2018年8月 8日 (水)

ライフサイクルとソーシャルワークⅠ

1年春セメの「ライフサイクルとソーシャルワークⅠ」(選択必修)では、

現代社会のこども・若者の諸問題を保健医療福祉の専門職者として、

社会福祉学的視点から理解できるように、講義を受講し、グループで

話し合いを行い、発表テーマを決定し、次の回でグループ発表を行っています。

これまでに扱ったテーマは「若者の社会的自立・若者の自殺」、

「不登校・ひきこもり」、「発達障害・いじめ」、「母子保健」です。

子育の不安や児童虐待等の事例から「母子保健」の必要性にについて

ゲストスピーカーの先生(保健師)から伺いました。

Photo_3(この科目で使用しているテキストです)

次回は、3つのグループからの発表です。発表だけでなく、

関連した新聞を読んだり、文献を調べたりと、

それぞれの興味や関心に基づき、事前学修に取組みます。

1年次からアクティブラーニングを実施することで、

主体的に学ぶ姿勢が身に着き、またソーシャルワークに関する

関心も高まってきます。

2018年7月 4日 (水)

静岡大学田中ゼミと本学精神保健福祉士養成課程の学生(3年生)の交流始まる④ なないろカフェ

前回のブログで、静岡大学田中ゼミと本学精神保健福祉士養成課程の学生(3年生)の

交流活動が始まったことはお伝えしましたが、某日 浜北区の「なないろカフェ」にて、

2校の学生さん達が協力し、当事者の方を交えた交流の会が行われました。

 

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社会福祉学部と情報学部という異なる領域を学んでいるため、お互いに苦労もあり、

かつ刺激になるようです

 

設立経緯とこれまでの活動はこちらをご覧下さい

https://blg.seirei.ac.jp/ss/2017/10/3-e7e0.html

https://blg.seirei.ac.jp/ss/2017/11/3-3bcc.html

 

以下に、参加しました学生さんからの感想を紹介します。

 

参加されている皆さんは、人とお話をするのが好きだと感じました。

初めて会う私にも、優しく声をかけて下さり、楽しい時間を過ごすことが出来ました。

皆さんが自分のペースで、様々な人と関わりを持てる機会が増えればいいなと感じました。

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なないろカフェは、なゆた浜北1階にあります

 

今後も、「なないろカフェ」を中心に、他領域の学生がつながりあう「学学連携」を推進し、

「浜松を丸ごと学びの場にしていく」ことを目指していきます。

                        (社会福祉学科 教員)

2018年6月21日 (木)

6月16日(土)にオープンキャンパスを開催しました。

オープンキャンパスのウェルカムイベントでは、学生スタッフが活躍しています。

授業で使うテキストを手に取ってもらったり、大学生活の様子、学科の特徴などを

丁寧に紹介してくれます。


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オープンキャンパスでの社会福祉学科学科紹介の様子です。

社会福祉学科の目的は、実践力のあるソーシャルワーカーを実践現場に排出することです。

佐藤順子学科長より、ソーシャルワーカーへの期待とその背景にある現代社会の課題、

今日特に期待されている5つのSW(ソーシャルワーカー)についての紹介がありました

また、制度改正により、社会福祉士等の国家資格取得を条件として、社会福祉学科でも

保育士資格取得への道が開けるようになりました。これは新しい情報です。

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各学科ごとに分かれての模擬授業です。

社会福祉学科の模擬授業は各教員が輪番で担当しますが、今回の担当は福田俊子先生でした。

「『生きること』を問いつづけるソーシャルワーカーの仕事 ―犯罪と社会福祉―」という

タイトルです。

私たちは、日々の暮らしを重ねながら、自らの人生が築いていきます。

しかし、時に「『思い』がけない」出来事と出会い、「『思い』どおりにならない」

人生になることがあります。こうした様々な『思い』を抱えながら生きる人々を支援する

ソーシャルワーカーの、その仕事の奥深さに気づいていただく模擬授業でした。

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次回、7月14日(土)開催のオープンキャンパス模擬授業は、

「子ども・若者のクライシス ~増え続ける、不登校・発達障害・ひきこもり・自殺等の

現状と今後の展望~」というテーマです。たくさんの方々の参加をお待ちしています。

 

2018年6月20日 (水)

ゼミの風景

昨日は教員の58回目の誕生日でした。

何だか先週から学生たちがヒソヒソそわそわしているなと思っていたら、

こんなサプライズが用意されていました。4人のゼミ生に感謝です。ありがとう!

