2021年5月26日 (水)

おススメ書籍の紹介「スティング」

大場先生より、昨日は“2ピース”というサークル活動の紹介をしていただきました。本学が対人援助のかかわる専門職の養成という特化した教育期間であることから、こうした特徴のあるサークルが少なくありません。こうしたサークルについても、ブログで順次紹介していきます。

 

さて、今月の教員によるおススメ書籍の担当は大場先生です。映画にもなった書籍を取り上げてくださいました。

 

 

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『スティング』

ロバート・ウィーバーカ著 ; 村上博基訳        早川書房

かつて「読んでから観るか、観てから読むか」というコピーがあった。ある年、映画スティングを深夜TV で観て、巧妙なストーリと軽妙な音楽に魅了された、数年後、フェリーでの上海往復の旅中、文庫本を読んだ。

舞台は1930年代のアメリカ。ギャングを相手にしたコンゲーム(信用詐欺)を描いたもので、映画はポール・ニューマンとロバート・レッドフォードが共演した。

荒れ狂う厳冬の東シナ海、ゴロ寝の大広間(2 等船室)、様々な国の人たちとの交流…。旅の追憶と共に忘れられない一冊である。

コロナ禍でおうち時間が続く中、読書や映画を通して、こころの栄養補給が出来るといいですね。

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大場先生

2021年5月25日 (火)

2021年4月のお菓子販売と5月販売のお知らせ(2ぴーすの活動紹介)

主力の4年生が卒業し、サークル継続の危機でしたが、新2年生が引継ぎをしてくれたため、2ぴーすは2021年度も継続出来ることになりました。学生達もコロナ禍でのボランティア活動の難しさを実感しています。 

今年度第1回目の販売を4月16日に行いました。初めて参加した学生さんからの感想を紹介します。
 

●今回初めてだんだんの方々とお菓子販売を行いました。最初だったのでどれだけ売れるか不安がありましたが4年生の先輩や先生方、他のサークルメンバーの協力のおかげで無事完売させることが出来いいスタートを切ることが出来たと思います。これからもおかしの販売のサポートをしながらサークルメンバーやだんだんの職員の方、買いに来てくださる方々とのつながりを作り、よりこのおいしいお菓子を広めていけたらいいなと思います。


 

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販売時の様子


 

●だんだんさんからも販売告知のメッセージを頂きましたのでご紹介します。

こんにちは!

多機能型事業所 だんだんです。

今月もお菓子の販売に伺わせていただきます。

 

5月28日(金)1145分~ 食堂前にて

焼き菓子(クッキー・パウンドケーキ)、生キャラメルなどを販売します!

ぜひ一度お立ち寄り下さい。                  だんだん一同


 

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今月も販売お疲れさまでした

 

 

就労支援の障害福祉事業所もコロナウイルスの影響では、売り上げが落ちてきています。本学もまた、学生ボランティア2ぴーすも販売機会確保や、様々な協力をしていくことが出来ればと思います。6月・7月の販売予定は以下の通りです。なお、コロナウイルス感染拡大等の影響で中止になる事がありますので、ご了承願います。

・6月25日(金)11:45頃から(2号館1階食堂前)

・7月16日(金)11:45頃から(2号館1階食堂前)

 

                                                                               社会福祉学科教員

2021年4月30日 (金)

おススメ書籍の紹介『「待つ」ということ』

早いもので、4月も今日で終わりとなり、明日から5月を迎えることになります。

1日から在学生のガイダンスがはじまり、2日には入学式が挙行され、7日に授業開始。あっという間に4月が終わるというのが実感です。

 

今年度、社会福祉学科は3年編入生を含む53名の新入生を迎えるとともに、子ども家庭福祉を専門とする泉谷朋子先生が新たに赴任してくださいました。

フレッシュな新入生と在学生、新たな教員体制で、皆さんが充実した大学生活を送ることができるよう、教員一同、皆さんを側面的に支えていきます。

 

なお、今年度の本コースのブログでは、学内イベントの紹介のほか、学生・教員がおススメする書籍や映画や、現場で働く卒業生の活躍などをお伝えする予定です。

 

早速ですが、コース所属教員である福田のおススメ書籍を紹介します。

 

