【815】モデルで伝える作業療法実践〜作業科学と作業療法〜
こんにちは、教員の鈴木です
1年生の作業科学と作業療法の授業では、作業科学や作業療法の理論についての学習をしていますので、今回はその紹介です
今回の授業では、学科の教員の専門領域をPEO-Eモデル(人ー作業ー環境の結びつきのモデル)を用いて説明しました
まず、伊藤先生は発達領域が専門
強度行動障害の事例についてご反応を修正し、乗馬や陶芸など本人にとって快適な反応が得られる作業活動の提供をすることで、以前はできなかった親子でのお出かけやカフェランチをすることの事例を紹介しました
藤田先生は精神科や就労支援領域が専門
働くことのリハビリテーションについてイメージしにくいので、働くことがお金を得るという経済的な意味だけでなく、社会参加、社会との所属感、自己実現、生きがい、に繋がることについても説明し、その実践について報告して頂きました
冨澤先生は精神科と国際支援関係が専門
ケニアでの国際リハビリテーションを報告して頂き、対象となる国の文化理解をしていくこと、そして医療だけでなく正しい知識や教育をしていくことの大切さ、日本とは異なる当たり前の慣習について報告して頂きました
いずれの実践も対象となる人、地域の目に見える部分だけでなく「なぜ」そうしているのか、そうなるのかという背景を理解し、よりよい作業と健康につなげようとしていることが共通していました
この科目は1年生が受講します
1年生にとっては作業療法実践の幅の広さだけでなく、まだ教員の事をよく知らない学生も多いので、各教員の専門領域や実戦経験が伝わる良い機会となりました
話を聞いて、興味がわいたことがあればいつでも聞きに来て下さいね
最後まで読んでくださりありがとうございました