2014年9月27日 (土)

差別のない街をつくるために ―浜松の条例づくりに向けて・野沢和弘さんを囲んでの勉強会―

9月21日(日)アクトシティ研修交流センターにて、
障害者差別解消を具体化する条例づくりに向けた勉強会が開催されました。

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主催は浜松インクルージョン研究会です。
現在は本学リハビリテーション学部の田島先生が中心に動いていらっしゃいます。

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当日は、この研究会を立ち上げた、元本学社会福祉学科の山本誠先生が
宝塚からかけつけて下さいました。

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障害者差別解消法の成立にともなって、各自治体で条例の設置が進んでいます。
浜松インクルージョン研究会でも障害を理由とする差別の解消のための、
障害者差別解消支援地域協議会の設置と条例づくりを目指しています。

今回の勉強会では、千葉県の条例設置にかかわられた、
元千葉県障害者差別をなくす研究会座長、
内閣府障害者制度改革推進会議差別禁止部会委員等を歴任されている、
毎日新聞論説委員の野沢和弘氏をお招きしました。

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静岡市や浜松市のCILのメンバーや障害者団体の方々、一般市民など、
多くの参加者を得て、条例設置には、様々な市民の理解を得ること、
そのための丁寧な活動の必要を学びました。

2014年9月25日 (木)

ソーシャルワーク実習もいよいよ最終日

5月から始まったソーシャルワーク実習・・・後半実施グループも
24日(水)が最終日となりました。

今回は、最終日を前に、浜北区の就労継続支援施設「はばたき」に
実習巡回におじゃましました。社会福祉学科の2名が実習中です。

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 「はばたき」は、浜松市社会福祉事業団が運営する
浜松市発達医療総合福祉センターに併設された就労支援の事業所です。

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2人は8月の前半から実習を開始し、
そのエネルギーの多くをソーシャルワーク実習にそそいだ夏でしたね。
ご苦労様でした。

2014年9月24日 (水)

専門職連携演習が終了しました。

9月16日(火)からの4日間、3学部合同の専門職連携演習が開催されました。

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社会福祉学科からは14名の参加がありました。
4年間の学びの総まとめとして、他学部学生とともに事例検討を行い、
専門職としての連携・協働の実際を体験的に学ぶ演習です。

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各自の役割やその必要性、重要性を自らのことばで語り、
他者との共有が求められます。

「社会福祉」の価値と倫理、機能を伝えることは簡単ではありません。
参加した学生はそれぞれに試行錯誤をしていたようです。

あと、半年もすると、それぞれの実践現場でソーシャルワーカーとして
活躍を期待されるのですね。

2014年9月18日 (木)

オープンキャンパスで施設見学

9月13日の社会福祉学部オープンキャンパスは、
周辺施設の見学がメインイベントでした。

聖隷クリストファー大学社会福祉学部の強みのひとつとして、
大学周辺に社会福祉施設が多い、ということがあげられます。

このことにより、社会福祉の学びに欠かせない「実習」を近隣でできるのはもちろん、
日常的に利用者さんとふれあい、「共に生きる」を実践することができます。
そしてそれが福祉専門職としてのマインドの基礎になります。

オープンキャンパスでは、参加者を4つのグループに分け、
グループごとで二か所の施設を見学しました。

見学先のひとつである、知的障がいのある方たちの施設「小羊学園 三方原スクエア」では、
施設長さんのお話を聞いた後、施設内を見学させていただきました。

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この施設の特徴は、「普通の暮らし」を実現するために、
生活する場と日中すごす場を分け、生活する場も「ユニット」という、
少人数がリビングとダイニングを共有し、
個室で暮らせるような工夫をしているところです。

それは、まるでお家で家族と暮らすような感じです。

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利用者の方々が「ふつうの生活環境で、ふつうの暮らしをすること」を目標に、
社会福祉専門職は長い時間をかけて知恵と工夫で取り組んできました。

それが垣間見える、三方原スクエアの見学でした。

2014年9月12日 (金)

合同相談会でスクールソーシャルワーカーの必要性を実感

先日、浜松市と静岡県の「合同相談会」が行われ、
浜松市のこども・若者支援アドバイザーとして
関係機関へあいさつのためにお邪魔いたしました。

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主な対象は、不登校などの経験により、
先の進路に不安を抱えるご本人や親御さんで、
市内の支援機関や相談機関が
合同で相談会を行うというものです。

義務教育を卒業してしまうと
支援が途切れてしまうことが切実な問題としてもあり、
皆さん真剣でした。

この分野でも、スクールソーシャルワーカーの活躍が期待されます。
2015年度予算案では、増員も予定されているようです。

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2014年9月10日 (水)