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コストコってすごい!

2018年6月19日 (火)

6/16(土)に社会福祉学科特別講座を実施しました。

これからの社会で期待されている5つのSW(ソーシャルワーカー)とは
-社会福祉の専門職をめざす先輩の話を聞いてみよう-

社会福祉の専門職であるソーシャルワーカーには、今日、社会のさまざまな領域から

大きな期待を寄せられています。

この講座は、本学や社会福祉に興味のある高校生や父兄を対象に、なぜ、

ソーシャルワーカーが期待されているか、ソーシャルワーカーが社会的に要請される

背景と、専門職としての機能と役割を理解いただくことを企図しました。

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当日は、将来ソーシャルワーカーとなる社会福祉学科の4人の4年次生が、

それぞれがめざす支援領域の仕事の魅力、大学4年間の学び、実習体験等を、

担当教員との対談形式でお話しくださいました。06192

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高校生の皆さんが社会福祉への理解と関心を高めていただくことを期待しています。



2018年6月14日 (木)

ソーシャルワーク実習 社会福祉協議会への実習巡回の一コマ

5月14日から社会福祉士受験資格取得に必須の実習、ソーシャルワーク実習が始まり、社会福祉学科3年生の約半数がそれぞれの実習先で奮闘しています(残りの半数は夏休みに行います)。

 

本学では、学生がそれぞれの関心に基づき、高齢、障がい、児童、社協の中から実習領域とそれに関係する施設、事業所、相談機関を選択することになっており、事前学習を2年次から十分行った後、180時間以上、23日以上の実習を行います。

 

私はこの時期、社協領域の実習担当教員として沼津市社会福祉協議会で実習中の学生に対しておおむね週1回、巡回指導をしています。

 

地域福祉推進の中核的な機関である社協は、個別支援から地域住民による福祉活動支援、広報事業まで非常に幅広い活動を行っており、実習では各種事業に半日単位で携わることになるため、明確な目的意識と、毎日の事前・事後学修が欠かせません。

 

そんなハードな社協実習に取り組んでいるのは社会福祉学科3年のWさん。

 

巡回指導の中で職員の方からは、とても熱心に、まじめに、目的意識をもって実習に取り組めている、との評価をいただきましたが、それは実習ノートからも十分読み取ることができました。

私との面談の中でWさんは、地域住民との出会いや対話の中で気づいたこと、分かったことをいきいきと語り、最後に「たくさんのことを学べていることが嬉しい」と言っていました。

こうした学生の学びを支えて下さっているのが現場の実習指導者です。日々の振り返り、質問への対応、実習ノートへのコメントなど、熱心なご指導があればこそ学生が成長できます。

 

実習はそろそろ最終版にさしかかります。

次の巡回指導ではどのような話を聞かせてくれ、どのように成長した姿をみせてくれるのでしょうか。

往復4時間の長旅ですが、楽しみでたまりません。

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2018年6月11日 (月)

社会福祉入門の風景

社会福祉入門は、1年次生を対象に「ソーシャルワーカーの意義と役割」

「他職種の専門性と役割」を学びます。当事者、外部講師、他学部教員の講義を通して、

前半は、社会福祉の対象者の生活に関わる専門職の実践について、

後半は、ソーシャルワーカーが連携する他職種の実践について理解を目標としています。

この春から社会福祉の学びをはじめた一年次生にとっては、毎回の授業がとても新鮮です。

 第4回の5月29日は、「知的障害者の理解と支援について―家族の立場から―」というテーマで、

浜松市浜松手をつなぐ育成会キャラバン隊の皆さんにご協力をいただきました。

知的障がいがある人の障がいの理解や、日常の中で接する際に配慮してもらいたいことなどを、

寸劇や絵本のDVDを交えて学ぶ機会になりました。

 

