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2013年7月

2013年7月31日 (水)

がんばっています・・・卒業生からのメッセージ①

社会福祉学科では、多くの高校に対し、それぞれの高校出身の
本学在学生・卒業生から後輩に向けたメッセージを掲載した
「ニュースレター」を作成し、届けています。

このブログでもそのいくつかを紹介していきたいと思います。
今回は、今年3月に卒業し、社会福祉法人K市社会福祉協議会に
就職した後藤さんからのメッセージを紹介いたします。

――

私が働いているK市社会福祉協議会は、住民や行政等の関係機関と連携しながら
福祉のまちづくりを実現するための事業を行っています。

その中で私は、地域福祉係に配属され、地域住民が行う活動の支援や、
精神障がい者の組織化・交流支援等を担当しています。
特に精神障がい者の組織化・交流支援では、精神障がいについての
理解促進のための企画・運営にかかわる仕事をしています。

参加者募集のためのちらし作りから、予算書、当日の流れの作成など、
1つの企画でも様々なことを行わなければならず、苦労することもあります。
しかし、マニュアルがなく、自分たちで考えていくことのできるこの仕事は、
とても面白いです。そう思えるのも、大学時代にグループ学習を行い、
自分たちで考えるということ、それをまとめて形にするという作業を
してきたからだと思います。

聖隷クリストファー大学では、ただ単に資格を取るための学習ではなく、
社会人として、人として生きていく上で学べることが多くあると思います。
私は、この大学へ進学し、本当によかったと感じています。

2013年7月26日 (金)

さすがです!4年生っ!!

今週で授業は全て終了し、来週からは試験期間となります。
そういう意味で、今週の授業は春セメスターの総括となりました。

4年次の春セメスターには、社会福祉士を取得するために必要な
授業科目の総仕上げとして、「ソーシャルワーク演習Ⅶ」があります。

社会福祉学科の学生も、介護福祉学科、こども教育福祉学科の学生のほぼ全員が、
資格取得に必要な実習全てを終了し、これまで積み上げてきた学びを全て投入して
創りあげていく授業です。

具体的には、10数人のグループで、「ソーシャルワーカーの強み」を考察できるような
事例を物語として創作します。

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事例はロールプレイによって演じられます。

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今週の授業は2コマ続きで行いました。

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6グループの発表がなされ、学生は仲間や教員からコメントをもらい、
さらに考察を深めていく。そんな流れで授業は進められました。

創作された事例は、本当に‘リアル’なものが多く、実習体験の重要性を
改めて認識させてもらいました。

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4年生の皆さん、本当にお疲れさまでした。

2013年7月22日 (月)

東日本大震災 ボランティア活動報告会

2011年3月の東日本大震災発生から2年が経過しました。

本学では2011年度に、一部の教員や学生が現地のボランティア活動に携わり、

その体験は「報告会」という形式をとって、私たちに届けられました。



しかしながら、2012年度以降はなかなかこのような機会がなく、

計画停電も経験しなかった私たちにとって、現地の出来事は

徐々に遠くなっているように感じます。



しかしその一方で、ボランティアをしたいけれど、なかなか一歩が踏み出せない

という学生の声をよく耳にしてきました。



そのような中で、2012年度にボランティア活動を行った学生がいることを知り、

教員と学生の協働企画として、報告会を実施しました。



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2人の学生が発表してくれました。



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1人のテーマは「私たちに、今、できる支援とは」でした。



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もう1人の学生は「福幸支援ボランティアからの学び」と題して、

資金不足に陥っている現地のボランティア活動の実態なども報告してくれました。



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発表後には、「もう一度、学内で募金活動をしてみてもよいかもしれない」

といった意見が出されていました。



このような報告会を少しずつ続けていきたいと思っています。

2013年7月19日 (金)

卒業生がゼミに参加してくれました


今日は、第1期生、第2期生がそろってゼミに参加してくれました。

社会人になって6~7年の年月が過ぎる中で、自分の仕事に対して自問自答を

繰り返しているという話をしてくれました。



新人時代のような「一所懸命さ」だけでは仕事を続けることが難しくなる。

そんな時期にさしかかっている先輩の貴重なお話でした。ありがとうございました。



卒業生が帰り、研究室に戻ったときに、ふと第1期生がソーシャルワーク実習を終えた際に

プレゼントしてくれたぬいぐるみと目が合いました。なつかしい。。。



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2013年7月12日 (金)

ボランティアセンターが開設されました!


