【253】作業療法に特化した小児施設~OTS海外特派員報告④~
こんにちは、OT3年になりました日名地です
帰国してから1週間以上経ってしまいましたが
シンガポール実習3週目の報告をします
最後の実習地は
KIDZ Pediatrics Occupational Therapy Consultantsでした
ここは、約20人のスタッフの内15人がOTで
0~19歳の子どもを対象とした作業療法専門の施設でした!
セラピーは1回60分で子どもの人数は1~3人です
そのためOTは1日に7~10人の子どもを担当します
セラピーの内容は
様々な道具を並べ体全体を使って遊ぶ感覚統合療法
音楽療法の他に
コンピュータを使い音に合わせてボタンを押す
聴覚と上肢の協調性を養うものもあれば
OTとのディスカッションを通して
コミュニケーションスキルを養うセラピーなどがありました
思い切り遊びを楽しむ子もいれば
注意散漫であちこちに走り回ってOTから逃げる子
とても静かでおとなしい子もいました
セラピー中に喧嘩が起こってしまった時にはOTはすぐに遊びを中断させ
お互いの気持ちとOTの気持ちを絵で示しながら
「今、自分の気持ちはどんな状態なのか」
「相手はどう思っているのか」
など、気持ちの理解を促し、
「遊びのルールをどう変えればお互いフェアになるのか」
など意見を出しあった後、互いに謝り、遊びを再開させていました
OTの素早く冷静な対応は本当に凄かったです
セラピーの見学中に突然部屋のドアが開き男の子に
「こんにちは!!どうですか?」
と言われた時には驚きを隠せませんでしたが
セラピー後にまた話を聞いてみたところ
その子は日本人とのハーフだったそうで、、、
KIDZにはシンガポーリアンの子の他にも
インドネシア、フィリピン、更にはアメリカ出身の子など
多国籍の子供達が通っています
1週間の中で水曜日と金曜日には
スペシャルスクールでのセラピーに同行させていただきましたが
金曜日には年に1回の防災訓練に参加するという
とても貴重な体験もできました
1週間マンツーマンで指導してくださったOTの皆さん
本当にありがとうございました!!
最期まで読んで下さりありがとうございました