2017年9月22日 (金)

社会福祉協議会でのソーシャルワーク実習 終盤の一コマ

8月8日から始まった夏休みのソーシャルワーク実習

(社会福祉士になるために必要な実習)。

私が担当する社会福祉協議会の領域においても、

7名の学生が出身地の社会福祉協議会(5ヶ所)で23日間の実習に励みました。

 

社会福祉協議会の実習は、社会福祉施設での実習とは異なり、

毎日(場合によっては午前と午後にも)変化する実習メニューを

こなしながら地域に出向き、住民の方々が自主的に取り組んでいる

実践活動に参加したり、地域で困難な生活を送っている人々のお宅を訪ね、

ソーシャルワーカーが相談や支援を行う場面に立ち会ったりしながら

地域福祉や地域支援、地域における要援護者支援などについて学びます。

それだけに予習・復習が欠かせない厳しいものとなります。

 

この日は、S市社会福祉協議会が実習の最終盤に実習生のための用意してくださった

「社会福祉士資格取得者と実習生とのソーシャルワーク研修」に参加させていただきました。

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地域支援課職員ほか、社会福祉協議会が運営する地域包括支援センターや

居宅介護支援事業所に所属する6名の社会福祉士(この中には卒業生も含まれています)が、

社会福祉士を目指そうと思った理由、今大切にしている思い、やりがい、

きらりと光るソーシャルワーカーになるために・・・などについて、

率直な思いを語って下さいました。

 

一人ひとりの違いを受け止める、地域と人にしっかりかかわる、

支援を必要とする人にとって信頼できる、頼れる相手になる・・・など、

すばらしいことばがたくさん交わされ、私自身があらためて学ばせていただきました。

 

実習生はどう受け止めたでしょうか?

 

秋セメスターの事後学習での報告を楽しみにしたいと思います。

2017年9月21日 (木)

2017年度専門職連携演習を開講しました

2017年度専門職連携演習が開講されました。

今年は、看護学部、リハビリテーション学部、

社会福祉学部の全学部の4年生、189名の参加がありました。

社会福祉学部は39名の参加です。担当教員12名の体制で、4日間の演習を行います。

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半年後には実践家となっている学生の4年間の学びの

集大成としての重要な演習です。

各学部の学生から、

「自分たちのこれまでの学び、そこで何を感じ考えたのか、

自分たちが考える専門職連家とは」をテーマにプレゼンテーションがありました。

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演習では、多専門職連携の事例を作成します。

「専門職の都合」に利用者をあてはめるようなことがないように、

利用者の生活を中心に置いた事例作成が求められます。

連携とは必ずしも上手くいくことばかりではありません。

グループワークの中でも、専門職の「卵」たちの考え方がぶつかります。

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各回朝のオリエンテーションでは、担当教員からのミニレクチャーを行います。

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189名をA、Bの2グループに分け、全体で16グループを構成しました。

最終日は、いよいよ各グループの作成事例の発表です。

学生からの質問や意見も活発です。

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事例発表をすべて終えて、各グループで4日間の振り返りを行いました。

演習を終えてほっとしたと同時に、他学部他学科の学生との

共同作業であった4日間が名残惜しい様子でした。

きっと、この経験を実践現場で活かしてくれることでしょう。

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2017年9月20日 (水)

インド聖隷希望の家 ディルさんとの再会

9月12日、3ヶ月にわたり聖隷グループの各施設・事業所において

日本の社会福祉の現状を学ぶことを目的に、「インド聖隷希望の家」から

ディル・ジョージさんが来日されました。

 

本日(9月15日)は、社会福祉学部が研修を担当することとなり、

午前中は市内の社会福祉施設見学、午後は介護福祉学科古川教授による

「日本における認知症のケア」に関するレクチャーなどが行われました。

 

その合間には歓迎昼食会も開かれ、昨年2月に国際福祉実習で

「インド聖隷希望の家」を訪問し、お世話になった社会福祉学科4年生の

二人の学生も参加し、ディルさんとの再会を果たしました。

(二人の国際福祉実習での様子、帰国後の報告会の様子は、

https://blg.seirei.ac.jp/ss/2016/02/  

https://blg.seirei.ac.jp/ss/2016/05/ をご参照下さい)

