてパフォーマンスを向上させるにはどういったトレーニングをすればよいのか、について情報収集(文献検索など)を行い、「足首の捻挫」と「腰痛」が多いということがわかりました。

次に、その捻挫と腰痛に関係する筋や関節について確認をし、測定項目を決定していきました。

その後、決定した測定項目について役割分担をして、測定マニュアルを作成しました。

測定項目が多いため、2・3年生に協力をお願いし、測定の練習会を実施しました。

その際に部活動応援プログラムを担当されている根地嶋先生に測定の方法が正しいのかをチェックしていただきました。

そして測定当日、最終確認を行い本番に備えました。

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実際に測定をしている中では、

練習通りにできることもあれば、予定よりも長く時間がかかってしまうことや数値の誤差が大きくなってしまうこともあり、スムーズにかつ正確に進めることの大変さと難しさを改めて感じました。

それでも、高校生と接する機会をいただけたということに関しては、とても良い経験ができたと思います。

測定の合間に高校生との会話の中で様々な話を聞くことができ、とても自分にとって有意義な時間であったと実感しています。

今回の測定会を通して、技術の向上だけでなく、人と接するうえで大切になる言葉遣いや説明の仕方、話し方などについても学ぶことができた測定会でした。

今後も、この経験が活かせるように日々精進していきたいと思います。

最後になりますが今回の測定会に協力してくださった聖隷クリストファー高校のサッカー部の選手の皆様、並びに関係者の皆様に深く感謝申し上げます。

ありがとうございました。

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2019年12月23日 (月)

【No.458】卒業生レポート No.4 ~2019年度第2回理学療法学科会卒後研修会~

こんにちは。9期生の池田圭介です。

本日は12月14日に開催した2019年度第2回目の卒後研修会について報告させていただきます。

今回は筋膜調整サロンTRIGGERの中村雄一先生に「膝痛に対する筋膜とムーブメントサイエンスの視点に立った介入」について講義・実技をしていただきました。

中村先生は筋膜マニピュレーションR認定のスペシャリストに加えて、「ムーブメントサイエンス」分野でもスペシャリスト資格を持っていらっしゃいます。

「筋膜」と「運動」の両方のスペシャリスト資格を持つのは世界で唯一(2018年現在)とのことです。

※ムーブメントサイエンスとは姿勢や動きを観察して不調の原因と結果を探るプロセスということです。

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はじめに、

ムーブメントサイエンスからみた筋膜、筋膜の解剖・生理学についてお話していただきました。

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筋膜は組織としてただ硬くなるだけではなく、感覚受容器を豊富に含んでいるため、姿勢や動きに介入する上でも重要なポイントになります。

その後、実技に移り、

まず姿勢・動作分析についてご指導いただきました。

私は被験者として実際に中村先生に評価していただきました。

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↑立位姿勢を分析している様子

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↑閉眼片脚バランステストを行っている様子。

私は左30秒、右5秒でした。

次に、姿勢・動作の特徴を引き起こす原因筋の評価についてご指導いただきました。

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↑トーマステストを行い大腿前面筋の制限因子を評価している様子。

姿勢・動作の特徴、各筋の評価を行った後に実際に筋膜についてどのように評価・治療するかを説明していただきました。

今回は少人数であったため、各参加者は直接先生から評価・治療について実技指導をしていただくことができました。

筋膜への介入後に再度、姿勢・動作評価を行いました。

私は、右の閉眼片脚バランステストが5秒→30秒まで延びました。

実際の変化を自分の体で感じることができました。(残念ながらその時の写真はありません…)

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↑こちらのグループはトーマステスト時の股関節の抜け感が軽減したとのことでした。

参加者、スタッフそれぞれが介入後の変化を感じている様子でした。

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↑中村先生と参加者の皆様、スタッフで最後に一枚。「TRIGGER」の「T」です。

浜松で「筋膜」についての講義を受けられる機会は少ない印象なので、今回の研修会はとても良い機会になりました。

ご講義くださった中村先生、ありがとうございました。

参加者の皆様、ありがとうございました。

 

次回は2月15日(土)に成田崇矢先生(桐蔭横浜大学)に「下肢疾患の評価・治療」についてご講義いただきます。ぜひ卒業生の皆様の参加をお待ちしております。

2019年12月20日 (金)

【No.457】1年生レポート No.12 ~浜松市との連携事業:高齢者対象講座in二俣協働センター~

こんにちは!

