【048】作業療法演習①~面接編~
こんにちは、教員の鈴木です
今回は身体障害作業療法学Ⅳで行われる演習についてお伝えします
この演習は身体障害作業療法学の総まとめとして
浜松あゆみの会の皆様に協力を得て
「作業療法面接→作業観察・評価→作業療法プログラム立案と介入」
という作業療法一連の流れを、教員の見守りと指示のもと体験します
一人の協力者に対して、学生は2,3名のグループを組み
時折教員の助言を受けながら演習を行います
今日は初回の面接なので、COPM(カナダ作業遂行測定)という面接評価法を用いて
協力者の身の回りの動作や趣味、仕事などの作業に関して
行いたいこと、困っていること、解決したいこと、チャレンジしたいことなどについて聞き取りました
そして聞き取った作業について
どれぐらい重要なのか、、、
どれくらい上手く行えているのか、、、
どれくらい満足しているのか、、、
を10段階で聞き取り、その方の価値観なども含めて
知ることができるように面接を行います
このように面接をすることで、作業療法の対象となる方との距離感も縮まり
作業療法の対象者の方と共同で作業療法が行えるようになるのです
今日それぞれのグループで決まった介入に向けて取り組む作業は
料理のこと、、、片手で上手く材料を切る方法、、、
運動が日課になるようにする方法、、、すばやくボタンをつける方法、、、
などなど、、、その人その人によって様々ですが
それがその人が必要とする作業の実現を目指す作業療法の魅力的なところ
次回の演習ではその作業が上手く行えるようにするために
観察・評価を行い、原因を明確にしていきます
続きをお楽しみに~
*写真掲載に当たっては協力者の皆様に許可を得ております