2018年6月25日 (月)

オープンキャンパス2018

2018年6月16日にオープンキャンパスが行われました。


当日は多くの方にご参加いただき、ありがとうございました。


来ていただいた高校生ひとりひとりに本学科の学生が担当で付かせて頂き、一緒に嚥下食の試食や知能検査、記念撮影などをさせていただきました。また、一昨年から就職して働いている卒業生に話をして頂きましたが、生の声が聴けたと大変好評でした。


今度は2018年8月4日、8月11日、8月25日に行われます。今回来て頂いた方も、今回は残念ながら来られなかった方も、皆様のお越しを学生一同心からお待ちしております。


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2018年6月20日 (水)

言語発達障害学 言語治療プログラム立案(3年生)

 

本日は、『幼児期前期の言語治療プログラム』でした。

 

幼児期前期は、名詞に加えて形容詞や動詞などを獲得し、ごく簡単な文構造の理解や表出ができるようになる時期です。例えば、「ブーブー(車)」と「乗った」がつながり、「ブーブー乗った!!」といえるようになったり、「ゾーさんおっきいね(象さん大きいね)」と言えるようになったりします。

 

その時期の言語発達を促す、または月齢は過ぎているのに、なかなかうまくできないというお子さんに対する言語治療プログラムです。

 

各チームで対象児にあわせた言語治療プログラムを立案しました。

言語聴覚士は、言語治療プログラムを構造化させて目標達成に向けた言語治療を行います。

各チームは、言語治療内容と同時に、構造化されたプログラムの立案も学びました。

 

 

各チームを紹介します。

 

 

文の発話ができるように言語治療プログラムを立案したチームです。

アイデアあふれた教材を作成し、実際の言語治療では即実施可能なプログラムでした。

ステップアップや語を変えられるようになっていて、長い間使えそうな言語治療教材でした。

 

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形容詞など、より複雑な表現方法について検討したチームです。

発表ではディスカッションも多く取り入れられ、言語発達障害学が得意な学生さんが実際の言語治療内容について考案者と深いディスカッションをしています。ディスカッションを聞いているだけでも大変勉強になります。

 

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こちらも同じく形容詞の習得を目的とした言語治療プログラムです。

このチームの素晴らしかったのは、言語治療がしっかり構造化されすぐにでも実施可能なプログラムとなっていたことです。早速、私が臨床で使わせて頂きました(笑)。

 

 

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文レベルの表出言語の拡大に挑戦したチームです。

こちらも、すぐにでも実施可能な状態までクオリティ高く立案されていました。

また、お子さんの訓練時間、使用語など多くのことに配慮されたプログラムでした。

 

 

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このチームは、絵本と教材をドッキングするという、柔軟な思考に基づいた治療プログラムでした。クラスの皆が、治療理論に加え独自アイデアを豊富に取り入れた言語治療の提案に釘付けになりました。3年生になると、ここまでできるようになるのだと、私も大変感心しました。

 

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最後のチームも、絵本を用いた言語治療プログラムでした。

このチームはオリジナル絵本を制作し、それを用いた言語治療でした。

絵本を制作するのは、想像以上に大変です。それを短時間でやってのけたこのチームを賞賛したいと思います。

 

以前は、多くの言語聴覚士養成施設で、講義・演習の一環として絵本を制作した学校が多かったですが、今は少なくなってきていると思います。ことばの育みに、『絵本』の読み聞かせは欠かせません。同時に『絵本』選びはとても大切です。今回自身の言語治療目的にあった絵本を制作することを学ぶことができたこのチームは大きな財産を得たと思います。

 

 

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3年生は、これまで学んだ学術的知識を基に言語治療プログラムを立案することに加え、ディスカッションを通じて互いの考えをより深くまで理解し、これから臨む臨床に役立てようという意識が高いです。大変素晴らしいこと思います。

 

これは聖隷クリストファー大学の伝統と思います。大学理念の継承とも言えるでしょう。

 

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次回は、『学童期の言語治療プログラム』です。

 

どんな治療プログラム、アイデア、ディスカッションが生まれるか、楽しみにしています。

 

2018年6月19日 (火)

2018年6月15日 聴覚障害学(2年生)