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鷲田清一 『「待つ」ということ』角川選書、2006年
めまぐるしく流れ続ける時間の中で、ひと息ついて自分を取り戻したいと思うとき、手に取りたくなるのが本書です。決して「易しい」内容ではないけれど、ひとの価値は“doing”にあるのではなく、“being”にあることを確認させてくれる「優しい」本です。

 

2021年4月22日 (木)

脱孤立支援プロジェクト

「頼るところがない、誰に相談したらいいかわからない」と社会で孤立してしまっている人たちがいます。

たとえば、ひとり親家庭であったり養護施設の出身であるなど様々な事情から生活が困窮してしまっている人、障がいによって暮らしに困難が生まれやすい人、現代の学校が合わずにひきこもるようになってしまった人、ドメスティックバイオレンスなどの暴力に追われている人といったように、生きづらくなったり、時として命までもが危険にさらされるような深刻な孤立状態にいる人たち。

つまりさまざまな生きづらさから生じる孤立を課題と捉え、孤立状態の解消や予防によって、当事者が尊厳をもって生きていける仕組みづくりを目指す事業の一つに脱孤立支援プロジェクトがあります。

 

社会福祉学科の教員もこの補助事業にエントリーし、こども食堂や、経済困窮の人への食支援活動を行っています。

社会福祉学科の学生もボランティアとして活動に参画しています。

地域共生社会の中で何ができるかを社会福祉学科で考えてみませんか?

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2021年3月25日 (木)

養護教諭課程学生との交流学習会

2月某日、社会福祉学科のスクールソーシャルワーク教育課程の学生と、看護学部養護教諭課程学生との交流学習会を行いました。学部横断の演習は1年次と4年次に配置されていますが、小・中学校という場で実習を行い、子どもの不登校や貧困問題に関心がある学生同士が、学部を越えて交流する機会は中々ありません。社会福祉学科の学生からも「養護教諭課程学生との交流は今までなかった。あれば参加してみたい」という意見があり、また教員同士が様々情報交換する中で、今回の企画に至りました。

 

当日は社会福祉学科の教員から社会福祉士・精神保健福祉士・スクールソーシャルワーカーと援助対象などについて説明し、養護教諭課程担当教員から養護教諭について説明しました。

 

その後グループに分かれて、今までの学習内容や実習の様子、将来の仕事(就職等)等についてそれぞれ意見交換をしました。

 

以下に、スクールソーシャルワーク教育課程の学生さんの感想を抜粋し紹介します。

・広い領域で他学部の学生と話をするよりも、同じ領域に関心を持つ学生同士で話す方が有意義なことが多いと感じた

・今まで他学部の学生から、具体的な教育内容、実習時の様子、採用状況などを詳しい話を聞く機会がなかったため、とてもためになった。

・スクールソーシャルワーク実習でも、養護教諭が養護教諭の役割を説明してくれる場があったが、今日の授業で、歴史を踏まえて、理解することができた。

・悩みを抱えている児童生徒に介入する時には、スクールソーシャルワークだけや養護教諭だけが単独で対応することは難しいが、連携をしてお互いの専門職の強みを生かした支援を行うことは可能だと感じた。

 

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それぞれの担当教員からの説明

 

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各グループに分かれての交流学習

 

学生さんの感想にもあったように、今回は「子ども」に領域を絞り、学部横断の学生交流を行いました。多くの学生さんが「自分の関心ごとから学びを深める機会」になるのではないかと思います。また、大学の中でこのような連携教育の機会を得ることで、具体的に「多職種を知り・連携の必要性について実感する機会」になるのではないかと思いました。

 

(社会福祉学科教員)

2021年3月24日 (水)

2021年度入学予定者対象入学前課題報告会

社会福祉学科では、入学までの間の学習を継続し、大学での学習に切れ目なくつながることを目的に、推薦入試合格者等を対象に、12月に「福祉に関わる学び」学習計画書の提出及び相談会を行い、3月に報告会を行っています。

 

2021年度入学予定者を対象に、3月17日に報告会が行われました。以下、当日の様子を紹介します。

 

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学科長からのあいさつ

 

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各グループに分かれての報告会

 