理学療法学科1年の上原萌です。

私たちは、12月13日に二俣協働センターで“脳トレや体操に取り組んで心も体も元気に!”をテーマに掲げ認知症・転倒予防対策講座を開催してきました。

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講座内容についてご紹介します。

・レクリエーション

まず、参加者の方と学生の仲を深めるため、グループに分かれ「最近うれしかったこと」「今まで訪れてよかったところ」などについて話をしました。

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お孫さんのことなど、嬉しそうに話してくださったのが印象的でした。

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仲も深まり和やかな雰囲気になったところで、認知症予防講座に入りました。

 ・認知症予防講座

認知症と物忘れの違いや、認知症の予防に有効な食べ物、脳トレを紹介させていただきました。実際に間違い探し、指体操、コグニサイズを行いました。

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10分間の休憩を挟んだ後、転倒予防講座を行いました。

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休憩中も参加者の方との会話が弾みました。

 ・転倒予防講座

転倒が一番起こる場所や対策法、筋力増加トレーニングなどを紹介させていただきました。

かかとやつま先の上げ下げ運動や、“あんたがたどこさ”“もしもしかめよ”の音楽に合わせた運動を行いました。

皆さん歌いながら取り組んでくださり私たち学生もとても嬉しかったです。

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約一ヶ月前から準備を始め、どうしたら良い講座になるのかと、メンバー全員で話し合ってきました。

リハーサルでは先輩方からアドバイスをいただき、講座をよりよいものにできたと思います。

実際に講座を行う中で改善点も多く見つかり、たくさんのことを学ぶことが出来ました。

今回学んだことなどを次の機会に生かしていきたいと思います。

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2019年12月10日 (火)

【No.456】1年生レポート No.11 ~浜松市との連携事業:高齢者対象講座in引佐協働センター~

皆さんこんにちは!理学療法学科1年の尾藤咲希と森下真衣です。

私たちは11月29日に浜松市の連携事業として引佐協働センターで高齢者の方を対象とした転倒予防・認知症予防の講座を担当させていただきました。

今回の講座のテーマは「家で手軽に楽しんで行えるトレーニングでもっと元気に」です。

私たち1年生が中心となって運営しましたが、初めての講座の運営は難しく、緊張しました。

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講座内容について紹介していきます。

最初に高齢者の方々とレクリエーションを行って親睦を深めました。

グループに分かれてくじで引いた色の内容に沿って話すレクリエーションを行いました。

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お互いに緊張が解けたところで、転倒予防講座を行いました。

転倒の原因、転倒した場合の怪我をする割合など、クイズを交えて説明をしました。

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その後、運動に移りました。

運動の内容は、①もも上げ②爪先・かかと上げ③片足立ち④スクワットを行いました。

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一度休憩を挟み、次に認知症予防講座を行いました。

認知症と物忘れの違いや症状を説明した後、認知症予防のための食事、脳トレを紹介しました。

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脳トレの内容は、①グーパー体操②消えたものは何でしょうクイズ③コグニサイズを行いました。

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最後に講座で学んだことを振り返り、終了しました。

講座終了後の引佐協働センターの石田さんとの振り返りでは、臨機応変に対応することや参加者の理解度を考えることなどたくさんの改善点が挙げられました。

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何度もグループで集まり改善点を見つけ出し、最善を尽くすことができました。

今回の講座で多くのことを学ぶことができました。

またこの機会があれば今回の学んだこと、反省点を生かしより良い講座にしたいです。

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2019年12月 6日 (金)

【No.455】1年生レポート No.10 ~浜松市との連携事業:高齢者対象講座in浦川ふれあいセンター~

皆さんこんにちは、理学療法学科1年の尾藤誉也です。

私達は11月22日に浦川ふれあいセンターで高齢者を対象とした、認知症・転倒予防講座を行いました。

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講座の内容を紹介します。

まず初めに認知症予防講座を行いました。

最初に高齢者の方と仲良くなるためにカードを使ったレクリエーションを行いました。

レクリエーションをきっかけに会話が弾み、楽しく講座を進めることが出来ました。

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次に認知症の原因、認知症予防の食事について説明しました。

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その後、チェアウォーキング、座って上体ひねり、数字エクササイズを行いました。

