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2014年9月

2014年9月 3日 (水)

研究活動(教員)

8/29~31に目白大学岩槻キャンパス(埼玉)で開催された「日本吃音・流暢性障害学会第2回大会」に足立先生と池田が参加しました。
吃音学の外部講師としてお世話になっている目白大学の都筑澄夫先生が学会長。
 
担当している患者さんが進展段階4層から2層に改善したので「年表方式のメンタルリハーサル法による訓練を受けている成人吃音者が回避・工夫をやめるまでの心理的過程」というタイトルで発表。


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訓練場面のビデオも使って発表したので患者さんの苦悩が軽減する様子が伝わったのではないかと思います。
昨年、年表方式のメンタルリハーサル研究会を立ち上げ、事務局を担当しています。学会終了後に運営委員で都筑先生のお疲れ様会を開催。
一人ずつ握手をして学会の成功をお祝いしました。
200名近く参加したそうで、都筑先生の笑顔から学会が盛り上がったことが伝わってきます。


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2014年9月 2日 (火)

地域貢献(教員)

静岡県立浜松特別支援学校から特別支援教育講座の講師依頼を受け
8/27に「ST(言語聴覚士)からみた支援」というタイトルでお話してきました。

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受講者は50名前後で、多くは特別支援学校の先生。
言語・コミュニケーションの発達支援は幅広く、奥深いので今回はアセスメント(評価・状態把握)の部分を中心に講義。
皆さん熱心に耳を傾けてくださったのでとても話しやすい研修会でした。
ゼミ生を3名連れていき、講演アシスタントやカメラマンを担当してもらいました。
積極的に会場準備や片付けのお手伝いをしていたようで、学校の先生方からお褒めのことばをいただきました。教員として嬉しかったです。
感想文を読むとそれぞれ勉強になったようですので一部紹介します

【ゼミ生の感想の一部】
「先生のお話を真剣に聞いている姿を見たり、初めての講演ということから、言語聴覚士が病院や養成校だけではなく、もっと色々なところで必要とされていることがわかりました。」

「講演後に質問をする先生がいらっしゃった。それだけ言語聴覚に関する問題が身近にあるということも感じました。」

「特別支援学校の先生方の頷く様子や講演会後の質問の多さに、STの必要性を改めて感じました。」

「海外や地域によっては、STが常に教育現場に加わり活動するという制度があるため、もっと多くの地域にてその制度が広まるとよいな思いました。」

「STが教育現場に加わることにより、早期からのアプローチが可能となり、よりよい支援が出来るため、一人でも多くの方にSTという職種について知って頂きたいなと今回の講演会に参加し、より強く感じました。今後も日々精進していく必要があると思いました。」

特別支援学校でのSTの必要性を今まで以上に感じることができました。講演会を聞く先生方の頷きの多さや、講演会後も池田先生に相談や質問をする先生方がとても多かったです。その様子を見て、学校の中でお子さんとの関わりに困っている先生方が多いことを知り、STの専門性が学校領域に必要であることを感じました。そして、STが学校に関わり、専門的にアプローチができる連携の大切さを知りました。」


「STは訓練をするだけではなく、今の現状を踏まえ、母子関係やその子や家族にあった訓練方法や関わり方を考えることもSTの大切な仕事だと学びました。小児領域のSTになりたいと思う私にとって、とても貴重なお話をお聞きすることができました。」