言語聴覚療法基礎実習 個人資料作成(1年)
自分の自己紹介と実習の意気込みについて記入した個人資料を事前に実習先に送っています。
学生にはそれぞれ担当教員がつきますので、担当教員が個人資料の添削をしながら個人資料を完成させます。
個人資料は何度も担当教員とやりとりしながら完成させていきます。
自分の自己紹介と実習の意気込みについて記入した個人資料を事前に実習先に送っています。
学生にはそれぞれ担当教員がつきますので、担当教員が個人資料の添削をしながら個人資料を完成させます。
個人資料は何度も担当教員とやりとりしながら完成させていきます。
6月11日から始まった臨床実習Ⅲもいよいよ終盤になりました。
三重県の藤田保健衛生大学七栗記念病院では、4年生の女子学生2名が寮に宿泊して実習に通っています。
こちらの病院では、多くの療法士が回復期リハビリテーション病棟で働いています。そこでは、画期的なリハシステムThe FIT (Full-time Integrated Treatment) programが実践されています。FIT programは我国で初の「統合的高密度リハ病棟」を実現するシステムです。
周りは田園風景が広がる環境の病院で、先進的なリハビリテーションが実践されています。
聖隷の卒業生が2名勤務しており、ケースバイザーとして親切に丁寧に指導してくれています。先輩が勤務している病院は実習生も安心のようです。ちょうど卒業して3年目の卒業生とも会うことができました。毎日遅くまで、他の職種の方々とディスカッションしながら学んでいると生き生きした表情で話されている姿が印象的でした。
3年目の先輩(左男性)と一緒に
それぞれ実習指導者は違いますが、2名一緒だと心強いです。
週末は一緒に買い物に行って、ランチをするのが唯一の気分転換です。
6月11日から始まった臨床実習も中盤になりました。
愛知県にある国立長寿医療センターで実習を行っている学生を訪問してきました。
今年の2月に新病院がオープンして真新しい病棟で、言語室も10部屋あり、とても恵まれた環境です。
病院のすぐ隣には、研修棟があり、こちらをお借りして宿泊しております。
体験型実習ということで、実習生は臨床現場で多くのことを実践させていただいていました。すでに全ての病棟を見学させていただき、症例の方も決まり、これからが実習の本番です。
また、こちらの病院には、3年連続で卒業生が就職しております。卒業生が多く就職していて実習生も心強いと思います。ちょうど、2年前に就職したゼミ生と昨年4月に就職した学生にも会うことができました。最初に就職した男性は長男、そして次が長女、次女と先生方にも呼ばれていました。教育体制も整っており、フレンドリーな雰囲気の職場です。
先輩と研修棟の前で 実習生と4月に就職した先輩(次女)
3年生になり、専門科目が増えてきました。今回は高次脳機能障害学Ⅰの講義を紹介します。
高次脳機能障害は、言語聴覚障害に影響を与える障害ですので、言語聴覚療法学の学習においてはとても重要な学習分野です。
そもそも高次脳機能とはどういうことでしょうか。
高次脳機能とは、言語、行為、認知、記憶、注意、遂行機能、社会的行動などの高次の精神活動のことをいいます。難しいですね。
皆さんが普段見ている光景をイメージしてください。
その際、「どこ(空間性認知)」に、「何(対象の視覚認知)」があるかを認識しています。これも高次の精神活動であり、脳で処理されています。
さらに、鋏をもらって紙を切ろうとするとき、「どこ(空間性認知)」から、「どのように(行為、遂行機能)」切っていくかを考えるのも、高次脳機能といわれています。
高次脳機能障害は、脳損傷により高次の精神活動が障害された状態をいいます。講義では、症状、病巣、メカニズム、評価、訓練についてグループワークを通して学んでいます。
7月7日に、3年生が小児聴覚障害学の2回目の演習を行いました。
今回は、補聴器を装用している難聴のある小学生2名に来てもらい、聴力検査をしたり、訓練で楽しく遊んだりしました。
また、お母さんに難聴発見から現在に至るまでの子ども発達やご家族の取り組みを伺いました。お母さんからの情報収集は、検査機器を用いて子どもを評価するのと同じくらいの専門性があり、難聴臨床において非常に重要なプロセスであることを学びました。
