2018年7月12日 (木)

7/11 高次脳機能障害学Ⅰ

 

3年生になり、専門科目が増えてきました。今回は高次脳機能障害学Ⅰの講義を紹介します。

 

高次脳機能障害は、言語聴覚障害に影響を与える障害ですので、言語聴覚療法学の学習においてはとても重要な学習分野です。

 

そもそも高次脳機能とはどういうことでしょうか。

 

高次脳機能とは、言語、行為、認知、記憶、注意、遂行機能、社会的行動などの高次の精神活動のことをいいます。難しいですね。

 

皆さんが普段見ている光景をイメージしてください。

 

その際、「どこ(空間性認知)」に、「何(対象の視覚認知)」があるかを認識しています。これも高次の精神活動であり、脳で処理されています。

 

さらに、鋏をもらって紙を切ろうとするとき、「どこ(空間性認知)」から、「どのように(行為、遂行機能)」切っていくかを考えるのも、高次脳機能といわれています。

 

高次脳機能障害は、脳損傷により高次の精神活動が障害された状態をいいます。講義では、症状、病巣、メカニズム、評価、訓練についてグループワークを通して学んでいます。

 

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2018年7月10日 (火)

7/7 聴覚障害学の演習(3年生)

7月7日に、3年生が小児聴覚障害学の2回目の演習を行いました。

今回は、補聴器を装用している難聴のある小学生2名に来てもらい、聴力検査をしたり、訓練で楽しく遊んだりしました。

また、お母さんに難聴発見から現在に至るまでの子ども発達やご家族の取り組みを伺いました。お母さんからの情報収集は、検査機器を用いて子どもを評価するのと同じくらいの専門性があり、難聴臨床において非常に重要なプロセスであることを学びました。

今回協力頂いた2名には、月末にもう一度、検査や訓練をさせて頂く予定です。本日の結果を踏まえて、より良い関わりができるように頑張ります。

 

 

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2018年7月 9日 (月)

2018年7月5日 保育園実習(2年生)


 9月になると2年生は、1週間の保育園実習があります。これまでの授業では、小児の発達について学んできましたが、保育園実習では、その知識を元に実際に園児と関わりながら、子どもたちの様々な発達について考え、知識を深めていくことにチャレンジします。さらに、保育士の先生方のお仕事を拝見し、保育で大事にされていることや、個々の子どもたちに合わせて、どのような関わりをされているのかを見てくることも目標となります。


 本日、保育園実習に関するオリエンテーションを行いました。事前に学習することや準備をすることの説明を受け、それぞれの学生が伺う実習先(保育園)についても話がありました。皆、いよいよ始まる保育園実習に対し、緊張の面持ちで真剣に聞いていました。言語聴覚士になるうえで、小児の発達を深く知ることや、保育の現場を知ること、保育士の先生方の関わりから子どもたちに合わせた関わりかたを知り学ぶことは、非常に重要です。保育園実習で、これらのことを学び、言語聴覚士として関わるお子さんの背景を深く考えられるようになっていくといいですね。


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2018年6月29日 (金)

2018年6月29日 定期勉強会(2年生)

 今日は定期勉強会の第2回目です。前回の勉強会の後、「患者さんの気持ちを理解するには」ということをテーマに、個々にアイディアを考え、Google Classroomに意見を提出してもらいました。


 今回は、その意見を皆で確認した後にグループに別れて、グループメンバーのアイディアを聞きつつ、さらに内容を深めることをしました。これは1年生の秋セメスターから取り組んでいる、クリティカルシンキングです! グループメンバーの意見を聞き、「それはどういうことだろう」「それは本当に患者さんを理解することにつながるのだろうか」と疑問を持ち、じっくり皆で話し合い、考えを出し合いました。


 これにより、それぞれが1人で考えたアイディアよりも、一歩踏み込んだ深いアイディアが出てきました。相手の意見を聞き、それについて「どういうことだろう」と考えることはとても大事なことですね。


 次回は、今回グループで深めたアイディアを元に、それを文章化し、文章を読む相手にわかりやすく伝えることにチャレンジしてみましょう。

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2018年6月28日 (木)

聴覚障害学の演習(3年次生)


6月22日より、言語聴覚学科3年生の小児聴覚障害学演習が始まりました。


この日は、人工内耳を装用している難聴小学生2名に来てもらい、聴力検査や言語検査を行いました。また、お母さんより、難聴発見に至るまでの経過を聞きました。さらに、二人の小学校の担任の先生にもご臨席頂き、学校での様子等を伺いました。


学生たちは、これまでグループに別れて、聴力検査や面接の準備を行ってきました。練習の成果を十分に活かした良い演習となりました。


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2018年6月27日 (水)

第19回日本言語聴覚学会


教員の谷です。
6月22~23日に富山市で学会が開催されました。この学会は全国の言語聴覚士が集う、言語・聴覚・嚥下障害を研究対象とした大規模な学会です。


本学科の卒業生で聖隷三方原病院の伊藤朱里さんが「右半球の脳梗塞により吃音症状を呈した一症例」と題した研究成果をポスターで発表しました。落ち着いた態度で発表ができました。吃音を研究している先生方から高い評価を得ることができ、今回の研究を継続するよう助言を受けました。


卒業生が学会で活躍することは大変うれしいことですし、在校生にも将来頑張ってほしいと思っています。

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2018年6月26日 (火)