今月3日、聖隷クリストファー大学にボランティアセンターが開設されました。

場所は1号館1階スチューデントプラザの中で、開設時間は
毎週水曜日・金曜日の11:00~18:00です。
ボランティアコーディネーターが、学生のボランティアに関する相談に
親切に対応してくれます。

この夏休みにボランティアをしてみようと考えている人、
ぜひボランティアセンターを訪ねてみて下さい。
きっとあなたに合った活動が見つかりますよ。

またボランティア募集についての相談も受け付けます。
卒業生の方で、施設や事業所で学生ボランティアを募集したい場合も、
どうぞご相談下さい。

今日はたまたま障がい者支援事業所に勤める卒業生が
広報紙を届けにきてくれたので、さっそく案内しました。

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真剣な表情で情報収集するボランティアコーディネーター。
 

2013年7月 5日 (金)

和久田学先生講演会を開催

6月15日(土)、「発達障がいの特性の理解と支援」と題して、和久田学先生(子ども

発達科学研究所浜松オフィス所長・大阪大学大学院連合小児発達学研究科

特任講師・浜松医科大学非常勤講師)が講演されました。



この講演は事前申し込みが告知後、問い合わせが殺到し、当日の会場は満員で、

発達障がいへの関心の高さをあらためて感じました。


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和久田先生は、発達障がいの特性を、最新の知見も交えながらも非常にわかりやすい

言葉や図表で示してくだいました。そのため発達障がいを持つ方が困っておられること、

どのような支援が必要なのかということを理解することができました。

詳細は、本学保健福祉実践開発研究センターのブログをご覧ください。
(https://blg.seirei.ac.jp/healthscience/)



今回の企画は、社会福祉学科の大場義貴准教授も企画段階から協力し、講演に続けて、

和久田先生と大場准教授の対談が行われました。現在の法律では、「保育所等訪問支援

事業」や「放課後等デイサービス」などのサービスは、福祉事業として行われています。


また、精神科を受診しながら地域生活をおくっている方々も沢山おられます。それらの点でも、

精神保健福祉領域と発達障害児者支援は近接領域ということができ、卒業生も、社会福祉士・

精神保健福祉士として、発達障害者支援センター等に勤務し始めています。

(参考:浜松市発達相談支援センタールピロ http://park19.wakwak.com/~rupiro/)

2013年7月 4日 (木)

突然ですが…「あまちゃん」に卒業生登場!?


いつものように朝の連続テレビ小説「あまちゃん」を見終わり、
「さあ、でかけよう」と立ち上がった瞬間、本編後のコーナー
「まだまだ あまちゃんですが…」に目がくぎ付け。

なんと、社会福祉学科卒業生の写真がうつっているではありませんか。

写真についていたキャプションは「介護について、家族と一緒に考えます」。
そう、彼女は現在新人生活相談員として頑張っていたのです。
(画面には「ケアマネージャー」となっていますが、「まちがい」とのこと(本人談))

卒業生の活躍をこんな形で知ることができ、いつにも増してすがすがしい朝でした。


※7/2(火)放送分ですので、今週土曜日のBS再放送でご覧いただけます。
 放送時間はこちらから↓
 http://www1.nhk.or.jp/amachan/info/

2013年7月 3日 (水)

社会福祉入門④

今年度から、新設しました「社会福祉入門」の第四回目の外部講師による講義が行われました。

今回は、約30年前本学の前身である聖隷短期大学に看護学生として在籍し、不慮の事故により
頸椎を損傷し半身不随になってしまいました、山本さんのお話を伺いました。

講話の中で「身体が動かなくなったことよりも、看護師としての夢が叶わないと感じたことが
一番のショックだった」と喪失感の大きさが伝わりました。しかし、行政のソーシャルワーカー
さんが親身に乗ってくれたことで、自分の将来に目標ができたことや、運転の練習がうまく
いかず悩んでいた時に、病院のケースワーカーさんが「決めるのは山本さん自身でいいの
では」と応援してくれたことで、「希望」がわき、様々な困難を乗り越えて、いくことができたと
伺いました。