報告内容としては、「社会保障制度について」、「福祉と関わりのある社会問題」、「社会福祉士・精神保健福祉士・介護福祉士とは」、「社会福祉専門職の仕事」、「入学後に取り組んでみたいボランティア」等々、でした。発表方法も、パワーポイントや模造紙を使ったり、個別に資料を配布したりと大変工夫されていました。

 

皆さんの社会福祉に関する関心の高さを感じると共に、入学後、皆さんと学ぶことが待ち遠しくなる一日でした。

                             (社会福祉学科教員)

 

2021年1月29日 (金)

コロナ禍における、もう一つの人助け

新型コロナウイルスの感染拡大がなかなか止まりません。
こうした中、医療や介護の現場における専門職の奮闘ぶりはテレビや新聞等でよく報道されていますが、人々の暮らしを支援する現場のお話はあまり扱われません。
具体的には、コロナの感染拡大によって経済的困窮に陥った人々に対する支援に当たる専門職に関することです。

昨年8~9月、社会福祉学部の3年生は社会福祉士受験資格取得のためのソーシャルワーク実習に参加しました。
私は「社会福祉協議会」という地域福祉推進の中核的な役割を担う民間組織の実習担当を10数年間していますが、この夏の実習巡回では今まで見たこともないような光景を目にしました。それは、連日多くの外国人を含む人々が、お金のことで相談に押し寄せている光景でした。
国は、今回のコロナ禍で生活困窮に陥った人々に対してさまざまな生活支援のための制度を整えていますが(https://corona-support.mhlw.go.jp/index.html)、多くの場合、その窓口となっているのが全国の市町村に設置されている社会福祉協議会です。
実習巡回でもう一つ目にしたのは、母国に帰ることもできず、異国の地で仕事を失い、住まいを失う危機に直面しながらもなんとか暮らしを立て直そうとする人々に対し、スマホの翻訳機能を駆使し、一生懸命寄り添い、支援に当たっている卒業生を含むソーシャルワーカーたちの姿でした。

社会福祉協議会に限らず、この間、全国の社会福祉士はあらゆる場で人々の暮らしを守るために奮闘しています。
少し長い引用になりますが、次に示すのは、昨年4月に日本社会福祉士会会長名で発出された声明です(一部抜粋)。

  

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新型コロナウイルス感染症に対する社会的弱者への支援について

公益社団法人日本社会福祉士会(以下「本会」という。)は、人々の尊厳を尊重し、住み慣れた地域の中で安心して共に暮らせる社会の実現に努めることを憲章で定めている、都道府県社会福祉士会を会員とする専門職団体です。

新型コロナウイルス感染症は、パンデミック(世界的大流行)を迎え、各地で拡がり続けています・・・・。           

感染拡大に伴う人びとの懸念と不安の拡大によって、私たちソーシャルワーク専門職である社会福祉士が対応すべき生活課題が各地で顕在化しています・・・。派遣切りなどにより仕事と住まいを同時に失う状況に置かれている人々も報道されています・・・・。児童虐待の発見や対応が遅れ、必要な支援が滞るなど権利侵害が潜在化してしまう恐れがあります。また、ドメスティック・バイオレンス、障害者虐待、高齢者虐待等においても同様に、関係機関による訪問等を含むアウトリーチ、一時保護等の自粛によって、権利侵害が潜在化してしまう恐れがあります。

このような人びとの生活課題と権利侵害に対して、私たち社会福祉士は、ソーシャルワークの倫理と価値を改めて強く確認し、その実践を展開していく必要があります現在のような状況下であればこそ、社会正義と人権擁護の原理に依拠した実践が社会福祉士に求められています。そのような姿勢によって、人びとの支援に従事し、所属する組織をはじめ、地域住民、自治体等に必要な働きかけを行う必要があります・・・。

私たち、社会福祉士は、最良の業務を遂行するために、自らの専門的知識・技術を惜しみなく発揮する責務を有していることを自覚し、既存の手法にとらわれずにICTを活用するなどして、必要な支援を継続していく必要があります・・・。

結びに、政府及び地方自治体においては、私たちの支援を必要としている人びとに対する現物・現金による手厚い社会サービスの提供をお願い申し上げる次第です。 私たちは、これまでに経験のしたことがないウイルスと立ち向かいながら、この危機を乗り越えていく必要があります。世界の全ての人々の生命と健康を守る取組を推進していく中で、常に、社会的・経済的な弱者の人々の支援を優先して考え、取り組む必要があります。今後、日本社会福祉士会は、都道府県社会福祉士会との連携をはかりつつ、新型コロナウイルスから派生する様々な人びとの生活課題に対応していくよう努めてまいります。

