2018年10月 4日 (木)

9/22(土)社会福祉学研究科公開講座を開催しました。

9月22日(土)に、大学院社会福祉学研究科公開講座を開催し、

児童福祉施設や病院にお勤めの方や学生等24名にご参加いただきました。

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*詳しくはこちらをご覧下さい ⇒ https://www.seirei.ac.jp/news/detail.php?CN=253771

 

 今回は「転換期の社会福祉-こども・若者の未来に向けて」と題し、

私からは「不登校、引きこもり、若者の自殺の予防と支援」をテーマに、

浜松市における取組を紹介しながら、地域における連携の大切さを紹介しました。

現社会福祉学科の4年生や卒業生の中で、調査の補助員として

協力してくれた方もおり、研究の進捗状況等に関心を持って

聞いてもらえたのではないかと思います。

 

今後も様々な取り組みを発信していきたいと思いますので、

よろしくお願いします。

                             (教員)

2018年9月13日 (木)

2018 夏 卒業生との再会③

今年の3月に卒業し、社会人6ヶ月目に突入したばかりのゼミ卒業生4人と

お食事会をしました。

 

この中の二人は「卒業生との再会①」でも登場したK市、S市の社会福祉協議会に

務めている男子です。

二人とも先輩職員、地域の方々に好意的に受け入れていただき、

その丁寧な指導のもと、着々と「社協職員」らしくなっているようです。

地域の人との関わりを重視する社協では夜の会議も多く、

すこーしばかり辛そうですが、地域に出向いての住民との出会いは地域のニーズを

知るまたとないチャンス。

それを心から楽しい、おもしろい、と思ってくれるといいな、と思いました。

女子の一人は公務員社会福祉士としてM市の福祉事務所で児童関係の仕事をしています。

毎日相談業務に従事する中、「まだ先輩職員の力を借りなければ対応できない」と

悔しそうでしたが、その悔しさ、大事だと思います。伸びるためのエネルギーです。

もう一人の女子は、障がい者の就労支援の仕事をしています。

利用者さんのことを「なかま」と呼び、仕事の内容、なかまとの語らい、

エピソードなどを生き生きと話してくれました。素敵でした。

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ビックリするような大盛りの料理をモリモリと平らげ、

尽きることのない話に花を咲かせ、私も若さ、初々しさを注入していただきました。

 

次に会うのは12月。

さらに大きく、逞しくなった彼ら、彼女らに会うのがもうすでに楽しみです。

2018年9月12日 (水)

2018 夏 卒業生との再会②

関東地方で暮らす1期生のMさんが、お盆の里帰りのついでに会いに来てくれました。

卒業後社会福祉法人Sに就職し、その初任地であった関東地方でパートナーに出会い、

二児をもうけ、現在は別の法人で、育児を中心としながらパートで介護の仕事を続けています。

  

在学中介護福祉専攻(当時)に所属し、介護の仕事に誇りと喜びを感じ、

いきいきとお年寄りとかかわるMさんは、介護の仕事のすばらしさを多くの人に

伝えたい、と日々考え続けているとのことでした。

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Mさんの利用者の方々に寄り添う仕事ぶりはいつも同僚や上司からの賞賛の的だそうです。

しかしそのことに対し、本人は「当たり前のことをしているだけなのに」と呟きます。

そこで私は、「聖隷で学んだことはどのように活きているのかな?」と尋ねました。

すると

   「自分のように隣人を愛するという“隣人愛”は私のベース、

    それ以外の考えがあるのか、というくらい」、

   「そのベースがあるから利用者さんの立場に立つことができている」

とのことでした。

また自分がその確信を持ち続けていられるのは

   「先生方に大切に指導されてきたからであり、

    『こう育ってほしい』という思いが伝わってきた。

   また同じ理念を共有する社会福祉法人Sで先輩の背中を見てきたから」

だそうです。

 

本学の理念の意味、それをどのように学生に伝えればよいのか、を

卒業生からあらためて教えられた真夏の午後でした。

2018年9月 7日 (金)