言語聴覚療法基礎実習 実習先開示(1年)

本学科では、昨年度から1年生の夏休みに言語聴覚士のいる病院に1週間見学に行く実習を実施しています。


初年次から実際の臨床現場に触れることで、言語聴覚士のイメージを形成することを目的としています。実際に昨年度、見学実習を経験した学生からは、臨床現場のイメージがつくことで、授業での説明も分かりやすくなり、学修していく意欲が高まったと好評でした。


本日、実習先の開示と第1回目の勉強会を行いました。勉強会では社会人としてのマナーや言葉遣い、見学させて頂く時の姿勢など、基本的態度についても学んできます。


みんな真剣に勉強会に取り組んでくれていました。まだまだ、これからも勉強会は続きます。


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2018年6月25日 (月)

オープンキャンパス2018

2018年6月16日にオープンキャンパスが行われました。


当日は多くの方にご参加いただき、ありがとうございました。


来ていただいた高校生ひとりひとりに本学科の学生が担当で付かせて頂き、一緒に嚥下食の試食や知能検査、記念撮影などをさせていただきました。また、一昨年から就職して働いている卒業生に話をして頂きましたが、生の声が聴けたと大変好評でした。


今度は2018年8月4日、8月11日、8月25日に行われます。今回来て頂いた方も、今回は残念ながら来られなかった方も、皆様のお越しを学生一同心からお待ちしております。


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2018年6月20日 (水)

言語発達障害学 言語治療プログラム立案(3年生)

 

本日は、『幼児期前期の言語治療プログラム』でした。

 

幼児期前期は、名詞に加えて形容詞や動詞などを獲得し、ごく簡単な文構造の理解や表出ができるようになる時期です。例えば、「ブーブー(車)」と「乗った」がつながり、「ブーブー乗った!!」といえるようになったり、「ゾーさんおっきいね(象さん大きいね)」と言えるようになったりします。

 

その時期の言語発達を促す、または月齢は過ぎているのに、なかなかうまくできないというお子さんに対する言語治療プログラムです。

 

各チームで対象児にあわせた言語治療プログラムを立案しました。

言語聴覚士は、言語治療プログラムを構造化させて目標達成に向けた言語治療を行います。

各チームは、言語治療内容と同時に、構造化されたプログラムの立案も学びました。

 

 

各チームを紹介します。

 

 

文の発話ができるように言語治療プログラムを立案したチームです。

アイデアあふれた教材を作成し、実際の言語治療では即実施可能なプログラムでした。

ステップアップや語を変えられるようになっていて、長い間使えそうな言語治療教材でした。

 

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形容詞など、より複雑な表現方法について検討したチームです。

発表ではディスカッションも多く取り入れられ、言語発達障害学が得意な学生さんが実際の言語治療内容について考案者と深いディスカッションをしています。ディスカッションを聞いているだけでも大変勉強になります。

 

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こちらも同じく形容詞の習得を目的とした言語治療プログラムです。

このチームの素晴らしかったのは、言語治療がしっかり構造化されすぐにでも実施可能なプログラムとなっていたことです。早速、私が臨床で使わせて頂きました(笑)。

 

 

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文レベルの表出言語の拡大に挑戦したチームです。

こちらも、すぐにでも実施可能な状態までクオリティ高く立案されていました。

また、お子さんの訓練時間、使用語など多くのことに配慮されたプログラムでした。

 

 

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このチームは、絵本と教材をドッキングするという、柔軟な思考に基づいた治療プログラムでした。クラスの皆が、治療理論に加え独自アイデアを豊富に取り入れた言語治療の提案に釘付けになりました。3年生になると、ここまでできるようになるのだと、私も大変感心しました。

 

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最後のチームも、絵本を用いた言語治療プログラムでした。

このチームはオリジナル絵本を制作し、それを用いた言語治療でした。

絵本を制作するのは、想像以上に大変です。それを短時間でやってのけたこのチームを賞賛したいと思います。

 

以前は、多くの言語聴覚士養成施設で、講義・演習の一環として絵本を制作した学校が多かったですが、今は少なくなってきていると思います。ことばの育みに、『絵本』の読み聞かせは欠かせません。同時に『絵本』選びはとても大切です。今回自身の言語治療目的にあった絵本を制作することを学ぶことができたこのチームは大きな財産を得たと思います。

 

 

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3年生は、これまで学んだ学術的知識を基に言語治療プログラムを立案することに加え、ディスカッションを通じて互いの考えをより深くまで理解し、これから臨む臨床に役立てようという意識が高いです。大変素晴らしいこと思います。

 

これは聖隷クリストファー大学の伝統と思います。大学理念の継承とも言えるでしょう。

 

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次回は、『学童期の言語治療プログラム』です。

 

どんな治療プログラム、アイデア、ディスカッションが生まれるか、楽しみにしています。

 

2018年6月19日 (火)

2018年6月15日 聴覚障害学(2年生)


今日の授業で取り上げたのは聴覚検査における「マスキング」です。

正しく聴力を測定するために、なぜマスキングという操作が必要になるのか…、皆さんにとって、なかなか理解しにくいトピックです。

そこで、グループでマスキングする場合と、マスキングをしない場合で、どんな検査結果になるのかディスカッションしながら考えました。

グループで考えたことを皆で発表しあって、再度、マスキングについて理解を深めました。


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