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“Long time no see!”のあいさつの後、学生が卒業研究や

就職活動に励んでいることを伝えると、ディルさんからはすかさず

「どんなところに就職するの?」「卒業研究のテーマは?」などの

質問がなされていました。

また、実習中まだ1歳にも満たなかったディルさんの娘さんの

最近の様子を動画で見せてもらった学生たちは、

元気でおしゃべりしている様子にびっくりしながらも懐かしがっていました。

 

短い時間でしたが穏やかな良い時間をともに過ごすことができました。

 

社会福祉学部ではディルさんの滞在中、「インド聖隷希望の家」について

お話を聞く会を開催する予定です。

2017年9月19日 (火)

9月のオープンキャンパス

9月9日(土)の社会福祉学部のオープンキャンパスが開催されました。

社会福祉学科には、高校生11名と保護者2名の参加がありました。

8月のオープンキャンパスに比べると規模が小さく参加者も少ないのですが、

夏休中は「部活があって参加が難しかった」という高校生が多く見受けられました。

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9月から、オープンキャンパス学生スタッフは、1年生が主役となります。
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社会福祉学科の学科紹介はいつものように佐藤学科長が行いました。

ソーシャルワーカーが期待される社会的背景とソーシャルワーカーの役割についての紹介です。Dscf0945

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体験授業は川向が担当しました。こどもの貧困問題への支援から考える

ソーシャルワーカーの機能をお話ししました。Dscf0948

参加した高校生からも、貴重な意見や感想をいただきました。

来年4月に本学でお会いすることを楽しみにしています。

2017年9月15日 (金)

「高校生・大学生と共に考える、こども・若者の未来 ~スクール(学校)ソーシャルワークへの期待」  新聞報道およびアンケート結果

8月23日(水)、本校で「高校生・大学生と共に考える、こども・若者の未来 ~スクール(学校)ソーシャルワークへの期待」と題したシンポジウム・グループワークが行われました。
詳しくはこちらから

その記事が、8月26日の静岡新聞に掲載されましたので紹介します。0826アンケートでは、9割以上の方が満足されており、「SSWの必要性や役割がよく分かった」、「ひきこもり問題等深刻な事態になる前に、適切な支援方法を提供していく仕組みを考えたい」、「このような分野に関心をもつ学生さんの発言に刺激を受けた」、「SSWの全校配置を期待したい」などのご意見が

寄せられました。一方、数名の方から、グループワークの時間が短かったとのご意見がありましたので、今後の企画に反映させていこうと思います。

10月21日(土)には、SSWを含む「これからの社会で期待される5つのSWとは~実践から学ぶソーシャルワーカーという仕事~」を開催します。現場の最前線で活躍するソーシャルワーカーの方々にご登壇頂きます。詳しい内容はこちらから確認できます。
是非、ご参加下さい。よろしくお願いします。

2017年8月25日 (金)

8/23スクールソーシャルワーカー講演会

8月23日(水)、本校で「高校生・大学生と共に考える、こども・若者の未来 ~スクール(学校)ソーシャルワークへの期待」と題したシンポジウムが開催されました。

 講演会には、大学生、小学・中学・高校の先生、医療・福祉関連のソーシャルワーカー、行政職員の方等が参加されました。

シンポジウムでは、スクールソーシャルワーカーの平川さん、ひきこもりサポートセンターの鈴木さん、本校社会福祉学科3年の長坂さんにシンポジストとして発表いただきました。それぞれのシンポジストの活動を伝えていただいたあと、スクールソーシャルワーカーへの期待が語られました。それぞれの方が、ご自信の体験も交えた大変貴重な話をしてくださいました。

休憩後、参加の皆様がグループに分かれてグループセッションが行われました。3人のシンポジストの話を受け、熱心な意見交換がなされました。あらためてスクールソーシャルワーカーへの期待の高さを知る機会となりました。

Img_4035 スクールソーシャルワーカーの平川さん

Img_4053 ひきこもりサポートセンター「こだま」鈴木さん

Img_4056 聖隷クリストファー大学3年の長坂さん





2017年8月23日 (水)

