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2017年8月

2017年8月31日 (木)

【No.303】教員レポート No.7 ~東南アジア透析支援活動に参加してきました~

こんにちは、矢部です。

 

8月9日から21日までの間、

血液浄化技術学会の国際委員会の活動として、

東南アジアの透析支援活動に理学療法士として帯同してきました。

 

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出発時の様子 透析機械の資材を持って出発

 

今回私はラオスとミャンマーの2か国の病院を巡りました。

東南アジアの国々は日本と比較して透析技術の発展が乏しく、

透析液や透析条件、透析機械等に多く改善の余地があります。

 

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透析機械のメンテナンスのお手伝い

 

また日本の透析技術に関する講演とワークショップも行いました。

ミャンマーの医師・看護師は全員英語が喋れます。

非常に優秀な方が多く、とても勉強熱心な印象でした。

 

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病院でのワークショップの様子

 

今回の私の主な目的は、透析患者に対する

運動療法の必要性を伝えることです。

また日本の透析医療は医師・看護師だけでなく、理学療法士も

含む多職種のチームで行うことを知って頂くことも目的です。

私は腎臓内科医、看護師に

「Physiotherapy for hemodialysis patients」

いう題で講演してきました。

 

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講演の様子

 

また嬉しいことに、ミャンマーの理学療法士の方と

話す機会もありました。ここでも透析患者に対する

リハビリテーションの話をさせてもらいました。

 

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ミャンマーの理学療法士と

 

ミャンマーは日本のように皆保険ではないので、

経済的な理由で医療を受けられない人がたくさんいます。

日本で暮らしていると分かりませんが、国外へ出ると日本は

とても恵まれた国であることを知りました。相手はもちろん、

自身のことを知るためにも、国際交流は重要ですね。

 

理学療法士は、日本の病院・施設に留まらず、世界へ

目を向けることでより活躍の場が増えるように感じました。

ぜひ皆さんも一緒に世界を目指しましょう!

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2017年8月30日 (水)

【No.302】聖隷クリストファー大学理学療法学科卒業生研修会報告 No.4

理学療法学科8期生の梁川美月です。

 

今回は8月9日に行われました、2017年度第4回

聖隷クリストファー大学理学療法学科卒業生研修会の

報告をさせていただきます。

 

本研修会は、聖隷クリストファー大学の卒業生および

聖隷福祉事業団のセラピストの知識・技術向上により、

臨床能力を育むことを目的として活動しております。

 

毎月1回開催しており、今年度4回目となる今回は、

「膝関節疾患における評価、考え方」というテーマで、

浜松市リハビリテーション病院 石井裕也先生(3期生)に

ご指導いただきました。

お忙しい中、ありがとうございました。

 

今回は講義形式で行い、膝関節疾患の症例を

担当することになったという設定から、評価をさせていただく前に

考え、予測を立てていくことの必要性や、どう考えを

まとめていくか、など基礎から再度教えて頂きました。

 

どの患者情報をどう使うのか、必要な情報はなにか、など、

わかっているようでうまく活用できていないことを

知る機会となりました。

 

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石井先生には、8月と9月の2回に分けて講義していただきます。

8月は、

『担当症例が決まる➡情報を収集する➡評価を選択し実施する』

の流れを実技を含めて行いました。

9月は、触診や治療介入について

話しいただく予定となっております。

 

一般的に膝関節の疾患は多く、

理学療法士が介入させていただく機会も多いと思います。

卒業生の先輩の講義はとてもよい刺激になり、

これからの臨床につながるものとなります。

お時間があれば、ぜひ参加してみていただきたいです!

 

講師の石井先生と会場の準備をしていただきました田中先生、

参加していただいた皆さん、

お忙しい中、ありがとうございました!

 

今回も、講義や実技による学びと、

先生・先輩・同期・後輩とのディスカッションからの

学びが得られたかと思います。

これからも、参加してくださる方にとってよりよい場となるよう、

皆さんでこの研修会を作っていきたいと思っています!

今後ともよろしくお願いいたします!

 

 

 

次回は、9月13日(水)19:30~21:00

聖隷クリストファー大学3108教室にて 

浜松市リハビリテーション病院 石井裕也先生による

「膝関節障害」の講義・実技を行う予定です!

 

卒業生の皆さん、事業団の皆さん、

今後も多くの参加者をスタッフ一同、

心よりお持ちしております。

2017年8月23日 (水)

【No.301】教員レポート No.6  ~2017夏のオープンキャンパス~

こんにちは、教員の坂本、田中です。

 

学内は一斉休暇明け、4年生は就職活動や卒業研究に取り組んでいます。

 

さて、お盆前の山の日、11日(金)、

夏のオープンキャンパスを開催しました。

 

理学療法学科では、この8月のオープンキャンパスに向けて、

5月より、オープンキャンパス委員(1年生~3年生で構成されてます)

立ち上げ、来学してくださる高校生に楽しんでもらおうと、

企画・運営について話し合いを繰り返してきました。

6月のオープンキャンパスの運営について、反省点を元に、

新しい企画を立案し、準備をしてきました。

当日のオープンキャンパスの運営は、

学生スタッフを中心に行っております。

前日準備は、3年生を中心に会場設営を行いました。

 

お暑い中、多くの高校生や保護者の皆様が足を運んでくださいました。

ありがとうございました。

 

ウェルカムイベントでは、

「理学療法士の専門領域」についてポスターを作成し、

4年生の豊田君、花嶋さん、3年生の成瀬さんが高校生や

保護者の皆様に向けて説明し、紹介しました。

 

