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2012年からはじめた「障害受容について/から考える研究会」のメンバーが中心になって論考を執筆しています。
いろいろな立場の人がメンバーになっておりまして、実際に身体に障害を持つ人、障害を持ちつつ支援を行う人、作業療法士という立場から執筆しています。
いろいろな立場の人が執筆したものを一冊の本にまとめるというのは読み手にとってみると、一貫性のなさを感じ、つなぎ合わさらないパズルのピースを持たされたような、ちょっとした不快感を感じてしまう可能性があります。
しかし編者として全体を読み通してみると、不思議と主張に共通性があるなと思えまして、本書のまとめとして下記の4点に整理しました。
1.完全に「障害受容」することなどできない。
2.専門家・支援者は「障害受容」は対象者に絶対に押し付けるな!
3・専門家・支援者は「障害受容」を求めるのではなく、サービスの選択肢の少なさや障害に対する負の烙印を問題視すべきである。
4.「障害受容できていない」と思わせる人は「孤立した状態にいる」と捉え、行為レベルで一歩でも踏み出し、その人にとって希望の感じられる仲間(もちろん自分がなってもよい)やその人にとっての目前の課題をクリアできる支援につながるよう働きかけよう。
ぜひ手に取ってご一読をお願いいたします
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