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2021年7月

2021年7月30日 (金)

【No.554】教員レポート No.6 2021 ~専門職体験を開催しました!~

皆さん

こんにちは,教員の高山です.

 

7月17日に『専門職体験』を開催しました.

浜松市リハビリテーション病院の松本先生,理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の卒業生の先生方にお越しいただき,リハビリテーション専門職を目指す・専門職に興味のある高校生と保護者に向けて,キャリアデザインや職場紹介(聖隷福祉事業団や浜松市リハビリテーション病院の紹介),専門職の仕事の内容やりがいなどをお話いただきました.

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浜松市リハビリテーション病院の松本先生

 

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本学卒業生の髙崎先生、杣先生

 

各専門職の卒業生の話が終わると,各専門職に分かれて(各学科の教室に移動して),体験や卒業生・在学生との懇談を行いました.

 

理学療法学科では,髙崎先生と杣先生に臨床現場では,どのように患者さんの評価や治療を行っているか,実習生にどのように指導しているか,などを在学生と一緒に実演と説明で再現していただきました.

 

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懇談時には,高校生から「どのような時にやりがいを感じるか」「どのように学んでいるか」など質問があり,理学療法士や大学での学びなどについて知ってもらう機会となりました.

 

もうすぐ8月ですね!

夏休み期間中,オープンキャンパス・リハビリテーション講座を開催します.

リハビリテーション専門職に興味のある高校生の皆さん,この機会にご参加ください.

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お申し込みはこちらからお願いします。

 

高山

2021年7月26日 (月)

【No.553】3年生レポート No.3 2021 ~理学療法評価演習Ⅰ:実技試験について~

皆さん、こんにちは

理学療法学科3年の関宮です。

いつもブログを見てくださりありがとうございます。

 

梅雨も明け、かなり暑くなってきました!

体調には気をつけていきたいですね。

 

さて、本日は7月20日行われた実技試験のOSCEについてお伝えしたいと思います。

今までのOSCEでは模擬患者役を学生が行い、評価者は大学の先生方でした。

しかし、今回は模擬患者役も評価者も学外の実習先の先生方に行っていただき、大学の先生方を含めた先生方に評価していただきました。

 

1週間前に整形外科疾患と中枢疾患の症例評価の2つの課題が提示され、症例情報を分析し必要な評価について考えていきました。

当日は必要な評価とその手技を決まった時間内で行わなければならず、また評価結果やその結果の解釈、評価を行った理由について、説明しなければならなかったので、とても大変でした。

 

準備や練習を何度も行ったのですが、OSCE本番では練習通りにいかないこともありました。しかし、自分ができることを精一杯行うことができました。

OSCEは何度もやってきていますが…やはり緊張しますね。

 

終了時に評価者や模擬患者の先生方から、評価の技術や考え方についての改善点をフィードバックしていただいたので、秋セメスターの臨床実習に生かしていこうと思います。

 

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↑股関節屈曲ROMを練習している写真です

 

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↑膝関節屈曲MMTを練習している写真です

 

これからは手技の正確さはもちろん、「評価を行う意義」や「結果の解釈」がより必要になってきます。

ただ評価を行うのではなく、その評価の目的を明確にし、評価結果から原因や問題点の分析へとつなげていけるように実力をつけていきたいです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

2021年7月19日 (月)

【No.552】卒業生レポート No.1 2021 ~学会で優秀賞をいただきました!!~

皆さん,こんにちは.

理学療法学科11期生の鈴木です.

私は現在,大学院修士課程に所属し有薗信一教授の御指導の下,日々研究を行っております.

 

本日は,「第43回日本呼吸療法医学会」において私の演題が優秀賞に選ばれましたので,御報告致します.

 

7月3-4日にパシフィコ横浜会議センターにおいて「第43回日本呼吸療法医学会学術集会」が行われました.

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写真1:有薗先生と私

 

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写真2:会場の様子

 

私は「せん妄患者はCAM-ICU評価中のワーキングメモリーと感情領域の脳血流量が上昇しない」という演題を発表させていただきました.

 

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写真3:発表の様子

 

私の研究テーマは「せん妄」です.せん妄とは,急に時間や場所が分からなくなったり,注意力や思考力が低下したりするなど様々な症状を呈する急性脳機能障害です.せん妄の発症は重症患者の生命予後に関わり,医療現場全体に渡る問題です.そのため,発症メカニズムの解明,発症予防プログラムの開発が喫緊の課題となっています,

 

今回は,せん妄発症直前の「閾値下せん妄」に着目して発表しました.

対象は,急性呼吸不全で当院呼吸器内科に入院した患者さんです.

内容は,CAM-ICUというせん妄評価ツール実施中の前頭前野脳血流量を測定し,「閾値下せん妄」時にはワーキングメモリー,感情領域の脳血流量が上昇しない,ことを明らかにしました.

今回の結果から,せん妄を発症する患者さんは,せん妄発症前からワーキングメモリー,感情領域の脳活動が低下していると言えます.せん妄を予防するためには,それらの脳領域を使う課題や運動を早期リハビリテーションに取り入れることが有効であると考えられます.