インターンシップ入門の風景

インターンシップ入門は、社会福祉学科生が取り組む最初の実習で、

1年次の夏休みに4日間で実施する体験実習です。

今日は3人の学生がお世話になっている市内の知的障がい者支援施設に巡回訪問しました。

ちょうど「アートの時間」というプログラムが行われていました。

川から採ってきた石に思い思いの絵を描いていきます。

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学生たちも「目玉おやじ」や「幸福のゾウ」と、豊かな感性を発揮していました。

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秋学期に行う実習の振り返りを楽しみにしています。


2018年9月 6日 (木)

2018 夏 卒業生との再会①

6月の末、静岡県内各地の社会福祉協議会(通称「社協」)で

がんばるゼミの卒業生5名と再会しました。

私もかつて所属していた県内の社協職員による自主的な研究会への

参加を呼びかけたところ、

日曜日であるにもかかわらず集まってくれました。

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社協職員としてのキャリアは7年目、4年目、2年目、1年目2人とさまざまですが、

各地の地域福祉推進に意欲的に取り組んでいる、または取り組もうとしている頼もしい

面々です。

 

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これからますます住民が福祉問題を「我がこと」としてとらえ、住民同士が出会い、

協議し、協働して、主体的な活動を展開していくことが求められます。

積極的に地域に出向き、住民に学び、住民とともに考え、住民を支える、

そんな実践者になってくれたら!、と願うと同時に、そうなるために

「私たちは卒後教育として何に取り組むべきか」について考えなければ、

と強く思った再会でした。

2018年8月24日 (金)

社会福祉学科 公開セミナー「発達障害を持つ児童生徒の理解とスクールソーシャルワーカーの役割」

2018年8月22日(水)社会福祉学科 公開セミナー

「発達障害を持つ児童生徒の理解とスクールソーシャルワーカーの役割」が

行われました。

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近年発達障害の特性を持つ児童や生徒が増加していると言われています。

発達障害者支援法等の法整備や特別支援教育等により、

早期での支援体制が整い始めましたが、無理解やいじめ、

不適切養育等により発生する2次障害にも注目が集まってきています。

これらの社会的要請を受けて社会福祉学科では、

2016年度から「スクールソーシャルワーク教育課程」を設置し、

今年度対象となる現3年次生が小学校や中学校での実習に出ます。

 

 当日は、浜松市内で活躍されているスクールソーシャルワーカー(社会福祉士)さんと、

多くの発達障害児支援をしているスクールカウンセラー(臨床心理士)さんから

お話をうかがいし、発達障害を持つ児童生徒の理解とスクールソーシャルワーカーの

役割について学びました。

 

 会場からの質疑やアンケートから、「スクールソーシャルワーカーの必要性を

もっと広めて欲しい」、「発達障害の理解や支援について学びたい」、等の

ご意見を頂きました。

 今後も継続して、スクールソーシャルワーカーの取り組みや必要性について、

社会福祉学科としても発信していきたいと思います。

なお、当日の様子は静岡新聞にて取り上げられました。

  

Ssw

 「スクールソーシャルワーク教育課程」の詳細は、

日本ソーシャルワーク教育学校連盟のHPから確認できます。

http://jaswe.jp/ssw.html

 

                                          (教員)

2018年8月20日 (月)

ライフサイクルとソーシャルワークⅠ②

1年春セメの「ライフサイクルとソーシャルワークⅠ」(選択必修)では、

現代社会のこども・若者の諸問題を保健医療福祉の専門職者として、

社会福祉学的視点から理解できるように、講義を受講し、

グループで話し合いを行い、発表テーマを決定し、次の回でグループ発表を

行っています。

前回の「発達障害・いじめ」の講義を受け、今回は3つのグループから

発表がありました。

①「児童虐待の傾向と対策」、②「乳幼児期のシナプス」、

③「環境がもたらす母子の健康」*でした。

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どのグループも協力して調べ、発表していました。

「母子保健」から派生した心の傷が、クライエントを生き難くしているという課題に、

ソーシャルワークを実践する上で、直面することがあると思います。

学生のうちから文献を調べたり・外部の勉強会や当事者の方の発表会に出かけたりと、

学びを深めて行って下さい。

*「環境がもたらす母子の健康」のグループは、

アルコールや喫煙といった「環境」が子どもの育ちに

どのように影響するのかという観点からの発表をしました

夏のオープンキャンパス(8/4、8/11)を開催しました。

連日、酷暑が続いていますが、8月は3回のオープンキャンパスを予定しています。

8月4日(土)は社会福祉学科に40名の高校生と父兄の参加がありました。

ありがとうございました。

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次回のオープンキャンパスは、8月25日(土)に開催します。