夏祭りのボランティア

精神保健福祉士の実習や就職でお世話になっております、
精神科クリニックさんの夏祭りを、学生さん達と一緒に
ボランティアとしてお手伝いしてきました。

かき氷や、輪投げ、射的、とうもろこし、ヨーヨー釣り等々
沢山お店が出ておりとてもにぎやかでした。
地域に開放されたお祭りを始めて今年で22年、
地道に参加者は増え続けているそうです。

浜松を代表して「家康くん」も参加し、ステージを盛り上げていました。

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スタッフと家康くん

学生さん達も、学科を越えて参加してくれました。

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それぞれに、夏の楽しい思い出が出来たのではないでしょうか。

2014年8月18日 (月)

8月2日、オープンキャンパスを開催しました

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8月2日オープンキャンパス。
村田学科長より、社会福祉学科についての説明がありました。
暑い中、さらに熱くなりました。

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佐藤准教授の模擬授業はコミュニティワーカーについて。
また、さらに熱く。

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卒業生によるシンポジウムは満員御礼。
スタッフは全員立ち見でした。

2014年8月 7日 (木)

卒業生が訪ねてきてくれました。

春セメスターの業務も一段落のこの日、卒業して6年目の二人の女性が
静岡と御前崎から訪ねてきてくれました。

Mさんは身体障害者施設の生活支援員、
Nさんは特別養護老人ホームの生活相談員として活躍中。
(ちなみにM さんは、2年前にも一度本ブログにご登場いただいています。
https://blg.seirei.ac.jp/ss/2012/07/)

二人に共通しているのは、中堅職員としてバリバリと仕事にまい進する中、
よきパートナーを得て人生の新たなステージを歩み始めたばかり、ということです。

したがって悩みは結婚生活と仕事との両立、
そしてこれからの不安は子育てと仕事との両立。

なんとかまわりの理解と協力も得ながら、
ワークライフバランスを実現していってほしいものです。

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それぞれの卒業研究ゼミの教員と記念撮影。

告知:11月1日のホームカミングデイでは、「なんでも交流会」の中で「子育て悩み中…」の
しゃべり場を設ける予定です。ぜひお集まりいただき、悩みを共有しましょう!

2014年8月 4日 (月)

教員の地域貢献活動

2010年度から浜松市と聖隷クリストファー大学・
NPO遠州精神保健福祉をすすめる市民の会(通称:E-JAN)は、
多重債務などを背景とした自殺ハイリスク者と接する機会が多い
弁護士や司法書士と精神保健福祉士が協力して、
包括的な支援を行う「浜松市自殺対策地域連携プロジェクト(絆プロジェクト)」による
地域連携の仕組みづくりを進めてきました。

今年度も、推進会議が始まり、事例検討会班、普及啓発班、
多職種連携のセーフティネット検討班など、活発に動き始めました。

この取り組みは、内閣府や総務省も注目しており、
今年度も推進委員の数名は、既に他の自治体からの講演の依頼を受けています。

研究で得られた知見を、事業化して社会に還元していくという取り組みを行っています。

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2014年8月 1日 (金)

はや7月も半ばを過ぎ、もうすぐ夏休みになろうと。。。その⑤

さて、今回も「ソーシャルワーク演習Ⅶ」発表会の後半をお伝えします。
グループDは、在宅の高齢者及びその家族支援にかかわる物語でした。

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親族間の意向のズレをどのように修正していくか。。。
ソーシャルワーカーの力量が試されるところです。

続いて、グループEは、親子ともに統合失調症を抱えながら
生活しているというストーリーでした。

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専門職間での意見の対立があり。。。
それをソーシャルワーカーが調整していきます。


最後のグループFは、引きこもり事例でした。
まずは、事例の概要の説明からはじまり、

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そして、ハローワークの職員と母親の面談が行われました。

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こんな風にして、6グループの発表全てが終了しました。
皆さんもお気づきかもしれませんが、6グループ共に全く異なる事例を創作し、
それを通してソーシャルワーカーの強みについて、発表してくれました。

各グループが、今までの実習体験などをきちんと共有することができたからこそ、
このような多様な事例が創作されたのだと思いました。

また、現状の問題はすぐに解決はしません。解決には、地道な話し合い、
対話が必要であることを、全てのグループがロールプレイで示してくれたことは、
とても印象に残りました。

そんな学生の姿に刺激され、コメントする教員の口調にも熱がこもります。

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ソーシャルワーク実習報告会から半年たち、この間に、実習、就職活動など、
社会の波にもまれる経験を積み重ねてきたことが、「大きな成長」につながっている。

そんなことを感じさせてもらった発表会でした。

皆さん、お疲れさまでした。
おかげさまで教員もエンパワーされました。