今回協力頂いた2名には、月末にもう一度、検査や訓練をさせて頂く予定です。本日の結果を踏まえて、より良い関わりができるように頑張ります。
9月になると2年生は、1週間の保育園実習があります。これまでの授業では、小児の発達について学んできましたが、保育園実習では、その知識を元に実際に園児と関わりながら、子どもたちの様々な発達について考え、知識を深めていくことにチャレンジします。さらに、保育士の先生方のお仕事を拝見し、保育で大事にされていることや、個々の子どもたちに合わせて、どのような関わりをされているのかを見てくることも目標となります。
本日、保育園実習に関するオリエンテーションを行いました。事前に学習することや準備をすることの説明を受け、それぞれの学生が伺う実習先(保育園)についても話がありました。皆、いよいよ始まる保育園実習に対し、緊張の面持ちで真剣に聞いていました。言語聴覚士になるうえで、小児の発達を深く知ることや、保育の現場を知ること、保育士の先生方の関わりから子どもたちに合わせた関わりかたを知り学ぶことは、非常に重要です。保育園実習で、これらのことを学び、言語聴覚士として関わるお子さんの背景を深く考えられるようになっていくといいですね。
今日は定期勉強会の第2回目です。前回の勉強会の後、「患者さんの気持ちを理解するには」ということをテーマに、個々にアイディアを考え、Google Classroomに意見を提出してもらいました。
今回は、その意見を皆で確認した後にグループに別れて、グループメンバーのアイディアを聞きつつ、さらに内容を深めることをしました。これは1年生の秋セメスターから取り組んでいる、クリティカルシンキングです! グループメンバーの意見を聞き、「それはどういうことだろう」「それは本当に患者さんを理解することにつながるのだろうか」と疑問を持ち、じっくり皆で話し合い、考えを出し合いました。
これにより、それぞれが1人で考えたアイディアよりも、一歩踏み込んだ深いアイディアが出てきました。相手の意見を聞き、それについて「どういうことだろう」と考えることはとても大事なことですね。
次回は、今回グループで深めたアイディアを元に、それを文章化し、文章を読む相手にわかりやすく伝えることにチャレンジしてみましょう。
6月22日より、言語聴覚学科3年生の小児聴覚障害学演習が始まりました。
この日は、人工内耳を装用している難聴小学生2名に来てもらい、聴力検査や言語検査を行いました。また、お母さんより、難聴発見に至るまでの経過を聞きました。さらに、二人の小学校の担任の先生にもご臨席頂き、学校での様子等を伺いました。
学生たちは、これまでグループに別れて、聴力検査や面接の準備を行ってきました。練習の成果を十分に活かした良い演習となりました。
教員の谷です。
6月22~23日に富山市で学会が開催されました。この学会は全国の言語聴覚士が集う、言語・聴覚・嚥下障害を研究対象とした大規模な学会です。
本学科の卒業生で聖隷三方原病院の伊藤朱里さんが「右半球の脳梗塞により吃音症状を呈した一症例」と題した研究成果をポスターで発表しました。落ち着いた態度で発表ができました。吃音を研究している先生方から高い評価を得ることができ、今回の研究を継続するよう助言を受けました。
卒業生が学会で活躍することは大変うれしいことですし、在校生にも将来頑張ってほしいと思っています。
本学科では、昨年度から1年生の夏休みに言語聴覚士のいる病院に1週間見学に行く実習を実施しています。
初年次から実際の臨床現場に触れることで、言語聴覚士のイメージを形成することを目的としています。実際に昨年度、見学実習を経験した学生からは、臨床現場のイメージがつくことで、授業での説明も分かりやすくなり、学修していく意欲が高まったと好評でした。
本日、実習先の開示と第1回目の勉強会を行いました。勉強会では社会人としてのマナーや言葉遣い、見学させて頂く時の姿勢など、基本的態度についても学んできます。
みんな真剣に勉強会に取り組んでくれていました。まだまだ、これからも勉強会は続きます。