在学生に登場してもらい「大学生活体験談」と「何でも質問・相談ブース」を企画しています。

大学入試の準備から就職までのこと、大学生活と学びの全てをお伝えします。

 

ウェルカムイベントでは、授業のテキストや教材を手に取っていただき、

学びの一端にふれていただきます。
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近隣の障がい者支援事業所の協力で展示販売も行われました。クッキーが参加記念品です。

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佐藤先生による体験授業の様子です。

テーマは「『地域で生きる』を支えるソーシャルワーカーのもう一つの役割」です。

既存の制度のみでは支援が難しい、いわゆる「制度の狭間」にある社会福祉課題に取り組み、

その解決に向けて、個人の支援と地域での人々のつながりを構築する、

コミュニティソーシャルワーク(CSW)の実践についての講義でした。

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プログラムの最後は、在学生や教員を交えた参加者との懇談会です。

高校生だけのグループと保護者のグループとに分け、懇談会をすすめました。

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高校生からは、AO入試のこと、大学生活に関すること、アルバイトのこと、サークルのこと、

保護者の方々からは、就職に関すること、国家資格に関すること等の質問が多かったようです。

ご参加くださった皆様、次回のご来校をお持ちしています。

2018年8月10日 (金)

学内販売 学生ボランティア(2ぴーす)の活動紹介

毎月1回、某障害者就労支援事業所さんが、「ワラビもち」や「クッキー」等の

販売におみえになります。

障がいをお持ちの方が、地域で自立的な生活を送っていくための

生活支援や就労支援を、社会福祉士や精神保健福祉士(ソーシャルワーカー)は

行っています。

 

国も「工賃倍増計画」や「工賃向上計画」を実施していますが

その工賃は決して十分な額ではありません

(詳しくは障害者の就労支援対策の状況:厚生労働省HP をご覧下さい)

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/service/shurou.html

 

某日の学内販売を、学生ボランティア「2ぴーす」がお手伝いしました。

その甲斐あってか完売でした。

 1(定番のワラビもちと生キャラメル)

1_2(こちらのゆでタマゴも売れ行き上々)

 

「2ぴーす」の設立経緯とこれまでの活動はこちらをご覧下さい

https://blg.seirei.ac.jp/ss/2017/10/3-e7e0.html

https://blg.seirei.ac.jp/ss/2017/11/3-3bcc.html

https://blg.seirei.ac.jp/ss/2017/11/post-18bd.html

https://blg.seirei.ac.jp/ss/2018/07/3-a3f5.html

                        (社会福祉学科 教員)

精神保健ソーシャルワーク実習報告会

7月27日(金)、精神保健ソーシャルワーク実習報告会が行なわれました。

4年生の5~6月の実習についての報告でした。

それぞれの学生が、患者様やメンバーさんと言われる精神障がいをもつ方と

一緒にすごさせていただく中で多くのことを学ぶことができていました。


精神保健福祉士の方々がどのような支援をされているか、

どんな医療や福祉制度があるのかを実習の経験を通して知ることができたようです。

1名7分ぐらいの限られた発表時間でしたが、想いのこもった報告が行なわれました。

そして、その学生ひとり一人に対して、参加いただいていた実習指導の精神保健福祉士の

皆様からあたたかい励ましをいただきました。

そのやりとりを見ていて、手前味噌ですが、

学生それぞれが本当に良く頑張ってきたんだなと感動しました。


実習報告会後は、浜松市にあるお好み焼き屋さん「こなこな」で打ち上げをしました。

とてもおいしいお好み焼き、たこやき、やきそば等各種料理に舌鼓をうちました。

ちなみに「こなこな」は就労継続支援A型事業所で、

障がいをもつ方も働いておられる事業所です。


人気店ですので常連のお客様もたくさんきておられます。

打ち上げが盛り上がってしまい、看板までいさせていただきました。

最後にはのれんをもって記念撮影をさせていただきました。

「こなこな」の皆様、遅くまでありがとうございました。



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文責 佐々木