 

今回の発表は対象患者16名と限られた人数ではありましたが,今後の理学療法プログラム開発の一助になったのではないかと考えています.

 

今回,優秀賞をいただくことができたのは有薗先生をはじめ大学院の先生方の御指導のお陰です.

今後も,データ測定を継続し,修士論文完成に向け進んでいきたいと思います.

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写真4:学会長より賞状をいただきました

 

お読みいただき有り難うございました.

2021年7月16日 (金)

【No.551】1年生レポート No.3 2021 ~高校3年生と大学1年生で痛みを学ぶ~

皆さん、こんにちは。

理学療法学科1年の平石です。

 

理学療法学科では、聖隷クリストファー高校3年生に向けた大学の学びを体験する「オープンカレッジ」を行っています。

 

在学生も参加し、高校生たちと共に学科の先生方の講義を聞き、課題についてのディスカッションや発表、実技的な演習を行います。

今回は、金原一宏教授による、「痛みを科学する-治療実践編-」について紹介します。

 

最初に『「痛み」はなぜ存在するのか?』グループでディスカッションを行いました。

「皮膚、神経、脳のうち、どれが痛みとして感じるのか?」という質問に対するディスカッションの結果、多くの高校生と私たち1年生は「脳」と答えました。

しかし、これら3つ全てが痛みを感じるのに必要な機構です。

高校生と共に、1年生も1つ大きな気付きが出来たのではないでしょうか。

 

私たち1年生は、人体機能学(生理学)などの専門基礎科目を学んでいますが、その科目の講義で詳しく扱われたことのない専門知識についての理解を深める良い機会となりました。

 

また、知識だけでなく、高校生たちに痛みの治療を実技で体験してもらい、楽しんでもらうことができました。

SLRテスト(=Straight Leg Raisingテスト)で痛みについて確認し、ストレッチング、大腿四頭筋トレーニングを行いました。

ストレッチングと大腿四頭筋トレーニングを行うことで、SLRテストの結果は向上しました。

 

この経験を通して、身体の仕組みに関してより一層興味を持ちました。

私はこれから、勤勉で温かい理学療法士を目指して、大学生活を送りたいと思います。

 

高校生のみなさん、将来に希望を持つことを忘れず、受験勉強頑張って下さい。

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2021年7月 7日 (水)

【No.550】3年生レポート No.2 2021 ~初めての学生スタッフを経験して身についた力~

こんにちは、理学療法学科3年の石原です。

 

すがすがしい初夏の季節となりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

季節が移り変わる時は体調を崩しやすいので、気を付けていきたいですね。

 

さて、今回は6月19日(土)に行われたリハビリテーション講座とオープンキャンパスに

初めて学生スタッフとして参加し、学んだことをお伝えしたいと思います。

どちらも、学生同士でコミュニケーションをとり、先生方にご指導いただきながら、学生スタッフとしての役割を果たすことができたので良かったです。

 

学生スタッフとしての私の役割は、高校生と保護者に対して、普段使っている理学療法学科の教室を案内し、説明を行うことでした。

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初めはとても緊張して上手く説明できなかったり、持ち時間を余らせてしまったり、と大変でしたが、先生から助言を頂きつつ何回か説明するうちに慣れていき、余裕をもって説明できるようになりました。

 

今回の経験を通して、誰かに対して説明する力や、臨機応変に対応するという力を高められたと思います。

 

教室の説明が終わった後には、参加してくれた高校生と会話する時間もあり、

初々しい高校生の様子に、私にもこのように大学に来ただけで緊張していた時期があったことを思い出しました。

 

1年生として大学に来た初日の緊張感と高揚感を今でも覚えています。

また3年生の今、大学生活の半分が終わり、残り約1年半となりました。

この時間をどのように過ごすのかは自分次第です。

初心を忘れず、今後の大学生活も自分の目指す就職先や大学院に向けて勉学に励んでいきたいと思います!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

2021年7月 6日 (火)

【No.549】1年生レポート No.2 2021 ~定期試験に向けて~

皆さん、こんにちは。

理学療法学科1年の坂本です。

 

 

春セメスターも終盤に差し掛かり、課題やレポートに追われる時期になりました。

6月もコロナ禍ではありましたが、感染対策をして対面授業を受けることができています。

 

 

私たちは解剖学の授業の一環として浜松医科大学へ解剖学実習に行きました。

御献体を用意していただき、実際の臓器に触れ、解剖学の授業で習った知識をより深めることができました。

特に肺が思っていたよりも軽いことに驚きました。浜松医科大学の教授に聞いたところ、スポンジ状だからだそうです。

 

 

リハビリテーション職種間連携の授業や臨床医学・医療概論などの授業は終わり、他の教科も終わりが近づいてきています。

また、来月末には定期試験がある教科があり、授業が終わってから期間が開いてしまう教科もありますが友人と学習し、先輩、先生方から教わりながら、1年生全員で頑張っていきたいと思います。

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写真はレポートのまとめ方について友人と話し合っているところです

 

私たちはまだ知識も少ないですが、授業を通して国家試験への知識をつけるとともに理学療法士としての倫理観を身に付けていきたいと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。