2020 年 4 月 1 日 公益社団法人日本社会福祉士会 会長 西島 善久

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どうかこの時、本学の卒業生がコロナ禍で暮らしが脅かされている人々を真に支える働き手として活躍されることを、そして、こうした社会正義に基づく「もう一つの人助け」の列に加わろうとする若者が一人でも増えてくれることを、心から願います。

*社会福祉士の仕事、活動を知りたい方は、下記をご参照ください。
 https://www.jacsw.or.jp/01_csw/video/

  

2021年1月26日 (火)

2021年1月のお菓子販売(2ぴーすの活動紹介)

例年毎月行われています、だんだんさんのお菓子販売ですが、今年度はコロナウイルスの影響で3回(7月・10月・11月)しか行えていませんでした。

1月19日に来年度第4回目の販売を行いました。

今回も完売。

だんだんさんからのお礼をご紹介します。

●だんだんのスタッフさんからのお礼です。

こんにちは。だんだんです。1/19に販売に伺い、今回の販売が今年度、最後の販売でした。

前回同様、今回も完売!!完売!!完売!!!でした。 ありがとうございました。

コロナ禍の中、販売に行け、学生さん、先生達に商品を購入して頂けた事、大変、嬉しく思います。

聖隷クリストファー大学の皆様に感謝です。

ボランティアの学生さん達 元気よく、皆さんに声掛けをして頂き、本当にありがとうございました。呼び込み成果で今回、前回が完売でした!!

来年度は今の状況が落ち着く事を願っています。 だんだん一同  

 

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販売時の様子

 

就労支援の障害福祉事業所コロナウイルスの影響では、売り上げが落ちてきています。本学もまた、学生ボランティア2ぴーすも今回のように販売の機会確保や、様々な協力をしていくことが出来ればと思います。来年度の販売は、今回で最後となります。販売は、コロナウイルス等の影響で中止になる事がありますので、ご了承願います。

 

                                    社会福祉学科教員

ライフサイクルとソーシャルワークⅡ その3

1年秋セメの「ライフサイクルとソーシャルワークⅡ」(選択必修)では、現代社会のこども・若者の諸問題を保健医療福祉の専門職者として、社会福祉学的視点から理解できるように、講義を受講し、グループで話し合いを行い、発表テーマを決定し、次の回でグループ発表を行っています。

これまでに扱ったテーマは「若者の社会的自立・若者の自殺」、「不登校・ひきこもり」、「発達障害・いじめ」です。写真は、「母子保健・子育て」の講話を、ゲストスピーカーの先生から受けている様子です。

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この1週間後3つのグループから発表を行いました(発表テーマは「子育て」、「待機児童」、「母子家庭と父子家庭」)。

 

発表の担当でなくても、関連した新聞を読んだり、文献を調べたりと、それぞれの興味や関心に基づき、事前学修に取組みます。1年次から、アクティブラーニングを実施することで、主体的に学ぶ姿勢が身に着いていきます。

2021年1月22日 (金)

ライフサイクルとソーシャルワークⅡ その2

1年秋セメの「ライフサイクルとソーシャルワークⅡ」(選択必修)では、現代社会のこども・若者の諸問題を保健医療福祉の専門職者として、社会福祉学的視点から理解できるように、講義を受講し、グループで話し合いを行い、発表テーマを決定し、次の回でグループ発表を行っています。

これまでに扱ったテーマは「若者の社会的自立・若者の自殺」、「不登校・ひきこもり」、「発達障害・いじめ」です。写真は、「発達障害・いじめ」の講話を、ゲストスピーカーの先生から受けている様子です。

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この1週間後3つのグループから発表を行いました(発表テーマは「発達障害児の将来」、「発達障害といじめの関係」、「大人のシンキングエラー」)。

 

発表の担当でなくても、関連した新聞を読んだり、文献を調べたりと、それぞれの興味や関心に基づき、事前学修に取組みます。1年次から、アクティブラーニングを実施することで、主体的に学ぶ姿勢が身に着いていきます。