援助関係は、一方的に成り立つのではなく、相談者さんと援助者(社会福祉士・精神保健
福祉士)が、共に創り出していくものだということを学びました。

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事故の時の様子を詳しく教えて頂きました。


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学生さん達も真剣に聞いります。

また、車いすバスケットのボランティア活動の紹介もして頂きました(数名の学生さんは
既に活動を始めていました)。


*「社会福祉入門」は、11月まで続く連続講座です。この講座では、地域で様々な活動を
されているゲストスピーカーの方々のお話を伺います。

2013年7月 2日 (火)

がんばっています・・・在学生からのメッセージ ①

社会福祉学科では、それぞれの高校出身の本学在学生・卒業生から
後輩に向けたメッセージを掲載した「ニュースレター」を作成し、届けています。
このブログでもそのいくつかを紹介していきたいと思います。

今回は、トップバッターとして4年生櫻井くんのメッセージを紹介いたします。


――

私は、聖隷クリストファー大学社会福祉学部社会福祉学科の4年生の櫻井といいます。
4年生は就職活動、卒業研究、国家試験という3つの大きなイベントがありますが、
先日希望する就職先から内定をいただくことができました。

そこで今回は、今取り組んでいる卒業研究と、国家試験について書こうと思います。

卒業研究について
私が卒業研究でテーマに挙げているのは「ユニット型等別養護老人ホームの
課題について」というもので、この課題について研究しようと考えたのは、
3年次のソーシャル ワーク実習(社会福祉士の国家試験受験資格を
取得するための実習)で1か月間、ユニット型特養で実習をした事がきっかけです。

実習中、施設がより良いものになるためには、環境を整える事が必要ではないか、
システム自体に問題があるのではないのか等、色々な事を考えました。そして実習後、
そうしたことを確認する事が勉強に繋がり、勉強嫌いだった自分が学ぶ事が好きになりました。

良い成績を取るために勉強するより、何かをするための手段として勉強するというほうが
自分には合っていたのかもしれませんね。

国家試験について
それと並行して、最近は同級生達と週に2日、勉強会を開いて、社会福祉士国家試験対策の
勉強をしています。1人では勉強のスケジュールを実行する事は難しいと思いますが、
皆と一緒なら勉強もそれほど苦ではないし、半ば強制的に勉強の時間を取る事ができるので、
まずサボる事はできません。試験は来年1月にあるので、それまでに合格ラインに乗れるように
したいと思います。勉強が苦手な自分には、コツコツは正直つらいですが、やるしかないと
覚悟を決めれば意外と平気ですね。

最後に
現在、福祉系の専門職になるための進路で悩んでいる方がいたら、ぜひ聖隷クリストファー
大学のオープンキャンパスに来てください。本学の先生は、親身になって相談に乗ってくれるし、
学ぼうとする学生を全力でサポートしてくれます。サークル活動や新入生セミナーなど先輩との
繋がりも多くあり、お勧めです。

拙い文章ではありましたが、最後まで読んで下さりありがとうございました。

2013年7月 1日 (月)

社会福祉入門③

今年度から新設した「社会福祉入門」、第三回目の外部講師による講義が行われました。

今回は浜松市内の高齢者施設で、管理栄養士をされていらっしゃる斉藤先生にお越し頂き、
「栄養士の役割と実際」というタイトルで講義をして頂きました。

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「とろみ食やキザミ食」だけでは目で味わえないと、原型を留めたままの「なめらか食」
(当日はシャケの切り身焼きや肉じゃが(写真参照)を紹介して頂きました)を開発して
しまう熱意を通して、先生のおっしゃる「食べることは生きること」の言葉の大切さを感じました。

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社会福祉学科からは、約4~5割の学生さんが高齢者領域の施設や医療機関に就職して
いきます。社会福祉士・精神保健福祉士として、生活相談員・ソーシャルワーカーをしている
卒業生も多くおり、学生さんたちにとっては、「相談員さん(社会福祉士)が、目や耳となり、
利用者さんの様子を教えてもらえることで、栄養ケアマネジメントを進めている」という
斉藤先生の講話から、「職場内連携」の具体的な側面も学ぶことができました。


*「社会福祉入門」は、11月まで続く連続講座です。この講座では、地域で様々な活動を
されているゲストスピーカーの方々のお話を伺います。