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最後に講座のポイントを復習して認知症予防講座は終わりました。

一度休憩をはさみ、次に転倒予防講座を行いました。

転倒予防講座ではまず、転倒の原因、転倒しやすい場所について説明しました。

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その後、肩・腰のストレッチ、膝周りの筋力トレーニングを行い、最後に、サザエさんの曲に合わせて今までの運動を取り入れた体操を行いました。

自分たちで講座を企画・実施することは初めてでうまく行えるかなどの不安も多くありました。

しかし、グループで何度も集まって話し合ったり、リハーサルに来ていただいた先輩方や先生からアドバイスをいただいたりしながら、内容の修正と話す練習をすることで、最高の講座を行うことが出来ました。

一方で相手にわかりやすく伝える難しさなど、多くのことを学びました。

今回の経験を無駄にせず、これからの学びに生かしていきたいと思います。

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2019年12月 5日 (木)

【No.454】1年生レポート No.9 ~聖灯祭が開催されました!~

皆さんこんにちは。

理学療法学科1年の松浦大翔です。

11月2日、聖隷クリストファー大学で聖灯祭が行われました。

初めての聖灯祭ということで、期待に胸を膨らませていました。

お笑い芸人の方や軽音サークルによるライブなど大いに盛り上がりました。

私たち1年生は身体測定の体験ができる「健康祭」を開催しました。

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健康祭では、「片足立ち」、「握力」、「長座体前屈」、「リーチテスト(バランスのテスト)」の体験コーナーを用意しました。

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↑片足立ち

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↑握力

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↑長座体前屈

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↑リーチテスト(バランスのテスト)

 

健康祭委員の小畑友貴哉は

『来てくださった方が楽しそうに測定を行ってくださり、とてもよかった』

と言っていました。

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クラスのみんなの協力のおかげで円滑に進みとてもよかったです。

多くの方のご参加、本当にありがとうございました!

2019年11月28日 (木)

【No.453】 学内レポート No.12 ~国際リハビリテーション研究会第3回学術大会参加報告~

こんにちは、理学療法学科教員の田中です。

今日はコースTutorで当学科教員の根地嶋先生より活動報告を含め、国際リハビリテーションコースに関して紹介いただきます。

(なお、以下の内容はPT・OT学科Blog合同記事です)

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皆さま,こんにちは。

国際リハビリテーションコースtutorの根地嶋です。

国際リハコース学生のサポートに携わっていることもあり,11月9日に「国際リハビリテーション研究会第3回学術大会」に参加してきました。

 

今回は国際教育をテーマとしたシンポジウムで,本学の国際リハコースの取り組みを発表しました。

多くのご質問をいただき,本学の取り組みをバージョンアップする知見を得ることができました。

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本研究会は,国際リハビリテーションを実践されている理学療法士や作業療法士,看護師など多職種が集まる研究会です。

学術大会では,実践報告や調査研究発表では非常に活発な質疑応答がなされ,多くの学びを得ることができます。

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リハビリテーション専門職として,国際的な活動を教育する本学の「国際リハビリテーションコース」は全国的にみても非常にユニークなコースです。

国際リハビリテーションコースのホームページはこちら

https://www.seirei.ac.jp/other/international/index.php

 

グローバル化は間違いなく進みます。

本学で一緒に学んでみませんか?

2019年11月27日 (水)

【No.452】 学内レポート No.11 ~部活動応援プログラム:浜松市立高校選手サポートプログラム報告~

皆様こんにちは。

部活動応援プログラムを担当する理学療法学科教員の根地嶋です。

 

2019年11月7日,今年度2回目の講座です。

今回は,【選手サポートプログラム】「体幹トレーニング -体幹を安定させる能力を高める-」を開催しました。

体幹トレーニングは近年ブームとなり,世間の認知度も非常に高く,多くのスポーツ現場で盛んに行われるようになりました。

しかし,我々理学療法士の視点からみると,効果的に実施されているのか疑問を感じるところがあります。

つまり,形だけまねしており,本当に効果を出したいところに手が届いていないことが多い印象を抱いております。

そこで我々は,体幹トレーニングの適切で効果的な方法を身に付け,その上で各種競技の練習をしていただきパフォーマンスの向上に寄与するべく,講座を企画しました。

講座を担当したのは,浜松市立高校の卒業生である4年生3名(中野,前田,伊藤),そして4週間の臨床実習を終えたばかりの3年生8名(佐藤,髙田,冨田,保崎,藤村,仁枝,杉山,山本)です。

