【608】シンガポール研修報告〜OTS海外特派員より②〜
作業療法学科2年の紅林です。
シンガポール研修の後半について紹介します
前半はたくさんホストと遊び
シンガポールの医療や社会制度についての講義を受けましたが
後半は施設見学にたくさん行きました
5日目はSPDというリハビリテーション総合施設へ行ってきました
日本とは違い、作業療法士が多く働いていたり、様々な活躍の場面を見ることができました
シンガポールは趣味活動よりも復職をするためのリハビリをやっていて日本とは違うなと感じました。
施設見学のあとは、NYPに戻ってシンガポールの健康増進事業について講義を受けました
シンガポールでは糖尿病が多いため
先日の建国記念日の首相演説で生活を見直そう、運動・食事に気をつけるように!
が言ったという話を聞き、そこまで深刻な問題になってきているのかと驚きました。
6日目は、Singapore Enablig Villageという障害を持っている人の社会参加支援施設へ行きました
シンガポールには日本と違って障害者雇用制度というものはありませんでした。
ですが、シンガポールにはそんな制度がなくても障害者を雇おうという理念があるそうです
障害者の方も様々な訓練をしたり、商品を作って売っていたりしました
日本にもこんな施設があればいいのになと思いながら見学しました
そのあとKhoo Teck Puat Hospitalという総合病院へ行きました
NYPでみたシュミレーション室よりも大きいものがあり
新人の看護師が技術を学ぶところだと教えてくださいました
また、ITもとても発達していて、カルテや患者の受ける検査の一覧もすべてパソコンにでていて、驚きました
事前に所得によって入れる病棟や政府からの支援が受けられるという講義は受けていましたが、実際に病室をみると驚くことばかりでした
一部屋に入る人数が、病室のランクによって違いました。
特に驚いたのが最高クラスのAクラスの病室で
看護師はホテルから、患者への対応の仕方を学ぶということです
それくらいのレベルの人が入院することを知り、すごいなと思いました
そして、その日の夜にはOTの先生二人と食事をする機会があり
シンガポールのOTについてたくさん聞くことができました
日本とは違ってシンガポールではリハビリ職がとても認められているということや、日本では認められていない開業権がみとめられ始めていることを知ったり、個人病院を経営している先生の話を聞くことができたりしてとても貴重な時間を過ごせました
7日目はNYPシュミレーション学習をしました
肺感染症で運ばれてきた患者に対し、どのように対応するのかについて患者役と患者の家族役と看護師と看護師補佐という役に別れてシュミレーションを通して学ぶという機会でした
私と佐久間さんは看護補佐という役でシュミレーションに参加しました
とても緊張しましたが良い経験ができました
その後にはNYPの学生とお別れランチパーティをして、パフォーマンスをしました
短いようで長かった一週間弱一緒にいたみんなともう少しでお別れと考えるととてもつらかったです
その夜にはOT学生と一緒に遊びました
シンガポールならではの果物や食べ物を持ってきてくれました!
私達はドリアンに挑戦しましたが、ドリアンを食べられたのは小久江くんだけ
私と佐久間さんは食べられませんでした………
とても楽しかったです
初めは英語ばかりの環境でどうなるか不安でしたが、後半はだんだん楽しくなっていきました。
あと少しで終わると思うととても寂しかったです
みんなと別れたくないなーと思うくらいみんなと仲良くなれました
長々となりましたが
最後まで読んでくださりありがとうございました