【No.303】教員レポート No.7 ~東南アジア透析支援活動に参加してきました~
こんにちは、矢部です。
8月9日から21日までの間、
血液浄化技術学会の国際委員会の活動として、
東南アジアの透析支援活動に理学療法士として帯同してきました。
出発時の様子 透析機械の資材を持って出発
今回私はラオスとミャンマーの2か国の病院を巡りました。
東南アジアの国々は日本と比較して透析技術の発展が乏しく、
透析液や透析条件、透析機械等に多く改善の余地があります。
透析機械のメンテナンスのお手伝い
また日本の透析技術に関する講演とワークショップも行いました。
ミャンマーの医師・看護師は全員英語が喋れます。
非常に優秀な方が多く、とても勉強熱心な印象でした。
病院でのワークショップの様子
今回の私の主な目的は、透析患者に対する
運動療法の必要性を伝えることです。
また日本の透析医療は医師・看護師だけでなく、理学療法士も
含む多職種のチームで行うことを知って頂くことも目的です。
私は腎臓内科医、看護師に
「Physiotherapy for hemodialysis patients」
という題で講演してきました。
講演の様子
また嬉しいことに、ミャンマーの理学療法士の方と
話す機会もありました。ここでも透析患者に対する
リハビリテーションの話をさせてもらいました。
ミャンマーの理学療法士と
ミャンマーは日本のように皆保険ではないので、
経済的な理由で医療を受けられない人がたくさんいます。
日本で暮らしていると分かりませんが、国外へ出ると日本は
とても恵まれた国であることを知りました。相手はもちろん、
自身のことを知るためにも、国際交流は重要ですね。
理学療法士は、日本の病院・施設に留まらず、世界へ
目を向けることでより活躍の場が増えるように感じました。
ぜひ皆さんも一緒に世界を目指しましょう!