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2018年6月14日 (木)

ソーシャルワーク実習 社会福祉協議会への実習巡回の一コマ

5月14日から社会福祉士受験資格取得に必須の実習、ソーシャルワーク実習が始まり、社会福祉学科3年生の約半数がそれぞれの実習先で奮闘しています(残りの半数は夏休みに行います)。

 

本学では、学生がそれぞれの関心に基づき、高齢、障がい、児童、社協の中から実習領域とそれに関係する施設、事業所、相談機関を選択することになっており、事前学習を2年次から十分行った後、180時間以上、23日以上の実習を行います。

 

私はこの時期、社協領域の実習担当教員として沼津市社会福祉協議会で実習中の学生に対しておおむね週1回、巡回指導をしています。

 

地域福祉推進の中核的な機関である社協は、個別支援から地域住民による福祉活動支援、広報事業まで非常に幅広い活動を行っており、実習では各種事業に半日単位で携わることになるため、明確な目的意識と、毎日の事前・事後学修が欠かせません。

 

そんなハードな社協実習に取り組んでいるのは社会福祉学科3年のWさん。

 

巡回指導の中で職員の方からは、とても熱心に、まじめに、目的意識をもって実習に取り組めている、との評価をいただきましたが、それは実習ノートからも十分読み取ることができました。

私との面談の中でWさんは、地域住民との出会いや対話の中で気づいたこと、分かったことをいきいきと語り、最後に「たくさんのことを学べていることが嬉しい」と言っていました。

こうした学生の学びを支えて下さっているのが現場の実習指導者です。日々の振り返り、質問への対応、実習ノートへのコメントなど、熱心なご指導があればこそ学生が成長できます。

 

実習はそろそろ最終版にさしかかります。

次の巡回指導ではどのような話を聞かせてくれ、どのように成長した姿をみせてくれるのでしょうか。

往復4時間の長旅ですが、楽しみでたまりません。

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