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2017年10月20日 (金)

浜松市と大学との連携事業-学生さんのコメント-

 

10月11日に学生さんが三方原協働センターで摂食嚥下障害の講義・実技をしてきました。

講座の様子はこちらをご覧下さい。

今回は、参加した学生さんの感想を紹介します。

 

まずは梅木田君です。

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10月11日(水)に三方原協働センターで、浜松市と大学との連携事業として、摂食嚥下障害の講座を行いました。今回の講座は、私を含めて5人の学生講師陣で臨みました。私は摂食嚥下についての講演と舌圧の評価を行いました。

 

今回の経験から、私は事前準備の大切さを学ぶことができました。講座での自分の役割について、事前に打ち合わせを行い、必要な知識を学んでいきました。また、本番の流れを他の学生講師や佐藤豊展先生と確認しました。このような事前準備のおかげで、本番に対する不安を軽減することができました。

 

また、講座を通して、多くの方々に感謝の気持ちを抱きました。今回の講座は、多くの方の支えによって成り立っていることを忘れてはいけません。今回の機会を与えてくださいました浜松市や三方原協働センターの関係者の方々、摂食嚥下についてご指導くださいました佐藤豊展先生、緊張する私を励ましてくれた他の学生講師の仲間、そして私のつたない発表に耳を傾けてくださいました参加者の皆様方、本当にありがとうございました。

 

 

次は荒井さんです。

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今回連携事業に参加して、舌の力は大切なことだということを改めて学ぶことができました。私は、主に舌圧訓練という、舌の力をはかる訓練をしていました。60歳代の舌の力の平均は、男性が37.1kPa、女性が35.6kPa、70歳代の平均は男性が29.2kPa、女性が31.2kPaと報告されています。参加者の方々の舌圧を測ってみたところ、平均を越している方もいましたが、平均以下だという方も多くいらっしゃいました。

 

舌の力は、言葉を話すときや、食べ物を食べるときに必要になる力です。舌の力が弱くなってしまうと、それらの行為に影響が出てしまいます。このことから、舌の力はとても大切になってくると学びました。          

 

今回の参加者の方々の中に、舌圧のことを知らなかった人は多くいらっしゃいました。自分の身近にある出来事でも、そのことを知らない人たちは多くいるのだなと感じました。このような機会を通じて、たくさんの方々に舌圧のことを広めていきたいと思いました。

 

 

次は伊賀さんです。

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今回の連携事業では、初めて外部の方に知識を披露する機会でした。私たちが普段習っていることは、とても専門的な分野であり、わかりやすく説明しなくてはならないと強く感じました。また、笑顔でいることや聞き取りやすい声の大きさで話すこと、傾聴するということに気を付けて参加者の方に接しました。

 

参加してくださった方からは、「説明がわかりやすくて楽しく聞けた。」や「来年もぜひやってほしい。」という言葉もいただき、とても嬉しかったです。

 

12月に蒲協同センターで行われる第4回の連携事業にも参加します。参加してくださる方の様子を見て、困っていたら気づき、助けられるように視野を広げたいと思います。

 

 

次は伊熊さんです。

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「本当に参加できて良かった。また近々このような機会を設けてくれないか」、質疑応答の際に参加者の方から頂いたことばです。嬉しさがこみ上げてきました。

 

事前準備のときは、「成功するかな」という大きな不安がありました。ただ、『皆で絶対に講座を成功させる』という目標を掲げ、達成するために精一杯努力しました。周りの友人との役割分担や助け合いが思いやりに溢れており、とても楽しい活動でした。

 

今回の講座のテーマは摂食嚥下でした。私たちはまだ一年生で、この分野を概論でしか習っていませんでした。準備を重ねていく中で、新しい知識が得られ、生活にも繋げられることを学べました。言語聴覚士になるまでに身に付けておくべき知識ですが、先に学べた部分もあり、この分野に以前よりも関心を持てるようになりました。参加者の方は、ご高齢者ということもありましたが、とても積極的に参加してくださり活動しやすかったです。フリートークは緊張しましたが、本番は楽しく会話をすることができました。

 

今回の連携事業は、私を知識面、フリートーク力の面から少し成長させてくれたと思います。また、周りの人と協力することで、緊張に対する不安を小さいものにすることができると学びました。今後このような活動は、私が成長できるチャンスだと思うので、積極的に参加したいです。

 

 

最後に竹内さんです。

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この連携授業に参加すると決めたのは、自分たちが講演することで摂食嚥下についての知識を学ぶことができると思ったからです。しかし、学べたことは知識だけではなく、目上の方に伝える難しさ、言葉がけの方法、どのようにしたら楽しんでもらえるか、など講演を行う上で最も大切なことでした。

 

講演会の準備では、皆でどのようなことをすればより良い講演会になるのかを真剣に考え、意見を交わしました。今回のように皆が準備から積極的に参加し、成功させようという団結感をもてたことがとても良い講演会になったのではないかと感じています。

 

今回私が特に難しいと感じたことは、言葉の選択、伝え方です。どうしたらわかりやすく伝えられるかは簡単そうでとても難しいことでした。しかし、諦めず言葉を選択することで、何とか伝えることができました。伝えたいことが上手く伝わり、参加者の笑顔を見た時はとても嬉しい気持ちになりました。これがコミュニケーションなのだと強く実感しました。

 

そして、参加した方々からお褒めの言葉を頂き、皆で協力して頑張って良かったなと感じました。今回の参加でたくさんのことを学び、自ら積極的に参加することの大切さも知ることができました。ありがとうございました。