講座を成功させるためには,自分自身が方法を理解し実践できることが必要です。

今回の講座に対しても複数回練習会を実施し,講師役となる学生間で共通認識を持てるように心がけました。

 

なお,講座の主な内容は,

・なぜ体幹トレーニングがスポーツにおいて必要か

・体幹トレーニングは,なにをどうすれば良いか

・最も基礎となる体幹機能獲得のためのトレーニングの実際

です。

 

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(まずは体幹機能について,知識を得ます)

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(トレーニングの適切な方法を高校生に丁寧に説明し,できているかフィードバックします)

前回に引き続き,今回も高校生と楽しんで講座を実施することができました。

講座の内容も,専門的な知見を提供でき質の高いものだったと自負しております。

今後も我々は高校スポーツ選手におけるパフォーマンス向上とスポーツ傷害予防の取り組みを発展させていきます。

2019年11月26日 (火)

【No.451】 学内レポート No.10 ~部活動応援プログラム:浜松市立高校マネージャーサポートプログラム報告~

皆様こんにちは。

部活動応援プログラムを担当する理学療法学科教員の根地嶋です。

 

11月1日,浜松市立高校にて【マネージャーサポートプログラム】を実施しました。

本プログラムは,マネージャーの技能向上を目的としています。

チーム力は,主に指導者,選手,マネージャーの総力と言えます。

通常,強化策の対象は選手であり,マネージャーを対象とした取り組みは皆無と言っても過言ではありません。

チーム力の一要素であるマネージャーが強化対象になっていないことは,大きな問題点と言えます。

別の表現をすれば,マネージャーの強化は,チーム力の向上に貢献する訳です。

 

そこで我々は,マネージャーの技能向上を目的に,講座を開催しました。

今回のテーマは,「捻挫・突き指のメカニズムとテーピングおよびリハビリの仕方」としました。(実は昨年に引き続き2年目の開催です。)

 

講座を担当したのは,4年生3名(中野,前田,伊藤),2年生4名(鈴木,寺田,森畑,伊藤)です。

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本講座の特徴として,理学療法学科学生も講師となり,高校生に授業をすることがあります。

そのために,授業の合間で時間を取り,打合せ会議および勉強会,リハーサルなど事前準備を複数回行ってきました。

そのかいもあり,当日は質の高い講座を実施することができました。

講座に参加したマネージャーからも良い評価をいただきました。

 

なお,講座の主な内容は,

・捻挫や突き指は,どこがどうなってしまう怪我なのか

・どのような症状がでるのか,それに対してどう対応すれば良いのか

・アイシングの実施方法

・テーピングの実際

です。

 

マネージャーがこれらを理解し,現場で適切な対応ができるようになることは,チームにとって非常に役立つはずです。

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(講義では,骨模型も使います)

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(捻挫に対する運動療法を体験しました)

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(突き指に対するテーピングの巻き方を体験してもらいました)

このような講座を希望されるチーム・高校生のみなさん、

本学へぜひご連絡をいただければと思います。

連絡先は入試・広報センターです。

Tel:053-439-1401

E-mail:cl-entranceあっとseirei.ac.jp ※あっとを@に変えて送信してください。

2019年11月20日 (水)

【No.450】 4年生レポート No.2  ~卒業研究~

こんにちは

理学療法学科4年の鈴木大輝です。

今回は、卒業研究について報告させていただきます。

卒業研究は、3年の秋セメスターからテーマを決め、長い時間をかけて測定・解析を行ってきました。

測定ではクラスメイト間で被験者を募り、協力し合ってきました。

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また、先生に解析の方法や発表のスライドの添削をしていただくなど、苦労に苦労を重ねて完成させました。

11月15日、卒業研究発表会を行いました。

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4年間の学びの集大成として取り組んだ研究の成果を、短い時間の中で発表し、発表後には他の4年生や、後輩からの質疑応答を行いました。

それぞれが興味のある分野に関して研究を行い、そのおもしろさや研究の難しさを実感しました。

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卒業研究も無事に終わり、これからは国家試験に向けて頑張っていきます。