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キャラバン隊のお母さんたちの迫真の演技です。

 

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体験コーナーでは、4人の学生に登場してもらい、「漠然とした言葉」に対する理解の難しさを学びました。

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90分の講義はとても分かりやすく、学生からは「自分にとってとても有意義な時間だった」

「これからも知的障がいのある人について知っていこうと思う」との感想が多く寄せられました。

社会福祉学科 川向

2018年6月 6日 (水)

活躍する卒業生(ここぼらちゃん)

浜松市の精神保健福祉士(公務員)として就職した卒業生が、

精神保健福祉ボランティア講座の担当になりました。

市民のみなさんに、講座に関心を持ってもらうため、

「ここぼら」というキャラクターを作ったとのこと。

講座やボランティア活動を行うと「スタンプ」が押されるとのこと。 

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 「ここぼら」は、浜松市の精神保健福祉ボランティア活動の

キャラクターとして活躍し始めています。

(浜松市のHPへジャンプします)

https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/sei-hokenc/volunteer_info.html

https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/sei-hokenc/documents/sample.pdf

 

卒業生達が柔軟な発想で、社会福祉を推進していってくれることが楽しみです。

                                  (社会福祉学科 教員)

2018年6月 5日 (火)

ジョブコーチ論で施設見学を行いました

障害者就労支援の現場をめざす学生が増えています。

ジョブコーチ論は就職活動を開始する4年次に開講します。

日本の雇用制度の基礎、障害者雇用と就労支援の現状を把握し、

ジョブコーチ支援の考え方と支援方法を理解します。

特に、知的障がいがある人、自閉症がある人の雇用における職場環境の工夫、

「構造化」等の仕事を分かりやすくする工夫、ナチュラルサポートの

形成などの実際を、就労支援事業所の見学と現場のジョブコーチを

ゲストスピーカーとしてお招きし学びます。

5月の最終週、北区三幸町にある社会福祉法人復泉会が運営する、

「くるみ共同作業所」と「クルミックス」を見学しました。

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「くるみ共同作業所」では、障害者就労支援の取り組みの歴史や、

所内の各所にみられる「構造化」の仕組みを見学しました。

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 「クルミックス」では、ジュースの製造過程と、

みかんの皮むきからプラントの洗浄までの作業工程に

障がいがある人がどのように携わり力を発揮しているのかを学びました。

 

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 最後に、皆でジュースを試飲させていただきました。

もちろん買い物で売り上げにも貢献してきました。

 

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社会福祉学科 川向

2018年5月28日 (月)

カナダで修行中の卒業生が一時帰国

浜松まつりに合わせ、3年前にカナダに旅立った卒業生(1期生)のTさんが一時帰国しました。

Tさんがカナダに赴くに至った経緯は2015年6月報告のとおりです。

https://blg.seirei.ac.jp/ss/2015/06/1t-db43.html

 

5月6日の午後、同期生数名と教員2名が街中のカフェに集まり、
彼女のカナダでの活躍ぶりに耳を傾けました。

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現在バンクーバーを中心に、NPOの一員として、またはプライベートで、
高齢者や子育て家庭のニーズに応じたサービス提供や日本語の指導などに
取り組んでおり、こうした活動に没頭する中、当初1年で帰国する予定だったが、
気が付けば3年経っていた、ということのようです。

カナダはNPOによる活動が活発で、青少年の薬物依存問題、
ホームレス問題などに対して様々な実践が行われていること、
多文化共生社会のため人々の人権意識が高く、街のいたるところで
お互いを思いやる光景が見られること、ソーシャルワーカーの存在が身近であり
社会的地位が高いこと、などについて熱く語ってくれました。

 

その2,3日後にはカナダに戻る前のあいさつ、ということで大学の研究室を
訪ねて来てくれ、社会福祉・社会保障の制度・サービスについて、
日本とカナダの比較検討に花を咲かせました。

 

こんなエネルギッシュなTさんですので、今度帰国するのはいつになるのか不明ですが、
いつか帰国報告会をしてもらおう、と強く思いました。