理学療法士が活躍する分野はスポーツだけではなく、神経系や

呼吸・循環・代謝系の障害、小児などさまざまな分野があります。

それぞれの領域でどのように専門性を活かして仕事をするのか

わかりやすく説明してくれました。

 

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その隣では、電気や超音波治療器の体験を3年生の山下君、

2年生の沼野君、1年生の辻村さんが行いました。

 

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来場者が予想以上に多かったのですが、

1年生の大馬さんや高田さんも誘導や待ち時間の対応など、

自ら考えながら動いていました。

 

 

学部プログラムが終わってからの学科プログラムでは、

4年生の門川さん、3年生の白木君、2年生の山中君が、学内の講義や

学修では学べない、学外での学修プログラムの取り組み、

活動内容について紹介してくれました。

本学の学外の活動は、主に海外研修や国際理学療法実習への参加、

部活動応援プログラムや介護予防プロジェクトがあります。

これらの活動内容についてスライドを用いて

プレゼンテーションしてくれました。

 

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他の教室では、

物理療法や検査機器の紹介、運動負荷試験や

三次元動作解析装置を用いた動作分析などのデモンストレーション、

などを学生主体で高校生に向けて、説明してくれました。

 

学生生活の紹介、1年生から4年生までの学生ひとりひとりの

メッセージ(ニュースレター)など趣向を凝らしたポスターも掲示し、

相談コーナーでは、大学生活、アルバイト、学修・実習、

サークルについてなど、高校生一人ひとりの質問に、

学生が丁寧に対応していました。

 

多くの高校生や保護者の皆様が足を止めて、見て、聞いて、

話をしてくださり、興味を持ってくださったのではないかと思います。

 

今週末、26日(土)にも

夏のオープンキャンパスを開催します!!

 

お誘い合わせて、遊びに来てくださいませ~

学生、教職員一同、隣人愛の精神で、喜んでいただける企画を準備して、

皆さまをお待ちしております!

 

お申込み、受付中↓↓

https://www.seirei.ac.jp/event/detail.php?CN=209628

 

 

2017年8月 8日 (火)

【No.300】4年生レポート No.2  ~臨床理学療法実習終了しました~

こんにちは。

理学療法学科4年の足立、石川、梶間、鈴木康介、鈴木森大、

田畑、豊田、内藤綾菜、本田、宮松です。

 

4年生は、全員無事、臨床理学療法実習を終了し、

大学に戻ってきました。

 

実習の話などをしていると、各々非常に学びの多い

実習だったようで、実習前との知識の差に驚きます!!

 

辛いことも多くあったと思いますが、

全員成長して戻ってこられて良かったです。

 

 

しかし、、、実習が終わってからゆっくりしている間もなく、

実技試験(OSCE)がありました。

みんな最後の実技試験ということで、

実習の知識を共有したりしながら、毎日練習しました!!

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「真剣に練習していますね。実習を通じて、四肢の動かし方や

持ち方なども少しずつ様になってきたように思います。」

 

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「卒業研究でバトルロープを使用している様子です。

簡単そうに見えますがやってみるととても重くて大変です…」

 

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「自転車エルゴメーターや呼気ガス分析装置、心電図を用いて

卒業研究のデモンストレーションを実施している様子です。

実際に行ってみると、思わぬ問題が出てきて...

なかなかうまく進まないこともあります。」

 

今後も卒業研究や就職活動等、盛りだくさんですが、

4年生一同、みんなで協力し合いながら

一つ一つ乗り越えていきたいと思います!!

 

2017年8月 4日 (金)

【No.299】聖隷クリストファー大学理学療法学科卒業生研修会報告 Vol.3

こんにちは。

理学療法学科7期生の高見亮哉です。

 

7月になり暑い日が続いておりますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

夏バテや体調不良に気を付けてこれからの暑い日を乗り切りましょう。

 

今回は7月12日に開催しました、2017年度第3回

聖隷クリストファー大学理学療法学科研修会の報告をさせていただきます。

 

3回目は

「膝関節障害―変形性膝関節症・人工膝関節置換術(TKA)―」

をテーマに教員の金原先生に講義をしていただき、触診技術を学びました。

 

膝関節の解剖学や運動学に加え、金原先生が

実際に関わった患者様の症例報告があり、

臨床に即した大変興味深いお話を聞くことができました。

  

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今回の触診ポイントは膝関節周囲の靭帯と脂肪組織の触診でした。

 

下の写真は内側側副靭帯の触診のデモンストレーションです。

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内側側副靭帯の触り方やクリープ現象を利用した伸張方法を

わかりやすく指導していただきました。

ペンを使って身体に印をつけながらの触診は

大学時代の授業を思い出しました!

 

 

2人組に分かれての触診の練習では、今回も鈴木章紘さん(3期生)、

石井裕也さん(3期生)、室谷健吾さん(4期生)、

川合弘基さん(7期生)、梁川美月さん(8期生)に

ファシリテーターとして参加していただきました。

軟部組織を触り分ける時の感触の違いなどで苦戦する様子も

見られましたが、参加者全員で話し合い、

悩みながら練習することで、とても有意義な時間となりました。

 

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変形性膝関節症の患者様を治療する機会は多く、

明日の臨床に活きる触診技術を学ぶことができたのではないかと思います。

 

金原先生をはじめ、ファシリテーターの皆さん、参加者の皆さん、

勉強会に集まっていただきありがとうございました。

 

これからもお互いが学び合える勉強会の場となるように

盛り上げていきたいと思いますのでよろしくお願いします!

 

次回は、

8月9日(水)19:30~21:00

聖隷クリストファー大学4期生の石井裕也さんによる

「膝関節」

をテーマに講義を中心とした勉強会を行う予定です!

 

今後も多くの参加者をスタッフ一同心よりお待ちしております。