【404】いざニュージーランド!アジア太平洋作業療法学会の参加報告
こんにちは教員の鈴木です
先週は海外研修の同行のため、シンガポールにいましたが
研修最終日に日本に帰る学生達にシンガポールで別れを告げて
オーストラリア経由でニュージーランドに一人で向かいました
何のために南半球に向かったのかというと、ニュージーランドで開催されている
第6回APOTC(アジア太平洋作業療法学会:Asia Pacific Occupational Therapy Conference) に参加するためでした
ニュージーランドは広大でした。
学会はニュージーランドのロトルアという
北島の中央に位置する場所で行われたのですが
会場に向かう道の途中で羊の群れや牛の群れに遭遇しました。
初日の開会式はニュージーランドのマオリ族の儀式に則って
マオリ語での挨拶や歌で慎ましく荘厳に行われました。
そしてラグビー好きの人なら知ってるかもしれませんがHAKAを披露してくれました。
目を広げて舌を出すのが特徴なのですが、生で見るHAKAは迫力満点でした
さて、APOTCはアジアや太平洋圏の作業療法士が参加する学会です
日本人の参加者も多かったですが、他にも開催国のニュージーランドに
オーストラリア、フィリピン、シンガポールからの参加者も沢山来ていました。
シンガポールからは教員や臨床の作業療法士だけでなく
NYP(ナンヤン理工学院)の学生達も参加していました
聖隷に来たことのある学生とも再会できました。
ホームステイや交流会をした皆さん、彼女達の事を覚えていますよね
そして、今年来たばかりの先週シンガポールで会った学生とも再会することができ
NYPの先生達とも一緒に食事をしたりして再会を楽しみました
そして大会初日の夜にはNYPのHua Beng先生に誘われて
NYP学生達の振り返り会に参加させてもらいました。
みんなとても熱心に学会に参加していたし
とても内容の濃いディスカッションをしていたのでとても勉強になりました
本学は新宮先生と私が参加
新宮先生の演題名は
Preliminary study on observing point of psychiatric occupational therapists for progress recordingというタイトルで
近隣の精神科の作業療法士と一緒に取り組んだ研究の研究を報告しました
私のタイトルは
Effects of campus exercises for participants with disabilities, and a comparison with internshipというタイトルで、学内演習の報告をしました。
シンガポールの先生方や学生も聞きに来てくれました
発表も説明もコミュニケーションも全部英語で大変でしたが
一生懸命内容を伝えようという姿勢を示していけば
相手も一生懸命こちらの意図を察してくれたり
言い換えたりしてくれるので何とかなります
学会ではアジア圏の作業療法士の様々な研究が報告されていましたが
高齢者への作業療法や地域活動の作業療法、卒後教育関する報告や
日本ではまだあまり報告されてない
性活動の作業療法支援についての報告に注目が集まっていました
特に高齢期関係の報告は日本人が今実践しているところなので
海外に報告して言うことはアジアだけでなく世界の作業療法実践に役に立つはずです
次のAPOTCはフィリピンで行われるとのことですので
その頃には在学している皆さんも作業療法士になっていると思います。
本大会のテーマはDoing Well Togetherですから
次回は一緒に発表しに行きましょうね
最後まで読んで下さりありがとうございました