今日の授業で取り上げたのは聴覚検査における「マスキング」です。

正しく聴力を測定するために、なぜマスキングという操作が必要になるのか…、皆さんにとって、なかなか理解しにくいトピックです。

そこで、グループでマスキングする場合と、マスキングをしない場合で、どんな検査結果になるのかディスカッションしながら考えました。

グループで考えたことを皆で発表しあって、再度、マスキングについて理解を深めました。


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2018年6月18日 (月)

2018年6月14日 定期勉強会(2年生)

 

1年次の秋セメスターに、プレゼンテーションやクリティカルシンキングなど、大学生にとって重要なトピックを取り上げて、スキルアップの定期勉強会を行ってきました。今期も2年生の皆さんからの要望もあり、定期的に勉強会を行うことになりました。

 

皆さんに勉強会で取りあげて欲しいトピックを聞いたところ…「レポートの書き方」という声が多くありました。各科目でレポートを課されることも増えてきましたので、それぞれ自分の意見を文章化したり、レポートで表現したりすることの難しさを感じているようです。

 

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初回の勉強会では、アドバイザーのマックリーン先生から、レポートの書き方の秘密をお話していただきました。昨年のプレゼンテーションスキルの勉強会でもやったように、やはり「構造化」をすることが最も大事!ということでしたね。次回までに、あるテーマをもとに、自分の考えやアイディアを考えてくることをしてくることが課題として出されました。次はその考えやアイディアをもとに、どう書いていくかを皆で勉強をしていく予定です。

 

レポーティングスキルは、これからのレポート課題だけでなく、臨床実習や卒業研究、将来の仕事においても大事なスキルになります。今から、少しずつ「書く力」をつけていきましょう。

 

2018年6月14日 (木)

言語聴覚学科 オープンキャンパスのご案内 その3

 

とうとう、オープンキャンパスが近づいてきました(2018年6月16日です)。

 

今回はIQ(知能指数)についてのお話です。言語聴覚士は知能検査を取ることもあるんですよ。ところで、そもそも知能ってなんでしょう。どうやって知能って測るのでしょう。今回のオープンキャンパスでは、本学科の学生が体験を交えながら、みなさんにIQについて説明をします。

 

浜松駅から無料バスも出ていますので、是非お越しください。お待ちしています。

 

☆申込みはこちらから ↓

https://www.bousai.seirei.ac.jp/opencampus/oc/form.php?CN=241166

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2018年6月13日 (水)

言語聴覚障害学概論(1年生)

 

本日は、言語聴覚障害学概論のグループワーク発表会を行いました。

 

言語聴覚学科では、1年生でチーム学習の基礎を学びます。専門職は生涯に渡って能動的に学び続けます。その方法や学ぶ楽しさをも得て欲しいと毎年行っています。

 

本日はその発表会で、9グループ中4つのグループが発表しました。発表後には質疑応答が活発に行われました。

 

4月に本学に入学し言語聴覚障害学を学び始めて2ヶ月ですが、グループのメンバーと共に学びあった内容を学術的に発表することができました。

 

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大学では、聞いている人に理解してもらえるプレゼンテーション力が求められます。

同時に、学術的な発表内容が期待されます。

 

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ディスカッションは、皆真剣です。今回は、鋭い質問も多く飛び、聞いている人たちの真剣さも伝わってきました。

 

各グループの紹介です。

 

摂食嚥下(人が食べること)のメカニズムと障害されたときの症状などを調べました。

人は簡単に食べているように見えますが、そのメカニズムは多くの神経や筋がかかわっています。飲み込む瞬間は、0.5秒間で、様々な器官が協調的に動くことがわかりました。

様々な疾患でうまく食べられなくなることがわかり、健常者でもタイミングがずれると誤嚥(ごえん)といって、食べたものが気道に入ってしまいます。これが、窒息や肺炎の原因の1つです。

 

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遂行機能について調べました。私たちが論理的に考え、計画し、問題を解決し、絶えず推測ながら行動する。これが遂行機能です。

私たちが毎日生活する上では必ず行っていることです。脳の病気などで遂行機能が障害されると、あらゆる活動に影響が出てきてしまいます。

 

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言語発達の過程は脳と密接な関わりがあることがわかりました。言語の発達に脳の発達、とりわけ情報処理を可能にする神経伝導等の関わりがあることに大変興味を持ちました。