8月11日/夏のオープンキャンパス② ―体験授業/懇談会―

今回の体験授業は大場先生がご担当です。

テーマは「これからの社会で期待される5つのSW~精神保健福祉領域で活動するソーシャルワーカー/PSWの仕事~」です。

ソーシャルワーカーは人とその人をとりまく環境(家族、友人、地域、学校、病院、制度等)との接点にかかわり、人を支え、よりよい社会を構築する使命を持っています。

PSW(精神科ソーシャルワーカー)は、広範なソーシャルワークの支援領域の中でも、精神障害者の抱える生活問題や社会問題の解決のための支援や社会参加に向けての支援活動を通して、その人らしいライフスタイルの獲得を目指しています。

当日は、精神障害者が置かれてきた歴史や、社会的排除や孤立に対する支援の必要を学びました。PSWは広く心の健康に関する普及啓発も重要な役割としており、体験学習に参加した高校生にも身近な問題であったはずです。

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この日のプログラムの最後は、在学生や教員を交えた参加者との懇談会です。高校生だけのグループと保護者のグループとに分け、懇談会をすすめました。
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高校生からは、大学生活に関すること、アルバイトのこと、受験のこと、サークルのこと、保護者の方々からは、就職に関すること、国家資格に関すること等の質問が多かったようです。ご参加くださった皆様、またのご来校をお持ちしています。

社会福祉学科 川向

8月11日/夏のオープンキャンパス① ―ウェルカムイベント―

8月11日(海の日)にオープンキャンパスが開催されました。               

オープンキャンバスは在学生によるウェルカムイベントから始まります。2年生スタッフが中心となって高校生を迎い入れます。

今回の企画は、ストローを使ったさかな釣りです。大学で使用しているテキスト等も手に取れるように展示しました。また、近隣の施設にも参加いただきました。
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ストローを使って好みのさかなを釣り上げ・・・・

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さかなに色をつけていきます。

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願いや目標を書いてできあがり・・・・

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たくさんのさかな達が泳いでいます。

学生スタッフの皆さん、楽しい企画をありがとう!

社会福祉学科 川向

2017年8月22日 (火)

CSW(コミュニティソーシャルワーカー)を知っていますか?

最近、「ソーシャルワーカー」が人を助け、社会問題の解決に貢献する仕事の一つとして注目を集めています。

その証拠に、テレビドラマでもソーシャルワーカーが登場し、その活躍が描かれるようになりました。

 中でもNHKで2014年4月から9回連続で放映された「サイレント・プア」というドラマは、「コミュニティ・ソーシャルワーカー」と呼ばれるソーシャルワーカーの活躍を描いだもので、女優の深田恭子さんが主人公を演じ、話題となりました。
(詳細はNHKのHPでご確認下さい。http://www.nhk.or.jp/drama10/silentpoor/
 
 このドラマのモデルになったのは、大阪府豊中市でコミュニティ・ソーシャルワーカーとして活躍している勝部麗子さんという方で、彼女の活躍は同じくNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」でも紹介されました(http://www.nhk.or.jp/professional/2014/0707/)。

 8月26日(土)のオープンキャンパスでは、模擬授業でこのことを取り上げ、地域で活躍するコミュニティ・ソーシャルワーカーの役割について紹介します。 

 人のため、社会のために役に立つ仕事、そのための資格取得に興味にある高校生の皆さん、ぜひ8月26日は聖隷クリストファー大学社会福祉学部(社会福祉学科)のオープンキャンパスに足をお運びください。お待ちしています。


2017年8月 1日 (火)

2017年8月1日(火)精神保健ソーシャルワーク実習報告会開催

7月25日(火)、精神保健ソーシャルワーク実習に行った4年次生による

実習報告会が開催されました。

それぞれの学生が実習先で感じたこと、学んだことをしっかりと発表する

ことができました。

学生の発表を聞き、それぞれの学生が大きく成長していると感じました。

実習先からは、実習指導者である精神保健福祉士の方に来ていただき、

学生の発表に対してコメントをしていただきました。

そのコメントの多くが、学生たちの努力と成長をしっかりと評価して

いただいたもので、大変ありがたく思いました。

それから実習報告会の運営も、みんなで役割分担し、

それぞれがきちんと事前準備をしていたおかげで滞りなく終えることが

できました。

これからは2月の国家試験に向けてみんなで頑張っていきたいと思います。_igp1978実習報告集の表紙の写真です

                                 社会福祉学科 佐々木