【332】東海北陸作業療法学会に参加しました!
こんにちは。教員の藤田です
11月15日~16日と三重県四日市市で行われた
東海北陸作業療法学会に参加してきました。
この東海北陸作業療法学会は
愛知、岐阜、三重、静岡、福井、石川、富山の
7県の各県の作業療法士会が、順に主催地になり行われているものです
今回、建木先生と私はポスター発表があり、参加してきました。
午前中は仕事があったので、伊勢湾岸道路を自家用車で向かったのですが
浜松から2時間弱で到着しました
シンポジウムでは、各県士会の取り組みが報告されており
静岡県の報告では女性が多い作業療法士は
当然のことながら「ママさん作業療法士」が多いということで
「子供も一緒に参加できる学会運営」について報告があり
会場から意見も出て関心を集めていました
子供を産んでも自己研鑽の場として
学会に家族に気兼ねなく参加できる仕組みづくりが
これからの時代大切ですよね
1日目の夕方に、建木先生のポスター発表がありました
テーマは、「知育ブロックLaQと認知機能の関係性について」
LaQ(ラキューと読みます)って知っていますか?
子供向けに作られた小さな平面、立体、球体と
あらゆる形に変化するパズルブロックです
動物だったり、自動車だったりいろいろなものが作れます。
そのLaQを建木先生はご自身の息子さんが夢中で遊んでいるのを見て
これは脳に何らかの障害(たとえば記憶力や
物事を段取りよくすすめるなどがうまくいかなくなるなど)を
もつ高次脳機能障害の方のリハビリテーションの一手段として有効ではないか?
と考え、実際、高次脳機能障害を持つ方に導入したことを今回報告されていました
実際の作成されたLaQも展示してあり
今までにない新たな試みに多くの方が関心持って発表を聞いており
質問もいくつか出て発表終了後にも質問に来られる人に囲まれて大盛況の様子でした。
2日目のお昼に私のポスター発表がありました。
テーマは「高次脳機能障害者に対する自己啓発プログラムの試み
~自分史作成を中心として~」
建木先生と同じく高次脳機能障害をもつ方に
自分の生まれてから今日までの半生
障害を負ってからの時間、これからの生活について
ひとりひとりの経験や思い、希望をまとめ発表したことで
参加者から高い満足感が得られたことを報告しました
高次脳機能障害を専門とする作業療法士の方に多く聞いて頂き
終了後にも、数人の方が関心をもって聞きに来て頂き
情報交換することが出来ました。
いろいろご意見いただけたことで
障害を持つ方のよりよい支援につながる研究をしていこう
と意欲が高まりました
会場では、何人か本学の卒業生にも出会うことが出来ました
また大学近隣の病院に務める4期生の卒業生も口述発表していたり
久々の再開と頑張っている様子に教員としてうれしい限りの2日間でした
最期まで読んで下さりありがとうございました