言語発達が遅くなることには多くの原因がありますが、私たちはその一部を調べました。また、コミュニケーションの育みについても多くを知ることができました。

 

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言語聴覚士の職務を考えました。コミュニケーションができなくなるということ。これは、私たちにとって大きな出来事であると同時に、社会生活のハンディになることです。

グループディスカッションでは、言語聴覚士としての職責や務めを皆で考えました。その結果、まずはコミュニケーションの問題を抱えた方々と私たちがコミュニケーションできたり、ラポールが構築できたりしなければならないと感じました。

そして、何よりもその方々をわが事のように思いながら、支えることができることが大切と思いました。これは、本学の理念とも共通することだと感じました。聖隷クリストファー大学で言語聴覚学を学ぶ意義も少し理解できた気がします。

 

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全てのグループがしっかり学習し、自身たちの将来の仕事や、これから勉強する学問を知ることができていたように思います。

 

また、今回は静岡県立浜松湖北高校 佐久間分校の皆さんが見学に来てくださいました。高校生の皆さんにも積極的に授業を公開して、言語聴覚学や言語聴覚士の仕事について知って頂きたいと願っています。今回来ていただきました高校生の皆さん。ありがとうございました。

 

 

次回は、残り5グループの発表を紹介します。

第13回愛知県言語聴覚士協会総会・学術集会

6月3日(日)第13回愛知県言語聴覚士協会総会・学術集会がウィンク愛知で開催されました。

3年前に愛知県の国立長寿医療研究センターに就職した増田悠斗さんが学会発表されました。初めての学会発表ということで緊張されたとおっしゃっていましたが、質問にもしっかりと応答されていました。

 

増田さんに続いて就職した浅見さんと豊田さんも元気に仕事に取り組んでいる様子を聞くことができました。また、愛知県一宮市の病院に就職した早川さんも参加され、希望していた小児の臨床に配属されたことを報告してくれました。

 

2年前に卒業して豊橋市の耳鼻科クリニックに就職した守下さんは、学会の広報係としてしっかり仕事をされていました。

 

最近は愛知県の東三河地区の学生さんも多く入学されるようになりました。地元で就職される方も多いので、これからも卒業生の愛知県言語聴覚士協会での活躍を期待しております。

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2018年6月12日 (火)

言語聴覚学科 オープンキャンパスのご案内 その2


今週の土曜日(平成30年6月16日)にオープンキャンパスが行われます。


ところで、みなさんは嚥下障害をご存知ですか?


嚥下障害とは食べ物を上手に飲み込めない状態のことをいい、言語聴覚士が関わる障害のひとつです。嚥下障害があると、むせて苦しい思いをするだけではなく、そのまま放っておくと命を脅かす病気になることもあります。そのため、嚥下機能の状態に合わせて、飲み込みやすいように形態やとろみ、食塊のまとまりやすさなどを調整した嚥下食というものが病院の食事で提供されたり、薬局などで市販されています。


今回のオープンキャンパスでは嚥下食の試食を準備しています。本学科の学生とどうして嚥下食は飲み込みやすいのか一緒に考えてみましょう。


☆申込みはこちらから ↓

https://www.bousai.seirei.ac.jp/opencampus/oc/form.php?CN=241166

 

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2018年6月11日 (月)

臨床実習Ⅲが開始しました

6月6日に4年生が実習前の挨拶に来てくれました。
実習Ⅱの事後指導や実習Ⅲの事前指導への御礼、そして意気込みを語ってくれました。


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6月11日から6週間の総合実習が始まります。3年生の1月に2週間の評価実習、4年生の4月に6~7週間の総合実習、そしてこれが学生生活最後の総合実習です。


総合実習では、言語聴覚障害の評価、問題点抽出、訓練プログラムの立案、訓練の実施を行っていきます。


4年生の皆さん、頑張ってきてください。

第1回FD学生スタッフ会議

5月30日のお昼休みに第1回FD学生スタッフ会議が開催されました。全学で76名、言語聴覚学科からは各学年2名の委員が出席しました。学科の代表は2年生の二人に決まりました。1年間どうぞよろしくお願いいたします。

 

昨年から発足した学生FD委員会ですが、今年度もFDサロンやベストティーチャー賞などの行事に主体的に取り組んでいただきたいと思っております。

 

教員と学生と共に大学での学びや生活がより良くなるように考えていきます。

 

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